地球人類が最初に接触した異星起源知的生命体が、全裸系パッキン幼女だった件について   作:ヤマトとトマトはなんか似てね?

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今回は、2191年4月1日以降、地球とガミラスがどんな宇宙戦争やってるか?的なエピソードです。

ネームド・キャラ、出て来ないッス……






第03話:”ハイペロン 地球だって持ってますことよ?”

 

 

 

 ”大ガミラス帝星”との開戦から数年間は、膠着状態や自然休戦期を挟みながら、戦闘はなお継続的に続いていた。

 ガミラスと地球連邦、この2つの勢力がいまだ決定的な破綻をきたしていないのは、皮肉にも両国ともに決定打に欠けているからだった。

 

 地球連邦の人口は、2190年の国勢調査で合計150億人強。銀河英雄伝説の自由惑星同盟より20億人ばかり多い。

 2025年勃発の第三次世界大戦の影響で、最悪の時は”とある世界線”で地球外起源炭素作業機に痛めつけられた1999年当時の地球総人口より数を減らしたにしては、150年ちょっとで中々の増え方だった。

 

 まあ、間違いなくどこぞの全裸系パッキンロリが何か(テコ入れ)したのだろうが。

 

 

 

 実際、2025年を堺にテレサの地球人類へのテコ入れは定期的に行われ、太陽系とテレザート間の2万光年を片道1ヶ月程度で無理なく往来できるようになった今では流石に頻度は落ちたが、それでも0になったわけじゃない。

 

 そのおかげもあって、地球連邦は現在、計6基の”()()()()”という移動できるデカブツを頂点に、無数の宇宙軍港や地上基地、そこに駐留する3万隻超の連邦宇宙軍艦艇と、合計25万機の軍用機を保有するに至った。

 それらを機能させる予備役を動員してまで集めた(政治的にも経済的にも問題が多すぎる徴兵は行われていない)1億人の将兵を揃えることにも成功している。

 だが、一見すると膨大に見えるこれらの兵力を持ってしても、2万光年の間にある全ての恒星系に軍を駐留させるのは土台無理な話だった。

 むしろ、基地を置いてるのは通商の要所となる部分だけで、そこから無人艦艇を含む広域哨戒網や警戒網を敷くことによって、どうにか航路を維持しているというのが偽らざる本音である。

 端的に言えば、今のところ積極的な全面攻勢に踏み切れるほどの潤沢な兵力は地球連邦にはない。

 

 対してガミラスは、実働戦闘艦艇数こそ8万隻と地球連邦の3倍近いが、如何せん彼らは維持すべき戦線が多すぎるし、戦域が広大すぎた。

 更に今のところ宇宙海賊扱いの”蛮族”としてしか認識されていないガトランティスが、大マゼラン星雲で蠢動し始めてるせいもあり、余計に兵力的余裕がなくなってきてる筈だ。

 

 そこで開戦より2年が経過した2193年頃、ガミラスは地球連邦勢力の哨戒の穴を突くように必要なら浮遊大陸まで持ち込んで前線基地を設営、宇宙規模の投石と言える遊星爆弾や原作で飛び立とうとするヤマトに向けられた星系間対惑星攻撃用大型ミサイルなどを用いた無差別ロングレンジ星系間飽和爆撃を仕掛けるようにドクトリンを切り替えた。

 だが、これが地球連邦の逆鱗に触れた。

 

 

 

 軍事施設も民間人居住区も一緒くたに大量破壊兵器で吹き飛ばすやり口は、自業自得とは言え核戦争の相互確証破壊で全滅しかけた経験を持つ地球人の虎の尾を踏むのに十分な蛮行だったのだ。

 

 そして、ガミラスは地球連邦軍の宇宙迎撃能力や探知能力を完全に甘く見ていた。

 

 2194年6月に誰も表立って口には出さないが、「報復と懲罰」を目的に発動された死の支配者(オーバーロード)作戦”は、守勢的な姿勢を貫いていたこれまでの地球連邦の軍事作戦に比較し、明らかに異質な作戦だった。

 

 その発動に伴いガミラスの遊星爆弾や大型ミサイルの発射地点を算出した地球連邦は、開発はしていたが使用を自粛していた兵器の封印を解くことを決定した。

 その兵器の名は、

 

 重核子(ハイペロン)爆弾”

 

 何故、地球がそれもこんな早い時期に重核子爆弾を保有していたのか……?

 この作品のオリジナル要素かと言えば、そういう訳では無い。

 実は原作2199(リメイク・ヤマト)でも、重核子爆弾は”()()()()()()()()()”として登場するのをご存知だろうか?

