over the GUNDAM   作:星々

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ついに始まる決戦
混同する力の中で巻き起こる乱戦
それぞれの想いがぶつかり合う
そして運命は、何処へ向かうのか


24th 〜抗う力〜

(三人称)

 

 

 

開戦後、リヴェラシヲンのメンバーが直々に率いる部隊も加わり、戦闘は苦戦を強いられた。

アンジェロ・ザウパー率いるフル・フロンタル親衛隊をはじめ、東方不敗が率いるDG(デビルガンダム)四天王、ギンガナム艦隊のMS部隊、トレーズのフリューゲル隊など、やはり強者が揃っている。

しかし、リヴェラシヲンの一員であるトレーズの行動により、これらの隊列は大きく崩れることとなる。

 

「今だ!」

 

トレーズ駆るトールギスⅡがドーバーガンを頭上に撃ち上げた。

すると、またどこからか、白い戦艦が現れた。

 

「あれは…ピースミリオン!?」

 

ミデン、レイ、ヌクスィルの3人が共に知るその艦は、ビーム砲で弾幕を張りつつ、5機のMSを出撃させた。

赤いアドヴァンスドジンクスに青いスタークジェガン、さらには角を持った真っ白な機体もある。

 

『最初からこのつもりだったのかトレーズ。』

 

「ハマーン、私は君らの思想にはどうも共感できなくてね。残念だが抗わせてもらう!」

 

戦場は荒れはじめた。

トレーズ派のMSは、トールギスⅡ、トールギスF(フリューゲル)、エアリーズ改、ゴールド・ビルゴ、シルバー・ビルゴ、スタークジェガン、デルタプラス、アドヴァンスドジンクス、Ξ(クスィー)ガンダム、フルアーマーユニコーンガンダムである。

 

 

 

 

 

『見つけたぞ…角ジェガン!!』

 

「アンジェロォ!!」

 

青いスタークジェガンとローゼン・ズールが対峙した。

ローゼン・ズールの右腕には、斬り落とされた手を補うようにシールドが取り付けてある。

 

 

 

「モビルファイターぁ? 戦争をナメてんのかこの野郎!!」

 

ラグはマスターガンダムに突貫した。

GNソードをマスタークロスで受け止めるマスターガンダム。

 

『いつまでも型にはまったメカしか使わん若造がぁ!』

 

 

 

『ユニコーンか。』

 

「フル・フロンタル!!」

 

「あなたは何も分かっていない! あなたがやろうとしていることは、ラプラスの箱よりも危険なんだ!」

 

シナンジュとユニコーン、デルタプラスが激突した。

マグナムとライフルの起動が軌跡を描きながら飛び交う。

 

 

 

宇宙用バーニアに換装したトールギス、トールギスFがターンXとの鍔迫り合いを押し切り、ランスで高速な突きを放った。

 

「ギンガナム…いつかの礼を言わせてもらおうか!!」

 

『はははは!! 閃光の伯爵か!!』

 

 

 

次々とマッチングが決まっていくなか、メテオリテォスとフェニックスメイデンはリボーンズガンダムに取り付いた。

ガトリングとバスターライフルでの撃ち合いに、フェザーファンネルが加わり、ここだけ見れば押していると思われた。

 

『それが君たちのガンダムか…面白い!』

 

トライデントシザースの渾身の一撃も、GNビームサーベルで受け止める。

とてつもないパワーだ。

メテオリテォスと入れ替わるように、今度はフェニックスメイデンがビームトンファーで斬り込むが、これは回避されてしまう。

 

「もう何も言わない。ただ…その歪んだ望みを打ち砕く!!」

 

「お前なんかに支配されたらたまったもんじゃないからな!」

 

ドラゴンハングを飛ばす。

が、ドラゴンハングがリボーンズに到達する前に、メテオリテォスは横からタックルを食らった。

 

「ガガ…ッ!」

 

ガガはそのまま自爆し、ガトリングに併設されたシールドに大きなダメージを与えた。

 

「特攻…アイツ、ガガを操ってるのか…?」

 

「アタシと同じようなヤツか…」

 

 

 

 

 

トレーズはハマーンのキュベレイと交戦していた。

多数のファンネルを回避しながらの戦いということもあり、密接戦に持ち込んでいる。

さらに、援護に2機のビルゴⅡを付け、戦いを有利に運ぶ。

 

