かわいそうな被害者たち   作:豪次郎

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第五話 ゲームでも被害

ゲームでも被害 カラオケ店にて-1

 

 

 

 

「いや~楽しいね!!」

 

最初ろくでもない事があったが、その後は何事もなく4人でカラオケを楽しんでいる。

ここまで順調だと後が怖い気もするが、久々のカラオケを楽しまない手はない。

 

時間は・・・もう半分過ぎたか。

 

入店時に3時間でお願いしており、その半分が過ぎた頃だ。

 

「さて、みんな結構歌ったと思うし、のどの休憩がてらこれをやりましょう」

 

そう言って成宮が取り出したのは、筒状の入れ物に入った4本の割りばし、これは・・・

 

「王様ゲームをするわよ」

 

どうやら楽しい時間もここまでらしい。王様ゲームという恐ろしいゲームを提案してくるとは・・・

 

「もちろん、実現不可能な事や無理難題は命令できないわ」

 

「・・・また変なこと言うんとちゃうやろな?」

 

「また?私がいつ変なこと言ったのかしら?」

 

「いつも言うてるやんっ?!」

 

「ナニを言ってるかわからないわ。変な丈二」

 

「鉄風、変な奴に変な奴扱いされたんやけど」

 

「知るか」

 

「ひどっ!?」

 

「いいじゃんいいじゃん!!やろうよ!!」

 

女子二人は当然乗り気、しかし・・・こいつら次第で悪魔のゲームになるものをするつもりは・・・

 

「・・・まあ、変なことないんやったら別にええけど」

 

「決まりね、じゃあ早速・・・」

 

「おい待てバカ!!なんでやるんだよ?」

 

「なんでって・・・楽しそうやん?」

 

あぁ、こいつはバカだ。だからいつも成宮の餌食になるんだよ・・・

 

「相良くんも賛成だから多数決で決まり!!さあやるよ鉄風!!」

 

・・・うん、諦めよう。

考えるのをやめておとなしくゲームに参加する事にした。

 

「それじゃあ、あなたたちから選んでいいわよ?」

 

「ええんか?」

 

「ええ、細工を疑われても嫌だし」

 

「わかった」

 

丈二とふたりで先に割りばしをつかみ、その後に成香、成宮と続く。

 

「「「「王様だ~れだ!!」」」」

 

「・・・あら、わたしね」

 

っく、いきなり危険人物の手に渡ったか・・・

 

「そうね・・・じゃあ、2番が全裸になる」シレッ

 

「なんでやねん!?それアカンやつやん!?」

 

「あらごめんなさいつい・・・」

 

「(これは・・・わかったよ涼子ちゃん!!涼子ちゃんの策略が!!)」

 

「(・・・ふふっ、気づいたようね成香)」

 

「(涼子ちゃんの策略は2つ、まずわざと無理難題を吹っかけるけど、これは絶対に通らない。いや、通す必要がない。無理難題の後に自分の本命の命令を持ってくる事により、その要求を通りやすくする!!それだけじゃない、最初に無理難題を吹っかける事で、その番号が誰なのかあぶりだす!!さっきの相良くんみたいにその要求に黙っていられないから否定意見が飛んでくる!!あぶりだした相手が要求を通したい本命なら、本命の命令を言い、違うなら適当な命令を言う。涼子ちゃん、恐ろしい子・・・!!)」

 

「(これが私の策略、くじに細工なんていらないのよ・・・!!)」

 

「(こいつらアイコンタクト取ってるけど、どうせろくでもない事なんだろうな・・・)」

 

「命令を変えるわ、2番は私とちくわゲームをするっ!!」ドドンッ!!

 

「・・・え?なんやて?ちくわゲーム?」

 

「そう、ちくわゲーム。ルールを説明するわ」

 

そう言っておもむろにカバンからちくわを取り出し、封を開ける。

おいおい、仕込んできてるじゃねぇか。てか、ちくわ常温で大丈夫だっけ・・・?

 

「まず私がちくわを咥える」

 

「うん」

 

「反対側から丈二が咥える」

 

「うん・・・うん?」

 

「そしてちくわのアナを通して互いの唾液を交換・・・」

 

「ひぃぃぃ?!なんやねん気持ち悪い!!そんなことするか!!」

 

「全裸より簡単でしょ?」

 

「簡単ちゃうわ!!」

 

「じゃあ全裸で」

 

「全裸の時点でアウトや!!」

 

「・・・ッチ」

 

「なあお前、今舌打ちしたやろ?」

 

「してないわ」

 

「ウソつけ!!しとったやん!!」

 

「してないわ、丈二のち〇ぽと同じくらいのかしらこのちくわって言ったのよ」

 

「ウソのつき方も話の内容も最悪や!?」

 

 

 

 

 

 

 

ゲームでも被害 カラオケ店にて-2

 

 

 

 

結局成宮から丈二への命令は肩もみで落ち着いた。

 

「「「「王様だ~れだ!!」」」」

 

「やったー!!私だよ!!」

 

成香の手に渡ったか・・・

 

「(涼子ちゃん、私やるよ!!)」

 

「(見ててあげるわ成香・・・!!)」

 

「王様が3番のち〇びをコリコリする!!」

 

「てめぇ本当ろくでもないことばっかりだな!?てかそれ好き過ぎだろ!?」

 

「え?ダメなの?」

 

「当たり前だ!!」

 

「(やった!!鉄風が3番なんだ!!よーし・・・)ごめんごめん、変更するよ。3番は王様の指示した早口言葉を3回噛まずに言う!!」

 

「・・・早口言葉?」

 

「そう、早口言葉」

 

どんなこと言われるかと思いきや、早口言葉か・・・まて、内容による、油断できない・・・

 

「たいとおかしを連続3回だよ!!」

 

「【たい】と【おかし】?」

 

「うん、簡単でしょ?」

 

う~ん・・・それなら問題ない・・・か?

 

「わかった、いくぞ?」

 

「うんうん!!」キラキラッ

 

なんで目を輝かせてるんだよ・・・

 

「え~・・・たいおかしたいおかしたいおかし・・・」

 

「やだもう鉄風ったら、犯〇たいだなんて積極的だよ~!!」クネクネ

 

「赤坂くんも男ね、成香にむかって〇したいだなんてダイレクトアプローチ・・・素敵ね」

 

「あ、ちくしょう気づかなかった」

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