湖の求道者   作:たけのこの里派

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第十五夜 英傑集合

 至福の一時、という表現がある。

 

 とっても幸せ、これ以上ないほどの幸福の時間。

 腹一杯ご飯を食べる事がそうだと答える者はいるだろう。

 極上の酒を飲むことをそうだと答える者もいるだろう。

 絶世の美女を抱くことだと答える者もいるだろう。

 戦場で強者と鎬を削ることだと答える者もいるだろう。

 その幸福の定義は千差万別様々だ。

 

「────毒で触れられない? まぁ、問題無いようだが」

 

 ──────そして、そんな彼女の至福の一時とは、誰かと触れている時である。

 

 暗殺者(アサシン)のサーヴァント、静謐のハサン。

 瑞々しくしなやかで均整の取れた褐色の肢体は、ハサン特有のピッタリとした薄い黒衣に覆われている。

 

「────しかしまた、やってしまったなコレは。無力化を優先しすぎてしまった。他に手段がなかった訳でもないだろうに、失態だ」

 

 しかしそれは許されざる行為。

 彼女の持つ毒がそれを許さない。

 幻想種すら屠る毒牙が、彼女の幻想。彼女の宝具、彼女の武器であり彼女の肉体の全てである。

 

 そんな不触の毒華と呼ぶべき彼女は誰にも触れることが出来ない。

 その事を寂しく思う事は無い。

 ただ哀しいのだ。

 

「────仕方無い、雁夜の令呪を使うか。立てるか? 手を貸そう」

 

 故に万能の願望機へ捧げる祈りは一つ。

 浅ましく思う。

 寄り添う者を悉く死に誘う毒として在った、彼女の願い。

 

 ────私に触れても、

 死なず、倒れず、微笑みを浮かべてくれる誰かを────────。

 

「自己紹介がまだだったな。私の名はランスロット。ランスロット・デュ・ラックだ」

 

 そんな願望の具現が、今己を包んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第十五夜 英傑集合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ────────────『聖杯に異常が発生している可能性有り。御三家に対して緊急招集を』────

 

 その報せは、当然全ての御三家に正しく監督役の手の者によって知らせられた。

 間桐、遠坂。

 そして勿論、アインツベルンにも。

 

 エレイン、そして言峰綺礼の襲撃によって様々な被害が出た。

 久宇舞弥は外見上無傷であるものの内臓にダメージが残っているらしく、今日は動けないだろう。尤も、その程度で済んでいることに違和感は拭えないが。

 

 それに比較する訳ではないが、切嗣の傷は案外軽傷だった。

 骨を二・三本折ったが既に治療魔術で戦闘続行可能レベルにまで回復し、そもそもセイバーはこれといって傷を受けていない。

 

 それよりも精神的なダメージが大きい。

 

 エレインのサーヴァントクラスの戦闘能力に、聖杯に匹敵する聖遺物たるロンギヌス。

 それは、切嗣の戦術が彼女に通用しない事を意味していた。

 そこに訪れた教会の使者。

 

「────聖杯に、異常……!?」

 

 恐らく、聖杯に掛ける願いへの執念や強さはどの陣営よりも深かった衛宮切嗣は、その報せを直ぐ様受け止めることは出来なかった。

 

 そもそも敗けの許されない、許してはいけない戦いの舞台装置に問題が発生した。

 そんな可能性、万に一つだろうとあってはならない。

 

「アイリスフィール。その異常というのは、発生した場合はどの様な事態が起こりうるのですか?」

「その異常に依るけれど……既に聖杯戦争が始まっている段階で舞台装置に問題があったとしても、聖杯に異常がある、なんて言い方を教会がするかしら……?」

 

 既に聖杯戦争に必要な物は全て揃っている。

 そして聖杯の担い手であるアイリスフィールが察知できない異常とはそもそも何だ?

 教会が態々連絡をしてきたのだ、余程の可能性でなければ起こり得ないだろうに。

 

「どう思うかしら、切嗣」

「…………」

「切嗣?」

「────あぁ、済まない。そうだね……教会が遠坂と組んで他の御三家を誘き出す罠、というのがまだ考えられるかな」

 

 遠坂は御三家で唯一の元隠れキリシタン、即ち聖堂教会と繋がりうる存在だ。

 そして事前情報で今回の監督役の息子である言峰綺礼がアーチャーのマスターであろう遠坂時臣に一時期師事していた事実もある。

 現在は仲違いし敵対しているということになっているが、信じられたモノではない。

 故に切嗣には、コレが教会を使い他の御三家を潰す遠坂の罠にしか思えなかった。

 