『トレーズ、もう一度チャンスをやる。私たちと一緒に来い。』

 

「それは無理な相談だハマーン。もし扉が開き時空を手に入れたとしたら、それをどう使おうというのだ?」

 

『人類の統合、管理、そして新しい世界への進出…使い道は山ほどある。』

 

「それは全て、ただ支配ではないのか? 勝者を気取り、拾ったものを掲げて、強者と偽る。それでは何も変わらない。」

 

双獣のビルゴがファンネルを撃ち落としていくが、一向に数が減らない。

プラネイト・ディフェンサーによる電磁フィールドで凌いではいるが、このままではいずれやられる。

 

「例えば、その統合とやらを果たし、管理し続けたとしよう。すると人類はどうなる? ただ衰退していくだけではないのか?」

 

『全てが管理された完全な世界。その中で、人類全体の進化すらも管理するということだ。これは私個人の考えだがな。全ての事象を管理していれば、衰退などまずあり得ない。そうして人類全体が心すらも共有する完全なニュータイプとなる!』

 

「過去、人類は進化と衰退を繰り返して歴史を紡いできた。人間に必要なのは、進化することではなく戦う姿、その姿勢だと考える。心を共有してしまえば、この美しい人間性が失われる。」

 

ビームサーベルがぶつかり合い、激しいスパークが発生する。

 

「そして人類の間に、強者や弱者、勝者や敗者という差が無くなり、そこで歴史は停止する。歴史の中で衰退していくべき勝者と若き息吹が培われていく敗者の隔たりが消え、成長もしなければ世代交代も行われない。そんな世界が本当に望むべき正しい人類の姿なのだろうか?」

 

『そうだ。』

 

「私はそうは思わない。人類は、今までそうだったように、成長と衰退による世代交代によって、常に新しい可能性を見つめていかなければならない。私はこれからの人類を築いていきたい。」

 

『トレーズ……何が言いたい。』

 

「私は……敗者になりたい……」

 

『ならば、ここがお前の墓場だ!!』

 

キュベレイはもう片方の手からもビームサーベルを発生させ、トールギスⅡめがけて振り上げる。

トールギスⅡはそれをシールドで防ぎ、ドーバーガンを放ちながら間合いをとる。

 

「閣下、俺たちが牽制します。その隙に!」

 

「頼む!」

 

アイクのシルバー・ビルゴがヒートロッドでファンネルを払いながら急速接近し、ビームソードで斬りかかる。

3基のプラネイト・ディフェンサーで電磁フィールドを発生させ、キュベレイの腕の動きを鈍らせた。

 

「マルク!」

 

シルバー・ビルゴの背後から、マルクのゴールド・ビルゴが飛び上がり、メガビーム砲を放つ。

最初から当たるとはこの2人も思っていなかったが、キュベレイは宙返りで回避した。

そして、その隙にトールギスⅡが突貫した。

 

「甘いぞハマーン!」

 

『そのくらい読めているわ!!』

 

ビームサーベルを2本構えたトールギスⅡとキュベレイが再び鍔迫り合いになる。

トールギスⅡはそのまま2段蹴りでキュベレイを蹴り上げた。

そこにシルバー・ビルゴがバスターキャノンを放つ。

しかし、何処から現れたのか、真っ黒なキュベレイがそれを受け止めた。

 

「MK-Ⅱ!? いや、量産型か!」

 

「アイク、マルク。白いのは私が相手する、量産型を頼む!」

 

「「了解!!」」

 

トールギスⅡはビームサーベルによる攻撃をやめず、再び密接戦闘に持ち込んだ。

キュベレイの突きを紙一重でかわしながら斬撃を繰り返すが、これもまた紙一重でかわされる。

 

『こんな世界で朽ち果てる己の身を呪うがいい!!』

 

「死にはしないさ。私の後ろには頼れる部下がいる。私を信じて戦っている者たちがいる。その想いを裏切ることなど…‼︎」

 

トールギスⅡのスーパーバーニアが大きく開き、青白い炎を吹いた。

 

「できるものか!!!」

 

 

 




どうも星々です!

トレーズ派が動きました!
ローゼン・ズールがep7仕様なのにリディはデルタプラスに乗ってたり、原作の進行を無視してる気はしますがw

さぁ、いよいよ終盤に入っていきました!
次回もお楽しみに!
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