ラブライブ! ~黒一点~   作:フチタカ

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二期からは若干オリジナルが多くなる予定です。
また、ツバサは二年生という事で。本家の設定と相違点はございますが
一応、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。


第三話 宣戦布告

 タッタッタッタ。

 

 俺はツバサたちのいる部屋から飛び出すと、駆け足でいつも皆が練習している場所へと急いでいた。案の定、一階の受付付近では不審者に向けられるそれと同じ視線を感じるものの、華麗にスルー。

 というか、逃げるようにUTXを後にした。

 

 素直に来てよかったな、と思う。

 

 もちろん最初はツバサに良い印象は抱いていなかったが、先日の非礼をきちんと詫びて態度を改めていた所を見ると根は素直でいい子らしい。それに、あんな圧倒的な才能を持って生まれた人間と出会える機会なんてそうないしな。

 俺はうっすらと微笑みながらも、軽く唇を噛んだ。

 わずかに血の味がする。

 

 初めて顔を合わせた瞬間、本能的に敵わないと悟ってしまった自分が情けない。

 

 目が合って、そして値踏みされるかのような視線を向けられた瞬間、俺は自分の才能のなさを見抜かれたことを察せざるを得なかった。蛇に睨まれた蛙。相手に敵意は全くなかったが、そう表現しても差支えないだろう。それほどまでに彼女と俺の間に確かな差があったのだ。

 上手く言葉で言い表すことは出来ないけれど、努力に努力を重ねても結果を出せるか分からない俺と、努力すればするだけ高みへと昇っていけるツバサ。他の二人も彼女ほどでは無いとはいえ、その類の人間だろう。

 ダンスの事は分からないけど、勉強に関してなら良く理解できるのだ。

 俺が何時間もかけて会得した知識を、ものの数分で使いこなす天才は確かに居る。

 俺は、バスケを捨て遊ぶ時間を費やして、やっと彼らと同じ土俵に上がる事のみを許される。

 

 凡人と天才。そこにある確かな差を感じ取ってしまった訳だ。

 

「不公平だなぁー」

 

 ポツリと呟く。

 もちろん、白旗を揚げるつもりなどさらさらないけれど、羨む気持ちが無いといえば嘘になる。しかし、泣き言を言ったところで何かが変わるという訳ではない。俺はそっと愚痴を飲み込んで前を向いた。

 

 

 とりとめのない事を考えながら走っていると、ポケットに入れていたスマホが振動し始める。仕方なく一旦立ち止まってそれを取り出すと、先ほど別れたばかりのツバサからの着信が入っていた。

 一体何の用だろうか? もしかしたら話の続きがあったのかもしれない。とりあえず早く穂乃果達に知らせを届けてやろうと部屋を飛び出して来てしまったから……落ち着いて最後まで話を聞いておけばよかった。

 俺は少しだけ反省しつつ通話ボタンを押す。

 

『カイナ。さっきぶりね』

「あぁ、そうだな。なにか言い忘れた事でもあった?」

『言い忘れどころか、カイナ。貴方ほとんど何も聞かずに帰ったのよ?』

「え、マジ? それは申し訳ない事を……」

 

 どうやら予想は当たっていたらしい。

 でも、一体何を聞き逃していたのだろうか?

 

『良いわよ。別に。でも、前回のラブライブと形式が全く違うから、それについて知っておいた方がよいでしょう』

「形式? ランキングとかじゃなくなるって事?」

『えぇ。察しが良くて助かるわ。その通り。大まかに説明するけれど、時間は大丈夫?』

「あぁ。よろしく頼む」

 

 俺はそう答えて、ツバサの話に耳を傾けた。

 

 彼女の話を要約すると以下の通りだ。

 

 開催日は三学期末。

 第二回ラブライブは地方ごとに予選を行い、勝ち残ったグループが本戦へと出場。そこで勝敗を決める。なんというか、割と分かりやすいシステムに変化したらしい。それに、この条件はなんというか……。

 

『μ’sにとっては凄く良い話でしょう?』

「そうだな。ありがたい」

 

 電話越しに笑う彼女にそう返した。

 仮に前回のようにランキング形式が採用されるとなると、前回のファイナリスト達がどうしても有利になってしまうのだ。それはそうだろう。知名度に加えて、前回新たに出来たファンが味方に付くのだ。

 新しくスクールアイドルを始めた子達が叶うはずもない。

 

 μ’sも一度リタイアした以上、その差を埋めるのはかなり辛かっただろう。

 

 しかし、ツバサの話したルールは違う。

 

 前回大会が『アイドルグループそのものの人気を競う』ものであったのに対して、今回の手法で行われる大会は『演技の純粋な質を競う』ものへと変化したといえる。

 長いスパンで勝敗を決めるランキング形式ではなく、予選という単発の演技で競い合う形式へと変化したという事はその分、実力はあるが知名度は無いグループに勝ちの目が残されるのだ。

