Bang Dream! ~時空の叫びと星の鼓動~   作:ライノア

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三話 中編です。


第三話:これでイチコロネ 中編

 

NO SIDE

 

放課後となり、クラス内で一人残されたりみは荷物を整理していると何処からか一枚の紙切れをめくる。

紙の裏には『ごめんね』の言葉と香澄の名前が書かれてあったのだ。

 

ヌマクロー「ヌマ。ヌマクロー」

 

それを見て(すす)り泣いているりみをヌマクローは慰める事しか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りみ「うっ!?すみません...!」

外国人男「excuse me.」

りみ「えっ...?」

外国人男「Oh,thank goodness!could you give me the direction to the Hotel?」

外国人女「we were just looking around,but it seems been lost away.」

外国人男「We're not sure which way to go.」

 

帰り道の矢先で外国人二人に英語で道を聞かれるが何を言っているのか分かる(はず)もなく、動揺の声を上げてしまう。

連れ歩いているヌマクローも英語が分からず、困惑しているりみの様子を見て首を傾げている。

 

りみ「ああ...ええっと...ええっと...!」

香澄「如何(どう)したの?」

りみ「えっ...?」

 

背後から聞こえた方へ振り向くと、其処には戸山兄妹の姿を見掛ける。

 

香澄「おお...おおっ...!ハロー!アイム香澄!アイムギタリスト!」

「「What?」」

理央「ギタリストちゃうわ!要するに『有名なホテルに行こうとしてたら道に迷ったから案内しろ』ってさ」

香澄「おおっ!流石りーくん。頼りになる〜!」

理央「いきなり抱き付くなバカ姉貴!兎に角、さっさと外人二名様ご案内するぞ!!」

 

香澄に抱き付かれている理央はモンスターボールから全体的に角張った部分が目立っている2mの鳥ポケモン。

全身が濃い(あい)色で、両目は相手を威圧させる程の赤い瞳。

烏ポケモン アーマーガアのアロウは両脚で持っている専用のゴンドラで外国人を、香澄とりみを含めて目的地とへ向かうべく大きな翼を羽ばたかせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RIO SIDE

 

外国人二名を無事にホテルへ送り、俺達三人は二台の滑り台を挟み込む石段に座りながら夕暮れに浸る。

ヒトカゲとヌマクローが仲良く遊んでいる間に俺達は今日の事を振り返った。

 

香澄「無事案内出来て良かったね」

りみ「有難う...」

理央「如何って事ない。人間もポケモンも助け合いだからな」

りみ「私、直ぐに固まっちゃうしテンパっちゃって...カッコ悪い」

理央「自分を責めるこたないだろ?」

香澄「そうだよ。(むし)ろ可愛いよ?」

りみ「ううん...香澄ちゃん達凄い。兄妹揃って自己紹介とかバンドの事とか...全部一生懸命で...楽しそうで...」

理央「香澄にバンド誘ってもらったの、ホントは嬉しかったんだろ?だが自分がステージに立つと、観客席で自分の知り合い以外の人間達を目の当たりにする。それで硬直状態になってしまい、一つでも間違えれば迷惑を掛けてしまう。それが嫌でバンド加入を断った...違うか?」

 

俺は牛込の気持ちを代弁しながら問うと、問題なく頷いてくれた。

 

りみ「理央君の言った通りだよ。私はお姉ちゃんみたいにバンドやポケモンバトルを上手く出来ない...きっとガッカリさせちゃう...!」

理央「......」

香澄「...そっか」

りみ「御免ね。本当の事話せなくて...」

香澄「ううん、いいの。私達もりみりんの本当の気持ちを聞けたから...」

 

そう言って立ち上がった香澄はスカートの砂埃(すなぼこり)を落としながら滑り台の上に立つ。

 

香澄「りみりんと話せてよかった!」

 

否定の言葉や自分を押し付ける様な言葉を一切発さずに香澄は笑顔を見せながら滑り口を通る。

その様子を見て牛込は偽りのない笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の出来事を報告すべく俺達は市ヶ谷の蔵に来ると、ドダイトスの木の手入れをしていた。盆栽(ぼんさい)かよ。