 無論アニメ本編ではなく、コミカライズ版、それも単行本未収録エピソードにおいてだが。 

 概要はこうだ。

 

 地球脱出が目的とされる”イズモ計画”には、一握りの上層部しか知らない()があった。

 その脱出の意味は、決して地球人類全員を安全域まで逃避させるというものではない。

 その本質は、超光速航行が可能な次元波動機関搭載船に人間を含む地球生物の遺伝子を詰め込んだ播種船として用いるということにある。

 そして現在生きている地球人は、その脱出させるべきエレメントには()()()()()

 では、残された地球人はどうするのか?

 それは……播種船が出航した後、地球本土の占領に来たガミラス軍もろとも地下深くに秘密裏に設置されている()()()()()で死滅させる手筈だった。

 即ち、玉砕によってガミラスへの隷属を拒否すると同時に、地球という存在そのものをリセットしてやり直そうという信念に基づくものであった。

 

 内容が内容だけに、道理で単行本に収録されなかったわけである。

 とは言うものの、重核子爆弾と書くと如何にも厳しいが、重核子自体は正式には”ハイペロン”というもので、これは”バリオン(亜原子粒子=原子より小さな粒子)”の一種で、バリオン自体も”ハドロン(複合粒子=素粒子の複合体)”グループの一つである。

 付け加えるとごく少量であれば2022年現在の地球の技術でも、高エネルギー加速器があれば生成できるのだ。

 

 それとわりと誤解されているのだが……重核子爆弾は人間の脳だけを重核子(ハイペロン)で破壊すると思われがちだが、それは旧作が公開された当時、冷戦時代真っ只中で中性子爆弾が脚光は浴びていた時代だからこそ広まった誤認である。

 実はオリジナルの設定でも「任意の生物の脳細胞を一挙に死滅させる」とされるのは、ハイペロンではなく最終的には()()()()調()()()()()()()であり、ハイペロンは重力波を発生させる触媒になっているに過ぎない。

 

 だからこそ、2190年代の地球連邦がハイペロン、バリオン、ハドロンの豊富な技術蓄積を持っていても不思議はなく、またこの世界線の地球連邦は、主にテレザート在住の誰かさんに起因する”とある理由”により、原作より数段高度な重核子関連の技術を保有していた。

 

 

 

 そして、無差別ロングレンジ攻撃をしてきた天の川銀河に巣食うガミラス勢力に、地球連邦は容赦しなかった。

 珍しくも攻撃的な布陣で出撃した地球連邦選りすぐりの強襲任務群は、ことごとくガミラスの守備艦隊を壊滅させた後に発射地点と特定した11箇所の基地にワープさせた重核子爆弾を投下、起爆させた。

 旧作の暗黒星団帝国のように脅迫目的ではなく、完全に基地に居るガミラス人全てを殲滅するために使用したのだ。

 

 この作戦で、少なくとも重核子爆弾が透過されたガミラス基地に生存者はおらず、故に捕虜も発生しなかった。

 その後に入った宇宙海兵隊や空間騎兵隊が隅々まで調査し、「抵抗してきたのはガミロイドだけだった」と報告したのだから間違いないだろう。

 

 更に入ってきた工兵隊により、小惑星点火用の反射衛星砲や反射衛星、大型ミサイルや制御装置一式に無傷のガミラス艦艇や航宙機など、持ち出せるものは根こそぎ持ち出した。

 

 最後に法務士官立ち会いのもとに戦死者の私物や官給品が遺品として集められ、「死体をそのままにしておくのも忍びなく、衛生上の問題もある」という建前で、遺体はすべて回収され必要な生体データやサンプリングを行い、リストが作成された後に荼毘に付された。

 

 無論、これは言うまでもなくガミラス側に「何を使って将兵が殺されたのか?」を司法解剖などで悟られないための処置であった。

 

 

 

 

 

 

 

******************************************

 

 

 

 

 

 

 当然のように、ガミラス本国では主に軍部が蜂の巣を突いたような大騒ぎになった。

 何しろ彼らにしてみれば、十分な防備を固めていたはずの前線基地が、「ある日突然、11箇所も同時に音信不通になった」のだから当然だろう。

 

 

 大至急、近隣の部隊に調査に向かわせたが、厳重な哨戒網を敷いていた地球連邦(テロン人)の艦隊に追い散らされ、ほうほうの体で逃げ帰ってくる始末。

 それならば大規模な編成の艦隊で一気に攻め込みたいところだが、ガミラスの天の川銀河方面軍は薄く広く艦隊を配置していたために、集結まで時間がかかる上に補給を考え、どこを集結地点にするかという問題もあった。