 もちろん、知名度が作用しないとは言わないが十分演技で巻き返しが効く程度の補正へ留まるだろう。下剋上に適したシステム。ツバサはそう評した。

 

『面白い大会になりそうでしょう?』

「そうだな。君らに不利だけど、いいの?」

 

 いや、こんな質問など愚問以外の何物でもないな。

 俺は問いかけてから図愚に気が付いてかぶりを振る。

 

 

『良いも何も、私たちにこそ相応しい型式よ』

 

 

 迷いなく言い切った。

 言葉の端々からにじみ出る圧倒的な自負。そこに嫌味など欠片もなく、自分たちの実力に対する確固たる自信だけがみなぎっている。俺はその言葉にただただ圧倒され、頷いた。

 

「そう……かも、な」

『えぇ。そして私たちとμ’sは同じ予選ブロックにいる。意味は分かるでしょう?』

「……」

 

 つまり、ARISEとは本戦を前に雌雄を決さなければならない。

 ラブライブに出場するためには彼女たちを……。知らず知らずのうちにため息が出てしまう。

 

 シード権で前回優勝者は本戦から出場。

 そんな話は無いのかなぁ?

 

 いや、無いはずないだろう。大会側としてもその方が盛り上がるし、彼女たちの演技が本戦にふさわしくないものであるはずがない。なのにARISEが予選に参加するという事実。

 それはつまり。

 

「君らは、辞退でもしたの? シード権とかあるだろ」

 

 俺は彼女の質問には答えずにそう問いかけた。

 電話越しにクスリと可愛らしい笑い声が聞こえる。

 

『さすが、頭の回転は速いわね。その通りよ、そういう話は確かにあったわ。でも、私たちは現状に甘えたりしない。ゼロからもう一度頂点まで、自分たちの力で辿り着く』

「やっかいだなぁ」

『ふふっ。大人しく本戦で待っておいて欲しかったかしら?』

 

 天才の、そんな言葉。

 悔しいな。本心を言えば、本戦で待っていて欲しかった。一回でも多くライブを経験して、実力を高めたμ’sの皆が本気でぶつかる相手。そうであったなら良かったのに。

 

 でも、そんな台詞口が裂けても言ってやらないからな。

 出来るだけふてぶてしく、生意気に。俺は言葉を返した。

 

 

 

「どうせアイツらが勝つんだから順番は関係ないよ。早いか、遅いかだ」

 

 

 

 俺自身のちょっとの意地と……穂乃果達への大きな期待。

 思っていたより楽に、その言葉は口をついて出てくれた。

 

『あはははっ。本当にカイナは面白いねっ』

「まぁ、俺のギャグセンスは自他ともに認める所ではあるけど」

『その話ではないわ。あと、カイナ良くすべっているわよ?』

「……グスン」

『な、泣かないで』

 

 言われて一番傷つく言葉をかけられてしまう。

 やば。涙が。

 

『でも……、不思議な人だね。カイナは』

「そう、か?」

『うん。実際に私を目の当たりにして尚、他人の才能を正しく見抜ける貴方はそんな台詞を吐く。本当に、あの子達が私たちに勝てるって思っているの?』

 

 かけられたのは素直な問いだった。

 本当に彼女は疑問に思っているのだろう。

 

 圧倒的な実力を持つがゆえの価値観。

 でも、それはおそらく間違っていない。悲しい程に正しい物事の判断基準だと思う。正直な話をすると、μ’sがARISEに勝てる可能性なんて一パーセント。いや、一パーセントも無いのかもしれない。

 

 それでも俺は、頷いた。

 

「あぁ。もちろん」

 

 彼女は、少しだけ沈黙して、再び問いかける。

 

『それは、期待? 願望? それとも……貴方の意地?』

「その全部だよ。俺は、君がきっと信じていないそれが、何より大事な物だって思ってるから」

『そんなものはまやかしよ』

 

 淡々と言い返される。

 まさにその通り。そう言う他無い反論だけど。

 

『諦めるよりはずっとマシ……そんな感じかしら?』

 

 いや、違う。

 そんな諦めを前提にした覚悟に価値は無い。

 

 

「何言ってんの。俺は本気で君らに勝つ気でいるっつの」

 

 

 根拠や自信なんてないけれど、意地や期待ならある。

 それだけあれば十分だ。少なくとも俺はそう思う。

 

『……ふふっ。あははは』

「そんな笑う所か?」

『笑う所よ! 意味が分からないものっ。あはは』

「ふん。他人にすぐさま理解されるようなやっすい生き方してないからな~!」

『もう、怒らないで。悪気は無かったの』

 