甲羅の下で両翅(りょうばね)に黒い模様が五つ付いている中型の赤い虫ポケモン レディバと背中に(はす)を乗せている二足歩行のポケモン ハスブレロの二体が静かに寝そべっていた。

俺の知ってる個体のレディバは幸せを運ぶ探検隊トリオ『ハッピーズ』のメンバーの一匹。

このレディバはヒトカゲとは友好関係で、星の話で盛り上がっており、ニョロゾ達の親玉であるニョロボンを酷く恐れていたそうだ。

カゲロウとドダイトスが戦う姿を見て『強くなりたい!』って言いながら勝手について来た為に市ヶ谷が仕方なくゲットした。

ハスブレロは恐らく蔵に()みついていたところをゲットして進化させたのだろう。

ルンパッパに進化させないのが謎なんだよなぁ...まぁ、無理はないだろう。

 

香澄「三人でね。英語で喋ってね...」

有咲「へぇ...」

理央「なんやかんやあって、バンドが出来ない理由も聞けたって訳だ」

有咲「へぇ...」

香澄「だから三人で頑張ろう!」

理央「そうか。んじゃ、早速準備を...って、えぇっ!?」

 

突然の言葉で俺と市ヶ谷は驚きの声を上げる。

 

香澄「日曜も楽しみ!りみりんもライブ行くって。さーやも誘おうかな...?待ち合わせ16時半で良い?」

有咲「行く前提かよ!?」

香澄「行かないの?」

有咲「行かないとは言ってない...」

香澄「有咲、難しい!」

 

日曜日になり、天候は雨で最悪だった。

 

「「まだ(午後)14(2)時何ですけど...」」

香澄「早く行って色々見よ!」

 

アロウの空飛ぶタクシー経由でSPACEに向かったが、山吹は家の都合で来なかった。

 

香澄「さーや駄目だって」

有咲「休日は普通店忙しいでしょ?」

理央「そうとは限らないが、本人の都合だろ?」

香澄「だよねぇ...」

 

山吹の家の都合を早々と理解した香澄は来なかった事に残念がっていた。

俺達はSPACEに足を運ぶ中、俺は『Girls ROCK Magic!!』とタイトルが書かれている看板を見る。

その下には『CRLSLS CROWN』『ぴちかーと』『KILL CURE』『Swich Back』『ヒネクレモン』『Rabbit voice』『Gimmick Star⭐︎』『クライテリア』『FLAPPER!』、そして下から二番目にはGlitter Greenのバンド名が書かれていた。

俺達三人は受付にいるオーナーに一人600円の『ONE DRINK TICKET』を貰った。

 

詩船「ドリンク代チケット。あっちで好きな物頼みな」

理央「ドリンク選べるのか!?それじゃあ早速俺は豆打(ずんだ)ジュースを...!」

詩船「豆打はないが、抹茶ならあるよ」

理央「ですよね〜」

有咲「前の使わなかったんですけど...」

詩船「残念だけど当日限りだ」

 

ライブ開催を待ってる中、香澄はグリグリ専用のサイリウムを二本取り出す。

 

香澄「じゃーん!持って来た?」

理央「俺も持って来た...と言うよりは丁度良いポケモンを持って来た」

有咲「振らないし」

香澄「貸そっか?」

 

ギターを掻き鳴らす音が微かに聞こえる。如何やら音量をチェックしている様だ。

 

有咲「チェックか」

香澄「イェーイ!」

「「早えよ!!」」

 

早速バンドを鑑賞する事に。

 

バンドリーダー「有難う!」

 

バンドのボーカルが俺達観客に感謝の言葉を告げる。

一応俺はルカを、香澄はヒトカゲを、市ヶ谷はレディバを連れ歩いている。

 

香澄「イェーイ!」

ヒトカゲ『イェーイ!』

香澄「有咲、イェーイ!」

有咲「はいはい」

香澄「りみりん如何したんだろうね。次グリグリだよ?」

有咲「姉ちゃんのとこにでも行ってんじゃねーの?」

 

