愛とか勇気とか元気とかでコンクリートを破壊するのはリアル的に駄目だと思うの!! 作:デルタイオン
あの後無事に家に戻りまして、説教を食らってる最中でございます。
「あんだけ呪いや結界には気を付けてって言ってたのに……なんで引っ掛かったんですか?貴女なら呪いも結界もなんとか出来るでしょう?なんでなんですか?しかもそれで怪我を負うとか……怪我もしないでって言って約束してくれたじゃないですか!なんでこうすぐに約束を破るんです!?私本当に心配だったんですよ?だからいつでも駆け付けれるように準備もして……でも貴女が外には出るなって言ったから出られなかったんですよ!?なのに貴女は私にだけ約束を守らせて怪我を負って帰ってきて!私を助けた時もそうでしたよね!!深い傷を負ってもずっと戦ってばかりでしたよね!!私を助けたらすぐに街を救いに行って!!奴等が居るでしょう!?あの魔法少女達に任せればいいものを貴女はなんですぐに助けに行ったんですか!?本当に貴女って人は……もっと身体を大切にしてください!!じゃないと私泣きますよ!?本当に貴女って人は――」
とまあガチギレですね。はい……はい……すみません……
百で割っても千で割っても全部私が悪いですね……はい……
で、でもさでもさ!!私が戦わないと危ないから仕方無い「私が戦わないと危ないから仕方無いとか考えてませんよね?」
ゑ?
「い、いや〜……そんなコトォ……」
「顔を見たらわかりますよ……ハァ……。これ以上説教してもどうせ反省しないでしょうし、今日はご飯抜きです」
「そ、そんなぁ……」
「う、上目遣いされてもダメです!!」
チッ。ダメか。
さて、なんでこんなに説教されたのか知りたい?知りたいよね!(圧)そんなに知りたいか〜……仕方ないなぁ!!(強引)
買い物してたら怪人が攻撃してきたので対応してたら結界張られて呪いも民間人を守るために受けたからです……
チクショウ……段々と容赦無くなってきたな……
ご飯抜きは本当にキツイので懇願してなんとか食べさせてくれました。あれ……ここの家主、私なんだけど……
なんか知ってはいけない事を知ってしまったので、とりあえず麻婆豆腐を食って風呂に入って寝た。
いつものように風呂に一緒に入ろうとする彼女を抑え。一緒に寝ようとする彼女を寝かしつけて寝た。
ここまでがテンプラ。
ここからがマグマなんです!!
さて、今日は予感がしていた。
多分、今日の夜に出るな〜的な感じの予感だ。
この予感は外したことがない。宝くじすらもこの予感で当てたんだから信用してる。
さて、今日は……都内か。
しかも予感が激しい。大物だな……
久し振りに彼女に応援を要請するか……
「もしもし?ああ。今回もだ。場所は……」
―東京都都心部―
深夜に突然集められた魔法少女達は何事かと困惑していた。
総勢150名のオールスターズである。
新人はこの防衛作戦には対応できないと考えられ、戦闘能力的に、もしくは魔法少女の経歴が年を超えてない子は強制的に外された。
次々と戦車隊やヘリ部隊も集まってきた。
魔法少女との衝突を避ける為に魔法少女は今回近接戦闘を主眼としている者が多く集められた。
中にはその近接戦闘の
「あれが……」
「ファイタークイーン……
彼女が呼ばれる程となるとこの作戦は余程の事なのだろう……
そして、戦術士官が到着し、ブリーフィングが開始された。
「今回の敵についてだが、詳細な情報は無い。しかし、200m超の大型である事。そして、ここ東京都都心部に出現する事が分かっている。各自は現場で即時に対応できるよう
短いブリーフィングだったからか、情報が少ないからか中々緊張感が無い彼女達。
しかし、その彼女達の度肝を抜くような出来事は数十分後に起きた。
配置に着いて監視体制に移行してから早10分。
中々出現しない怪物に暇になってきた。
それにより監視に穴が空いたのか?スクランブル交差点に突如とさて現れた人に魔法少女は気が付き、怪しみながら人へと話し掛けた。
「すみません!ここ、なんか危ないみたいなので避難してもらえると……」
避難。
そこまで考えて何故気が付かなかったのかと理解した。
避難指示が出てからもう1時間だ。
避難は完了していると聞いており、人っ子一人いないのが当たり前だ。
なのに……なんでこんなに
「おっそ〜い♪」
光、熱。
感じた時にはもう既に壁の中だった。
何枚ものコンクリートを突き抜けた彼女は意識が朦朧としている中で敵の姿をやっと理解した。
巨大化していく彼女。
変質し、ビルよりも高くなり、気持ち悪いヘビが身体から飛び出て街を攻撃していた。
守らないと……
私達が守らないと……
「貴女一人じゃない。だから……安心して仲間に託しなさい」
「あっ………クイーン……」
その後ろ姿は頼もしく、安心感があった。
そして、絶対的な強者が居るのだと理解した魔法少女は変身を解いて眠りへと落ちた。
「……とは言ったものの。これじゃあ近接攻撃が効くかどうか………」
わからない。
200m。
その体積も面積も圧倒的に多いこの怪人に攻撃が効くのか?
接近戦のメリットデメリットを良く知っている彼女はこのときばかりはヤツに頼らざるを得なかった。
「どうせ来ているんだろう……」
そう言い彼女の姿を思い出す。
黒いマントを着た謎の魔法少女……
黒いチョーカーを付けられ、操られている可哀想な少女……
「助けられてばかりだな……私はッ!!」
気を引き締め、怪人へと飛んでいった。
「ひえ〜……デッカイなぁ……」
その彼女は電波塔の上で遊々とした雰囲気を醸し出していた。
ヤンデレ、勘違いっと……なんか知らん間に増えていってるなぁ……
誤字報告助かります!!
あ、なんか誤字報告機能とかいうのがあるみたいですよ!!それを使ってくれると対応がしやすくて助かるパスカル!!(は?)
はい、すみません。
とりあえず誤字報告してくれてありがとうございます!!