 未だに苦しそうに息継ぎしながら、彼女は断りを入れてくる。

 

 ツバサはひとしきり笑った後、再び口を開いた。

 

『本当、面白いわね。貴方は』

「何で上からなんだよ。年下だろ、君」

『ふふっ。すみませんっ。でも、私、カイナのそういう所……』

 

 一呼吸。

 

『好きだなぁ』

「そりゃどーもっ。嫌味かっ!」

『もう。本当に魅力的だって思っているのに』

「ふんっ」

 

 

 

***

 

 

「海菜さんにゃー!」

 

 ツバサとの電話を切り上げて練習場所に到着すると、メンバーたちはまだそこで振付の確認を行っていた。いち早く凛が俺の姿を見つけて元気よく手を振ってくる。俺はそんな人懐っこい後輩に軽く手を振り返した。

 

「海菜さん、こんにちはっ」

 

 なぜか俺の元まで走って来てくれたことりが嬉しそうに挨拶してくれる。

 汗に濡れたうなじが妙に色っぽくて、俺は気付かれないようにそっと視線を外した。

 

「よっ。どう? 良い感じに練習してた?」

「はいっ! 皆良い感じです」

「そかそか」

 

 例の留学云々の話が終わった後くらいから、不思議と彼女は積極的に俺に絡んでくれるようになっていた。今までは少し様子を見ている節もあったのだろう、丸く収まった今、ことりとの距離が縮まったと思えば良かったのかもしれない。

 

「海菜さんはどこか行ってらしたんですか?」

「あぁ。ちょっとな」

「海菜さーん! はやくはやくー!」

 

 穂乃果の元気の良い声が響く。俺とことりはあわてて雑談を中断して、皆が待つ広場へと急いだ。俺が来たついでに休憩をとることにしたのか、全員汗を拭って俺を待ってくれている。

 

「よ。皆お疲れ様」

「お疲れ様ですぅ」

「お疲れ様です」

 

 礼儀正しく花陽と海未がそう返してくれる。

 

「今日はちょっと遅かったんやね?」

「そういえば、朝予定があるとか言っていたわね」

「あぁ。その事なんだけどさ」

 

 俺はたった今ツバサに聞いた話をしようと姿勢を正した。

 いや。待てよ。ラブライブ二回大会の話をすれば、絶対誰に聞いたんだって話になるよな? 俺はそっと花陽とにこの表情を伺った。

 

「どうかしましたか?」

「何よ」

 

 ま、でも言わなきゃ何も始まらないし、仕方ないか。

 

 俺は観念して、一応誰に聞いたかは伏せながらラブライブ開催の詳細を話して聞かせる。前回とはそもそもの形式が違う事、開催日、予選の話。全て語り終えると、全員が心地の良い位の反応をして見せた。

 

 穂乃果やにこ、凛あたりは爛々と目を輝かせて見るからにはっきりと分かる意欲を覗かせている。真姫や絵里、希は静かに何やら考え事をしているし、花陽や海未、ことりは驚いたり、周りの様子を伺ったりしていた。

 

「てな訳なんだけど。どうする?」

 

 一応聞いてみようか。

 この様子なら二つ返事で出場を決めるだろうけど。

 

「もちろん出るに決まってるじゃない!!」

「そうね、良いんじゃないの?」

 

 にこの食い気味の返事に、同調して凛や穂乃果も頷いた。

 真姫もその言葉に意見を添える。他のメンバーも賛成なのだろう、遅れて同意の意を示した。

 

 

「ところで……」

 

 そっと、希が口を挟む。

 ラブライブの話で盛り上がろうとしたタイミングで水を差すような一言に、一瞬ざわついた。彼女が和を乱してまで発現することはかなり珍しいため、穂乃果達も不思議そうに希へと視線を向ける。

 

「古雪くんは、どこでその話を聞いたん?」

「ぐ」

「確かにそうですね。私もそう言う情報には詳しいですから、海菜さんの方が先に発表に気が付くなんて……」

「確かに。こういうのはいつもかよちんの役目だにゃー」

 

 やっぱりその話になるか。

 さすがに希辺りは誤魔化せなかったみたいだ。

 

「言わなきゃダメ?」

『ダメ(です)』

 

 

 

***

 

 

「ARISEと会って来たですってぇーーーーー!!!!」

「嘘ですよね! 嘘だと言ってください! 羨まし過ぎます!」

「痛い痛い痛い!! 揺らすなバカ!」

 

 事の次第を話すと、案の定にこと花陽が大騒ぎし始めた。花陽は目に涙を浮かべてこちらを見つめているし、にこに至っては大音量で叫びながら俺に肩を掴んでぐわんぐわん揺すってくる。

