皆さんこんにちは。最近リサと付き合い、ましろやあことも奇跡的に縁を切られず仲良くして貰っています。遅刻も減り、みんなに人気者のリア充高校生の雷狼竜です。
今日は休みですが普段よりも遅く起きた挙句、昨日恋人や仲間にハブられた時の対処方をお教えします。
今回は俺の恋人であるリサの好物。筑前煮を作って恋人の温もりを感じましょう。
因みにリサやあこはRoseliaと、ましろはMorfonicaと、簡単に言うとバンド仲間とご飯行くそうです。昨日走って学校行った時、息切らせて耳を澄ませるとあこの声が聞こえて来ました(号泣)
リサとましろはメッセージを通して見せつけて来ました。身体から涙という液体が滲み出てます。
「材料は鶏肉とかにんじんとか筑前煮に必要な材料を切って、ほんだし、砂糖、醤油、みりん酒など入れながら煮ていきます。簡単だね」
「あら、私のフライドポテトの方が簡単よ」
「あ、紹介が遅れました。同じく恋人にハブられた我が
「ハブられたとか言わないで頂戴。ちゃんと許可出したわよ」
「おい、テメェら早く飯作れ。腹減ってんだよ」
「あら、ごめんなさい竜のお母様」
「いや、いいよ。竜に言っただけだから」
「オイコラ剣」
「息子に名前で呼ばれんのなんか新鮮だな。あ、そうだ。今度氷川家と今井家と雷狼家で飲み会するから」
「「はい!?」」
「もう連絡済みだ」
「「聞いてねぇ」」
「言ってないもんよ」
「冗談じゃねぇぞ」
「冗談じゃ無いわよ」
「なにそれ流行ってんの?」
現在雷狼家ではハブられた(本音言うと竜とルナは彼女達の食事会は許可済み)竜とルナ、そして、たまたま休みだった竜の母親、雷狼剣がいた。そして料理が出来て、雷狼家とルナは料理を食べる。
いわゆるハブられたプチパーティである。剣以外。
「おい、竜!」
「なんだよ?」
「……私には遠く及ばないけど、味は普通にうめぇな。成長してるわ」
「あら、相変わらず竜は美味しいわね。リサの弟として筑前煮、合格あげるわ
「……ありがとよ。ってかお前のフライドポテトさっくさくなんだけど。超うめぇじゃん」
「待てよこれ私もどうやるか教えて欲しいわ。ルナ君教えてくれるか?」
「喜んで。料理界の生きる伝説の剣さんに褒められるとかマジ最高なんだけど。ってか、あれ? 剣さんの方が作れるのでは?」
「キャラぶっ壊れてるぞ。まぁ、私も作れるけどよ、フライドポテトなんて大会の課題に出ると思うか? あまり作った事ねぇんだよ」
「成る程ですね」
「フライドポテトならルナ君は私に勝てるぞ」
「ありがとうございます。嬉しい。マジで嬉しい」
「キャラ崩壊するくらい……って元々これがおまえなのか。まぁ、良かったなルナ」
「何言ってんだ。お前も私に勝てるのあるぞ」
「……え? んな訳ねぇだろ。あったとしてもなんだよそれ。イカの燻製とかか?」
「いや、それもお前の方が美味しいけど……アレだよ。サーモンのカルパッチョ」
「……おいおいおい、冗談じゃねぇぞ。初優勝の母さんの料理が俺に負ける訳ねぇだろ」
「いや、マジで美味い。本当に嬉しいよ」
そう言って、剣は竜の頭を撫でた。竜は照れていたが、剣は撫でながら言う。
「お前のサーモンのカルパッチョな、私と同じ味がするんだ」
「そりゃ、母さんの作り方何回見たと思ってんだよ。同じに出来るのはそれくらい作ったからだろ? 基本サーモン生だからたまに腹壊したけど。アボカドも何度ゾンビアボカド買っちまったかわからねぇし」
「黒ずんだアボカドをゾンビアボカドって言うやつお前くらいだよ。確かに味は私と同じだけどな。お前と私には決定的な差があるんだ」
「なんだよ?」
「愛情だ」
「愛情?」
「成る程な」
雷狼達の言葉にルナが分かったように言葉を発した。
「剣さんは優勝のために、審査員のプレッシャーを感じながら審査員に媚びを売る料理を作っていると」
「ああ、私は審査員に気に入られるような味付けをしてるんだ。でも竜はリサちゃんやあこちゃん、ましろにルナ君と色んな人たちに気に入られる料理ではなく、その人達の笑顔を考えて、他人のために作っている。誰かのために愛を込めて作った料理は、世界一の料理をも負かすんだよ」
「……そうなのか? 俺はあいつらが美味しいって言ってくれるように作ってるだけだから、結局媚びなんじゃ無いか?」
「じゃあお前は自分の料理を食べて貰ったからと言って見返りを求めるか?」