観客が黄色い声を上げると、Glitter Greenではなく別のバンドメンバーがステージに上がっていた。

 

理央「香澄、市ヶ谷。控え室行くぞ!」

有咲「えっ!?何処連れてく気だよ!?」

理央「決まってんだろ!状況把握しに行くんだよ!」

 

状況を察した俺は、香澄と市ヶ谷の手を掴みながら控え室前で牛込と合流する。

 

出演者A「次、うちらだから!」

出演者B「待って。メイク終わってない!」

出演者C「MC伸ばす?」

出演者D「うち、もう一曲出来るよ!」

スタッフ「出来るだけ引っ張ってもらえる?」

出演者E「分かりました。やってみます!」

 

時空の叫び通りの光景が今、現実として俺の目に映っていた。

そういえば、時空の叫びによる過去の光景で牛込姉妹の部屋にはカレンダーがあったんだっけ。

本来なら金曜日に帰って来る予定が台風の影響で飛行機が遅れてしまい、現在は降りて其方(そっち)に向かっていると思われる。

 

香澄「りみりん!」

りみ「香澄ちゃん、理央くん...!」

理央「牛込、ゆり達は!?」

りみ「それがまだ来てなくて...!」

香澄「えっ!?」

りみ「昨日まで修学旅行で...台風で飛行機遅れて...今向かってるけどライブにはもう...!」

香澄「来るまで待つのは!?」

理央「駄目だ、観客を待たせてるというのは時間の問題。一人でもメンバーが遅れてしまえばバンドの信頼度を失う事を意味する...!」

詩船「その通り」

 

牛込は諦め半分な言葉を吐露(とろ)するが、背後からSPACEのオーナーが姿を現す。

 

詩船「何があろうとお客さんを待たせるのは駄目。それだけはやっちゃいけないんだよ...」

理央「じゃあ俺のポケモン達で捜索を任せるしか...!」

詩船「それも駄目だ。ポケモンを密売している奴等に捕まったら捜索どころじゃないよ」

 

俺の提案をオーナーに拒否された。

 

出演者F「出来るだけ時間伸ばしてみるから」

 

他のライブの出演者達もGlitter Grrenが来るまで時間を引き伸ばそうと専念している。

『ヒネクレモン』のライブが終わり、とうとうGlitter Greenの出番が来てしまった。

舞台袖に来てみると、オーナーは間に合わなかったのだと察しながら首を振った。

 

ヒネクレモン ボーカル「SPACE!最後まで有難う!」

 

非常口の明かりが点灯し、観客達はGlitter Greenがいない事に疑問の声を漏らす。

 

???「あれ〜。もう終わり〜?」

???「グリグリは!?」

 

俺は急いで控え室に戻ると、既に片付けの準備をしていた。

 

詩船「ほら、片付け!」

有咲「マジで何なの!?」

詩船「...邪魔」

 

オーナーの言葉に黙り込む市ヶ谷と牛込。

こんな暗い状況で終わってたまるか。そう思った俺はルカと舞台袖に出てながらマイクに向けてこう告げた。

 

理央「俺の名前は戸山理央。誰か俺とポケモンバトルをしませんか?」

 

その一言だけで観客達はバトルをするかしないかで不安の声を漏らすが、一瞬にしてそのざわめきは収まる。

 

???「''理央''だと...今、''理央''と言ったのか!?」

 

俺の名前に長髪を結んでいる緑メッシュの青年は驚きの声を上げた。

 

理央「そうだが、それがどうかしたか?」

???「...あ、ああ。急に驚いて済まん、俺の嘗ての友人と同じ名前だったから遂言葉が出てしまった...俺は美竹(みたけ) 寿(ことぶき)。お前とポケモンバトルの申し出を受けたい」

 

鋭い目で威圧を掛けられそうにもなるが、此処は受けない訳がない。

 

理央「...分かった。バトルフィールドは観客席でもいいな?」

寿「ああ。構わん」

???「ちょっと義兄さん!?バトルを申し込むのは良いけど、他の人達にも危害があったら....!」

???「まぁまぁ蘭。こーくんはあたし達の身の安全を確保してるんだよ〜。あ、自己紹介忘れてた。青葉モカちゃんでーす。こっちはこーくんの妹の蘭と、羽沢つぐみことつぐ。あたし達幼馴染みなんだー。よろしく〜」