 コイツ、俺の首根っこを神社の鐘か何かと勘違いしているのではないだろうか。普通に痛いから早く落ち着いて欲しい。

 

「はぁっ、はぁっ」

「ううううう~」

「流石の俺も恐怖を感じるんだけど、この二人には……」

 

 俺は身構える例のアイドルオタク二人を横目に、他のメンバーへ助けてくれのサインを送った。しかし、なぜか誰も手を貸してくれない。真姫や海未、絵里は呆れたような視線を向けるばかりだし、穂乃果と凛は花陽達とは違うまともなトーンで羨ましい~と盛り上がっている。

 ことりと希は……なぜか笑っていた。

 それもかなり不機嫌そうに。

 

 何も言葉を発さないあたりがまた恐ろしい。

 

「アンタ!」

「なんだよ。耳元でデカい声出すな!」

「ちゃんとサインは貰って来たんでしょうね!?」

 

 あ、そういえば、あんじゅのサイン三枚貰ってくるの完全に忘れてた。

 

「い、いや。貰ってないけど……」

「今日ほどアンタに呆れたことは無いわ」

「海菜先輩とはいえ、それはさすがに信じられないです」

「お前らの常識が俺の常識だと思うなよ。どちらかというとお前らの方が傾いてるからな」

 

 生ごみを見るような目でこちらを見つめ、盛大なため息をつく二人。

 いやいや、俺悪くないよな。何一つ!

 世間一般の常識から傾いているのは彼女たちの方に違いない。もっとも同級生の方は明らかに胸の傾きは小さいけれど。……さすがにこの状況で口に出して言うと本気のパンチを貰いそうなので口をつぐむ。

 

「それで先輩! ARISEはどうでしたか!?」

 

 ずずずいっと顔を近づけてくる花陽。いつもは恥ずかしがって目を合わせることすらためらうような子なのに、よっぽど彼女の中にある変貌スイッチを強く推してしまったのだろう。

 後ろで凛がこのかよちんもすきだにゃー、と呑気な事をのたまわってはいるが俺個人としては勘弁願いたい。

 

「どうでしたか? ……とは?」

「感想ですよ! 感想!!」

「普通に可愛かったけど……」

 

 瞬間。

 希とことりの二人から若干黒いオーラが巻き起こる。が。俺はそれに気が付く前に再びにこに襲い掛かられていた。

 

「なんでアンタはそんなに感動がないのよーーーー!!」

「んな事知るかーーーーー!!!!」

 

 感動を強要するとは何事だろうか。

 俺は必死に彼女を振り解いて立ち上がる。

 

「アンタ、誰と会って来たか分かってるの!?」

「だから、ARISEだって……」

「そう! ARISEよ!? 現時点におけるスクールアイドルの頂点に君臨するカリスマ的存在。全国の高校生の憧れの的なのよ!? なんでそう『さっき、ちょっくら会って来た』みたいなノリなの?」

「いや。だから俺別にアイドルに興味ないし。頂点っていうけどさ。じゃあにこは世界で一番強くて高価でカッコいいカブトムシ見せられて興奮するか? 要するにそれと一緒だって。好きでもないものの頂点見せられた所で……」

「もーーーー! ほんとに話が通じない! このバカは!!」

 

 何とか弁明しようとするものの、頭を抱えて倒れられてしまった。

ま、いいや。静かになってくれるんならなんでも。俺はため息をついて今度こそ他のみんなの方を向いた。

 

「ARISEをカブトムシに例えるような人、海菜ぐらいよ」

「ホントに興味ないのね……」

「ある意味凄いです」

 

 絵里、真姫、海未の視線にはもはや尊敬の気持ちさえ宿っている。

 

「海菜さんは、私たちを放って置いて、ARISEの方たちと楽しくお話してきたって事ですか~?」

「ホント、女の子と縁の出来やすい人やね」

「……」

 

 聞こえないフリで行こう。

 怒りの原因も分からない彼女たちに絡むのは危険なだけだ。

 助かったことに、絵里がそういえば。と口を開く。

 

「予選でラブライブ出場を決めるって事は当然……」

「ARISEと戦う必要があるって事ね」

 

 真姫が彼女の言葉を引き継いだ。そこでやっと、他のメンバーもそののっぴきならない事態に気が付いたのか、口々に不安そうな声を上げ始めた。中に諦めにも似た台詞を零して嘆く連中もいる。

 

 俺は静かに呟く。

 

「そういえば」

 

 再び全員の注目を集めた。

 

 

 

 

「さっき、μ’sはARISEに勝ちますって言って来ちゃった……」

 

 

 

 

 一斉に上がる悲鳴。

 あぁ。今度こそ本当に殴られるかも知れない。俺はそっと両目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 


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