Bang Dream! ~時空の叫びと星の鼓動~ 作:ライノア
RIO SIDE
~SPACE ライブステージ~
理央「もう一度頼むぞ。パッチャ!」
寿「戻れ、グレンアルマ。プテラ!」
再び化石ポケモンの二体が並び立つと、寿は遺伝子を思わせる謎の紋章が付いた七色の宝珠が埋め込まれている黒い腕輪型デバイス『メガリング』を取り出す。
理央「やはり来るか...!?」
寿「プテラ。メガシンカ!」
メガリングに埋め込まれている宝珠『キーストーン』に触れると、何処からか飛んできたプテラ専用のメガストーン『プテラナイト』が反応する。
プテラとキーストーンから発した光の糸が結び付き、プテラは虹色の光に身を包み込まれる。
全身から鋭い爪の様に黒い岩が突き出た攻撃的な姿に変えた。
ポケモンとトレーナーとの強い絆によって共鳴する事で発動する
科学者に本来の姿と唱えられているプテラがメガシンカした姿、メガプテラは俺とパッチャに目を付けると大きく咆哮を上げる。
理央「パッチャ、行けるか?」
パッチャ『これがプテラさんがメガシンカしたすがた...!やっぱりどんなバトルもブルブルするよ!』
理央「だろうな。それと...」
俺はパッチャに耳打ちをする。
パッチャ『うん。そのかのうせい、かけてみるよ!』
理央「っしゃあ!それじゃ、最後の最後まで這ってでも勝つぞ!」
寿「プテラ、油断は禁物だ」
プテラ『分かってるぜ寿。嘗てテメエの
寿も俺と同じくポケモンの言葉が分かるみたいだ。
何でかは分からないが、そこらへんは触れないでおこう。
寿「ああ。今でも食おうとしてるんだろ?だが、その時は俺とラプトルが何度でも止めてやる」
プテラ『へっ。言ってくれるじゃねぇか』
スタッフ「第三回戦、初め!」
寿「プテラ、アイアンヘッド!」
プテラ『らあッ!!』
三回戦の合図が鳴り、メガプテラは急降下しながらのアイアンヘッドを繰り出す。
理央「アイアンテール!」
パッチャ『えいりゃあっ!』
再び打つかり合った鋼技による金属音が今度は控え室に聞こえる程に鳴り響く。
特性の硬い爪で直接攻撃であるアイアンヘッドの威力が上昇。
プテラ『如何した?そんなもんか?』
パッチャ『ぐっ...!』
理央「パッチャ。まだいけるか...?」
パッチャ『うん。まだまだ!』
理央「よし、ギリギリまで足掻いてみようぜ!」
とは言ってみたものの、パッチャの持つ特性である静電気を発動させてメガプテラを麻痺状態にさせたいが、その確率はたった三割。
寿「アイアンヘッド!」
理央「...アイアンテールで飛べ!」
アイアンテールを床下に強く叩き付ける。
寿「火炎放射!」
理央「そのまま上下に回転しろ!」
硬質化した尻尾を一周するくらいに面積を更に大きくすると、車輪の要領で丸くなりながらメガプテラの頭上に迫る。
寿「アイアンヘッド!」
メガプテラの硬い爪により、アイアンヘッドは更に威力が上がる。
こんなものではメガプテラは落とせない。
理央「...カモフラージュだ。回転しながらハイドロポンプ!」
距離が中くらいになると、パッチャはハイドロポンプを尻尾に纏わせる事で水流の車輪となる。
寿「アイアンヘッドで受け止めろ!」
理央「構わない。押し切れえええーーーッ!!」
プテラ『やるな坊主共。だが、そんなので倒れる俺様じゃないぞ!!』
纏われた水流の鞭がメガプテラを襲うが、アイアンヘッドで距離が間近になると回転を解除して水を纏ったアイアンテールをメガプテラの頭上に大きく叩きつける。
金属音が鳴り響く激しい鍔迫り合いの中、メガプテラは底力を見せながらパッチャのアイアンテールを押し返す。
寿「火炎放射!」
理央「雪雪崩!」
両者の打つかり合いで煙が発生。
完全に晴れるとメガプテラは両翼を地面に付き、パッチャは目を回していた。