 それ以上に切嗣にとって縋るべき奇跡に不備が存在するということは、奇跡に捧げるべき生け贄そのものであるアイリスフィールの献身すら無駄になってしまう事を意味している。

 それだけは、絶対にあってはならない。

 想像すら恐ろしい。

 そうなればもう────切嗣は、戦えなくなる。

「どの道僕達の作戦に変わりはない。遠坂が教会と組んで罠に掛けるとしても、遠坂時臣が窖から出てくるのならチャンスでもある。舞弥が動けないのは痛いが、想定内だ。寧ろ言峰綺礼が襲撃して来て命がある分良くやってくれた」

「えぇ、彼女の分も頑張りましょう」

 

 エレインという、魔術師殺しの戦術が効かない相手。

 正体不明という意味ならばエレインに並ぶ、何故か己を付け狙う代行者、言峰綺礼。

 

 護るべき物が無かったからこそ脅威だった衛宮切嗣という機械は、最早故障寸前であった。

 故に、彼は無意識に『聖杯が使い物にならない可能性』を思考から追いやっていた。

 

 切嗣はその部屋を離れ、準備に取り掛かる。

 部屋にアイリスフィールとセイバーだけになった部屋で、アイリスフィールにはどうしても気になった事があった。

 

「セイバー、貴女は────」

 

 眼の色が、金色に染まっていた。

 いや、それよりも切嗣は気付いていただろうか。

 特に近くで接していたアイリスフィールは解ったのだが、唯でさえそのサーヴァントには危うさがあった。

 まるで贖罪の為に罰を求めて邁進する罪人のように、彼女は何かを欲していた。

 

 それが更に歪に、以前アイリスフィールに見せた弱々しい、しかしなんとか作れていた笑みが無い。

 表情に感情が薄く、モードレッドは己が倒すと宣言した時と同じ様に。

 

「問題ありません、アイリスフィール」

「! ……セイバー」

「視覚は万全、寧ろ力が増しています。瞳も聖槍による何らかの影響でしょうが、すぐ元に戻ります」

「────」

 

 自ら舞台装置となり、盲目的に国を守らんとした守護の王。

 

『────ランスロットが世界から排斥されるという出来事を、無かったことにする。ソレが、私の聖杯に捧げる望みです』

 

 夢の続きを望むのだと、彼女は確かにそう言った。

 嘘ではないと思う。しかし、それは本当なのだろうか?

 

 モードレッドを仮に『王としてのやり残した役目』として、セイバーは彼女を斬らんとした。

 そう、王の役目故に。

 

 しかしそれが愛する人間を喪った悲哀からの逃避だとするならば。

 アイリスフィールの眼には、彼女が贖罪を求める罪人の様に見えた。

 

(手前勝手かも知れないけど────恨むわよ。サー・ランスロット)

 

 願わくば、夫の勝ち取る聖杯が彼女に少しでも幸があることを。

 アイリスフィールは祈らずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────ふむ、熱も無い。脈拍も問題無さそうだな」

『いやー、前例が無かった訳じゃないけども、問題無さそうで良かった良かった────素人目には』

「何処が大丈夫なんだ」

 

 そして今、彼女は恐らく生まれて初めて至福の最中に居た。

 

 アサシンが横になっている側に寄り添うランスロットと、離れた場所で点滴片手に車椅子に座っている半身が歪んだ白貌の病人の念話と会話に呆然とする。

 目覚めた彼女は、ジャンヌと別れたシフと桜との散歩を終えたランスロットから、風邪を引いた少女の様に甲斐甲斐しく扱われた。

 

 額に手をやり熱を推測し、食べやすい食事を持ってあーん等────大凡、彼女が経験したことの無い対応であったのは間違いない。

 唇を奪い獲物の脳髄を破壊する彼女が、脳髄を溶かされる様な刺激に襲われた。

 

 有り体に言えば、ブリテンに於いて数多の淑女の心を奪った湖の騎士(阿呆)に骨抜きにされたのだ。

 ヒュドラの毒沼に突っ込み、温度調整を求める次元違いの頑強さを持つ阿呆によって彼女は至福を得ていたのだ。

 

『魔術師じゃねーんだから解るわきゃねーべよ。それかアレか? あのエロエロぼでーに触診してお医者ごっこしろと?』

「オイ」

 

 昨夜のやりとり。

 マスター処か舞台装置である大聖杯との繋がりすら断ち斬り消滅寸前の彼女を救う手段としてランスロットが行った方法とは────『全令呪による受肉』である。

 

 故に先程ルーラーと遭遇した時点でランスロットは雁夜から譲り受けた令呪を全て使用していたのだ。

 彼女を受肉し、一個の生命として再誕させる為に。

 

