被害者を卒業したい 教室にて‐1
3月の上旬、俺たちの学校でも卒業式が行われた。
部活に所属してない俺にとっては何の思い入れもない卒業生を送り出す事となったが、クラスメイトの中には先輩の卒業を惜しむ姿がちらほらと見受けられた。
そして、なぜか目の前のバカ三人も何やら感慨深そうにしていた。
「卒業式・・・感動したよね・・・」
「ええ、不覚にもホロリと来たわ」
「私もですわ・・・」
「・・・お前ら、親しくしてた先輩とかいたのか?」
「いないよ?」
「そうね、部活に所属していなかったし」
「委員会の活動もしてませんので親しくしていた人はいませんわ」
「え?なら何で感動してるんだよ?もらい泣きか?」
「わかってないわね赤坂くん、ナニかからの卒業と言うものは人を感動させるのよ」
「そうですわ赤坂さん、感動的ではありませんか」
「だよね、この・・・」
「「「処〇と童〇の卒業式は」」」
「お前ら卒業生に土下座してこいっ!!!!」
「土下座?ナニを言ってるのかしら?」
「お前ら卒業式で何見てたんだよ?!どこにそんなもん卒業する要素があったっ!?」
「・・・やだなぁ鉄風、冗談だよ冗談。わかってるって」
「ふふ、まんまとはまったみたいね」
「オーッホッホッホッ!!迫真の演技が決まりましてよぉ!!」
そう三人が各々口にした。
冗談・・・なのか?
みんなおかしそうに笑ってるし、さすがに冗談・・・
「・・・ねぇ、処〇と童〇の卒業式じゃなかったの?」ボソボソッ
「おかしいわね・・・そのはずじゃ・・・」ボソボソッ
「さすがにあの数で処〇と童〇の卒業はおかしいんじゃありませんの?多すぎますわ、童〇卒業の数が」ボソボソッ
「わかってねぇじゃねえか!!」
被害者を卒業したい 教室にて‐2
「な・・・何言ってるの鉄風?わかってたよ?常識じゃん」メソラシ
「そ、そうよ、まったく赤坂くんはナニを言っているのかしら・・・?」メソラシ
「間違えるなんて頭おかしいんじゃありませんの?!」メソラシ
「ああおかしいなぁ・・・お前らの頭がなっ!!」
「くっ・・・こうなったら・・・この卒業式を本当に処〇と童〇の卒業式にしちゃえばいいんだよ!!」
「本当頭おかしいなおいっ?!」
「ふっふっふ・・・鉄風、年貢の納め時だよ・・・私のナカにねっ!!」ジュルリッ
「セイッ!!」
ゴチィンッ!!
「ギヤミッ?!え~ん、なんでぇ~!?」
「当たり前だ!!」
と、成香にゲンコツかましたところで気づいた事がある。
こいつ以外のバカ二人の姿が消えている事に。
音もなく消えたあのバカ共の行方は、考える必要もないくらい必然だった。
「丈二、卒業よ卒業!!今のタイミングしかないの!!何も言わずこちらにケツを向けるだけであらゆる意味で一皮剥けて卒業できるわ!!」ハァハァ
「向けるかぁ!!大体何持ってんねん?!」
「ナンだっていいでしょ?!重要なのは卒業する事よ!?」っ鉛筆の束
ある者は教室の一角で鉛筆の束を持ってにじり寄り・・・
「ちょぉぉぉっ?!何なの宵夜ちゃん?!」ズダダダダダダダッ
「信様ぁ!!今こそこの気持ちよくなれるお薬でマンネリを卒業する時ですわぁ!!」ズダダダダダダダッ
「もともと何もしてないからマンネリも何もないんだけどぉぉぉ?!」ズダダダダダダダッ
ある者は廊下で怪しげな薬を持って追いかけ回し・・・
「・・・はっ?!そうか!!私が鉄風に年貢を納めればいいんだっ!!はいこれっ!!この年貢を納めるから代わりに私のナカに年貢を納め・・・」っコ〇ドーム
「せやぁぁぁっ!!」
ゴチィンッ!!
「ギヤミッ?!え~ん、こんな年貢いらないよぉ~!!」
ある者は再度ゲンコツをお見舞いされ・・・
「・・・はぁ・・・こんな状態を卒業したい・・・」
「え?!鉄風卒業したいの!?それなら私のここ、空いてるし開いてるよ?///」ポッ
「そうじゃねぇし知らねえよっ!!自分の股指さすなっ!!!!」
「え?!じゃあ鉄風のお尻・・・開いてるの?///」ポッ
「黙れえええええええええええええええええぇぇぇっ!!!!」