 

赤メッシュを付けている黒髪のショートヘアーの少女が兄である寿の気持ちを代弁したのは、モカと呼ばれるマイペースな緑のパーカーを着ている白髪の少女。

幼馴染み四人が連れ歩いているポケモンは個性豊かなポケモンばかりだった。

美竹が連れ歩いているのは、黒と赤の毛をした四足歩行の猫ポケモン。全身が黒毛で四つの脚にはそれぞれ二本の縞模様。額には赤く「キ」の字の模様がある火猫ポケモン ニャビー。

 

『ニャビー 火猫ポケモン 炎タイプ 毛繕いでお腹に溜まった抜け毛に火を付けて炎技を放ち、しつこく付き纏われると心を開かなくなる。懐いてきてもスキンシップには禁物』

 

青葉が連れ歩いている鳥ポケモンの羽毛はベージュに近く、胸の部分には双葉の様な緑色の模様があり、ずんぐりな体格をしている草羽ポケモン モクロー。

 

『モクロー 草羽ポケモン 草 飛行タイプ 警戒心が強く、小さな翼で一切音を立てずに滑空する。飛行しながら刃物の様な鋭い羽を飛ばし、近距離では強烈なキックを叩き込む』

 

最後に羽沢の連れ歩いているポケモンはピカチュウと同じくらいの人気者。

茶色い体を基調とし、やや横に伸びた耳と根本が大きい尻尾を持ち、クリーム色の毛皮が首回りを覆っている。

九つの進化を備え、その可能性を見させる進化ポケモン イーブイ。

俺もブイズを全て持っている訳ではないが、エーフィとグレイシアは持ってる。

 

『イーブイ 進化ポケモン ノーマルタイプ 9種類の進化の可能性を秘めているポケモン。不規則な遺伝子を持ち、周りの環境に合わせて体の作りを変えていく能力の持ち主』

つぐみ「そのスマホロトム、珍しい形状をしてるね。それ貴方の?」

 

羽沢にパットロトムに関して質問される。

もうこれ何度目だよ。

 

理央「こいつに関しての質問はするな。ささっとバトルをおっ始めたいが、その前にこれを引いてもらいたい」

 

俺は折り(たた)み式の抽選箱を取り出し、専用の紙十二枚を入れる。

 

蘭「何これ...くじ引きでもやるの?」

寿「恐らくこのくじ引きは先攻が右側を、後攻が左側の数字を引いて使用ポケモンの数を制限するという仕組みなのだろう」

 

寿が俺の説明を代弁しながら見事に的中したな。流石だ。

 

理央「そう。同じ数字だった場合はバトルで使用するポケモンの数はそのまま...例えば寿が4を引いて俺も4を引けば、互いの使用ポケモンは四体という事になるが、それも時間の問題だ。何とかグリグリが来るまでに持ち堪えたい。お前らは如何する?このままグリグリが来ないで終わってもいいのか!?」

 

威圧を掛ける様な俺の言葉で観客達の心を揺さぶる。

 

観客A「勿論、嫌だよ!」

観客B「グリグリが来ないで終わるなんて、そんなの絶対に嫌!」

理央「...決まりだな。先ずはジャンケンで先攻を決めよう」

 

結果としてジャンケンに勝った俺が先攻。

右側で4を引き、後攻で寿が1を引いてバトルで使用するポケモンは三体となった。

俺と寿以外は控え室に待機してもらい、互いにモンスターボールを構える前にスタッフさんが審判を担当してもらっている。

 

スタッフ「これより、戸山理央vs美竹寿によるシングルバトルを行います!使用ポケモンは三体。相手のポケモンを全て戦闘不能にしたトレーナーの勝ちとなります。尚、このバトルでダイマックスの使用は禁じられています。よって《テラスタル、Zワザ、メガシンカ》の使用は三つの内''一つ''までを使用可能とします!それでは両者、一体目のポケモンを出してください!」

