湖の求道者   作:たけのこの里派

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嬉しいけど感想返しが大変で笑ってしまったw
という事で早目に更新。元々一部は前から出来てたので。

なんか不安になったので注意。
この作品は頭の螺子が外れた主人公が過剰に成長し、その為問題が発生するお話です。
ですのでパワーインフレが発生します、ご注意下さい。


幕引き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 黒い剣閃が、最早見る影もない戦場を縦横無尽に駆け回る。

 

 朱い月の瞳に追えるのは残像の様な黒い光だけ。尤もそれが、視覚だけならば。

 

 「『拉げ』」

 

 空間が歪む。

 太陽の騎士を容易く沈めた空間歪曲がランスロットを襲うも、ランスロットはその歪曲させんとする神秘そのものを切断して進む。

 ランスロットの進む場所だけは朱い月の影響から切断され空間が歪まず、それ故に朱い月はランスロットの居場所が解る。

 

 それだけではない。

 空気の移動による反響定位による索敵、そして何より直感によって視認不可能なランスロットを知覚する。

 

 その方向へと、鏡像化した先程斬られた剣が千の刃と化して飛来する。

 

 だがそんなもの、ランスロットの一振りで悉く粉砕した。

 

 アロンダイトの基本能力は不変。

 決して歪まず、刃毀れが無いが故に無毀。

 それにST判定が八倍になった為、神域に片足処か潜水しているランスロットが握ればそれだけで槍が千だろうが万だろうが当たることはない。

 

 「『墜ちよ』」

 「ッ!?」

 

 そんなランスロットを襲うのは不可避の圧倒的重力の束縛。

 上からの重力が加重されるのではなく、全ての重力の向きがランスロットに集中しているのだ。

 

 「コレ、はッ……ぐッ!」

 「今、空は汝に向かって墜ちている。汝とて無傷でコレを解くのは難しかろう」

 

 岩や千の刃がランスロットを粉砕せんと引き寄せられるが、朱い月によって最も向きを変えられたものは空気。

 気圧や風圧、それは今まで戦場において決して傷付くことのなかったランスロットの身体を、ミシミシと圧砕していく。

 

 「クッ……ぉオオォオオァッ!!」

 

 ソレを振りほどくようにアロンダイトを振るい、重力の檻を切り裂いていく。

 その刃に呼応して、脱出する挙動と共に斬撃を攻撃として飛ばし、刃を微塵に、朱い月の腹部を深く削り取った。

 

 「ぐぅッ!」

 「ごぼッ!」

 

 朱い月は抉られた脇腹から、ランスロットは口から大量の血を吐き出す。

 朱い月は身体中に切り傷を負いながらも、しかしその圧倒的なまでの生命力が揺らぐ様子など微塵も見せずその体を支えている。

 

 「くくく。臓物が幾つか潰れる音がしたな」

 

 肉を切らせて骨を断つ。

 しかし朱い月の脇腹に対し、ランスロットが内臓では余りにランスロットの代償が大きすぎた。

 

 「ハッ……ハァッ」

 「……ランスロットよ、汝は何故戦う?」

 「何?」

 

 突然投げ掛けられた言葉に、思わず疑問符を上げる。

 

 「護国の為か? あの娘に対する忠義か?」

 

 何のために戦うか。

 そもそも朱い月にとってランスロットがアルトリアに仕えている理由が解らなかった。

 

 次が最後の一手と成りうる為、その前に何となく知りたかったのだ。

 月の頂点たる自身と並ぶ男が、何故誰かに従うのか。

 

 

 

 

 「────仕事だ」

 

 上司と部下可愛いし。

 

 

 

 その返答に朱い月の何かに触れたのか、笑い出す。

 そもそも、ランスロットは自分に関して笑いすぎコイツ、とすら思った。舐めとんのか。

 

 「────ふはッ! 仕事か! それも良かろう。ではそろそろ幕引きと征こうか────『縮』」

 

 そう締めると、朱い月は距離そのものを縮めたように一瞬の内に天空高くに移動し、高らかにその腕を掲げた。

 

 「────『星よ』、『星よ』、『星よ』、『集え』」

 

 鏡像によって映し出され、この世界に出現したのは、直径百メートルに達する、月に酷似した隕石だった。

 

 ────────『月落とし』。

 

 本来の歴史で、朱い月が魔法使いゼルレッチに対して使った切り札。

 そして彼の魔法使いは、此処には居らず。

 何より、朱い月の攻撃はコレだけでは終わらなかった。

 

 「『弾け』よ……!」

 

 ブリテン島を跡形もなく押し潰す隕石が、朱い月の意思に呼応して光の玉に分解される。

 

