アイテム番号: SCP-001-JP
オブジェクトクラス: Target
特別収容プロトコル:世界をSCP-001から守るばかりではなく、帰る人の待つ世界を平和に維持する「
説明:SCP-001は、「歪み」と呼ばれる、異常性により発生する世界の正常性の喪失・破綻・不確定・不安定化現象の総称です。
「歪み」は一部の特殊能力者により視認することができ、またヒューム値の異常震動としてカント計数計に表されます。
「歪み」は因果の破綻、正常性の破綻であり、例えば現実改変や時間超越介入などが起きた結果として未来が定まらなくなった物体に発生します。このことは最初の「歪み」視認能力者である茅野メリッサ氏の報告を分析した結果判明しました(事件結果001-JP-1920を参照してください)。
「歪み」の増大は因果系の破綻となり、現実性の揺らぎ、事象の喪失を引き起こします。「歪み」が最大値に至った場合、周囲は深刻な現実酔いとともに対象の現実崩壊を視認することになり、対象は規定現実から消失します。
財団は「歪み」を取り除くために異常性を世界から隔離します。
ー人類が健全で正常な世界で生きていけるように、人々の帰る世界が平和であるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざける礎とならなければならないー
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Dear司
この手紙が読まれることは決してないだろう。けれども私は、何かを書き残しておきたかった。
サンフランシスコで再開したメリッサくんが「まだ『歪み』は帝都から消えていない。」と言った時、私はひっくり返りそうになったものだ。メリッサくんが「歪み」と呼ぶのは「未来視での、未来の見えなさ」、すなわち正常性の歪みなのだから、「世界の異常性、超常、オカルト」と呼ぶべきものが加藤大尉だけでなければ当然だったのだがな。
それから私は、加藤大尉のように超常を悪用するものが現れないよう、そして超常が世界を破壊しないように働きかけるため、伝手をたどり、犀賀なる者の手引きもあり、”財団”にたどり着き、そしていくつかのささやかな助力とこの提言を与えた。彼が魔人を超える歪みを持っているそうであるということには要注意ではあるが…
やれるだけのことをしたし、探偵らしく探せるだけのことは探してきたと信じている。彼ら財団も、私の発見と推理を無駄にはしなかったはずだしやれるだけのことはし防げるだけの事件は防いできたはずだ。
司よ、私は守れただろうか、司の帰る平和な世界を。
この世界線では、大正150年カノンへの分岐を三枝マイが防ぎ、1998年カノンへの分岐をショパンゼミ事件を未然に防ぎショパンカルトを逮捕させることで所長が防ぎ、そしてサーキック・カルトによる細菌兵器の使用とそれによって始まる大戦争(”桜雲”世界線)を中森館長から模造神withパンデミック経験タイムトラベラー写真を譲り受けた壊れた神の教会が防ぎ、細菌兵器作戦を阻止されたので直接にくにくしいものを使うことにしたサーキックによる大戦争を財団が止めて、平和な”令和”世界線に司が帰ってくることができた、というカノンです。