大地は燃え、MSは抵抗虚しく斬られてゆく。
やむなく撤退するソレスタルビーイング。
刀がぶつかり合い、多くの血が流れる中、勇敢にも立ち向かう2人は…
突然、衝撃波が襲った。
辺りの残骸は吹き飛び、MSは倒れた。
辛うじて被害を避けられたスタークグランシャリオは、衝撃波の発生源を見た。
燃え盛る炎の向こう、そこに新手はいた。
視認した限り3機、並んで直立していた。
「新手…? ここの所属じゃなさそうだけど…」
現れたMSは、ゆっくりと歩き出した。
そして、通常回線で、この戦域全てに話しかけてきた。
『我らは
送信源は中央で2機を率いるガンダム。
シンプルな見た目ながらもどこか孤独と絶望を感じさせる機体、エクストリームガンダムである。
両脇にいるのは、青い体に赤い肩を持つ機体、イフリート改と、赤い和風の鎧を纏った機体、真武者ガンダムである。
真武者とイフリート改は、それぞれ、日輪丸とヒート・サーベルを構え、猛スピードでMSの破壊にかかった。
『我らはオーストラリアを拠点とする連合勢力、フュゼに対して警告する。無駄な抵抗はやめ、直ちに絶望せよ。』
エクストリームが空中に浮遊すると、空から大きなアーマーのようなものが降ってきた。
背中に巨大な剣を携えている。
エクストリームはそれを
「何あれ!?」
ミデンはエクストリームガンダム タキオン・フェイズの姿に驚いていたため、敵の接近に気づくのが一瞬遅れた。
スタークグランシャリオを、横からタックルで押し倒した機体は、一瞬ジンクスⅢかと思ったが、所々が違っていた。
スラスターが増設・大型化されていたり、頭部にツノが付いていたりと、どうやらジンクスの発展機らしい。
「ソレスタルビーイング!! 俺はこうしてお前らと戦える日を待ち望んでいた!!」
敵パイロットから通信が入った。
「あなたちがどういう考えでこんなもの作っているかは知らないけど! 世界に戦争を起こさせるものは破壊させてもらうわ。あなたのその好戦的な考えもね!!」
スタークグランシャリオはビームサーベルを横薙ぎするが、それをガッチリと受け止める。
「俺はな、戦争で食っていってるんだ。そこにどんな意味や企みがあろうと、俺は戦い続ける!!」
「ぅぐ…!!?」
予想外のパワーに、圧倒される。
「見せてやるぜ…国連軍から頂戴して俺専用にカスタムした、アドヴァンスドジンクスの性能を!!」
アドヴァンスドジンクスのビームサーベルは、通常より出力が一回り高かった。
さらに、実体剣であるGNソードを装備している。
まだ武装が満足でないスタークグランシャリオにとって、最も相手にしたくないタイプだった。
「ここでガンダムを倒せば、不死身のコーラサワーなんか蹴り落として、一躍、俺、ラグ・ランクゥがアロウズのエースパイロットだ!!」
アドヴァンスドジンクスの猛攻が、スタークグランシャリオを襲った。
現れたex-sa隊の1機、真武者ガンダムは、日輪丸でフュゼMS部隊を蹂躙していった。
一振りで十数機のMSを破壊する。
反撃が来る前に次の攻撃が始まり、数秒で40機近くを殲滅した。
正に、
真武者が刀を振って鞘に収めたその時、目の前にアロウズのMSが降り立った。
そのMS、スサノオは長刀「シラヌイ」の刃先を真武者に突き付けた。
「ex-saのサムライ!! 私は貴様に果し合いを所望する!」
真武者はそれに応え、日輪丸を再び抜き、スサノオと同じように刃先を突き付けた。
「真武者ガンダム。」
「ミスター・ブシドー。」
互いが名を名乗り、睨み合った。
そして、沈黙の末、互いの刀を軽く当てた。
次の瞬間、物凄い気迫と共に刀がぶつかる音が響いた。
「真の武者を名乗る者…しかもガンダムとは…! 乙女座の私には、センチメンタリズムな運命を感じずにはいられない!!」
「面白い輩だ。その武士道、見せてみろ!」
本来なら刀を2本持つスサノオだが、短刀「ウンリュウ」は装備していない。
真武者も、薙刀:電光丸や槍:散光丸を使わずにいた。
スサノオと真武者の剣尖は、何度もぶつかり合い、互いに一歩も引かない状態だった。
「スキアリぃぃ!!!!」
スサノオが真武者の開いた脇にシラヌイを振り上げた。
が、真武者は驚異的スピードでかわした。
「何!?」
「甘いな。」
