Bang Dream! ~時空の叫びと星の鼓動~ 作:ライノア
RIO SIDE
挿入歌『Feryquitous × 可不/閃耀』
理央「
ガマロク「『繋がれし波長は極限の絆!』」
「『死傷不知たる刃の心!行くぞ、我らの...''絆変化''!!』」
『リオゲッコウガ』に変化したガマロクの姿を見て、ゆりは驚愕する。
その表情は今でも焦りそうにもなっていた。
鋼慈『何とゲッコウガ!理央選手の口上とともに姿を変えました!あれがパルデアチャンピオンの隠し持っていた力の一端なのかァーーーッ!?』
理央「もう小細工はなしだ。お互い全力でやり合おうぜ!!」
ゆり「まさか、これが...!ラグラージ、シュリーブレイク!!」
絆変化によってリオゲッコウガと化したガマロクは、メガシンカによって威力と進行度が増したメガラグラージの大地の力を避ける。
アクアブレイクによる水技が付加したのか、地面から勢いよく水流が噴射する。
理央「''冷刀斬''!」
噴射した水流に対して地面を軽く蹴り、両手に氷の刀を生成するガマロク。
全身を捻りながら回転斬りを行うと、水流は疾風の如きスピードで凍結していく。
理央「水手裏剣!」
ゆり「ミラーコート!」
案の定、反射された水手裏剣が返ってくると側宙返りをしながら持ち手を掴んで投げ返す。
メガラグラージは両手を交差して投げ返された水手裏剣を防ぐ。
理央「燕返し!!」
ガマロクが煙を切り抜け、メガラグラージが怯んでいる隙に間合いを詰めたタイミングでアッパーカット。
其処から
だが、少しだけ後方へ後退させることは出来た。
ゆり「アクアブレイク!」
メガラグラージ『ふんッ!!』
ガマロク『ぬぅっ...!?』
理央「ぁ...ぐっ!!」
全身に水の衣を再度纏わせたメガラグラージは、地面に着くよりも早くセロ距離で殴り飛ばす。
ガマロクがダメージを受けたことで、シンクロ状態である俺にもダメージが入る。
メガシンカしたことにより上半身が発達し、更には両腕から噴射した水で底上げする。
メガラグラージにしか出来ない戦法だな。名付けるとするなら『メガアクアジェット』と言ったところか。
何よりも重要なスピードを補ったって感じだな。だけど、こっちも負ける訳にはいかない。
ゆり「もう一度アクアブレイクよ!」
理央「燕返しで迎え撃て!」
再度メガアクアジェットで両腕を振り上げるメガラグラージに対し、燕返しで迎え撃つガマロク。
技と技の
ゆり「アクア・リフレクション...放出!!」
間合いを取ろうとしたが今度は放出したアクア・リフレクションが一直線に迫る。
片手を
ゆり「こんな芸当が...!もう一度アクア・リフレクション!」
理央「極寒燕返し!!」
無数の束となったアクア・リフレクションがメガラグラージの意のままに軌道を変え、レーザートラップの様に俺達に襲い掛かってきた。
地面にも届くサイズの氷の刀を逆手持ちで生成し、それらを斬り裂くと同時に凍結させる。
メガラグラージ『ふんッ!!』
ガマロク『はぁッ!!』
中々距離が縮まらない中、タックルを仕掛けてきたメガラグラージの追撃をバク宙で避ける。
瞬時に退路を断った無数の束を歯車の水手裏剣がガマロクを囲む様にして守り、水を噴射させた勢いで重い一撃が迫る。
理央「...まだだ!ガマロク、水手裏剣を元の形状に戻すぞ!」
ガマロク『無論、承知!少しだけカモフラージュするでござるよ!!』
歯車から元の形状に戻った水手裏剣が束を凍結させながら輪切りにしたついでに、ギリギリのラインで迫り来るメガラグラージにも吹雪によるカウンターを与えると同時に吹き飛ばす。
水手裏剣による旋回で、吹雪の強い風圧に遮られてアクア・リフレクションを上手く発動出来ない。
理央「燕返し!!」
ガマロク『はあああ...はぁッ!!』
メガラグラージ『ぐおおっ...!?』
地面に叩き付けられたメガラグラージに、急降下して放った燕返しによる踵落としを腹部に強く打ち込む。
ついでに
メガラグラージ『まさか、この我が此処まで追い詰められるとは...!』
凍結が解除され、体勢を整えたメガラグラージは決着を着けるべく、最後の一撃を放とうとしていた。
アクア・リフレクションを発動し、噴射した水を凝縮した両手を翳す。
理央「
地面を強く蹴ったガマロクは影分身を発動。
フィールドの空周辺を分身達が埋め尽くした。
理央「これで決めるぞガマロク、キズナ水手裏剣!!」
ゆり「ラグラージ、全ての力を出し切るわよ。アクア・リフレクション...最大放出!!」
