Bang Dream! ~時空の叫びと星の鼓動~   作:ライノア

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リメイク二話前編です。


第二話(リメイク):甘辛パーソナリティ 前編

No side

 

香澄「有咲、りーくん。バンドやろう!」

「「はぁ!?」」

 

Glitter*Greenの観客席には黄色い声が上がる中、香澄が言った言葉に有咲は戸惑う。

気が付くと黄色い声は自分に向かって放たれながらキーボードの鍵盤(けんばん)に触れている自分の姿を見る。

その横にランダムスターを持つ香澄とルカをボールから出している理央がステージに立っていた。

 

理央「俺達のパフォーマンス、見せてやるぜ!」

香澄「行っくよー!!」

有咲「行かねええええええええええッ!!!!

理央「よっ。おはようさん」

 

夢から覚めた有咲は目を開け、戸山兄妹の姿を目撃する。

その横にはルカリオが立つ。

 

香澄「起きないと」

有咲「嫌あああああああああああーーーッ!!!!」

 

布団を退いて起こす香澄に、有咲は悲鳴を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OP『前島麻由/Story』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Rio side

 

理央「かぁ〜ッ!この焼き魚!味が最高!」

香澄「最高です!」

 

俺達は金髪女の祖母である万実(まみ)さんから朝食を頂いている。

ルカ達の分のポケモンフーズまで出してくれるとは何て寛容な人だ。

 

???「さっき『ドカーン!』って凄い音したけど」

香澄「ああ。布団『バッ!』て取ったら怒られちゃって...」

理央「でも気にしないで下さい。俺の義姉の単なる朝飯前の様なモンですので」

香澄「えへへ。照れるな〜」

理央「何も褒めてないぞ!?」

万実「あの子はもう...学校でもそうなの?」

香澄「えっ?」

理央「いえ、あなたのお孫さんが入学式当初から全然登校してない状態でして...」

 

俺は金髪女が登校していない事実を話す。

 

???「行ってくる」

 

金髪女はその様子をちら見で目線を横切ると、玄関で外(ぐつ)を履く準備をする。

如何(どう)やら今日は学校に行く日みたいだ。

 

万実「有咲。今日は行く日なの?」

 

万実さんの言葉に構わず金髪女はその場を立ち去ろうとする。

 

万実「有咲。一口」

 

体を向き直して箸で摘んでいる卵焼きを見て最初は躊躇っていたものの、赧めながら卵焼きを口に入れる。

 

万実「行ってらっしゃい」

有咲「行ってきます」

香澄「ええっ!?ああっ...!」

理央「まずい、急いで食わないと...!」

 

香澄に合わせ、俺達は早食いを始める。俺も色々と聞きたい事がいっぱいあるからな。

 

理央「ごっつぁんです。バカ姉貴、行くぞ!」

香澄「待って、りーくん!」

理央「待ちますよ。相変わらずせっかちだな...」

万実「ふふふふっ」

 

俺達は朝食を食い終えると、直ぐに市ヶ谷に追い付く。

 

理央「待てよお前。若しかしてあの市ヶ谷 有咲か?」

有咲「市ヶ谷じゃない」

理央「はぁ?けどお前...」

有咲「...ふんっ!」

 

質問しようとした俺は市ヶ谷と(ふすま)の押し合いになった。

気を取り直して登校し、石の階段を降りる中、市ヶ谷は愚痴を(こぼ)してきた。

 

有咲「ってか何なの?勝手に入ってご飯食べて...!」

理央「俺達の勝手だ。何とでも言え」

香澄「美味しかった」

有咲「何で上がり込むわけ...!」

 

市ヶ谷は自分の手が偶然にバランスを崩した香澄を抑えていた事に気付く。

 

香澄「うわあっ!...セーフ。有難う」

有咲「...何しに来たの?」

理央「バカ姉貴がランダムスターを弾きたいんだとよ」

 

