僕のSRアカデミア   作:ガンロウ

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お見舞いに来てくれた八百万。
ちょっとドッキリかましたら、
再起不能でさぁ大変。
とりま部屋出てほっつき歩けば、
白い別嬪さんに出会った。




とんでもねぇ斗真だ

うイィーーーーーーーーーーーーーー!!!!(syamuっぽい奇声)

皆さんおはこんばんにちポンデライオン!!万代斗真です!!

? この挨拶、前にもやったっけ?(記憶混濁)

まぁ、いいか。

 

今は意識不明の軽症の百を俺の病室のベッドに寝かせて、俺は院内をほっつき歩いていまぁす。

なんで自分、病院に送られたんだろ?

 

斗真「それにしても、この病院広いなぁ。雄英高校の敷地3分の1くらいかなぁ?」

 

トスッ

 

斗真「んおぉっと…。」

白髪染の別嬪さん「! す……すみません。」

斗真「あぁ、いや、気にしないでください。……具合、悪いんですか?」

白髪染の別嬪さん「い……いえ…。お気になさらず……。」

斗真「……ハァ…全く、犬好きを見殺しにはできないぜ。」

白髪染の別嬪さん「はい?」

斗真「あぁいやなんでもないです。……俺が部屋まで送りますよ。」

白髪染の別嬪さん「え……、いえそんな……悪いですよ…。」

斗真「そぉ固ぇ事言うなヨォ!」(悟空)

 

だってさ?白髪染の別嬪さんってば、

 

1.目が虚。

2.足取りが悪スギィ!!

3.全体的に白い。幽霊かと思っちゃうくらいに。

 

………もう、『ここで見過ごしたら死にます』って言ってるようなもんじゃん。

 

斗真「ほら。支えてあげますから。ちなみにどの部屋ですか?」

白髪染の別嬪さん「つ……突き当たりを右に……。その奥が……私の部屋です。」

斗真「分かりました。」

 

 

〈a few minutes later ……〉

斗真「ほい。」

白髪染の別嬪さん「あ、ありがとうございます……。わざわざベッドに寝かせてもらって……。」

斗真「ハハッ!気にしないでください!それに俺、こう見えて雄英生ですからねぇ!!」

白髪染の別嬪さん「!! そう……なんですか………。」

斗真「? 何か?」

白髪染の別嬪さん「あぁ…!いえ…!雄英って事は……その………ヒーロー科……ですよね?」

斗真「あ、分かりますぅ?」

白髪染の別嬪さん「はい……。うちの子も、ヒーロー科なので……。」

 

………?『うちの子も』?っつー事はよぉ……。

 

斗真「お母さんなんですか!?マジで!?」

白髪染の奥様「え?…は、はい………。」

 

えぇーー……マジかぁ……。

 

斗真「若ぁーーーー…………。」

白髪染の奥様「……ふふっ。ありがとうございます。」

斗真「おっそうだ。奥さん、名前なんて言うんですか?ちなみに俺は万代斗真っす。」

白髪染の奥様「万代………、と言うとあの『バンダイ・コーポレーション』の?」

斗真「おぉ!?奥さんなんですぐ分かっちゃったんすか!?」

白髪染の奥様「えぇ…っと……旦那が……世話になっている会社でして………。」

斗真「ゑ?」

 

え?ちょっと待って?それじゃあまるで…………

 

白髪染の奥様「あぁぁ……お名前まだ言ってませんでしたね?私は

 

 

           『轟』冷      と言います。」

 

 

 

〈1-A御一行様(爆豪除く)〉

 

緑谷「……………。」

麗日「デク君…。大丈夫?」

緑谷「う、麗日さん。」

麗日「すっごい暗い顔してたから……。」

緑谷「ちょっ……ちょっと不安なんだ。斗真君の事が……。もしかしたら大怪我してるかもしれないし。」

飯田「うむ……。たしかに心配ではあるな……。だが!こんな暗い雰囲気では万代君も暗くなってしまう!!そうだろう!?みんな!!」

峰田「‥…………………。」ズーーン

切島「…………………。」ズーーン

上鳴「…………………ウェイ。」ズーーン

耳郎「…………………。」

飯田「!? く、暗い!?暗すぎる!?」

 

峰田君は、あの時の事を気にしてるのかな?蛙吹さんに頭撫でてもらってるけど。

切島君たちは、よく分からないな…。僕が行った後に何かあったのは間違いないんだろうけど………。

 

芦戸「そ……そういえば!!ヤオモモが先にお見舞いに来てるっぽいよ!?」

葉隠「あぁ!!だからいないんだ!!」

瀬呂「まぁ、万代とヤオモモはなんつーかアレだからな!」

口田「……………。」コクコク

轟「…………なぁ、緑谷。」

緑谷「え?何?」

轟「ちょっと寄りてぇとこがある。すぐに戻る。いいか?」

緑谷「えっ?あっ……うん?いいよ?」

轟「すまねぇ。」スタスタスタ

蛙吹「…轟ちゃん。どこ行っちゃったのかしら?」

砂藤「まぁ俺たちだけでもお見舞い行くか。」

 

 

〈a few minutes later………〉

緑谷「相澤先生が言うには、この部屋みたいだよ。」

麗日「じゃぁ、ウチが」

切島「いや!俺が行く…!!」

飯田「? 切島君?」

 

ザッ

 

切島(あの時、俺は万代を助けるために、あの場所に行ったんだ。それなのに俺は万代の事を化け物や怪物かなんかみたいに見ちまってた。………情けねぇよ。自分の弱さも何より万代の事を最低な奴みたいに見ちまってた事も!!!!だから、俺は!アイツに謝って、自分を変えてみせる!!)