『この手段を考えた伊勢三少年マジ現代の聖人。ん? 魔性菩薩? 知らんなぁ、そんなワールドビッチ』

 

 とある並行世界に於いて常人ならば容易く発狂する激痛の中、しかし会ったこともない人々の幸福を願った少年が、己がサーヴァントを受肉させた様に。

 ランスロットがやったのはそれと同じ事。

 

 しかも前例である死に際の少年とは違い、命令したのは単一宇宙。

 令呪による霊体の固定程度の不完全な受肉ではなく、完全な物だ。

 

『しかたねーなぁオイ。俺はそんなつもり無かったけど、家主の命令たぁ断れねーしなぁ。後々セクハラで訴えられても「初恋拗らせた人妻好きに無理矢理命令されました」て言うしかねーわ。かーっ! つれーわー! マジつれーわー! ────いざ』

「やめろォ!」

 

 そんな時、間桐邸のチャイムが鳴る音が響く。

 それに対して車椅子に乗る雁夜と、それを押す桜が対応する。

 アサシンは本職の、ランスロットは真祖すら欺いた気配遮断を用いて影に潜み、荒事になったら即座に対応できる様に。

 

 しかして来客は、聖堂教会からの使者であった。

 

 『聖杯に異常が発生している可能性有り。御三家に対して緊急招集を』────と。

 

「聖杯に、異常……だって?」

『今更……?』

「え?」

『え?』

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして逢魔ヶ時は過ぎ、闇に潜む者達が蠢き出す時間。

 冬木教会に男女の一団が現れた。

 ウェイバーの連絡を受けて合流したケイネスを引き連れるライダー。

 そのライダーが操る空駆ける戦車に乗る、一人の少女。アヴェンジャーのマスター、氷室鐘。

 そして黄金の少年王。アーチャーのサーヴァント、ギルガメッシュが意味深な笑みを浮かべている。

 

「というか、氷室さんも良く他のサーヴァントがいるこんなところに平然と座っていられるね」

「別段平然と言うわけでは無いさ。それに私を殺しても横合いからアヴェンジャーの宝具を喰らいたくは無いだろう?」

「当然であるな。それにお主の様な童を殺すなど余のマスターがする訳があるまい?」

「……それは私に対する挑発か? フン、私とて魔術回路を持つだけの子供を殺すなど寧ろ恥だ」

 

 ケイネスの聖杯戦争での目的は正当なる決闘による勝利。

 それを魔術師処か魔術を使えない、しかも両手で足りる歳の少女を不意討ちで殺した等と不名誉極まりない行動をする筈がなかった。

 

 そんなケイネスの言に霊体化しているアヴェンジャーからの殺気が弱まる。ソコで鎮める事なく断続的に殺気を放っているのは復讐者たる由縁か、それとも元々の気質か。

 とある義兄騎士は後者だと口汚く罵るだろう。

 

「おう、此処かマスター」

「着いたか……」

 

 冬木教会。

 聖杯戦争の監督役の居る地であり、基本的に不可侵の場所である。

 そんな冬木教会の門に凭れ掛かるように立っている銀髪の美女が居た。

 

「成る程、随分良く遣ってくれたみたいだなランサー。大凡理想の面子だよ。遠坂時臣は既に来ている」

「ソイツは重畳だ」

「うむ、後は────」

 

 ライダーの戦車が止まると同時に、霊体から実体化したランサーとアヴェンジャー。

 そして遅れて到着したルーラーが集う。

 

「エレイン・プレストーン・ユグドミレニア……」

「そんな眼をするな紅蓮の聖女(ラ・ピュセル)。私の目的はお前にとってもそう悪い話では無いかも知れんぞ?」

「その目的とやら、是非ともお教え願いたいですね」

 

 不敵に笑うエレインに静かに視線を向けるルーラー。

 そんなエレインが何かに気付いたのか、驚愕に眼を見開く。

 

「いや……まさか、ギネヴィア王妃か────!」

「……また汝に会えるとは。私が彼女を召喚した事といい、本格的に運命とやらを感じざるを得ないよエレイン姫。どうやら湖の乙女(ヴィヴィアン様)は大凡私達の願いを叶えてくれた様だ」

 

 旧友との再会。

 そしてギネヴィアと呼ばれた氷室に周囲から驚きの視線を向けられるが、ドリフトの轟音を響かせ現れた一台の車に一堂は警戒する。

 

 現れたのは人形めいた美しさを持つ銀髪紅眼の美女と、金髪の男装の麗人。

 即ちアイリスフィールとセイバーである。

 

「ッ………」

 

 セイバーの姿に氷室が息を呑み、令呪を抱き締めながら己のサーヴァントを盗み見る。

 もしここで暴走するようならば、必ず止めるのだと。

 