 ────────『エネルギー = 質量 × 光速度 の 2乗(E=mc²)』。

 

 この時代から遥か未来に定められる物理法則が、神秘によって形成される。

 エネルギーの転換ロスも無く、アインシュタイン公式の通りに質量を光速度の二乗の倍率でエネルギーに変換された。

 

 たった一キロの質量でブリテン島と周囲の小国を消滅して余りある、その圧倒的エネルギー。

 ソレが百メートル近い隕石によって行われた。

 

 刹那に行われた分解をランスロットが目にしても、その意味は理解できない。

 しかしもし朱い月の行った事を知れば、ランスロットはその技の名をこう呼ぶだろう。

 

 

 

「さあ打ち勝って見せよ。でなければ諸共死ね」

 

 ────────『質量爆散(マテリアルバースト)』、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幕引き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「────……」

 

 迫り来る破滅と破壊の光。

 避けるのはブリテン島だけでなく、恐らくユーラシア大陸全土に致命的な被害を出す為不可。

 回避という選択肢は存在しない。

 

 しかし、ならばどうする。

 

 斬るにしても、切断しようが規模が違いすぎる。

 二つに両断しようが、アレは大地を蹂躙するだろう。ランスロットだけ生き残るだろうが、そんなものに何の意味がある。

 故にランスロットに打つ手はない。

 それは自明の理。

 

 「────」

 

 しかしランスロットの表情に浮かぶのは────笑みだった。

 

 「……何?」

 

 朱い月が疑問符をあげるのも仕方の無い様な、感謝に満ちた微笑みだった。

 

 剣技が神域に到達しているという点に於いて、かの亡霊はランスロットと同じだった。

 では、伝説の農民たる亡霊との違いとは何か。

 

 一つは膂力。

 一つは精霊の加護。

 一つは武器。

 そして何より────経験。

 

 とある世界で『旧全能』の名を冠する少年は、ある自論を持っていた。

 

 ────自己鍛錬だけでは限界がある。

 強敵と戦闘を行い、『経験値』を得ることで大きく成長する。

 ランスロットがここまで成長することができたのは、偏に『経験値』を取得出来たからだろう。

 

 果ての朱い月のブリュンスタッド。

 これ以上の経験値を得る機会などそうはない。

 戦いの中で、ランスロットは確実に成長していた。

 

 「感謝する────」

 

 この出会いに。

 何、やることは変わらない。何時も通りに、刀を振るえば良いだけだ。

 

 「来るか英雄!! ならば魅せてみよ! 汝の生がその価値を背負うに相応しいのならッ!!!」

 

 そして月は落ち、刀は振るわれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「なんだ────アレは」

 

 生き残った騎士達を戦いの余波が届かない所まで避難させたアルトリアが、輝く空に向かって呟いた。

 

 アルトリアはその未来予知に匹敵する直感で、あの光が墜ちれば何処に居ようが終わりだと理解した。

 アルトリアの直感など必要ないほど、天上を覆う光はそれだけの不吉を帯びていた。

 

 アレはまさしく世界を滅ぼす光であると。

 

 「ッ!? 王! 何処に行かれるのです!!」

 

 そんな異常状況で、走り出そうとするアルトリアに、円卓古参の一人ベディヴィエールが制止の声を出した。

 

 「……ランスロットの元へ行く」

 「いけません! それよりも、一刻も早くお逃げ下さい!!」

 「私にはアヴァロンがある! それに何処へ逃げようとも同じだ!! ならばアレが落ちる前に、ランスロットと共に戦うのが私の役目だ!! 私の騎士を独りで死なせて堪るものかッ!!!!」

 

 その凄まじい剣幕に、ベディヴィエールが気圧される。

 彼とてランスロットには死んで欲しくない。

 彼が居なくなれば、王の笑顔は間違いなく曇ると容易く予想出来る故に。

 

 「……っ」

 

 アルトリアは聖剣に風を纏わせ、自らを弾丸の様に吹き飛ばしてランスロットの元へと跳んだ。

 

 「世界の終わりを無視して男に向かって走る青春ドS! 悦いぞ悦いぞー!!」

 「元気ですねペレノア……というか何ですかソレ」

 「湖のに教えて貰ったのだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────────朱い月は確かに聞いた。

 

 その一太刀の名を。

 自身の最高の技を打ち破る、今までのランスロットの人生の到達点を。

 

 とある農民の至った必中の殺人剣ではない。

 良くも悪くも、ランスロットが今まで戦ってきた者達は人間ではなかった。

 

 故に目指したのは剛の必殺。

 望んだのは幕引きの一撃。

 

 どんな敵もどんな壁もどんな能力も関係無く、あらゆる障害を一刀の元に斬り伏せる。

 一撃で何もかも一切合切決着する一振りを。

 

