湖の求道者   作:たけのこの里派

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第二話 序章 炎上汚染都市冬木

「やぁああああっ‼」

 

 炎が燃え盛る無人の市街で、残骸の如き死兵が懸命な声と共に振り下ろされた盾によって砕け散る。

 骸骨の兵隊としか形容できない亡者達が、奪われた熱を求めて生者に群がり真に死に絶える。

 それは生者の当然の足掻きだ。

 滅び切った異様な街で、カルデアは懸命に生きようとしていた。

 

「該当(エネミー)の撃破を確認、完了しました。お二人ともご無事でしたか?」

「うん、大丈夫だよマシュ!」

 

 マシュ・キリエライト。

 デミサーヴァント計画の成功例は、本来予定された通りの性能をキチンと発揮し、骸骨兵を易々と撃破する。

 瀕死の状態でレイシフトをしたマシュは、自身に宿った英霊の霊基を借り受け、シールダーのサーヴァントとして変転。無事快復していた。

 

 そんな彼女と契約しマスターとなった赤髪の少女、藤丸立香は笑顔で彼女を迎える。

 不測極まる事態に、しかし立香はマシュに護られながら現実に立ち向かっていた。

 

「…………」

 

 そんな二人に痛ましいモノを見るような視線を、オルガマリーは向ける。

 

「……所長?」

「いえ……、何でもないわ」

 

 魔術師としては、マシュが戦えるようになったのは喜ぶべき朗報だ。

 しかしオルガマリーの父であるマリスビリーの死と裏でその父が非人道的な行いに手を染めていたショックで一か月ほど拒食症に陥る様な、逆に考えれば相応な人間性を保有している彼女には、素直に喜ぶことができない。

 その力を振るうことでマシュが払っている代償の大きさに、心痛めることを禁じ得ないのだ。

 だが、今の彼女には頭を痛める事柄が多過ぎる。

 

 原因不明の破壊工作によって死にかけていた、確定マスターであるAチームにマスター候補生の凍結処理。

 本人の承諾なしの凍結は犯罪であることを承知で、彼らの命が失われた際に生じる責任を回避することを選んだ。

 カルデアが保有する英霊召喚成功例第三号の力ならば、確実に蘇生できると確信していたからだ。

 そして二つ目の懸念は、デミ・サーヴァントとして覚醒したマシュのマスターが、一般募集枠の完全一般人であること。

 魔術の行使処か魔術回路に魔力を通すことさえ行ったことがない完全な素人だ。

 マスターの数少ない英霊に対するアドバンテージである令呪を使用することさえ困難なはずだ。

 

 オルガマリーにマスター適性があれば、契約を変更することで魔力供給含め解決するだろうが、それができれば苦労してはいない。

 

 三つめは、彼女の依存対象である二人の安否不明である。

 レフ・ライノール。

 カルデアの顧問を務める魔術師であり、ロマニやオルガマリーから深く信頼されていた人物。

 オルガマリーにとって尊敬する父を失って、ノイローゼ一歩手前の状態の彼女を支えた彼に、以前は深く依存していた。

 ランスの進言により別部署から派遣されたセラピストと、ランス自身の存在のおかげで依存度はずいぶん軽減したのだが。

 しかし彼は今回の爆破で、管制室に向かったロマニの確認から死体も残さず失われてしまったとの報告がなされていた。

 

 多くの職員と共に最も信頼していた存在の喪失は彼女を大きく揺らしたが、悲しむ余裕を状況は許していなかった。

 世界は今も燃えている。

 街に人は無く、怪異が溢れ襲ってくる。

 死体を目にしていないからか、あるいはレイシフトルームの惨状を目にしていないからか。はたまたあまりにも現実離れした光景に、実感がわかないからか。

 否。彼女は聡く、頭も悪くない。

 

(レフが巻き込まれ、加えて()()()()()()()()()()()()―――――)

 

 足元が崩れる様な錯覚に、オルガマリーが陥る。

 気を抜けば、その場で崩れ落ちて立ち上がることが出来なくなるだろう。

 その精神は安定には程遠く、諦観に満ちている。

 それでも彼女が気丈に振舞えていられるのは、アニムスフィアの当主としての矜持か。

 はたまた、意地か。

 

「……ロマニ、ランスはまだ発見できないの?」

『申し訳ありません……。彼は元々魔術の干渉を受けにくい体質でした。対魔力とは違う、彼に宿った英霊特有の能力なのでしょう』

 

 そして、マシュや立香の発言から存命していることが確認されている、ランス・キリエライトの不在である。

 藤丸立香とマシュ・キリエライト。その後骸骨兵に追われていた処を発見し合流したオルガマリー・アニムスフィア。

 しかしランスとは、未だ合流できていない。

 

