稲妻の料理は毒舌な少女達と共に   作:初見さん

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付き合った後のお話というか最終回

 その後のましろと竜

 

「おめでとう死ね」

「物語最速罵倒ありがとうましろ」

「リサさん泣かせたら本気で怒る。絶縁する」

「泣かすのはあるかもしれないぞ」

「……どう言う事?」

「いや、そんな怖い顔するなよましろ。みんなよく泣かせたら許さないって言うけどよ、嬉し涙なら話は別だろ?」

「……まぁ、そうだけど」

「そういうことになるように頑張っていくよ」

「……そういえば最近遅刻あまりしなくなったらしいよね」

「最近本気で料理人目指してんだ。料理の殆どは時間制限あるからな。遅刻ばっかしてられんだろ」

「……成長したんだね」

「いや、お前もだろ。なんなら、俺よりお前の方がバンド組んだり、ライブ出たりして、前に進んでる。それを俺もやり出しただけだ」

「……うん」

「ましろ、俺はリサと付き合っても、どんな形であれお前の隣にはいるぞ。幼馴染だからよ」

「……狼君……やっぱり好きだよ。狼君の事、大好き」

「リサがいるから恋仲以外で頼むな」

「……分かってるよジン○ウガ君」

「その名で呼ぶな」

 

 そう言って、ましろの頭を撫でたのだった。

 

 その後のあこと竜

 

「竜兄、リサ姉と最近どう?」

「え? 順調」

「いつ奪えるかな?」

「それ俺に言う?」

「冗談だよ。でも、リサ姉泣かせたら殺すよ?」

「あこが怖い」

「あこは闇属性だからね。闇属性の人が優しいわけないんだよ」

「……わしわし」

「……なんで頭撫でるのさ」

「お前は優しいよ。なんだかんだで俺とリサを応援してくれてんだから。本当に闇属性ならもうとっくにヤンデレのあこに殺されてるさ」

「……ダメだねあこ、やっぱり竜兄がまだ好きみたい。こんなに優しくされたら、やっぱり竜兄の事忘れられないよ」

「じゃあ、忘れなけりゃ良いんじゃねぇの?」

「え?」

「別に好きにも色々種類はあるんだ。リサは恋愛として好きだし、ましろは幼馴染として好きだし、あこは妹みたいで好きだし、母さんは家族として好きだし、ルナは男として好きだしよ。それを大事にして何が悪い?」

「だから、抑える必要は無いんじゃねぇ?」

「じゃあ恋愛で!」

「助けてください」

「……冗談だよ。あこおねーちゃんいるけど、竜兄はおにーちゃんだからそれで……いい」

 

 そう言って、唇を噛み締めながら笑顔で

 

「これからもよろしくね! 竜兄!」

 

 なんて言いやがった。

 

「……やっぱり、お前に闇は似合わないぜ。似合うのは魔王だよ」

「えへへ!」

 

 そう言って俺はあこの頭を撫でたのだった。

 

 その後のリサと竜

 

「ねぇ竜、今度ルナが紗夜にプレゼントをあげたいんだって。何がいいかな?」

「料理でも作って胃袋を掴ませよう。そんな訳でレシピを紹介するぜ」

「なんで毎回料理にこじつけようとするの? 一応言うけど紗夜はフライドポテトが大好物だよ」

「成る程それじゃあ苦手なものは?」

「にんじんだよ」

「よく言った! さてまずはにんじんを一本縦にフライドポテトみたいな形にスライスします」

「よく言ったじゃないよ。流石にそれは止めるよ!」

「まぁ落ち着けリサ。ちゃんとフライドポテトも作るよ。ただ、ルナが紗夜さんに料理を作っていると聞いている。そんなルナだからこそ好き嫌いされたら料理作る側も大変だろ? 2人の関係を良好にするためにも、その紗夜さんがにんじんを少しでも軽く食べられるくらいになるのも大事だ」

「……確かに」

「という訳で切ったスティックにんじんは温野菜として茹でて、塩振るだけで食べてもらうとしてだ。さっさとフライドポテト作ります」

「あれ、もしかして竜って認知症?」

「だまらっしゃい。フライドポテトは切って揚げて、完成なんだが、調味料は色々あるから迷うよな。なのでここは女の子らしくいこう」

「女の子らしく?」

「ああ、女の子と言ったらいや違うな、今は男子でも可愛いは正義というくらい可愛いものはこの世に必要だ」

「確かにね」

「可愛いと言ったらハートとかで使われる色のピンクだ。つまりピンクと言えば」

「待って、予想ついた。多分たらk」

「そう、明太子だ!」

「一回脳神経外科で頭診てもらおう? たらこならまだしも、明太子って可愛いのに辛いって意味わからないから」

 「という訳で明太子、牛乳、マヨネーズを入れて混ぜたらソースは出来た。それをポテトにかけるだけだ!」

「わー美味しそう(ツッコミ放棄)」

「おら食ってみろ!」

「……美味しい」

「後はこのにんじん茹でて塩かけたものを食わせてあげればゲームセットだ!」

「ルナが紗夜にお仕置きという名のゲームオーバーになるよ」

「最近、俺の名前すら紗夜って呼び出してんだけどなんかあったのか?」

「アタシの弟は紗夜に食べられたんだよ。あ、合意の上でね」

「幸せそうで何よりだ」

「アタシ達もそろそろキスの10個くらいしようよ」

「ああ、そうだな。リア充はことごとく滅んでくれ!」

「ムカつくから頂くね」

 

 そう言ったリサに竜の唇は奪われたのだった。俺の唇処女はgame setだ。

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