 故に、技の名がソレになるのは必定だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「──────『刃世界・終焉変生(ミズガルズ・ヴォルスング・サガ)』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朱い月が気が付いた時には、斬られていた。

 

 「────」

 

 大地を消滅せんと迫っていた第二の月光は、両断されたと同時に幕引かれたかの様に(・・・・・・・・・)砕け散り、霧散した。

 

 「見事……」

 

 切り裂かれずり落ちる肉の音を聴きながら、朱い月は思わず言葉を漏らしていた。

 

 目を奪われた。魅せられた。

 一瞬訪れかけた終わりを前にしても、その一振りを見ていたかった。

 例え半身を切り落とされていようとも。

 

 「くくく、ははは……良い、見事だ。防御処か避ける気すら忘れさせた、私の目を奪う程の秀麗とは……」

 

 確かに魅せた人の行き着く一つの極致。究極の一。

 それに至るまでの努力と鍛練。その総てを、今両腕が揃っていれば抱き締めて礼賛したかった。

 

 『おぉ────』

 

 何も知らないブリテンの民は己の正気を疑った。

 端から見ることも叶わず天変地異としか認識できない戦いの果てに、突如月が現れ、輝きながら墜ちてきたと思ったら両断され、硝子細工の様に砕け散ったのだから。

 

 湖の騎士が成した、人界(ミズガルズ)に語り継がれる英雄譚(ヴォルスング・サガ)

 

 「成る程、確かに汝は英雄だ。この様で無ければ喝采を贈り祝福したいところであるぞ、ランスロットよ」

 

 体の半分を失っても、自身に勝った人間を見ていたかった。目に焼き付けていた。

 だからこそ──────

 

 「────────ランスロット!」

 

 喜色と安堵に染まった声が響く。

 その声に反応した、残心をしていたランスロットが振り向く。

 

 そこには彼の王がいた。

 余程急いでいたのか、息も絶え絶え。加勢に来たのであれば色々不味いだろうに。

 

 しかし、勝ったのだ。

 あの怪物から、月世界の王から。

 

 世界の終わりから救った英雄を労うために、迎え入れる為に、アルトリアは満面の笑みを浮かべながら────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからこそ────残念だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────その笑みが、凍り付いた。

 

 歪な孔の様な、ランスロットの胸を中心に黒い亀裂が走っていた。

 その亀裂は、暗黒体(ブラックホール)の様に狭間となってランスロットを呑み込まんとしていた。

 

 「────何、だ、何だソレは、ランスロット……?」

 「……」

 

 ランスロットは答えない。

 しかしその表情をアルトリアは知っていた。

 それを、アルトリアは戦場で何度も、何人も見てきた。

 別れの、表情。

 

 「星による排斥。しかしこの様な直接的な行動を取れるとは、初めて知った」

 「排、斥?」

 

 肩口から足まで切り落とされ、文字通り半身と成りながら朱い月はランスロットに対して筋を通す。

 ランスロットと戦った者として。

 

 「元々私が彼処まで強権を振るえたのも、星によるバックアップがあったからこそ。危険分子を早々に排斥しようとした例は過去あったようだが、しかしただ“強い”というだけで排斥対象になるとはな」

 「──────」

 「だが、私の『月落とし』を斬ったことが駄目押しであったな。抑止力も本腰を入れたという訳だ」

 

 アルトリアには理解出来ない域の出来事。

 

 「残念だ。月ではなく私を“幕引け”ば、私を殺せたろうに」

 

 しかし仮に理解できたとしても、理解などしたくなかっただろう。

 しかし、アルトリアの都合にあわせて時が止まる訳ではない。

 

 「い、嫌だ」

 

 ランスロットの胸は、既に狭間に呑み込まれていた。

 

 「め、命令だ、ランスロット。手を、伸ばせ」

 「────」

 「まだ、私は貴方に何も返せていない……ッ」

 

 ランスロットの、アロンダイトを持った片腕が剣ごと呑まれた。

 

 「────────消えるなッ!!!!」

 

 ランスロットは、アルトリアの求めに応えるように、呑み込まれていない方の腕を伸ばす。

 

 だが、その手をアルトリアは掴むことが出来なかった。

 

 

 

 

 

 

「────(いや)、さよならだ。我が主(アルトリア)

 

 

 

 

 

 

 

 そう残して、湖の騎士はこの世から消失した。

 この世界から、この宇宙から。

 

 「ランスロット?」

 

 伸ばした手は空振り、ランスロットを呑み込んだ亀裂も無くなった。

 

 「──────あ」

 

 戦場で、しかも敵の御大将の目の前で。アルトリアは親とはぐれた子供の様に。

 