『単純に管制室の探知能力が爆発で落ちているというのもありますが、彼自身気配遮断に類似した技術も保有しています。もしそれを使用しているとなると、発見は難しいかと』

「彼の高性能が仇になるなんて……」

 

 加えて、ランスの身に着けている携帯端末が失われているのも大きい。

 如何に彼の気配遮断の類似技能――圏境が世界に同化することによる完全な透過とはいえ、彼の身に着けている端末の探知は可能なはずである。

 最初にそれを披露した際は、その場の全員が目をひん剥いたのは言うまでもない。

 だが、

 

「コフィンから脱出した時点で、兄さんの端末は完全に破壊されていました。それどころか、腕全体がズタズタに……」

『存在分解する直前のコフィン内部で、どうやったら意識を取り戻して、その上腕一本で凌げるんだ……!?』

「まぁ……彼なら安心でしょう」

「そんなにランス君って凄いんですか」

「ええ、単純にデミ・サーヴァント、マシュのように武装の展開やサーヴァントとしての身体能力はないのだけど……」

 

 思い出すのは、『青空が観たい』という、マシュがよくカルデア内の窓から外を見ていた理由をランスが聞いた事が切掛けで起こった珍事。

 レイシフト時に本来マスターに武器など不要。

 彼らが従えるサーヴァントこそ人類最強の兵器なのだから。

 

 しかし例外というものはなんにでも存在する。

 マシュはそもそも宿っているサーヴァント自体が彼女の存命こそすれども、能力まで託すつもりは当時無かった。

 だから彼女は召喚サークルの設置の為だけの存在である。

 だがランスは違う。

 彼は、カルデア自体は兎も角マシュを護ることを筆頭に、ロマニやオルガマリー達には助力の姿勢を見せている。カルデアに存在している、善人の為に。

 そして彼自身のカタログスペックは常人以下だが、その技量は物理法則を超えていた。

 そんな彼には特別に武装を許可され、またカルデア英霊召喚例第三号が製作した武装を与えられている(無論危険なのでは、と反対意見は当然あった)

 そして彼がやらかした内容は、端的であった。

 

『よし、晴れたな。快晴だ』

 

 外に出たわけではない。失敗例とはいえ、デミ・サーヴァント計画の被検体をカルデア外部に出すことはできない。

 故に窓際に立ったランスは与えられた剣を振るい、吹雪く曇り空を斬り払ったのだ。

 そもそもカルデアは星見、天文科として気象には特に詳しい。

 阿呆の暴挙は、逸早く察知できたのだ。

 彼の武器携帯の禁止が言い渡されたのは言うまでもない。

 

「『気象庁、それがあったか。すまない』それが彼の謝罪だったわ。無表情ながらかなり目が泳いでいたから、反省してくれているみたいなのだけど」

「と、とても綺麗でしたよ?」

「えェ……」

 

 散らされた雲がどうなるのか。

 世界の気象機関は唐突な出来事に大混乱に陥ったことは言うまでもない。

 それ以降、カルデアに存在する倫理から外れた、しかしそれ故に魔術社会の常識を持つ職員にとって、制御できない英雄の危険性が認識された瞬間である。

 何より問題なのが、ランスに宿り操縦している英雄に危険視されるような逸話が無かったことも危機感を煽ったのだろう。

 勿論英雄の生きた時代に気象機関など無かったからこそ行ったのだろうが、仮に現代から見ても明らかに問題のある逸話を持つ英霊を召喚した場合、カルデアが制御できるかどうか、という問題だった。

 

「元々貴女の手の甲に刻まれている令呪は指向性を持たない魔力リソースというものだけだったのだけど、以来そこにモデルにした聖杯戦争程ではないけれどそれなりの強制力が与えられたわ。マシュ、貴女が宝具を発動できないのは分かっています。最悪、藤丸に令呪を使わせて強制発動させるわ」

「はい……」

 

 特異点F。

 そう名付けられた街でマシュと契約していた時には既にあった紋様を、立香は見る。

 人類最強の兵器を御する為の、三つの絶対命令権。

 本来は自害を命じる為の、残酷ながら必要不可欠の手段。

 

「つまり、これを使えばマシュにエッチな事がお願いし放題と―――――!」

「令呪は私の命令でいつでも没収可能よ藤丸~?」

「畜生メぇえええええッ‼」

 

 オルガマリーの強化されたアイアンクローを食らいながら、某総統のような悲鳴をあげる。

 平社員以前にアルバイト員でしかない彼女に、社長であるオルガマリーの極めて正当な職権の行使がなされた。

 無論立香の性別はマシュと同じで、立香に同性愛の気はない。

 おふざけである。

 

「まったく……、貴女も怖いでしょうに」

「えへへ」

 