真武者が奮った日輪丸の衝撃波がスサノオを襲う。
50mほど押し出された。
「流石に一筋縄では行かないか…ならば!!」
スサノオはシラヌイを両手で正面に構えた。
「こんなものでは無いだろう、其方の武士道は。」
「見るがいい、スサノオの奥義を!!」
スサノオはバーニアを吹かせ、正面から突貫した。
真武者も居合斬りの構えでスサノオを受け待った。
「トランザム!!」
真武者の一撃は空を斬った。
スサノオは真武者の刀より速く跳び上がった。
真武者は一瞬スサノオを見失った。
が、スサノオの攻撃を受け止める。
「そんな力を隠していたとはな。」
スサノオは全身から赤い光を放ちながら斬り抜けた。
残像を残しながら再び斬りかかる。
「斬捨て御免!!」
スサノオは何度も真武者を斬り抜ける。
が、真武者はそれを正確に見切り続ける。
スサノオは一旦連撃をやめ、シラヌイを構え直した。
真武者も向き合い、睨み合った。
沈黙が流れた。
読み合いが続く中、ついに2機は同時に動いた。
「はああぁぁあ‼︎」
「おぉおぉぉお!!」
2機は目にも留まらぬ一閃と共に斬り抜けた。
膝を付いたのはスサノオだった。
シラヌイは砕け、地面に落ちた。
「安心せい、峰打ちだ…」
真武者は日輪丸を鞘に収めた。
「くっ……!!」
ex-sa隊は強力だった。
彼らの参戦から30分もしないうちに、フュゼ軍事工場群とそのMS部隊は壊滅的状態となった。
量産機では手も足も出ず、ガンダムも数機出撃するが、すぐにやられてしまった。
『こちらトレミー! すぐに撤退して!』
「聞いたかお前ら。デュナメス撤退する。」
「ヴァーチェ、撤退する。」
「キュリオス、戦線を離脱する。」
「エクシア…作戦を中断する。」
ガンダムマイスターが次々と離脱していく。
ex-sa隊はフュゼへの破壊行動を続け、追撃してくる様子は無い。
スタークグランシャリオは、なんとか離脱しようとするが、アドヴァンスドジンクスは中々それを許さない。
「もう! しつこい!!」
スタークグランシャリオは残りのミサイル・ランチャーを放つ。
左右に回避行動をするアドヴァンスドジンクスだが、一発命中した。
その隙に飛び立つが、右腕の損傷でバランスが取り辛い。
なんとか他のガンダムと合流して離脱を開始する。
ヴァーチェが壁となり、デュナメスが警戒しながら、損傷の激しいスタークグランシャリオを優先的に逃がす。
かなりの距離まで来れて、少し安心し始めた。
が、それを狙うMSがいた。
「メガ粒子砲はそこまで届く。」
高出力のビームがヴァーチェを襲った。
GNフィールドでガードするが、あまりに強力な攻撃に少しずつ押される。
「くっ…強い!」
ヴァーチェを襲ったのは、
パイロットはマフティー・ナビーユ・エリン。
フュゼに所属するガンダムの中でも特に強力な機体だ。
幸い、それ以上の追撃は無かった。
アドヴァンスドジンクスは、あちこちで炎が燃え続ける工場に立ちすくんでいた。
立ちすくむというより、ソレスタルビーイングが、スタークグランシャリオが飛び去った方向をじっと見つめていた。
「あの女…あんな機体の状況なのに俺の攻撃を耐え続けやがった…」
そこに1機のジンクスⅢがやってきた。
「決定打を与えられずに撤退を許すか。"アロウズの赤い彗星"の名折れだな。」
ヘラヘラとしながらも強さが感じられる声で話しかけたのは、パトリック・コーラサワーだった。
「俺が弱いんじゃない、ヤツが強いんだ…不死身のパトリック・コーラサワーも死んじまうかもな…」
「俺は死なねぇよ。なんせ俺はスペシャル様だからな。」
そうは言っているが、パトリックもミデンの実力を認めているようだ。
2人はシートベルトを締め直し、未だ攻撃を続けるex-sa隊への抗戦に向かった。
多くの兵士が恐怖に負け、逃げるか殺されるかのどちらかに分けられる中、2人は勇敢にも、立ち向かうのだった。
「行くぜ親友!!」
「おうよ!!」
「「おぉぉおォオォオオォォォ!!!!」」
どうも星々です
オリジナルキャラ出してみました!
アロウズの赤い彗星らしいっすよw
原作キャラも何人か出してみました
ミスター・ブシドーやコーラサワーやマフティーや真武者ガンダムや…
知識が浅いところもあるので、キャラがズレてたりするかもしれませんが、ご了承くださいw