Bang Dream! ~時空の叫びと星の鼓動~ 作:ライノア
NO SIDE
???「コウガッ!」
目を見開き、
片手がスプーン状の指を軸にして両脚を柔軟性に広げたのは、二足歩行の水ポケモン。
体色も全身が引き締まったスタイリッシュな忍者の装束を連想させる
りみ「このポケモンって...!」
たえ「ゲッコウガ!テレビや写真で見た事あるけど、本物は初めて見た!」
『ゲッコウガ 忍びポケモン 水 悪タイプ 忍者の様に神出鬼没。素早い動きで
ゆり「まさかゲッコウガを出してくるとはね...!」
理央「ああ。此処でジュナイパーを倒さなきゃ、お前の切り札と戦えないからな!」
手短な掛け合いが終わると、鋼慈がゆりに手持ちの交換を確認する。
鋼慈「ゆりさん。ポケモンの交代は?」
ゆり「ジュナイパーのままで行きます!」
鋼慈「分かりました。それでは第六回戦、初め!!」
ゴングが鳴り響き、先に指示を下したのはゆりだった。
ゆり「ジュナイパー、影
矢羽が0.1秒に放たれる。
香澄「りーくん!」
矢羽が地面に突き刺さるまでの距離は半分になったところで、理央は口元を緩めて開いた。
BGM『ひとつに重なった希望 超ベジット』
理央「...影分身!」
影縫いが地面に刺さる直前にガマロクの分身が複数形成され、その分身の二体が本体を守る様に影縫いの矢柄を切り裂く。
理央「水手裏剣!」
ガマロク「コウ...ガッ!!」
両太
縦と左右に飛び道具らしき物体が三つ。ゆりは気を抜かずに指示を下した。
ゆり「ゴーストダイブ!」
技が当たる直前にジュナイパーはゴーストダイブで回避。
三枚の水手裏剣が相殺され、空中で爆発が起こる。
理央(消えた...!)
ゆり「エアカッター!!」
ジュナイパー「ジュナッ!」
ゴーストダイブの大穴が出現し、上半身だけ姿を現したジュナイパーはエアカッターで分身の半分を一気に減少させる。
理央「分身水手裏剣!」
攻撃が命中したガマロクの分身達は水色の煙となって消滅し、他の分身達が水手裏剣を
ゆり「リーフブレード!」
ジュナイパー「ジュナッパァッ!!」
ゆり「影縫いで足止めしつつエアカッター!」
両翼によるリーフブレードを回転斬りで相殺したと同時にバク宙二回転。
影縫いで分身達を足止めした上で
理央「分身
しかし分身は次々と形成されていき、攻撃は命中していない。
ジュナイパーは回避技のゴーストダイブ、相手の動きを封じる影縫い、遠距離攻撃のエアカッター、そして近距離技のリーフブレードを
だが、そんなジュナイパーの体力は徐々に
ゆり(肝心な本体が見当たらないわね。空中にも、地中にも見当たらない...どうしてこんな数の分身が?いや、待って。消滅する度に分身が空から降って来ていた...まさか!)
無限に形成し続ける影分身の正体を悟ったゆりは上空を見上げると、其処には水色の光が無数立っていた。
理央「...撃てェッ!!」
水色の光の正体である水手裏剣が無数、フィールド内に降り注ぐ。
分身達も本体の攻撃に気付いたのか、その場から少し離れ、一斉に水手裏剣を放つ。
ドローンロトムの映写機能を頼りに映写されたのは、他の分身達と共に急降下していたガマロクの姿だった。
香澄「ガマロク君がいっぱい!?一体どうなってるの!?」
りみ「ええっと、これって
有咲「...そうか。ゲッコウガの分身達がジュナイパーの注意を引き付けている間に、他の分身達が本体を上空へ打ち上げていたのか!」
たえ「ジュナイパーの影縫いは相手の影に当たるまで追尾するけど、空の上じゃ攻撃するだけで足止め出来ない...」
そう。ガマロクは分身達が消滅する度に影分身を使用し、ジュナイパーの注意を引いている間に他の分身達と上空へ移動していたのだ。
土煙が発生した地面を見下ろし、高度2000mから落下速度が増していくガマロク達をゴーストダイブで回避していたジュナイパーが襲う。
ダメージは少々受けており、分身を頼りに空中を昇ろうとしていた本体を見抜く。
ジュナイパー「ジュナァ...!ジュナイパッ!!」
此処まで私を
苦戦を強いられて
高度2000mでトレーナーの指示は聞こえないため、理央達は一定の距離に至るまでは指示なしの一騎打ちを見守る事を選択。
接近しながらのリーフブレードを両手に持った水手裏剣で受け止めると同時に引っ掛け、背後を取って投擲。
ガマロク「コウガッ...!?」
エアカッターで相殺されるも分身による燕返しを喰らってしまい、更には本体が回し蹴りを喰らわせようとした直前にジュナイパーのゴーストダイブが発動。
燕返しで
2000mから1000mを切り、
燕返しとリーフブレードの打つかり合いが激しくなり、技が接触する度にスパークが発生する。
理央「水手裏剣!」
ゆり「エアカッター!」
距離が離れると水手裏剣とエアカッターが相殺され、二匹は地面に着地する。
ゆり「ジュナイパー、ゴーストダイブからのリーフブレード!」
理央「ガマロク、燕返し。一旦構えて待機だ」
接近してくると見せかけてゴーストダイブを発動したジュナイパーに対し、ガマロクは日本刀のエネルギーを生成すると同時に目を閉じて構える。
理央も片手を地面に触れる事でジュナイパーの位置を把握すべく、膝を突きながら地面に片手を置く。
理央(ぐっ、やっぱ発動前の目眩は憑物。けど、こんなとこで油断を見せちゃダメだよな!!)
