カンピオーネ!魔王と魔王   作:hirotwo

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第二話 二人の魔王の在り方

「で、メルカルトの野郎はどうしたんだ?」 と、竜也が聞くと、護堂はエリカを見た。 そうすると、エリカは、 「メルカルトは、新たな《カンピオーネ》護堂の 誕生から、戦おうとしたけど護堂がボロボロなの を見て、『すでに、死に体に近い状態の神殺しを 討ったところで、我が武勇にはならぬ。よって我 は、貴様の回復を待ち雌雄を決しようぞ。』と 言って去っていったわ」

 

「ふーん、そうなんだ。神にも神の行動原理があ るんだな。」 (それよりも、今は、メルカルトの行方よりも、 護堂とエリカの間に何があったのかが気になる… チクショウ、カルマの野郎それも教えてくれても いいだろうが!) 竜也は、内心を一切表情には、出さずに答えてい た。小心者でありながら、表情には、一切出さな いつまりポーカーフェイスがうまいのである。 (後で護堂にも聞くか) そう自分のなかで決着をつけた。

 

「なぁ護堂大丈夫か?」

 

「いや、俺よりもお前の方が大丈夫か?お前ペッ シャンコにされていたんだぞ。」

 

「あぁ、それなら大丈夫なんか権能のおかげでこの通りきずひとつないからお前より は、大丈夫さ。なんなら治してやろうか?」

 

「そんなこと出来んのか?」そう言ってエリカに 問うような視線を送った。 エリカは少し頬を赤らめて言った。

 

「さっきも言ったけどカンピオーネには、呪術が 効かないのたったひとつの例外を除いてね。」

 

「たったひとつの例外?」なぜだろう無性にきに なって仕方ない。 (なんか、ここに護堂とエリカの間に何があった のか があるような気がするな。)

 

「そう、たったひとつの例外それは、 経口摂取 つまり゙キス″のことよ。」

 

「ハァ!?キスなんで?」

 

「カンピオーネは、体外からのほとんど全ての呪 術を無効化するの攻撃性のものも、治癒性のもの もね。だから体内に直にかけなければいけないだ からキスになるのよ。」

 

「それって体内に入れば問題無いんだな?」

 

「えぇ、そうよ。」

 

「液体でもか?」

 

「問題ないと思うけど…それが護堂の回復に関係あるの?」

 

「これがおおありなんだな…

『我、彼の大地を流し清め、豊穣を約束するものなり今ここに顕現せん我蛇を束ね生と死をあやつるものなり』」

 

すると竜也の目の前に水が現れた。それは、徐々に落ちてゆき護堂のくちの中に入った次の瞬間、護堂の身体中にあった打撲痕や裂傷がまるで最初から無かったように消えた。

 

さしもの、エリカも驚きを隠せないでいる護堂の身体中にあった傷は全て《まつろわぬ神》それも神王や軍神つまりは武神によってつけられたものなのだ。こうも一瞬で魔術を使って治そうとすればいったいどれだけの高位の魔術師が治癒の魔術をかけなければいけないのか見当もつかない

 

「あなた様らは、これからどのようにするのでしょう?」

 

エリカは、話あっている二人の《カンピオーネ》に問うた。

 

すると二人からかえってきた言葉は一緒だった。

 

「「えっと、様つけたり敬語使ったりするのやめてくれ。今まで通りタメ口でいい」」

 

「しかし、あなた様たちは、我々呪術師の王たる御方に対して敬語も使わないというのは…」

 

「「なら、その王からの命令な、今まで通りに接してくれ」」

 

「……わかりました。護堂に、竜也」

 

「わかってくれたらいいよ。それより護堂!さっさとサルデーニャのルクレチアっていう人に石板渡してイタリア観光しようぜ。」

 

「それも、そうだないくかサルデーニャによ」

 

「それなら私が二人をサルデーニャまで送るわ」

 

「ありがとう。助かるよ。」と竜也

 

「サンキューな、エリカ」とハニカミながら護堂

エリカは、頬を朱に染めて護堂と目を合わせようとしなかった。

 

(あぁ、出たよ護堂の無自覚に相手のツボを押さえるのさすが゙女殺し″草薙一朗の孫だな)

 

そして、エリカにサルデーニャまで送ってもらい会ったルクレチアという女性に驚嘆した。

一朗からは古い同年代の友達だと聞いていたので元気な老婆を想像していたのだがそこにいた女性は、あきらかに22~25歳程の美女だった。

何でも彼女は、地を極めし魔女で見た目を保っているらしいいやそれでもビックリするんだけどね。

 

彼女に渡した石板《プロメテウス秘笈》は、投げて返された。

 

「この石板には、もう力がない。いらないから一朗にルクレチアより愛を込めてとでも言って返してくれ」と言った。

 

「わかりました。では、これは一朗に返しておきます。」

 

「頼むぞ、新しき《カンピオーネ》たちよ。」

 

「「ッ!!」」

 

「どうした知っていないとでも思ったか残念だったな。」

ルクレチアさんは、そう言って笑った。

 

帰国後2週間程たち新年度最初の週末を前に竜也、護堂にエリカから連絡が入った。

内容は、手伝ってほしいことがあるので来週末イタリアにきてほしいというものだった。

 

三週間ぶりにきたイタリアだ。空港も前回と同じ変化はないと思ったが違った。そこには、エリカが二人を待っていたのだ。

 

エリカは、こちらに気づいたやいなや駆け寄ってきて護堂に抱きついた。護堂は、ビックリした表情になっていた。

(これは、珍しいな、護堂が明日香以外の女性に負けているのは、あぁ、写メにして明日香に送ってやりたい。)仮に送った場合、護堂が帰国して無事に家にかえれる可能性は、限りなく低い。