メガラグラージは凝縮した水を一気に放出。
対するガマロクは手に取った水手裏剣を
「「これで最後だあああああああああッ!!!!」」
二つの技が打つかり合い、激しい爆発音が鳴り響く。
煙が完全に晴れ渡ると、其処にはメガラグラージが仰向けで倒れていた。
光に包まれたメガラグラージは元の姿に戻りながら目を回す。
戦闘によるメガシンカの解除。それはそのポケモンの戦闘不能を意味する。
ドローンロトム『ラグラージ 戦闘不能、ゲッコウガの勝利。よって勝者、パルデアチャンピオン 戸山理央』
鋼慈『決着ゥーーーッ!!今回のポケモンバトルグランプリ優勝者は!パルデアチャンピオン 理央選手だああああああーーーーッ!!!!』
観客席に盛大な拍手
中央のドーム画面には俺の顔が表示され、下には英語で『WINNER』の文字が入る。
緊張感を解き、全身の力を抜いた俺に合わせてガマロクの絆変化が解除された。
ゆり「お疲れ様、ラグラージ。良いバトルだったわ...やっぱり理央君には敵わないわね」
ラグラージに
理央「いや、そんなことはないさ。お前だってこのバトルを最後まで諦めずにやり切ったんだろ?だったら、今更自分を責める必要なんてないさ」
ゆり「...そうね。若しグリグリの皆が今の言葉を聞いてたら、きっと同じことを言ってたと思う。
理央「良いってことだ。次も俺が勝つかもな?」
ゆり「いいえ、次は私が勝つわ」
鋼慈『皆さん!この熱いバトルを観せてくれた両者に盛大な拍手をーーーー!!』
俺の言葉にふと何かを思い出したのか、ゆりは我に返る様に礼を言うと握手を交わす。
次の勝敗なんて、今後に
再びバトル出来ることを願いながら、俺達は互いに背を向けて控え室に戻った。
NO SIDE
ポケモンバトルグランプリが閉会してから四時間くらいが経過した。
一方、ドアの目の前で一人の少女が
周囲を見渡す様に目を泳がせ、誰も居ないことを確認してドアを軽くノックする。
何故なら、このドアは放送室と繋がっているからだ。
???「ディアルガ。私よ、セレビィ。入ってもいいかしら?」
鋼慈「...ああ、此処には私以外の人間は居ない。入ってくれ」
入ってきたのは、薄ピンクの髪をポニーテールに結んだ
身長は170cmに近く、グレーのブレザーと青のスカートがメインの制服を着ている。
彼女の名は『時空
同時にアイドルバンド『Pastel*Palletes』。略してパスパレのマネージャーも務めており、アイドル事務所の立ち位置を変えたことは言うまでもない。
この放送室には鋼慈以外の人間は存在しない。
世邏は放送室のドアを閉めると、取り出した防音シートをドアの側面に貼った。
世邏「あの子のゲッコウガが見せた姿、貴方がポケモンだった頃の姿に似ているけど...まさかね」
鋼慈「うむ。確かにあのゲッコウガの姿はかつての私に類似していた...」
鋼慈は早速本題に入った。
リオゲッコウガの姿が伝説のポケモン『ディアルガ』の姿に酷似していた理由を既に察したように告げる世邏。
その言葉は彼女達も理央と同様、ポケモンから人間になった者であるということを意味していた。
世邏「日菜に監視を任せておいて正解だったけど、『オレンジのルガルガンを見て、るんってきた!』とだけしか情報は入手出来なかった...」
鋼慈「いや、ほんの少しの情報だけでも十分だ。だが、一番警戒すべきことは...私達以外のポケモンも人間としてこの世界に来ているということだ」
鋼慈が告げた衝撃の事実。
今から十数年前、突如出現したワームホールから『人間とポケモンが森で倒れていた』という報道があった。
最初にこの世界にやって来たのは鋼慈が初であり、『伝説のポケモン ディアルガが子供を乗せていた!』と目撃され、全世界で大ニュースになっていた程だ。勿論、そのディアルガはポケモンハンターに狙われかけていたのだという。
彼を養子として引き取った
鋼慈がこの世界に来る前はポケモンであることを知ると、それなりに対応してくれた。
この世界のポケモンの生き方とは何か、ポケモンと人間との共に生きることとは何か。
時を
そんな鋼壱が急な病で他界してしまい、悲しみに明け暮れた鋼慈は今でも亡き義父の代わりに調査を続けている。
鋼慈「そのゲッコウガのトレーナーが、ジュプトルの言っていた''リオ''と言う者で間違いないな?」
世邏「ええ、SPACEでジュプトルさんが戦ってたのもあの子で間違いないわ。まさか、本当に人間に戻っていたなんてね...」