 それは重い空気を和ませようとする彼女の気遣いであり、オルガマリーやマシュも分かっていた。

 その証拠に、彼女の手は震えていた。

 

「私はホラ、魔術? ってのも、カルデアに来てから知ったし。素人でしかない私じゃあまり役に立てないと思ったんですよ。だからこうやって場の空気を入れ替えるぐらいはやらないと、って……」

「先輩……」

「それに私はマシュのマスターだし! サーヴァントのメンタルケアも私の役目!」

『あはは、メンタルセラピストは本職がいるよ立香ちゃん。彼女も無事だから、カルデアに帰還したら君もメンタルケアを受けた方がいい』

「えー」

 

 ロマニの通信に、立香が更に脱力する。

 本気で素人な上、何も遣れることがないと分かれば、勢いも萎えるというもの。

 しかしその通信に反応したのは、オルガマリーだった。

 

「待ちなさい、彼女は生きているのね!?」

『ええ。彼女は医療室で待機して貰っていましたから。現在生き残った職員の治療にあたってもらっています』

「そう……良かった」

()()()()()もご無事だったんですね!」

 

 ―――――果たしてその名に震え上がる存在は、現在この場には存在していない。

 何より、その震えも杞憂なのだから尚更である。

 

「キアラさん?」

「殺生院キアラ。カルデア勤務のメンタルセラピストよ。この特異点を修正してから会いに行けばいいわ」

「へー。カルデアって色んな人がいるんですね」

 

 その言葉に、悲しそうにマシュが苦笑いを溢す。

 破壊工作の爪痕の深刻さは、それを身を以て受けた彼女が一番理解している。

 カルデアに存在する多くの職員が喪われたのを察しているが故に、言葉を口にするのを憚っているのだ。

 

『所長! 気を付けてください‼』

「あれ?」

 

 ロマニの通信越しの悲鳴と、立香がそれを見付けたのは殆ど同時だった。

 

「どうかなされましたか先輩?」

「マシュ。何だろう、アレ……」

 

 立香が伸ばした指先の向こうには、それがあった。

 

「人の、石像?」

『サーヴァントの反応があります!』

 

 河川際の道に、両手では済まない数の悪趣味な石像が乱造されていた。

 その石像のどれもが恐怖の表情に染まっていたからか、立香の背筋に言い知れない悪寒が走る。

 

「――――――おや、私の縄張りに何の御用ですか?」

「先輩、下がってください‼」

 

 立香を庇う様に前に出ながら盾を構えるマシュに、現れた存在はフードに隠れた唇を妖艶に歪ませる。

 

 その女の放つ魔力に、オルガマリーの足が震え出す。

 その怪物の威圧に、立香が生唾を飲んだ。

 あれこそは人類最強の兵器にして、偉大なる英雄の影法師。

 否。その英雄に相対し、人々を脅かしたが故に討たれた反英雄の影法師。

 

「サーヴァント……ッ!」

 

 こうして狂った街で、それ以上に狂った聖杯戦争の狂ったサーヴァントと初めて遭遇、交戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二話 序章 炎上汚染都市冬木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 建物が燃え、街が燃え、人は居らず世界が燃える。

 世界の終焉、人の滅びとはこれであるというような光景を前に、ランス・キリエライトと名付けられた少年はコンビニを漁っていた。

 

「……」

 

 黙々と、鬼気迫る様子さえ見せる様には、見る者を圧倒させるものがあったが、滅びを形容する世界に於いてシリアスは死んでいた。

 

『ヒャッハー! 炭水化物in炭水化物! 化学調味料オンリー! ジャンクフードオンリー! 我が世の春じゃぁあああッ‼』

 

 少年の立場はつい数年前まで意識不明の昏睡状態で、度重なる薬物投与によって寿命も成人を迎えることが難しいとされた、人の悪性の罪科の被害者そのものといったものである。

 たとえ世界の外側で1500年間右往左往している単一宇宙の大阿呆の端末になり果てていようとも、その体調管理は極めて細心の注意を払われていた。

 ジャンクフードなど以ての外な状況は、少年の中の馬鹿にとって苦痛でしかなかった。

 そのストレスの発露が、青空を望んでいた少女の願いにカルデア室内から雪雲を切り飛ばすという暴挙に走らせたのだが、それもこの場で解消されていた。

 体に悪い食事ほど美味い物はないとは誰が言ったか。

 徘徊する骸骨の兵隊を蹴散らし、商品が生きている店舗を探し出すことに成功した少年は、表情筋の大半が死滅した無表情でありながら非常にご満悦だった。

 

「フォウ!」

「む」

 

