自宅に呼べばそりゃあ被害を受ける 鉄風家にて-1
「おじゃましま~す!!」
「失礼するわ」
自宅へ訪問者を招いたのはいつぶりだろうか・・・
久々に呼んだのがこいつらって言うのが嫌な予感しかしないが・・・
成香と成宮をテスト勉強の為招き入れている。
この前行ったテスト勉強はいわゆる中間テストの為のもの。今回は期末テストに向けてのものだ。
こいつらのどちらかの家で行う事になりかけたが、前回のような事を防ぐため、俺の家で行う事を了承した。
さすがに俺の家ならばなにもしないとは思うが・・・
そう思いつつも、今更になって選択を間違えたかもと思いだしている。
「それで、丈二はどのくらいで来るの?」
「あと30分くらいらしい」
丈二はというと、前回のテストが振るわなかった結果、今回のテスト前に担任教師にくれぐれもとくぎを刺さす目的の面談を受けている。
勉強会まで開いたが、あまり効果はなかったようだ。
「そう、それにしても・・・」キョロキョロ
「ないね・・・」キョロキョロ
「おい、人の部屋あんまり観察するなよ・・・てか、ないってなんだ?」
「ほら、男の人の部屋ならよくある・・・」
「・・・いかがわしい本を探そうとすんな」
「違うよ、そうじゃなくて」
「?」
「男の人の部屋にあって、インテリアで置いてても問題ない・・・」
「はぁ?なんだそれ?」
「え?何って・・・」
「何って、決まっているでしょ?」
「?」
「「TE〇GA」」
「変なもん探してんじゃねえよっ!!!!」
「変じゃないよ!!あるのが普通でしょ!?」
「どこの普通だおい!!」
「ちなみに丈二の部屋にはあったわ、つまり赤坂くんの方が異端というわけよ」
「極論過ぎるだろ!?・・・って待って!!丈二の部屋にあったの!?」
「ええ、あったわ。まさに普通の学生ね」
聞きたくもない事実を聞いてしまった・・・これは心の中に留めておこう。
「でも待って涼子ちゃん、もしかしたら鉄風はTE〇GAを使わない派閥かもしれないよ?」
「!!まさか・・・!!」
「そうだよ、私たちは偏見が過ぎたんだよ・・・」
「ごめんなさい赤坂くん、私としたことが・・・」
「い、いや、急に謝られても・・・」
「ダッチ〇イフ派だったのね、謝るわ」
「土下座して謝れええええええええええええええぇぇぇ!!!!」
自宅に呼べばそりゃあ被害を受ける 鉄風家にて-2
「な・・・なんやこの問題・・・」
丈二が合流して問題集を開いた第一声がこれである。
もはや今回のテストの運命も決まりそうだな・・・
これ、だいぶ前にやった範囲だぞ?
「まったく、丈二は仕方ないわね。私が解き方を教えるわ」
「りょ、涼子・・・!!」
「その代わり、夏休みに一緒に海に行くこと。そして・・・丈二には見えない水着を必ず着用するのよ!!」ドドーンッ
「て、鉄風どないしよ・・・?他人には見えとるから恥ずかしいのを我慢すればワンチャン・・・」
「いつまで騙されてんだお前!?やっぱ馬鹿なの?!そうなんだろ!?」
「ダッチ〇イフ派は邪魔をしないでほしいものね」
「関係ねえだろうがあああああああああああぁぁぁ!!!!」
「もう鉄風、私はTE〇GA派でもダッチ〇イフ派でも気にしないから安心して?」
「何を安心すればいいんだ何を!!」
「どっちにしても挿れる事に変わりないしね!」パチッ♡
「うるせえええええええええぇぇぇ!!!!」
や・・・やっぱり失敗だ。こいつらを家に招いたのは失敗だ・・・
くそ、今日という日よ早く終わってくれ・・・
「あ、そうそう、今日は鉄風にプレゼントがあったんだ」
「・・・プレゼント?」
「そう、いつもの感謝を込めてパーカーをプレゼントするよ!薄手だから、海やプールで気軽に羽織ってくれたらうれしいな」
「お、おお、ありがとう・・・」
い、いきなりプレゼントは照れるな・・・特に怪しいパーカーじゃないし、言われたように海とかで体を冷やしすぎないように・・・て、あれ?
「・・・これ、虫に食われてるな。胸のところ2個所」
「?あ、これは虫食いじゃないよ」
「え?」
「これはち〇びがちょうど出るようにカットしたんだ」
「何カットしてんのお前?!」
「海で切れば注目の的になるのは間違いなしだね!!」
「嫌だわそんな注目!!」
「なんで?コリコリしやすいよ?」
「それか!!貴様の狙いはそれかっ!!!!」
「・・・あっ!!ごめん今気づいた!!布越しのほうが気持ちいい派だったかもしれないよね?ごめんね軽率で」
「軽率なのはお前の思考回路だっ!!!!」