寿「...プテラ」

 

寿が最初に出して来たのは翼竜の姿をした灰色のポケモン。

(あご)が少し発達した頭部と三本の爪が生えた大きな飛膜(ひまく)の翼。尻尾の先端は槍の穂先の様な形状をしている。

 

理央「よりによって、古代の空の王者を出して来るとはな...」

『プテラ 化石ポケモン 岩 飛行タイプ (のこぎり)の様な牙で相手の喉を噛み切る。獰猛(どうもう)な性格で、琥珀(こはく)に残された遺伝子から復元された側に大暴れして死傷者を出した事故も報告されている』

 

プテラか。有効なタイプは水、岩、電気、氷、鋼。

特に通常特性の一つである石頭は相性の良い捨て身タックルで反動を無視して大ダメージを与えられるが、覚えさせていない事を踏まえてプレッシャーは確定だ。

待てよ。そういえばガラルで復元させてもらったポケモンがいたな。そいつならタイプ一致技で弱点を突けるし、サブウェポンで弱点を補える。

受け入れて貰えるか如何か分からないが、一か八かだ。俺はポケモンボックスでパソコンのボックスにアクセスして手持ちを半分取り替えた。

 

寿「手持ちの整理は終わったか?」

 

寿の言葉に俺は口元を緩めた。

 

理央「ああ。お前も古代のポケモンを使うんだったら、こっちも古代のポケモンを使おうと思ってたところだ。見て驚くなよ?出て来いッ!」

 

モンスターボールから出て来たのは、緑色のマフラーを巻いている黄色い鳥の上半身と(ひれ)状の両脚となっている青い下半身で体格が異なっているポケモン。

上半身の両腕が下半身に埋もれてしまった影響か寒さでガタガタと震えており、鼻水を垂らしている。

ガラルの化石ポケモンことカセキメラの一体 パッチルドンのパッチャは震えながらもバトルフィールドを見渡す。

 

???『あれ?ここ...どこ...?』

理央「パッチャ。急用で悪いが、一緒に戦ってくれないか?」

パッチャ『えっ?たたかうって...いったいなにがあったの...?』

理央「説明は後回しだ。兎に角、今は目の前の敵に集中しろ」

 

パッチャが相手ポケモンであるプテラに会えた事を光栄に思いながら闘志を燃やす。

 

パッチャ『わかった。じょうきょうはよくわからないけど...あこがれのプテラさんとたたかえるんだ。いまさらふるえてばかりじゃいられないよね...!』

理央「決まりだな。頼むぞパッチャ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NO SIDE

 

有咲「何だこいつ!?本当にポケモンなのか...!?」

 

有咲は理央がどんなポケモンを出すのかを推測していたが、その予想を遥かに裏切ったのは体格が異なるポケモン。

マンムーが来るかと思いきや、見た事も聞いた事もないアンバランスな体格のポケモンが出て来ると驚愕せずにはいられなかった。

それも他の観客達も同じだった。

物は試しに有咲は未知なるポケモン パッチルドンにスマホロトムを向け、図鑑説明文を確認する。

 

『パッチルドン 化石ポケモン 電気 氷タイプ 氷漬けの上半身が震えると電気が作られる。古代の海辺で暮らし餌を体の氷で保存していたが歩くのが非常に苦手で、動きが(にぶ)い為絶滅した』

有咲「『動きが鈍いから絶滅した』って言われても序盤の説明文で頭がこんがらがる。大体何だよ?『上半身が震えると電気が作られる』って...」

香澄「......」

ヒトカゲ「カゲ...?」

 

スマホロトムが読み上げた意味不明な説明文に理解出来ていない有咲。

ヒトカゲは心配そうに声を掛けられた香澄は黙ったままだった。

 

スタッフ『それでは、バトルスタート!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回の後半は謎の男 寿とのシングルバトル突入です。
後半もお楽しみに!









理央君がガールズバンドメンバーの中で敵対されそうな人物は...? ボーカル編(ポピパは除く)修正版

  • 美竹蘭
  • 湊友希那
  • 丸山彩
  • 弦巻こころ
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