美竹
『強い者は勝ち、弱い者は死ぬ』、暗黒に包まれた世界はまさに残酷そのものであった。
理央が人間からポケモンになってしまった事を
まさか自分が知らない間にこんなことが起きていたなんて、思いもしなかったのだから。
鋼慈「タイミング次第ではそのトレーナーを我々の居る場所まで連れていく。本題はそれからだ」
世邏「そうね。ジュプトルさんとヨノワールには連絡しておくわ。それと、こころちゃん達の方にも...一応あの
鋼慈「いや、ジュプトル達や弦巻財閥には私が連絡を入れておく。
ガルパ地方の元ガールズバンド狩り、ダークライを従えしトレーナーの行方を...」
とある山奥では、四人の影が夜間の森を
時間は午後の10時を過ぎており、静寂な空気が漂う
ガサッ、ガサッ、ガサガサッ。
揺れ動く草木が自然豊かな風に吹かれているのではなく、通路を切り開くために手で退かされて音を奏でている。
???「この世界の人間になったとはいえ、まさかあたし達に依頼が来るなんてね。正直言って、もうちょっとこっちに居たかったよ...」
通路を切り抜けた一人の少女が心情を
道のりを進行するのに水を飲まずに余程体力を消費してしまい、今でも虫の息になりかけていた。
地面に手をつけた少女は乾燥しかけた
まるで砂漠で
???「まぁ、依頼内容は取り消せなかったから仕方がないさ。兎に角、今は俺達のやるべきことをしないと!」
一番背丈が高い青年が、少女を
自分達に依頼が来ていたとはいえ、滞在期間は約四年ほど。
自ら志望していた高校から
それでも青年はどんな時でも仲間達に前向きな対応をしている。
???「雄大、冬美、そしてアキノリ。後一人は遅れて来るけど、生ゴミにも匹敵する泥を塗る覚悟は出来てる?」
???「...ああ、俺達も少しはヒールらしき行動で示さないとな。久々にあいつと再会出来るんだ、首をリキキリンみたいに長くして待ってろよ————
理央!」
イメージED主題歌『メフィスト/女王蜂』
TO BE NEXT CHAPTER 2...
~次回、時空の叫びと星の鼓動~
校長「これから皆さんに転校生を紹介します」
光「僕は光。弦巻、光」
理央「俺はお前と戦いたい。出来るなら悔いのないバトルにしよう」
沙綾「誰かが間違って書いちゃったみたい...御免」
チャプター2:文化祭での戦い
第六話:バンド命名
時と闇を越え、空を駆けろ!
???「もしもし、鋼慈?えっ、''リオ''らしき人物が見つかった!?そっか、やっぱりあの子で間違いないんだね...うん。こっちは大丈夫、何かあったら連絡するから。それじゃ」...ガチャッ!
???「光?鋼慈から電話があったけど、何かあったのかしら?」
???「...こころ。僕は今とっても嬉しい気持ちだよ。直ぐに黒服に頼んで、色々手配してもらわないと!」
理央「次回、''バンド命名''」
次回から第二章突入です。
戦闘描写が雑な僕ですが、今年もじくほしを宜しくお願いします!
あなたが一番好きな御三家は?(炎タイプ編)
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リザードン
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バクフーン
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バクフーン(ヒスイ)
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バシャーモ
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ゴウカザル
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エンブオー
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マフォクシー
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ガオガエン
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エースバーン
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ラウドボーン