 「────ああ、あぁあ」

 

 ブリテンの剣が、己の剣がこの世界の何処にも居ない事を漸く認識し。

 

 「────────あぁッ、ああああァああアあああ!! ァあああぁああああああああああァあああアああああッッっっっ!!!!」

 

 愛した者を喪った少女の様に、泣き崩れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────────円卓最強の騎士の死。しかも実質王よりも支持を集めていたランスロットの死に、国は揺れた。

 朱い月はブリテンからいつの間にか姿を消し、しかし未だに蛮族の与えた爪痕は深く、そして死徒の生き残りは存在していた。

 

 ランスロットの死については、王自らが殿を命じたと公表し、王は直ぐ様死徒の残党狩りに身を乗り出した。

 まるで何かに迫られるように。

 

 その為残党の死徒も程無く残らず狩られるも、国は再び混乱に陥る。

 死徒狩りの為に王の代わりに摂政を命じられていた、円卓の騎士モードレッドの反逆によって。

 元々ブリテンの過半数はランスロットを支持しており、ランスロットは一人で殿をしたことから、王に貶められたとしその敵討ちとして支持を得ていた。

 

 主を失った狂犬は、ブリテンを一年以内に終わらせた。

 

 ブリテンは史実通りに崩壊し、モードレッドもアーサー王に致命傷を与えるも、ブリテンの聖槍に貫かれて息絶える。

 最期の時まで、喪った男を求める声と、それを奪った王への憎悪を吐きながら。

 

 半死半生の王は思う。

 何が間違いだったのだろうか。

 考えるまでもない。

 

 ランスロットを喪った事で、全てが狂い始めた。

 ならば、だからこそ悔やむ。

 

 彼が居てくれたなら、そもそもモードレッドは結果的に彼を奪った私に復讐などせず、ブリテンはより強固になっていた筈だ、と。

 

 ならばあの月の王がこの国を襲わなければ?

 世界が彼を奪わなければ?

 

 悔やんだところで過去は覆らないし、ランスロットは戻ってこない。

 

 しかし彼女は知っていた。そんな荒唐無稽の願望を実現する杯を。

 あらゆる願いを叶える願望器を。

 

 彼女は世界と契約する。

 この手に聖杯を。

 

 そして物語は移ろい、舞台は極東の国、日本に。

 聖杯を求め、魔術師と英霊の戦場へと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────時に皆様は、第二魔法の使い手キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ本人からも「病気か?」と突っ込れるほどにスーパー良い人、遠坂家初代当主である遠坂永人。

 

 そんな彼が当初、どうやって根源に到達しようとしたか────ご存知だろうか?

 

 

 

 

 




星「ウサギガニゲテル!」


刃世界・終焉変生(ミズガルズ・ヴォルスング・サガ)
ランク:EX
種別:対界魔剣
レンジ:-
最大捕捉:- 
 ランスロットの「某ウンコマンの様に、神秘とか概念とか能力とか法則とか一切合財鼻で笑って、障害と思ったモノを一撃で斬り伏せたい」という狂気に等しい渇望(ミーハー精神)が為した、純粋な剣技を魔法の域に昇華させた究極の斬撃。言っちまえば斬撃版マッキーパンチ。
 別名、というか使用者本人の付けた本当の名前はマッキー☆スラッシュ。
 概要は「刀身を含めた斬撃に触れた物体を切断、更に明確な目標を決めていた場合、その目標を消滅させる」事であり、その対象が人でも魔術でも神だろうが世界だろうが概念だろうが、それこそ星すら切断し、消滅させる幕引きの一閃。
 距離の概念すら斬られているので、外れることはまず無い。
 また佐々木小次郎の燕返し同様剣技であるため、魔力消費はゼロで連撃すら可能。
 ただし、一振りで複数の物体を『幕引き』にすることは出来ず、例えば汚染された大聖杯を消滅させようとするならば、中身のアンリ・マユのみ残ったり、アンリ・マユを消滅しようが聖杯は残ったり。


今回は朱い月ではなく『月』を消滅させたため朱い月は千年クラスの致命傷を負うも生存。
ゼルレッチの勝利フラグ成立。

名前もアレンジを加えようかと考えたけど、そもそもマッキーパンチの元ネタが「人界(ミズガルズ)に語り継がれる英雄譚(ヴォルスング・サガ)」。円卓時代編の幕引きとして相応しいと思ったので、そのまま使用。ただし「人世界」から「刃世界」に変更。

さて、次回はらんすろに何が起きたか、その後を閑話やります。
修正点は随時修正します。てか加筆修正するかもです。

返信遅れるかもですが、感想待ってまする(*´ω`*)



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