昨日、香澄が「バンドやろう!」と言い出し、それに呆れた市ヶ谷は偶然に同じクラスの牛込と出会すとランダムスターを持って帰って行ってしまった。

直ぐに後を追ってみたが、シールが蛍光(けいこう)ではなかったため、スガレがシールの匂いを()いでルートを特定した結果、今に至る。

因みにだがオーナーには帰り際に「絶対此処でバンドやるから又来る」と言ったそうだ。

 

香澄「あれ?此処にもある。何でだろう...?」

有咲「ッ!」

香澄「...あれ?」

理央「野郎、逃げたやがったな!」

 

その隙を見て市ヶ谷は逃走。俺達はモンスターボールから外に出したアロウに乗ると、両翼を羽ばたかせながら後を追った。

 

理央「待て、この野郎!」

香澄「ちょっとストップ。さーや!」

理央「ちょっ!?急に飛び降りんなって!」

 

市ヶ谷のところへ直行しようとしたが、香澄に止められる。

 

沙綾「おはよう」

香澄「おはよう」

沙綾「今、凄い珍しいの見たよ」

理央「市ヶ谷の事だろ?」

沙綾「そうそう。入学式代表の!」

 

俺達はアロウをモンスターボールに戻して自分のクラスに向かってみると、一番左上の席に窓際の外を眺めている市ヶ谷の姿を見かける。

 

香澄「有咲!」

有咲「うわあっ!?」

香澄「やっぱり市ヶ谷さんじゃん。私達A組!行くなら行くって言ってよ〜!」

 

香澄が入学式の事を思い出したそうだ。いや、気付くのがおせーよ。

そう内心で突っ込んでいると、教室に入る寸前に立ち止まった山吹が見掛けたのはクラスメイトと会話をしている者と思われる女子生徒。

確かB組で名前は...海野 夏希(うみの なつき)

海野が山吹が立ち止まっていた引き戸へと目線に行ったが、山吹の姿を目撃する事はなかった。

 

理央(山吹 沙綾、あいつに一体どんな過去を隠し持っているんだ...?)

 

''時空の叫び''は俺だけが持つ特殊能力で、信頼するパートナーが一緒にいないと発動出来ない。

だが、この世界は時の歯車が存在しない人間とポケモンが共生している世界だ。

如何やらピカ達の世界と同様、時空の叫びが発動する性質が又違うのかもしれない。

そう考えていると、市ヶ谷は自席から立ち上がる。

 

香澄「有咲、待って!」

有咲「...何でですか?」

香澄「えっ?」

 

市ヶ谷は丁重(ていちょう)な態度で言いながら教室から去って行く様子を香澄が立ち去った廊下の方角を見てみると、驚きの声を上げる。

その光景には一目散に逃げ出す市ヶ谷の姿が。

やっぱこいつ、猫を被ってるわ。

 

理央「...全く、猫を被るのも程々にしとけってんだ。そんで、いつまで俺達の後ろにいるんだ?山吹」

沙綾「バレてた?」

理央「ああ。とっくにだ」

香澄「さーや!有咲のギターすっごい可愛いの!星でね、キラキラでシャーン...!」

「「しー!」」

 

山吹の姿を確認した香澄は両手を肩に置きながら昨日の事を熱弁(ねつべん)するが、直ぐに口止められる。

 

沙綾「...ギター?」

理央「うちのバカ姉貴がバンドやるんだってさ」

沙綾「えっ?」

香澄「ライブハウス行ったら、すっごくキラキラで...ドキドキして...さーやもやる!?放課後駄目だったら休み時間に...!」

沙綾「私はいいよ」

香澄「...そっかぁ」

 

少し小さめな声量で山吹をバンドメンバーに勧誘する香澄だが、断言されると溜息をついた。

 

沙綾「...見つけたんだ。『キラキラドキドキする物』」

香澄「...本当だ!キラキラ〜!!」

沙綾「応援する」

 

山吹は抱き寄る香澄に声援を送った。

 

香澄「んん〜!ご飯...」

理央「...の前に、市ヶ谷を誘うのが優先だろ?」

香澄「そうだった!あれ?有咲は...?」

 

暫く経ち、四限目が終わって香澄は昼食の時間に市ヶ谷を昼食に誘おうと一番左上の席を見てみるが、其処には市ヶ谷の姿がなかった。

 