「いや、美味しいって言ってくれればそれでいいだろ」
「そう言う事だ」
「竜、アンタの料理は冷めてても温かいわ。私達のために、なんの下心も無く作ってくれてる愛のこもったそんな温かさがアンタの料理にはあるのよ」
「……そう、なのかな?」
「自信持てよ! 別に大会とか出ろって私は言わない。色んな人の為に、料理を作って、それで金貰ってしっかり生きてくれればそれでいい」
「下心の塊すぎて笑う」
「他者のために何かをするにはまずは自分を生かさないといけない。私の母の言葉だ」
「ばあちゃん何者だよ」
「元々の苗字は
「……伊達なんとかさんなのか?」
「いや、独眼竜」
「ん?」
「ばあちゃんの本名は元々
「ナァニソレ?」
「雷狼といい独眼竜といいどうして貴方の苗字はとんでもないのばかりなのよ」
「俺に聞くなよ。今井もあまり聞かないけど、この二つはもっと聞かねぇわ」
「どのみち狼はドラゴンになり誰かの為に何かをする運命なんだろうな。それがお前にとって料理だったって事だ」
「成る程な、母さんは俺のために、俺はリサ達のためにって事か」
「じゃあお前とリサちゃんの子供は何を守るのかね?」
「子供とかまだ早いぞ」
「無理矢理したら私が許さねぇよ」
「絶対しないね。愛する人の同意を得てから性交するのが当たり前だろ」
「俺は最近同意前から襲われてるけどな」
「はい
「まだゴムあるからいいのか?」
「ゴムあってもたまに成功する時あるから気をつけろよルナ君。性交だけに
「笑えないんで勘弁してください、後、一応同意だから困る」
「オネエ系パパ」
「冗談じゃ無いわよぉ!」
「まぁ、お前らに言うことは幸せになれよって事だな」
「母さんは……どうなんだよ?」
その問いに剣は笑顔で言う。
「お前がいりゃ幸せだよバカ息子! ルナ君ももしかしたら私の義理の息子みたいになるだろ! ほら、料理冷めるから食おうぜ! 後、檸檬寺持ってこい!」
「アンタこれ5杯目だぞ!?」
「私フライドポテトのおかわり作るわね」
「ああ……分かったよ! 持ってくるからその後俺も作るよ!」
「何作るんだ?」
「そりゃ決まってるだろ?」
「サーモンのカルパッチョだよ」
竜がそういうと剣はニヤリと笑い
「……はっ! 良いねぇ! 私も作ってやるよ! サーモンのカルパッチョ! 一緒にやるぞ!」
挑戦状を受け取った。
「いや、同じメニュー二つもいらねぇだろ!?」
「食べ比べなら私が審査員やるわよ」
「勝負だバカ息子! 貧乳の私への当てつけのようにおっぱい美乳のリサちゃんと付き合いやがって! 懲らしめてやる!」
「それただの逆恨みですけど!? しかも身体で選んでねぇ! 俺はリサの……で……で……な所とか……な笑顔とか(作文用紙10枚ほどの文字量)が大好きなだけだ!」
「長いわ! 惚気んな!」
「俺の姉の身体にも欲情しやがれ! 燐子ほどじゃ無いけどRoseliaの中ではNo.2だぞ! 大きいし美乳だぞ! もっと身体も褒めろや!」
「何この弟面倒くさい!? というかお前は紗夜さん褒めろや!」
「良いぞもっとやれ! 男同士の戦いだ!」
「アンタはアボカド切りながら茶々入れてんじゃねぇよ! しかも余所見すんな!」
「仕方ないわねぇ! 私の紗夜の大好きなとこ聞かせるから覚悟しなさい!」
「ああもう冗談じゃねぇぞおおおおお!!」
この後めちゃくちゃ料理勝負した。母さん、ルナ、めっちゃ美味しいご飯ありがとう。ハブられたけど幸せです。あざっした。
♪♪♪
「あ、竜からメッセージ来てる」
「奇遇ですね。私もルナからメッセージ来ました」
Roseliaのみんなで食事中にリサと紗夜の携帯に送られて来たのはメッセージと写真だった。
そこにはルナと竜、そして剣の3人が写っており、メッセージには
『これが俺達の料理
と書かれていたらしい。料理はフルコースで様々なものが置いており、3人肩組んでいい笑顔だった。
「「この3人と戦ったら絶対料理は勝てない(ですね)」」
因みにましろやあこもそのメッセージが届いたらしく、女として負けた気がすると言っていたらしい。
「私は女だぁぁぁぁ!!」
「どうした母さん!?」
「このイカ墨パスタマジうめえ」
「お前はいつまでキャラぶっ壊れてんだよ!?」
これが彼らの……料理道である。
そいやいつのまにか完結してましたね。
見てくださってありがとうございました。