時空の叫び発動直前の
理央「...しゃがみながら飛べッ!!」
ガマロク「コウガッ!!」
ジュナイパー「ジュナァッ...!?」
理央の指示でガマロクは日本刀のエネルギーを真上に投げ、しゃがみながら
そのしなやかな動作を内心で
ゴーストダイブから出て来たジュナイパーのリーフブレードを間
理央「(そろそろアレを使うか!)...そろそろ奥の手行くぞ。吹雪!!」
ガマロク「コウ!コウ...ガッ!!」
印を結んだガマロクの背後から発生した強烈な吹雪がジュナイパーを襲い、両脚を
香澄「さっ、寒い...!」
有咲「あいつ、私らが観客席に居る事も忘れんなよ...!!」
ドダイトス (同感だぜ有咲。オラにとっては氷は大の苦手だ...!)
吹雪による影響は観戦していた香澄達にも届いており、あまりの寒さに耐え切れずにいた観客達の中には身を縮み込ませている者もいる。
特に有咲のドダイトスにとっては氷タイプの技はどちらも抜群であり、一撃で倒されてしまう程の寒さに身震っていた。
理央「決めろ!燕一閃!!」
ゆり「っ!リーフブレード!!」
真上に投げた日本刀のエネルギーを氷の足場を踏み出す。ガマロク。
予想外の展開にゆりは焦ってしまい、ゴーストダイブではなくリーフブレードを指示。
攻撃は
ガマロク「コウ...」
見事な戦いぶりでござった。
ガマロクはジュナイパーの戦果を評価しながら刀を
RIO SIDE
ドローンロトム『ジュナイパー、戦闘不能。ゲッコウガの勝利』
鋼慈『ゲッコウガ!ジュナイパーの影縫いを見事に攻略し、ゆり選手の手持ちを残り一体まで追い詰めたあぁぁーーーーッ!!!!』
理央「ふぅっ、一時はどうなるかと思ったぁ...!」
観客達の歓声を耳にしながら、俺は全身の力を抜いて、尻を地面に着く。
あのタイミングできんにくを戻さなかったら、仮にジュナイパーを倒したとしても、ゆりの切り札であるラグラージとの最終戦で俺は負けていた。
きんにくを戻した事で巨大進撃によって上昇した急所率のリセットはかなり痛い判断だったが、こうでもしなきゃ手持ちの入れ替えは出来なかった。
だから俺は入れ替えが可能になった隙を狙い、しっぺ返しを付与したバレットパンチをで大ダメージを与え、ガマロクに交代した事で影縫いとゴーストダイブを封じて撃破に至った。
理央「さて、ゆりのポケモンは後一体だが、油断は禁物だ...!」
ゆり「戻ってジュナイパー。お疲れ様」
ゆりはボールに戻したジュナイパーに
ゆり「グリグリの私が此処まで追い詰められるなんて、オーナーとの戦い以来ね」
理央「フシネと、お前が?」
ゆり「ええ。私も、オーナーと一度戦った事があるの。でも、その実力の差には到底及ばなかった...それでも諦めなかった私にこう言ってくれたの」
ゆりは過去にフシネとの間にあった出来事を語る。
~回想~
詩船『今のあんたはあたしには到底及ばない。でもね、バンドもポケモンをどっちも愛している事に嘘偽りはなかった。
いいかい、よく聞きな。ポケモンバトルは一人でやるものじゃない...『トレーナーとポケモンの心を一つにする』という事だ。バンドだってそうさ。一緒に奏でる仲間の思いを一つにしなければ、気持ちは伝わらない。それが出来れば、あんたは一人前さ。
だから次、あたしの前に立った時は、今よりもっと強くなってきな!』
~現在~
ゆり「あの言葉を投げ掛けられたから、今の私がいるの。だから此処で負ける訳には行かない!パルデアチャンピオンである貴方を倒して、私はもっと上を行く!」
最後の一体が入っているモンスターボールを構えるゆりの
此処であいつの期待に応えなければ、このバトルは白熱しないだろう。
理央「...それがお前の決意か。だったら、俺もお前の気持ちに応えなきゃな!ガマロク、一旦戻れ!」
ガマロク『...御意!』
理央「もう一度頼むぞ。きんにく!」
ゆりの期待に応えた俺はゆっくりと立ち上がりながらガマロクをボールに戻し、きんにくに交代する。
ひなこ「ゆりぃぃぃっ!勝ってェェェェッ!!」
リィ「あんたの全てを出し切っちゃいなさい!」
七菜「ゆり、必ず勝って。私達がついてるわ」
ゆり「皆...!」
背中を押してくれる仲間達が背中を押してくれている事に、ゆりは嬉し涙を流す。
既に覚悟が決まったのか、ゆりは涙を
ゆり「...行くわよ。ラグラージ!!」
ラグラージ「ラグアアアアァァァァッ!!!!」
強く握り締めたモンスターボールをフィールドに投げる。
出したのは俺が持っているラグラージとはまた別の個体のラグラージだった。
理央「遂に真打のお出ましか。きんにく、このラウンドを最終戦に繋げるぞ!」
きんにく『ああ。俺が倒れるまで、お互いの筋肉で語り合おうじゃねぇか。ラグラージさんよォ!』
ラグラージ『上等だ。ゆりの...我らGlitter*Greenの勝利の為、貴様らを打ち砕いてくれようぞ!パルデアチャンピオン 戸山理央ォッ!!』
鋼慈『...準備は宜しいですね?では、第七回戦、初めッ!!』
TO BE CONTINUED...
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