 そんな彼が傍らに居た小さな白い、愛らしい獣の鳴き声に手を止める。

 彼は気配遮断の類似スキルである「天地と合一し周囲の状況を感知し、また自らの存在を自然に透けこませる様に消失させる技法」、『圏境』を会得している。

 といってもランスは魔力を気に見立てて再現したモノなのだが、つまりこのスキルの神髄とは透明化ではなく気配感知にある。

 そんな技法を持ち得る彼は、すぐさま三人の居場所と彼女達に襲い掛かるサーヴァントの気配を感知していた。

 

「フォウフォウ」

「……拙いな」

『食料漁ってる暇ないやん』

 

 食い意地が張っているようだが、あくまで長丁場を懸念して食糧確保に走っていたのである。

 伊達に食糧難で崩壊直前まで行った国の王に仕えていた訳ではない。

 戦いにおける食糧確保は最重要の一つである。

 しかし司令官が襲われれば何よりその護衛を優先しなければならない。

 だが、

 

『――――――――――ォオオオオオオオオオオオオオオオオッ‼‼‼‼』

 

 轟音と聞き間違えるほどの雄叫びが彼を飲み込む。

 そちらにゆっくりと振り返った先には、動く死体、骸骨の群れが存在していた。

 そもそもこの街に出現していた骸骨兵は何処から来たのか。

 その答えがそこに居た。

 

 さながら巨大な戦象の怪物に騎乗する、三只眼に全身を禍々しい刺青と黄金で彩った三メートルを超える漆黒の巨人。

 勇猛の古代ペルシャ王、ダレイオス三世。

 紀元前四世紀マケドニアの征服王イスカンダルの“好敵手”として幾度も彼の前に立ちはだかってみせた、アケメネス王朝ペルシャ最後の王。

 そんな彼が持ち得る宝具、『不死の一万騎兵(アタナトイ・テン・サウザンド)』。

 不死隊アタナトイ。史実として存在した一万の精鋭が宝具化したものであり、後年成立した伝説に伴い不滅性や不死性が付与されている。

 即ち、総数一万の()()()を出現させるAランク対軍宝具。

 炎上し滅び切ったこの街にあふれる骸骨兵は、この宝具によって死者の類を呼び寄せてしまったダレイオス三世が原因であった。

 

『イスカンダルゥゥッッ……!!』

 

 本来ライダーとして現界したダレイオス三世の目は、黒化し反転。今や狂気に呑まれていた。

 彼の眼には、もはや敵の姿は映らない。

 彼は征服王への敵意故に、全てがイスカンダルに視えていた。

 

 その咆哮の如き号令と共に、巨象の周囲に骨で構成された津波の様な魔手が現れた。

 故に彼は、あらゆる敵に対して好敵手に対する様に全力を以て疾走し、蹂躙する。

 

 

「黒化による思考の鈍化か」

『――――――――』

 

 

 しかし、そんな不死の軍勢が進軍を始める前に。

 それを発する彼の喉元が斬り裂かれ、地に落ちる。

 軍勢の誰もが反応できずに、征服に挑んだ嵐は。

 

「勿体無い。これではただの案山子だろうが」

 

 その何も持っていない手元を見ながら気に入らないように呟く、肩に小さな獣を乗せる少年に、あまりにも容易く斬り捨てられていた。

 軍勢による傷跡を街に残しながら、主が失われた不死兵はその後を追う様に消えていく。

 

「さて……」

 

 デミ・サーヴァント計画カルデア召喚失敗例、亜種第六法ランスロット・デュ・ラックの端末。

 それが少年の正体だ。

 失敗作の烙印に相応しく、英霊が持つ人を超えた膂力も逸話の具現たる宝具も持たない彼が持ち得るのは、本体の端末(一部)としての性質と祝福、英雄ランスロットの経験と技量。

 そして100%を易々と超えるレイシフト適正のみである。

 しかし、その殺戮能力はこの燃える壊れきった街────特異点Fに蔓延る狂化し膂力ばかりが尖り戦士として弱体化したサーヴァントなど、敵にさえならない。

 

「……知らない英霊だったな」

『いすかんだるぅって口にしてたから、征服王関連か? あのクソデカノッポからして、zeroライダーが言及してた──ダレイオス三世だっけ?』

 

 そんな事を呟きながら、ランスは階段でも駆け上がるように空中に足をかけ、当たり前のように虚空を駆けた。

 

『冬木でサーヴァントならアルトおると思ったけど、これは居ないやろなぁ。つーかこの(ナリ)じゃ誰か解らんから変な空気になるか』

 

 人はソレを、フラグという。

 

 

 




これにて連続投稿は終わり。
続きも一応描いてますが、色々他にも描きたい物もあるので、一先ず休止します。
まぁ次話ぐらいは近い内に更新するかもですが。
でも話の切りを考えれば序章終わりぐらいは遣らないととは思ってるんですがねぇ。
 
という訳で新年も誤字が乱舞する牛歩投稿ですが、宜しくお願いいたします。

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