香澄「早退?」

クラスメイトA「三時間目終わってからだっけ?」

クラスメイトB「うん」

理央「そうか。有難な」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No side

 

???「ニャー」

有咲「あっ...」

 

早退して路地を歩いている有咲は電柱に小さく声がした方へと向くと、額の小判が特徴的な化け猫ポケモン ニャースを見掛ける。

有咲は寄ってくる様にとしゃがんで促すが、ニャースは電柱を通り過ぎて行ってしまった。

 

有咲「はぁ...ん?」

 

溜息を吐きながら電柱を見てみると、剥がれていなかった星のシールの跡。

有咲は静かに立ち上がり、帰宅を優先した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Rio side

 

香澄「どうしたんだろ有咲...風邪かな?」

 

気持ちが曇りがちになっている香澄は市ヶ谷が早退した理由が如何も気になっていた。

そんな香澄の様子を見ながら俺は弁当を持ちながら廊下を歩いていると、茶色い袋を持った一人の女子生徒を見掛ける。

髪の色で分かるぞ。牛込りみ...俺達と同じクラスだ。様子を見るからにして、如何やら中庭に設置されている自動販売機で、どのジュースを選ぶのか迷っているそうだ。

連れ歩いているのは二足歩行でアクア系の体色を持つポケモン。

頭の(ひれ)と二叉に分かれた尾鰭(おびれ)はグレーとなっており、(とが)った両(ほお)と腹部の色はオレンジになっている。

 

理央「...ヌマクローか」

 

俺はパットロトムを取り出し、ヌマクローの図鑑説明文を読ませる。

 

『ヌマクロー 沼魚ポケモン 水 地面タイプ 水中を泳ぐより泥の中を進む方が断然早く移動出来る。皮膚が乾燥すると弱ってしまうため、泥遊びをして水分を補給する』

 

俺も小学時代にミズゴロウを持っていたけど、通常学級の男子生徒にあげたんだっけな。同い年だけど。

今頃ラグラージに進化してバトルで活躍しているのか、又何処かで会えたら全力でバトルしてみたいものだ。

キマワリの日記によればラグラージが何でも嵐が来るのを予感してチリーンがギルドの皆に伝えているらしいのだが、実際は悪戯好きなチリーンがキマワリに雷が鳴ったと思わせてベルを鳴らしただけだったそうな。

 

???「うーん...」

ヌマクロー「ヌマァ?」

香澄「どれにすんの?」

りみ「ひゃあっ!?えっ...ああ...ええっと...」

 

牛込の頬を擦りながら香澄は自動販売機でオレンジュースを買った。因みに俺はモモンジュース派。

 

香澄「牛込さん、昨日いたよね?」

りみ「...えっ?」

香澄「バンドやってるの?いつからやってるの?何聞くの?歌?ライブ何時?」

りみ「ちゃう!じゃ、じゃなくて...あの!」

 

質問責めする香澄に牛込は(なま)った口調で否定する。

その口調から聞いてみるとジョウト地方のコガネシティ...間違いない。

 

理央「コガネ弁...ジョウト出身か?」

香澄「コガネ弁?可愛い...!」

 

牛込に合わせて香澄は(なま)った口調を真似る。

 

りみ「中学の時、こっち来て...はぅぅ...気を抜くと出ちゃう...!」

香澄「可愛いからいいよ。そっか。やってないか〜」

理央「昨日、SPACEのライブステージに立っていた四人組のガールズバンド...Glitter*Greenだっけな。そのバンドのギターボーカルと思われる長髪の女の髪と目の色がお前と共通しててな。姉妹関係か?」

りみ「当たり。お姉ちゃんが...グリグリ...Glitter*Greenのギターなんだ」

 

どうやら俺の予想は当たっていた様だ。

 

香澄「凄い!お姉さん凄いカッコ良かった!」

りみ「うん!」

香澄「すっごいキラキラしてた!」

りみ「うん!」

香澄「ライブやりたいよ〜!」

りみ「...うん!」

香澄「わあ〜!やろう!」

 

