地球人類が最初に接触した異星起源知的生命体が、全裸系パッキン幼女だった件について   作:ヤマトとトマトはなんか似てね?

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まんまサブタイ通りです。




第04話:”第四話目で、ようやく主人公が出てくるみたいですよ?”

 

 

 

2198年3月、太陽系・テレザート間航路

地球より約8000光年……第68哨戒任務群、旗艦:装甲巡洋艦”セント・ヘレナ”

 

 

 

 2194年からの後継の八雲型戦艦の就役と共に、戦艦から装甲巡洋艦に艦種変更された金剛型。

 その中の幾隻かは艦底面に背負式に装備されている2基の36サンチ(14in)三連装陽電子収束荷電粒子砲のうち、後方の四番砲塔が撤去され代わりに居住区画や格納スペースを増設、完全編成の宇宙海兵隊ないし空間騎兵隊1個増強小隊程度を装備一式ごと運用できる「揚陸仕様」へ改造が施されていた。

 ビジュアル・イメージ的には原作金剛型戦艦の四番砲塔を取り外してその分下っ腹をパテ盛りするようにふくよかにし、原作宇宙戦艦ヤマトの艦底後部のコスモ・ファルコン射出用ハッチを取り付けた感じだ。

 

 この”セント・ヘレナ”もそのような揚陸仕様の改造を受けた金剛型の1隻だった。

 

「それにしてもアンタも物好きだねぇ。4月に装備実験航空隊に配属だってのに、わざわざ哨戒任務に志願するなんてさ」

 

 さて、その船の食堂で青年に気軽に話しかけてきたのは、長身とポニーテールが活発さを示す、”カッコいい女”路線を地で行く地球連邦軍空間騎兵隊所属の軍曹、”永倉志織”だった。

 

「おっと、これは失礼。今や上官、()()殿でしたね?」

 

 と、おどけた様子で敬礼する永倉に青年、いやまだ少年臭さが残る主人公……”古代進”は苦笑しながら、

 

「やめてくださいよ、永倉()()。貴女にそうされるとなんというか……こそばゆいです」

 

 人の縁というのは、どこでどうつながるか分からないというのは洋の東西を問わずに言われることだ。

 そして、この揚陸仕様に改装された装甲巡航艦の中でも縁の糸は、再会によりまた紡がれていた。

 さて、古代進と永倉志織の縁というのも中々に面白い。

 

 時間は、古代進がまだ士官候補生だった時代まで遡る。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 古代は士官学校時代、パイロット養成科を履修していたのだが……

 特に彼が履修していた戦闘機コースには、とある必須受講訓練がある。

 その名は「不時着時生存帰還訓練」だ。

 

 内容は読んで字のごとく、事故やら撃墜やらのアクシデントで愛機から放り出されたとき、どうやって脱出し生き残り、味方がいるところまで帰還するかという訓練だが……その中で一番過酷とされているのが、”白兵戦ブートキャンプ”と呼ばれる訓練だ。

 つまり、「敵兵に囲まれた状況で如何にして生き残るか?」を骨子としたもので、当然のように白兵戦訓練が含まれていた。

 もうお察しかもしれないが、古代が放り込まれたのが空間騎兵隊、桐生悟郎中佐(当時)麾下の部隊で、指導教官だった軍曹が永倉だったというわけだ。

 

 ちなみに当時の永倉もまたなったばかりの新米軍曹で、当然のように訓練生を受け持つのは初めて、つまり古代は永倉にとっても教え子第一号だったということになる。

 そういう意味でも思い入れ深い生徒ではあったが、それに輪をかけて印象に残っているのが古代はいわゆる優等生であり、「色々な意味で」優秀な生徒だったということだ。

 とりわけ射撃に関して高い適性があり、パイロット・サバイバル必須の軍用拳銃(コスモガン)メインのCQBタクティクスだけでなく、海兵隊ならびに騎兵隊の象徴とも言える複合レーザーアサルトライフルを相棒とした通常陸戦訓練も卒なくあるいは難なくこなし、それどころかリニア・スナイパーライフルにまで高い適性を見せたのは正直、永倉も内心で舌を巻いた。

 

『試しに撃たせてみたら、玄人はだしだった』

 

 と当時の永倉の訓練詳報にも記してあるほどだ。

 ちょっと本気で空間騎兵隊にスカウトしたくなったが、「航空技量主席」と記されている成績ログを前にしては諦めるしかなかった。

 

 余談ながら同時期、同じ部隊で白兵戦訓練を受けていたのが、後に無二の親友となる”島大介”だ。

 彼は航海科なのだが……白兵戦訓練を受けていた理由は、「艦が航行不能あるいは不時着した際、侵入を図る敵兵を迎え撃つ」ためのカリキュラムを受講する必要があったかららしい。

 なので、古代が野戦訓練がメインであったのに対して、島は日夜元気に艦内を模したキルハウス・プラクティスをこなしていたらしい。

 ついでに書くと古代は前述の通り銃器メインのCQBが得意なのに対して、島はナイフ戦や無手格闘術を含む近接戦闘術:CQCを得意としていた。

 島の射撃の腕前は軍で標準的と言って良いものだったが、格闘術に精通していたようだ。

 特に蹴り技が強力で、オーバーロード作戦で鹵獲し修復、訓練用に再利用しているガミラスの戦闘用アンドロイド、通称”ガミロイド”を一撃で蹴り壊す姿を見て、古代は「コイツを怒らせたら怪我じゃすまないな」と戦慄を覚えたらしい。

 ……やっぱり古式の琉球唐手だろうか?