 

 やがて、永続的に占領する気がないらしいテロン人が艦隊を引いたあとに調査隊が入ってみれば、

 

『何もありません。本当に何も……ただ、ここが基地として利用されていた場所で、その跡地であるとわかるだけです』

 

 そう目から光を失った調査部隊員の報告を聞いたガミラス軍情報部は頭を抱えた。

 とにかく、何が起きたのかわかる証拠がなさすぎた。

 11箇所の基地が壊滅したのは理解できたが、肝心のその方法が推測不可能だった。

 

 故にガミラスは、

 

テロン人の手が届くところに基地は設営しない。テロン人との戦争は、足の長い戦闘艦による長駆艦隊戦で決着をつける

 

 というシンプルな方針転換を行った。

 

 

 

 だが、これがガミラスにとり更なる悪夢の始まりだった。

 そう、2194年を堺に続々と就役が始まる地球連邦のより強力になった最新鋭艦群のせいで、最終的にキルレシオが1:10まで悪化する……地球連邦艦を1隻沈める間に、ガミラス艦が10隻沈む羽目になる”艦隊大消耗戦時代”の幕開けであったのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




実は地球連邦も保有していたヤベー武器w

今回は、原作にも出てきたメカ設定など。

※※※






90式汎用戦闘攻撃機”コスモ・ファルコン”

全長:17.9m(機首陽電子機関砲身含まず)

武装
57ミリ陽電子機関砲×2(機首)
30ミリパルスレーザー砲×6(機体側面。ブレンデッドウイングボディ部)
内蔵ウェポンベイ(各種ミサイル計8発)

エンジン
副機:重力縮退式熱核反応タービン×2(別名:インパルス・タービン)
副機:テレザート式陽電子転換炉×1(APU兼用)

防御装置
位相変調装甲(表明装甲。敵エネルギー兵器の逆位相のエネルギーを当てて相殺する装甲。特にビーム兵器に有効)
エネルギー転換装甲(内部装甲。エネルギーを硬度や靭性に変換する内部装甲素材。実体兵器に有効)
自動発射式妨害装置投射機

特殊装備
イナーシャル・コンデンサー蓄積型慣性制御装置
イナーシャル・アフターバーナー(エンジン後部に内蔵。蓄積した慣性力を主推力に合成して放出)
三次元ベクタード・スラスター(メインノズル。慣性ベクトル制御も併用)
高機動スラスター(機体各所)
限定的重力制御システム
格納式エマージェンシー・シート
ジレル式パッシブステルス機材一式(光学迷彩機能はない)

外部兵装
各種ミサイル用ハードポイント×4(左右主翼下面×4)
・6連装高機動ミサイルポッド(対機動兵器用。プラズマ弾頭)
・汎用多弾頭ミサイル(熱核反応弾頭。戦闘艇~中型艦用)
・対艦反物質航空魚雷(巡航艦以上の標的向け)
・強制推進剤ドロップタンク

備考
堅牢な設計と高性能が売りの基地航空機。原作と違い艦船に搭載され艦上機あるいは艦載機として運用されることはなかった。
2190年より配備開始。基本的にコスモ・パンサーの姉妹機と考えて良い。
艦載機としての設計制約がなかったせいか原作より幾分大柄で、そして高性能に仕上がっている。
就役が原作より10年近く早く、しかも随所にこの時代の地球にはある筈のない名前の装備の表記があるが、いずれ理由は明らかになるかもしれないが……ほぼほぼ全裸系パッキンロリのせいだと考えて良い。
一切のオプション追加不要で大気圏突入・離脱が可能な空中・宇宙を問わない全環境対応機で、木星付近のような高重力条件でも活動できる出力がある。その出力に裏打ちされているのが、攻撃力と防御力と運動性で、攻撃力は原作2205に登場する”コスモ・パイソン”を数字上は凌ぎ、防御力や運動性は……そういうことだ。
また、普通の防空戦闘機としてだけでなく、遊星爆弾や星系間大型ミサイルを迎撃するメテオ・スィーパーとして大活躍し、その勇名を馳せた。
配備された時代を考えると、開戦当時の地球連邦とガミラスの技術差は、艦艇よりむしろ航空機にあったように思われる。
そう思えるほどの性能を誇り、コスモ・ゼロが戦場に姿を現すまで、紛れもなく地球連邦のフラッグシップ・ファイターであった。









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