互いに意気投合し、香澄が抱き寄りながら牛込にバンド勧誘を促す。

 

りみ「...えっ?」

理央「...悪いな牛込。うちのバカ姉貴、こういうのが日常茶飯事なんだ」

ヌマクロー「ヌマ...?」

 

ヌマクローはその様子に首を傾げる。

その後、偶然会った山吹も入れて一緒に木陰(こかげ)で昼食を食う事にした。

因みに手に持っていた袋に貼られてあったシールは山吹の実家『やまぶきベーカリー』だったそうだ。

当然、俺の手持ちポケモン全員分のフーズも提供してあった。

 

???「......」

 

ポケモンフーズを控え目に取りながら黙々と食っているのは全体的にスラッとした体型で、額にV字型の鶏冠(とさか)が生えている二足歩行の鳥ポケモン。

眼光と(くちばし)は鋭く、頭部全体と胸部が長髪の様なクリーム色の羽に覆われており、いずれも二叉に分かれている。

両脚は先端まで赤い羽毛で覆われて太いシルエットを作り、(はかま)(ある)いはタイパンツの印象を与える。

 

理央「...バシャーモか」

『バシャーモ 猛火ポケモン 炎 格闘タイプ 強靭(きょうじん)な足腰で30階建てのビルを楽々と飛び越す跳躍力を持つ。戦いになると手首から相手を黒焦げにしてしまう程の炎を吹き上げ、勇敢に挑み掛かる』

沙綾「そのスマホロトム、通常より大きいサイズだけど...理央の?」

 

山吹がパットロトムに興味を示した。

 

香澄「このスマホロトムは、りーくんがすっごい偉い人に作ってもらった専用のスマホロトム、名付けて『パットロトム』!」

理央「ちょっ...!それ俺が言うところだろ!?」

香澄「いーじゃん!私だってりーくんのお義姉(ねえ)ちゃんだもん!」

理央「そう言う問題じゃねーって!返せよ!」

香澄「いーやーだー!」

 

パットロトムの取り合いにくすっと笑う山吹を見た香澄はパットロトムから手を離す。

その様子に小さな温もりを感じていた様であった。

 

沙綾「何だか二人を見てると、うちの弟と妹を思い出しちゃってさ...そんな事より、バンドやるんだ。牛込さん」

りみ「ええっと...あの...」

理央「まだそうと決まったわけじゃないけどな」

香澄「りみりん凄いんだよ...何だっけ?」

理央「ベース」

香澄「ベースが出来る!」

りみ「ちょっとだけだよ!?」

 

やっぱり姉妹だな。あの兄弟の事を思い出すぜ。

 

理央「ちょっとでも凄いモンだ。遠慮せず座れ」

りみ「うん...」

沙綾「牛込さん、嫌なら断って良いんだよ?」

理央「冗談が過ぎるぞ」

沙綾「えへへ」

 

牛込にベンチに居座る様に促すと、山吹が嫌味な冗談を言って来る。

 

香澄「りみりん〜」

りみ「あ、あの...」

香澄「ううっ...!」

りみ「嫌や...嫌じゃないよ。嫌じゃないけど...戸山さん達が誘ってくれて私...!」

香澄「りみりん〜!」

りみ「きゃあっ!?」

 

牛込に抱き付く香澄。こういう習性は昔から変わってないな。

 

香澄「''香澄''でいいよ〜!うん...って、ベースって?」

沙綾「''星の''ってどれ?」

理央「ランダムスター。星の形をしたギターだ」

沙綾「オッケー。あった」

 

山吹は自身のスマホロトムでランダムスターの画像をタップする。

 

沙綾「刺さりそう...」

理央「刃物じゃないから問題ないだろ」

香澄「...えいっ!えい!えい!」

 

山吹と香澄の様子を見て、静かに笑みを浮かべる牛込だが、少しだけ表情を曇らせていた。

 