スタッフ「パッチルドン、戦闘不能!」
~控え室~
NO SIDE
りみ「惜しい。惜しかったけど、あとちょっとでプテラを倒せる!」
有咲「いや、冷静に考えてみればプテラは後一つ技を残してる。此処で羽休めさえ使ってこなければ...!」
寿『...羽休め!』
周りを囲む白い羽によってメガプテラの体力の半分を回復させると、再び両翼を広げて空中に移行する。
プテラ『今のは聞いたが惜しかったな。パッチャとか言ったか?この俺様を打ち負かすには相当遠いようだな』
パッチャ『それでも、ぼくはあなたとたたかえたことにいっぺんのくいはありません。ごめん、理央。まけちゃった...』
理央『いや、良いんだ。次は勝てばいい。それまで少しは特訓しなきゃな。お疲れさん』
労いの言葉を掛けた理央は、パッチャをモンスターボールに戻す。
寿『...不思議に思う。俺はお前とは初対面の筈なのに、何故か何処かで会った事がある様な気がする』
理央『ああ、俺もだ。俺もお前を見ていると、何処か懐かしい雰囲気を感じる。きっと...これは何かの縁かもな』
蘭(何処かで会った事がある...?いや、そんな
モカ「あ〜。やっぱそういう事だったんだね〜」
つぐみ「えっ?モカちゃん。それって如何いう事...?」
モカ「さっきネットで見たんだけど戸山理央って人、実はパルデアチャンピオンなんだって〜」
『パルデアチャンピオン!?』
『お互いに何処かで会った事がある様な気がする』。
そんな二人の言葉に違和感を覚えた蘭とつぐみに、モカは呑気な表情で自分のスマホロトムで検索したサイトの情報を見せながら告げると、香澄と詩船を除く控え室に居た一同は驚く。
りみ「ええっ!?理央君が...パルデア地方のチャンピオン!?」
有咲「マジかよ...おい香澄!本当なのか!?理央がチャンピオンだって事!」
詩船「本当さ...其処のあんた。まさかとは思うが、あんな大物を連れて来るとは思いもしなかったよ」
詩船の言葉に香澄は一切口を割らなかった。一方、ライブラリ映像では寿が理央に問い掛ける。
寿『何故、お前は俺を含めた観客とバトルしたいと思ったんだ?己の強さを証明したいが為か?それとも...自分がチャンピオンだからか?』
理央『確かに俺はチャンピオンだ。別に自分の強さをこのバトルを見ている奴らに証明したい訳じゃない...昨日、バンドに加入するのを遠慮する奴がいてさ。『仮に自分がステージに踏み入れて一つでも間違えれば、迷惑を掛けてしまう』だが、俺はそう思っちゃいない。俺の''バカ姉貴''が言ったんだ。『可愛い』って』
寿『''可愛い''...?』
理央『ああ。そうするに''何かが上手く出来ない事も決して短所ではなく、そういう面も含めて貴女の魅力的なんだよ''って意味だ。短い言葉の中からバカ姉貴の素晴らしさを感じてしまう。そう不思議に思ってくるよ。だからこのバトル、俺は絶対に勝たなきゃならない!』
りみ「理央君...」
理央『あいつも為にも一緒に戦ってくれ。頼むぞ————
ラグジー!!』
???『ラグァァァッ!!!!』
TO BE CONTINUED...
理央君がガールズバンドメンバーの中で敵対されそうな人物は...? ボーカル編(ポピパは除く)修正版
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美竹蘭
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湊友希那
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丸山彩
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弦巻こころ