全く、あこちゃんは意味も分からないで言葉使うから(人のせいにする作者のクズ)
『トゥルルルル♪♪♪』
「……電話? なんだよこんな朝早くに……」
朝起きたら電話がかかってきた。非通知だから誰か分からないがとりあえず出るか。
『はい、雷狼です』
『あ、雷狼君! 今どこにいるの?』
『どちら様?』
『あ……ええと、アタシ、
『なんで2回言ったんですか。というか今井……ああ、Roseliaの人ですか。同級生で同じクラスだったんですね』
『アタシが言うのもアレだけど割とアタシ有名な方なんだけどなぁ……それより、大丈夫なの?』
『安心してください! ……危ねぇ、今起きました!』
『何も安心出来ないよ!? というか雷狼君走って! もう少しで授業始まるよ! 』
『分かりました、助かりま……うっ!?』
『どうしたの!』
『なんてこった! 急に空腹が襲ってきた! 後5分で家を出ないと間に合わねぇっていうのに!』
『大丈夫!?』
『今井さん、大丈夫です。わざわざ俺のために電話してくれてありがとうございます。今朝食を3分で作って走りながら食べますから』
『間に合うよね?』
『まずは冷凍室から出して解凍する予定が間違えて冷蔵庫の方に入れてしまったもう既にかなり柔らかい鶏胸肉を用意します』
『……あれ? 鶏胸肉って確か……』
『鶏胸肉に塩、胡椒、醤油、みりん、お酢を加えて10分間味を付けます』
『雷狼君!? ストッ『ガチャ!』』
「10分待ちます」
10分後
「そのままフライパンに乗せて焼きながら先程鶏胸肉に付けたタレっぽいのをフライパンに入れて蒸し焼きにもしてみます」
「そしてゴッツゴツのアハンこと白米を皿に盛り付けて、なんなら焼いた肉も別の皿に盛り付けたら、簡単に出来る鶏胸肉焼いたやつ(名前不明)の完成です」
数分後
「食べ終わりました。さて、今の時間は……」
『9:30』
「あざっしたー、さて、シャワーシャワー」
こうして雷狼竜は遅刻した。
♪♪♪
「いや、ありがとう今井さん。起こしてくれたおかげで助かったよ」
「大量の課題と反省文書いてる時点で助かってないよね」
「反省文はもう慣れたんだ。えーと、今日のメニューは鶏胸肉の油淋鶏みたいなものっと」
「何で反省文にレシピ書いてるのかな?」
「いつもの事だよ」
「あこが心配する理由が分かったかもしれない」
「そいや、自己紹介してなかったな。俺は雷狼竜っていうんだ。趣味は登校を犠牲にして料理を作る事だ」
「犠牲にしないで。アタシは今井リサ、あこから聞いてると思うけどRoseliaのベースしてるんだ」
「知ってる。見た目ギャルなのに筑前煮が大好きな家庭的タイプで、努力家で恋愛に奥手で、湊友希那さんLOVEのあの今井リサさんだろ? 流石に同じクラスとかは分からなかった遅刻魔だから俺」
「君ってストーカーかなにか? あと、何で威張ってんの? 馬鹿じゃないの?」
「ねぇ何で俺の周りって毒舌が多いの? あと、あこちゃんからある程度聞いたんだよ」
「いや、料理を理由に急に電話切った人に言われたくないよ」
「正直すまなかった」
「ってか、もう課題終わってる……勉強得意なの?」
「中学の頃は学年トップだった気がする」
「え? マジで? じゃあ何で遅刻してんの?」
「料理が俺を呼んでるから」
「うわぁ、アタシの弟より酷い料理脳だね」
「弟いんのか?」
「うん。色々あってオネエだけど恋愛対象は女の子だし、今いい感じの関係持ってる子がいるんだ。裁縫とか料理とかアタシより上手いよ」
「へぇ、今度食べてみたいな。というか普通に気になるその人」
「ルナの料理は美味しいから今度聞いてみるね。花咲にいるから今は無理だけど」
「約束ですよ」
「もちろんだよ」
そんな会話をしたのが俺達のファーストコンタクト。なんか分からんがこの人喋りやすいな。
♪♪♪
「それで、その今井リサさん? って人とイチャコラしてたんだ」
「してません」
「へぇ、昔は私の事大好きとか言ってくれたのに嘘だったんだ? 爪剥がすね」
「待って、怖いよましろ。昔は昔、今は今だよ今井リサだけに」
「……」
「ごめんなさい謝るから無言で台所の包丁手にとって俺に向けないで」
自宅にて俺はましろに正座させられていた。あこちゃん経由でリサさん(本人からそう呼べって言われた)とイチャコラ(あこちゃんからみたらそう思ったらしい)してるとましろに送ったらしく、俺が家に帰るとましろが仁王立ちで構えていた。爪剥がされんの?
「全く、躾のなってない蝶だね」
「人を昆虫にしないでもらえません?」
「狼君は私のものなのに……」
「何か言った?」
「むぅ」
そういうとましろは俺の隣に座って俺の腕を抱きしめながらくっついた。
「……ほらよ」
「誰も頭撫でろなんで言ってないけど」
「お前が俺の元に抱きついたら基本撫でろって事だろ?」
「……まぁ、そうだけど」
ましろの言葉を無視して俺は彼女の柔らかい髪を撫でる。髪だよ?
「ねぇ、狼君」
「何だ?」
「いつでも、私の身体好きに使っていいからね!」
「え? 何急に怖いんだけど」
「あ、もうこの人殺すしかないね」
「急なサイコパスだぁ」
「あこちゃんに告られた狼君はまずこの漂白剤を飲んでもらって記憶を消してから、私をレイプして孕ませてもらわないと」
「……ましろ、辞めて」
「……っ!? あ……ごめんなさい」
俺が冷静にそう言うとましろは謝る。あまりましろからこう言う言葉聞きたくないんだよなぁ。
「後、漂白剤飲んだら記憶どころか命の灯火が消えるんですが」
「……味は保証出来ないよ」
「そもそも漂白剤は飲めませんけど」
「うるさい飲んで」
「……圧が強い」
「今日は漂白剤入りのご飯作るから待っててね!」
「俺が作ります。料理は俺の独壇場です」
「任せて、前はお母さんと作ったけど、私は1人で料理やったらキッチン爆破させるから!」
「キッチンは俺のもんだぁぁぁぁぁ!!」
この後めっちゃキッチン争奪した。
「……ごめん、狼君」
「……いいよ、反省してんなら。毒吐くのは良いけど選べよ」
「……うん」