緑谷「………なんか、凄いオーラみたいなのが見える……。」

麗日「う、ウチも………。」

常闇「覚悟を決めたか………?」

切島「!!」カッ

 

コンコン

 

切島「万代!いるか?」

ガラッ

 

緑谷「え?」

麗日「んぇ!?」

飯田「む!?」

切島「……は?」

芦戸「ゑ”!?」

葉隠「あらら!?」

峰田「!?」

上鳴「……ウェイ!?」

蛙吹「ケロ!?」

口田「?…?…!?」

砂藤「なっ!?」

尾白「えぇ……。」

瀬呂「はァァ???」

青山「これは……!?」

常闇「……どう言う事だ?」

障子「…………???」

耳郎「……なんで???」

 

扉を開けるとそこには、

 

万代君の病室のベッドで心地良さそうに寝ている八百万さんがいた。

 

 

 

 

〈轟焦凍side〉

この病院には………、母さんがいる。

もう長い事ずっと、母さんとは会っていない。

会ってしまえば、母さんにまた怖がられてしまうからだ。

クソ親父のせいで、母さんは狂ってしまった。

俺は、俺の『左』が憎い。あのクソ親父が俺の左に居座ってるみたいで、そのせいで母さんを狂わせて………。

 

轟「ッ!………!」

気がつくと、俺は母さんのいる病室の前にいた。

俺は母さんに会わない様にその場を立ち去ろうとした。……が…、

 

冷「ヒャ!す……、凄いですね……。これ………。」

焦凍「?」

???「そうだろう?ほら、見ろよ見ろよ。もっと大きくなるんだぜぇ?」

焦凍「!?」

冷「わぁぁ………。凄い…………。こんな大きくて、それに………固い…。」

焦凍「!!?」

???「コイツはどんなモノもイチコロにするのさ!ほれ。もっと触ってもええんやで?」

焦凍「!!!!!!」

 

ガラッ!!!!

 

冷「!?」ビクッ

???「…………ォオーーー!!びっくりしたァーー!!って轟?」

焦凍「……………万代?」

なんで万代がここに?

 

万代「ったくテメー!!ノックぐらいしろ!!心臓に悪いだろ!?お前の母ちゃんただでさえ身体弱いのに!!」

焦凍「? …………わ、悪りぃ?」

……これは、俺が悪い………のか?

 

万代「あっそうだ。お前もこれ見ろよ。」

焦凍「!!」

万代「ドジャァァーーーーーーン!!『究極記憶合金・マジンガー』!!」

焦凍「………???」

万代「俺がさっきここで錬金術したらなんかできた記憶合金だ!!コイツは従来の記憶合金とは異なって、大きくなったり、長くなったり、硬くなったりと、物理的法則諸々を無視するんだぜ!?」

焦凍「…………そう………なのか?」

……本当に分からん。万代、お前は一体?

 

万代「あぁところでさぁ轟ぃ。お前、母ちゃんのお見舞いくらい行けよ!!母ちゃん来てくれんのずっと待ってたっぽいぞ!?」

焦凍「!?………!………!?」

万代「いやまぁ、お前の母ちゃんからはお前の家庭事情は聞いたよ?けどさぁ、もう何年も会ってないってそれはそれでどうかと思うよ!?何、お前、母ちゃん嫌いなん?」

焦凍「ッ!!そんなわけ」

万代「だったら!!会いに!!行けよ!!自分の腹痛めて産んだ子どもの事を嫌いになる母親が何処にいる!!!!!」

焦凍「!!!!」

冷「……焦凍。」

焦凍「! 母さん……!」

冷「ごめんね?……あんな事して……母親失格よね?……私。」

焦凍「そんな……、元はと言えばアイツが」

冷「あの人の事、あまり悪く言わないで?……実はね、あの人……私が入院して1年経った時、泣いてたの。」

焦凍「!?」

アイツが……?嘘だ!あり得ない!!だってアイツは!!

 

冷「気づかれない様にちょっと起きてたの。そしたらあの人、『俺は何処で間違えてしまったんだ。』って、『過去に戻れるならやり直したい。』って。」

 

…ッ!!今さら何を!!アイツのせいでめちゃくちゃになったってのに!!!!

今さら泣いて許されるとでも思ってんのかよ!!!!

 

冷「あの人は、本音とかそう言う甘い考えを表に出そうとしないの。不器用な人だから……。だから、今はただ、待ってあげて。」

焦凍「…………。」

冷「きっとあの人の方から歩み寄って来てくれる日が必ず来るから。」

焦凍「…………。」

冷「そんな暗い顔しないで?……たしかに私はあの人の事が怖いけど……。昔ほどじゃないのよ?それにあなたには笑っててほしいの。」

焦凍「…でも。」

冷「焦凍……。『あなたは、なりたい自分になっていいのよ』。」

焦凍「!!!!」

 

 

 

 

 

轟の母ちゃんの言葉で轟は泣いた。そんでもって俺も涙が、で……出そうですよ……。

なんだこの最終回みたいな会話。誰だって泣くわこんなもん。

 

焦凍「母さん。」

冷「…なぁに?」

焦凍「俺は、……母さんが『俺の母さん』でいてほしい。」

冷「!!」

焦凍「きっと姉さんたちも、そう思ってる。だからさ」

冷「……………。」

焦凍「『俺の母さんでいてください。』母さん。」

冷「ッ………焦凍!!」ポロポロ

 

ギュッ

 

 

こうして轟は母ちゃんとの絆を取り戻し、轟親子は幸せいっぱいになった。

そして俺の涙腺は完全決壊し、涙でいっぱいになった。




斗真「『究極記憶合金・マジンガー』で遊ぼうぜぇ!!」
冷・焦「イェーイ」
緑谷「あのぉ、僕たちは……」
斗真「∑(゚Д゚)」
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