 

「で、イチャついているところ悪いんだが手伝ってほしいことってなんだ?」

 

「ム~、えっと、あなたたち二人を読んだのは、魔術結社の総帥方があなたたちの力を見たいというからよ。ちなみにわたしは、赤銅黒十字の《紅き悪魔》と呼ばれているわ。」

 

「「ふーん」」

 

「で、その力を見せるってのはどういうことだ?まさか、《まつろわぬ神》と戦えってことか?」

 

「いえ、違うらしいわ」

 

(どういうことだ、一体)

案内されたさきには、年寄りが三人いた。

 

「あなた達が新しき《カンピオーネ》か、まだ学生ではないか。本当にカンピオーネなのかね?」

 

「なんだおっさん文句あんのか?」

威圧されたのであろうか老人達は黙ってしまった。

「用件はなんだ?」

老人の一人が

「あなたたちの力を見せてほしい具体的に言うとあなたたち同士でで決闘をしてほしいのだ。」

 

「「はぁ??」」

「決闘ってあの決闘か騎士がする決闘のことか?」

「「「その通りでございます。

天地王に草薙王。」」」

 

「決闘かどうする竜也?」

 

「うん、やった方いいんじゃないのか俺達はまだカンピオーネになって1ヶ月も経ってない経験値稼ぎにもなるだろ。」

 

「それもそうだな」

 

「「決闘しますよ。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

場所はかわりここは、イタリアのどこかにある湖のほとりである。そこで俺と護堂は闘うことになる。

 

「では、私、紅き悪魔、エリカ・ブランデッリが立会人を務めさせて頂きます」

 

「よしこい護堂、久しぶりのケンカだな」

 

「全くそうだな」

 

……「始め!!」

 

合図と同時に護堂が近くあった岩を投げつけてきた。

 

「うわぁ!危ないなまったく」

 

「先手必勝てな。」

 

「それもそうだなこちらからもやらせてもらうぜ。」

 

岩を紙一重で避けなかはも竜也は聖句を唱える

 

『我が求むるは、我が三兄弟の長兄なり、そのもの上顎は天を衝くほどに大いなるものなり、彼の者は、原初の神殺しなり!!』

 

瞬間、竜也目の前の地面に亀裂が入りなんと巨大狼が出てきたのであった。

 

その、神狼《フェンリル》の名を持つ神獣を召喚したのである。

 

これには、総帥たちも、焦ったなぜなら投げつけられる岩をも噛み砕く強力な顎を持ち吼える度に地面はそれに呼応するように大地震を引き起こしたのである。

 

彼の者の名は《フェンリル》北欧神話での終末の日-ラグナロクで主神オーディンを喰らい殺した神殺しの力を持つ神獣なのである。

 

対して護堂も聖句を唱えた

『主は、仰せられた鋭き近寄り難し者よ契約を違いし罪禍に鉄槌を下せ』

 

そうすると今度は護堂の目の前に大猪が現れてフェンリルに突進を行った。

それに対してフェンリル自身もその強力な顎を使い大猪を向かえうった。

 

しかし、突進の勢いで押し込まれたものも神獣としての格ならフェンリルの方が上である。徐々に大猪が押し込まれてきた。

 

すると護堂は、新たな聖句を唱えた

 

『我が元にきたれ不死の太陽よ我がために輝ける駿馬を遣わし我が敵を灼き尽くし給え!!』

 

(やべぇ、それって死にかけた時に見た光輝く白馬の化身だったよなフェンリルじゃ無理だこうなったらアイツを使うか)

 

竜也も聖句を唱えた

 

『我は、太陽の化身なり高き天空から地上を見守る守護神なりわが聖獣に命ず我を太陽を太陽の威光を汝の翼を持って疾く運べ!!』

 

遠方からこの闘いを見た人はどう思ったのであろうかまさしくこの世の終わりだと感じたことだろ生い茂る木々よりも、巨大な大猪、狼が地響きを立てて取っ組み合いそれが終わったと思ったらいきなり二つの太陽が現れて違いに光速てぶつかり合いまるで太陽が地上に落ちてきたような衝撃、熱、熱波が襲ってきたのてまある。神に祈らない者はいないだろう。

 

しかし互いに白馬、隼と太陽の化身をぶつけ合った護堂と竜也の闘いは、竜也の有利ですすんだペルシアの太陽神ミスラの懐刀であるウルスラグナの白馬の化身よりも、エジプトでは、太陽神として伝えられるホルス神の化身である隼では、やはり単純に太陽神自身であるホルスの方が強いのである。

 

ついに白馬を破った隼は、竜也の肩のうえに留まった不思議ことに太陽の化身であるにもかかわらず熱くなくやさしい暖かさをしている隼は依然として竜也の肩に留まったままであるそして、いつの間にか、大猪を喰らったフェンリルまで竜也の元にきた。

 

護堂考えうる限り考えたが何もさくは浮かばなかった。

 

護堂は手を上げながら言った。

「降参、俺の負けだ。太陽神ホルスがいたらおれの権能はふさがれちまう。」

 

「護堂それは、負け惜しみか?」

 

「バカ野郎、客観的に事実を述べただけだ」

(次やるときは絶対に勝ってやる。)

そう密かに護堂は、リベンジを誓ったのであった。

そして、竜也はと言うと

(危なかった今回の勝負は完全に相性が俺に良かったぶん勝てた試合だった、次は、化けたように強くなるだろう護堂とは、そういう奴だ。)

 

こうして、極東の二人の魔王の決闘はそれぞれの想いを抱いたまま幕をとじたのであった。




先ずすいません前回の後書きでバトルメインと言っておきながらもバトルシーンがあまりないという始末たぶん次回は、バトルシーンはありません。ご了承ください。
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