愛とか勇気とか元気とかでコンクリートを破壊するのはリアル的に駄目だと思うの!! 作:デルタイオン
150名の攻撃は凄まじい勢い
過去形になっている事からわかるように、その勢いはもう無くなり、死者も出始めていた。
これがリアルだ。死者も何もないアニメの魔法少女ではない。
リアルな
立っている魔法少女の腕は肩からありえない形として外れており、足の筋肉からは地面にちょっとした血溜まりが出来る程出血している。
勝てない。
周囲で倒れている魔法少女や軍人。それを今まで守ってきた彼女だが、それでも死の感触を肌で感じ取っていた。
ここではない遠い所で死んでいく人。その感触を彼女は受け取っていた。
彼女は弱い。先輩方と比べても、後輩達と比べても。
しかし、彼女はただ弱かった訳ではなかった。
魔法少女として一番大切な事。それは気持ちの強さであった。
例え、死んだとしても。
例え、もう喋れなくなったとしても。
それでも、守る為に戦う。
自分ができる範囲で、自分が出せる限界で。
だが、勝てない。
勝てなければ意味が無い。
最終的に今ここで勝てなければ彼女が守ってきたものは無駄となってしまう。
否、彼女の存在意義が無くなってしまう。
勝てない。
だが守る。
それでは駄目なのだ。それは彼女が一番理解している事だ。
諦めはしない。しかし、それでは勝てない。
それが、彼女を酷く恐怖へと陥れていた。
(私が死んだら……今ここに居る生命はこの世から消滅してしまう……)
死ぬことも、勝つ事も出来ない。
涙が出た。
こんな事は初めてだった。
頼みの綱であり、希望の象徴だった朝美雷華は戦闘不能の
先輩方も放心状態か戦闘不能。または死亡している。
今、この戦場で唯一戦いの歴が長い者は彼女しか居なかった。
(それでも……)
そんな絶望的な状況だからこそ……
(それでも!!)
リアルというのは
空間が光った。
その光は眩しく。皮膚が焼かれるような感覚に襲われる程に強かった。
若干の火傷をした腕を下ろし、前を見た。
街があった。
街があるのだ。
あの巨大な存在ではなく、街がある。
崩れたビル。燃える民家。
地獄絵図だが、どこか一つ。その主犯たる物が無い。
ふと、空を見上げた。
彼女の頬に一滴の血が打ち付けられた。
―上空2000f―
怪人は理解出来なかった。
体中から訴えられる苦痛も、景色が見えない視界も意識の外に置いてしまう程に。
世界が変わったように突如怪人をジワジワと死へと連れて行く。
その状況が理解できない。
何故だ?何故だ!?何故なんだ!!
怪人は沢山の同房達を食い成長してきた。
自分と同じ怪人も、ペットである怪獣も。
目にあるもの全て食い、成長されてきた。
そして、魔法少女を全て倒す。否、殺す。
地球を再生させる怪人の祈りは先程まで身に染みる程に受けていた。
しかし、それは突如として打ち破られた。
(何者だ?)
(魔法少女か!?)
(否、この力は魔法少女ではない!!)
(
そう考えたと同時に、彼女は核が潰れた事を理解した。
総怪人257名、総怪獣347匹。
その力を余すことなく身体に蓄えたはずの彼女は何者かに理解する間も無く死んだ。
―遥風一菜視点―
そろそろ危ない頃だと感じた私は怪人を殺した。
私が出るほどではないと考えていたが、思ったより魔法少女の構成が悪かった。
こういった系に強い魔法少女が居なかったのである。
まあ、その魔法少女が居なかったので自分が今安全なのだが……
「ッ!?」
殺気?
違う、
四肢がワイヤーにより高速され、骨まで深く食い込んだワイヤーから血が垂れる。
「念には念を入れ、深く潜んだ甲斐があったよ……魔法少女【アンノウン】……いや、遥風一菜」
(名前が!?何故だ……この口から一度も出した事は無いのに……いや、それよりコイツは!?)
目の前に現れた魔法少女を見て俺は世界魔法少女保安委員会への認識が間違っていた事を理解した。
腐っているのは全てだったのだ。
「味方の犠牲を背負う気はない……」
「残念だが、強制的にでも背負ってもらおう。例え、その身が朽ちたとしても……この代償は高く付くぞ」
「それはこっちのセリフだ……」
魔法少女、軍人。数多の生命を犠牲にしてまで俺を捉えたいか……
対大型怪人のプロフェッショナル。そして、対魔法少女戦闘のプロフェッショナルの【スピアメイデン】さんよ……
さて、捕まりましたね。死者まで出してまで捕える程に注目されているアンノウンちゃん。これからどうなる事やら……(何か書かれている紙を見て)
一度プロトタイプが消えて萎えました。で、なんか死者までだしてこの終わり方は無いなぁ……って考えてたらいつの間にか主人公捕まってたんだぜ。なにがあったんだ……
ギャグは何処へ……これ一応ギャグ路線を考えてたいたんだけどなぁ……(ガチ)
俺が書くと毎回こうだ!!チクショウ!!