香澄「バンド初めてなんだ。コツとか弾き方とか色々教えて」

りみ「教えるなんて...!あ、あの...香澄ちゃん?」

香澄「はい、先生!」

りみ「えっ?やめて香澄ちゃん!」

香澄「にひひ。先生!」

理央「先生違うわ!ギター弾くなら市ヶ谷の家で出来るかもしれない。行ってみるか?」

香澄「うん!じゃあ学校終わったら直ぐ行こう!」

 

こうして放課後、俺は香澄に市ヶ谷の家でギターの弾き方を習うべく、市ヶ谷の家に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はアロウをモンスターボールに格納し、早速市ヶ谷のいる蔵へと辿り着く。

 

香澄「あ。有咲...」

理央「よォ、市ヶ谷さん。又来てやったぞ」

有咲「お前ら...不法侵入だつってんだろ!?」

 

注意するのも何だが、これは俺達の勝手だ。

 

香澄「よかった、早退って言うから心配しちゃった...朝もなんか変だったし」

有咲「午後は出なくて良い日だから」

香澄「えっ?」

理央「ああ、若しかして自主休講か?確かに昼休みまで行かなくても単位も取れるしな」

香澄「だからあんまり来ないんだ...」

有咲「...悪い?」

理央「悪いというか、(むし)ろつまんなくないか?」

有咲「は?」

香澄「友達に会えないし、お昼一緒に食べられないし」

有咲「...何?自慢?説教?先生にでも頼まれたの...!?」

香澄「違うよ〜!あ、ランダムスター...!」

 

香澄は左端にあったギターケースを見かける。

 

有咲「商品に触らないでくださ〜い。30万...もう越えたかな?」

香澄「オークション...?1...10...30万!?」

有咲「まだ上がる。私にとってはゴミでもどっかの誰かに滅茶苦茶価値がある...」

 

又しても猫を被る市ヶ谷。

そういう態度はポケモンだった頃から嫌いだ。

 

理央「...そんな(おど)しが俺に通用するとでも?」

有咲「!?」

 

半分怒りが込もった声で市ヶ谷を睨む。

 

理央「そうやって猫被って、一生他人と関わらずに死ぬまで自分の孤独を癒やしながら生きるつもりか?悪いが俺は今のお前を放っておけないタチだ。おっぱじめようぜ、俺と...口で分かんないならバトルでやり合えば、お前の悩みも少しは晴れるだろ?」

有咲「は、はぁ!?何で私がお前とバトルしなきゃなんないわけ!?」

理央「答えないつもりか。分かった、だったら少しだけ待っておいてやる。(ただ)し、これだけは言っておく...」

有咲「何?」

理央「...自分一人で強くなれると本気で思うな」

 

俺は強い眼差しを市ヶ谷に向ける。

正直言って話し合って解決するのは良い事だが、中には実力を行使しなければならない時がある。

こういう奴はポケモンバトルで少しでも心を通わせられれば、自分の気持ちを俺達に打ち明けてくれる(はず)

翌朝、俺達は市ヶ谷の家で朝食を食っている。

 

理央「よォ、市ヶ谷。今日は素敵な日だな」

香澄「おはよう」

 

朝食を食い終えた俺達は、市ヶ谷の名前を呼ぶ香澄。

 

香澄「有咲!」

有咲「何で...?」

香澄「えっ?」

有咲「言ったよね?もう絶対貸さないし、蔵にも入れねー...ほしいなら買えば?」

香澄「......」

 

この時、黙り込む香澄の本心を市ヶ谷は見抜く。

 

有咲「やっぱギター目的か...友達ヅラして近付いてまんまと貰おうってか?その手には乗んねー!」

香澄「ええっ!?」

有咲「じゃあ何だよ!?」

香澄「うーん...有咲目的?」

 

強く問い掛ける市ヶ谷に香澄は少し考えながら意味深な即答する。

 

有咲「怖っ...」

 

呆れ果てた市ヶ谷が溜息をつきながら学校に向かう様子を、俺達は追尾するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




これで二話前編までのリメイクは完了です。次回もご期待下さい。

理央君の手持ちの中で活躍に期待したいポケモンは...?

  • ルカリオ
  • アーマーガア
  • ゴウカザル
  • ゲッコウガ
  • ジュカイン
  • ルガルガン
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