「……チッ」

 

 これで剣士(セイバー)弓兵(アーチャー)槍兵(ランサー)騎兵(ライダー)復讐者(アヴェンジャー)。そして裁定者(ルーラー)が揃った。

 

 残るは暗殺者(アサシン)、そして魔術師(キャスター)狂戦士(バーサーカー)

 だが冬木教会を常に監視していたエレインは、言峰綺礼が教会の保護を受けていることを知っている。

 しかし、彼女はアサシンは脱落していないのだと確信していた。

 

 だが、仮にアサシンが脱落していようがいまいが、現段階では最早関係がなかった。

 仮に気配遮断が評価規格外(EX)のハサンがアサシンだったとしても、本来冬木の聖杯で喚べない筈の八極拳の暗殺者だとしても。

 暗殺者である以上、エレインの札を覆す事は出来はしない。

 問題はキャスターだが────

 

「────────さて、これで残るは間桐だけ、か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 時間は少し遡り、場所は間桐邸。

 眠りについた桜を除き雁夜、ランスロット、アサシンが集まっていた。

 雁夜は相変わらず車椅子に座り、ランスロットはソファで顎肘を置いている。

 そんなランスロットに侍る様にアサシンは片膝をついて跪いている。

 

「聖杯の異常って何なんだ?」

「具体的な話は長くなるから省くが、聖杯が完成したら全人類が呪い殺される程度には異常だ。間違いなく抑止力が発生する案件になるだろう」

「な────」

「……!?」

 

 ランスロットの言葉に、雁夜とアサシンが絶句する。

 そんな二人に溜め息を吐きながら続ける。

 

「まぁ解決策は様々あるが、俺には聖杯が汚染されていようが関係がない」

「関係がないって……」

 

 全人類が巻き込まれるレベルの問題に対し、ランスロットは関係がないと断言した。

 確かにランスロットは今、ただの人間とは言い難いが、だからといって人類を見捨てるような悪ではない。

 それは雁夜とて理解している。

 

「じゃあ、どうするんだ。教会からの招集は?」

「教会の招集など無視しておけ。どの道その身体で冬木教会に向かうのは自殺行為だ。唯でさえボロボロの身体に止めを刺すわけにはいかん」

 

 ランスロットは徐に立ち上がり、いつの間にか現れていた灰色の狼を見る。

 

「シフ。桜と雁夜を頼む。ハサン、最悪の事を考え毒を物理的に防げる何か越しに物を掴める用意をしておけ」

「仰せのままに」

「えらく従順だな……」

 

 訝しむというよりも呆れる様に、頭を撫でられ恍惚としているハサンを見る。

 まるで長年の恋が叶った少女の様だ。

 

「……で、お前は?」

『雁夜雁夜、出前は取ったか?』

「…………は?」

「昨夜はアサシンを保護したから出来なかったが、安定したなら良いだろう。これ以上聖杯戦争を長引かせる訳にはいかない」

「……まさか、昨日のアレ本気だったのか?」

『バグを調整できる奴がいれば良いんだけど、キャスター何処にも居ねーし。そもそもキチンと整備しなかった奴等が悪い。しかたないね』

 

 彼に纏わりつく様な闇が召喚時の貴族服と外套を形取る。

 即ち、戦闘態勢である。

 尤も、隠蔽宝具『己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)』発動中は得物である『無毀なる湖光(アロンダイト)』は使えないのだが。

 

 

「【“AMEN(そうあれかし)”と叫んで斬れば、世界はするりと片付き申す】───か。ならば諸共斬ってみせよう」

 

 

 こうして、聖杯戦争は核心へと至る。

 舞台装置から壊れたこの戦争に、刃が斬り入れられる。

 役者達はその終わりの渦に巻き込まれていく。

 

「いい加減、俺も腹を括らねばな。アルトリア」

 

 唯一人、何もかも台無しにする制御不能の宙の剣神を除いて。

 

 

 

 

 




FGO六章開幕のPVでテンション上がったのでここで連続投稿開始。聖杯問答で思った以上に手間取りました。
一応三日連続投稿予定です。五話分は行きたかったんだけどなぁ。

ちなみにモードレッドのクラスをアヴェンジャーに再度変更。何度も変更して申し訳ありません。多分もうこれについては変更しませんので。
ただし六章のトリスタンやらの設定で円卓編やらを修正すると思いまする。

アサシン以外で現在存在するサーヴァントが全員教会に集合。多分教会出るまでがエレインの天下。
ちなみに氷室は召喚前後の記憶が曖昧で、らんすろと再会したのを都合良く忘れています。

修正or加筆点は随時修正します。

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