 

 そのせいもあり、島は島で空間騎兵隊に勧誘を受けていたらしいが、父と同じ船乗りになる志を持つ島は、鋼の意思で誘いを蹴ったようだ。無論、物理的にではない。

 

 

 

 そして古代と島は、年齢が同じで同じ地獄の訓練を生き延びたことで意気投合、友誼を結ぶ事となる。

 もっとも、2198年現在においては、まだ「再会できたら、酒でも飲もうや」という感じの友情ではあるが。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 古代はその後、新米少尉として第7航宙団、最新鋭の汎用艦上戦闘機”コスモ・ゼロ”が配備された戦闘機隊配属となった。

 しかし、任官1年にして異動の辞令が唐突に降ったのだ。

 

 新たなる配属先は、”第13装備開発実験航空隊”

 まだ出来たてホヤホヤの部隊で、テストするのは海の物とも山の物ともつかぬ初期段階の試作機ではなく、実戦テストに投入できるレベルまで仕上がった機体であるらしい。

 要するに試作機の看板を外し、初期生産に移行できるかどうかの判断材料を捻り出す部隊ということだ。

 

 長いので第13実験飛行隊と略すが、かの部隊が求めた人材は「経験が浅く、尚且つ腕の悪くないパイロット」だ。

 チャック・イェーガーの例を出すまでもなく、テスト・パイロットというのは経験があり腕が立つパイロットが選ばれる。何が起こるかわからない実験機や試験機を飛ばすのならそれも当然だろう。

 確かに第13実験飛行隊にもその手のパイロットは在籍している。だが、それだけでは部隊の性質上、足りないのだ。

 わかりやすく言えば、彼らが取りたいデータは「新型機を経験の浅いヒヨコに与えた場合の挙動」だが、同時に「つまらん操縦ミスで墜落でもされたら目も当てられない」というところだろうか?

 

 そういう意味では、古代はまさに適任だろう。

 そうでなければ、こうも露骨な一本釣りはされないだろうが。

 

 

 

 もっとも、今回の辞令の妙な部分は、普通は人員の異動だけなのだが内容的に『上層部と話はつけたから、君の愛機も一緒に運んできてくれないかな? 新型機との性能比較に使いたいんだ。ああっ、治具とか整備機材やら何やらはこっちで用意するから、コスモ・ゼロだけ持ってきてくれればいいよー』という命令書も同時に受け取ったところだろうか?

 

 もっとも、これはコスモ・ゼロがまだ配備開始から3年も経っていない最新鋭機で、前線に回すだけで今のところ生産ラインが手一杯になっている現状を考えれば納得できなくもない。

 

 実際、古代が間借りしている”セント・ヘレナ”も揚陸仕様に改修する際にコスモ・ゼロや100式偵察機などの新型機運用能力を獲得しているが、実機は未だに配備されておらず、艦載機はおなじみのコスモ・パンサーのままだ。

 

 そう、そしてコスモ・ゼロを搬送手段として提案されたのが、戦隊規模の麾下を引き連れ哨戒任務中に第7航宙団基地のあるテレザートで補給を行い、地球へ戻る第68哨戒任務群に便乗することだった。

 第68哨戒任務群は地球・テレザート間の巡回哨戒任務を行う部隊であり、都合が良いことに航路上、補給を行う惑星に古代の新たな配属先があり、旗艦の”セント・ヘレナ”にはコスモ・ゼロの運用能力が備わっていた。

 

 本来なら古代はゲストであり、積み荷の持ち主以上のものではないのだが、流石に運んでもらうだけでは申し訳ないと思ったのか、あるいは移動中に腕を鈍らせたくないという向上心なのかわからないが、古代は第13実験飛行隊の拠点に到着するまで哨戒任務への協力を志願し、めでたく受理されたという訳だ。

 

 

 

 だが、この選択こそが古代進という男の運命を、良くも悪くも大きく変えてゆくことになるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ただし、師弟関係であっても別に永倉がメインヒロインというわけではないw

とりあえず、今回もメカ設定とか。




※※※



金剛型装甲巡航艦(2191年当時は戦艦)


全長:280m
同型艦;金剛、榛名、霧島、比叡、アサバスカ、ホワイトホーン、ベン・ネビス、セント・ヘレナなど

・艦首46サンチ(18in)陽電子衝撃砲×1基(固定砲。物理砲身式。実体弾発射可能。ビームで砲弾を押し出し、リニアライフルングで螺旋加速させる物で独立した装薬などはない)
・主砲:36サンチ(14in)三連装陽電子収束砲×4基(旋回砲塔。力場砲身式。ビーム専門。垂直方向への指向は力場砲身依存。艦上下面に背負式。2番、4番砲塔は後方へ指向可能)
・副砲:20サンチ連装重核子収束砲×4基(旋回砲塔。力場砲身式。ビーム専門。垂直方向への砲撃は力場砲身依存。船体側面対角線に正面から見るとX状に配置。全門全周囲射界を持つ)
・533ミリ(21in)空間汎用魚雷発射管×8門(艦首両舷。リボルビング装填装置。1門あたりの3発)
・汎用八連装ミサイル発射塔×2基(上下甲板)
・94式爆雷投射機×2基
・88ミリ連装高角速射陽電子砲×12基(CIWS=無人旋回砲塔型)
・76.2ミリ(3in)連装パルスレーザー×12基(CIWS=無人旋回砲塔型)

機関
主機:次元波動機関(地球量産型コア)×1
副機:テレザート式対消滅・対生成反物質炉(テレザート由来の反物質=安定化疑似反三重水素を使用。波動機関を起動させるAPUとしても使用可能)
予備電源:重力縮退式熱核反応機関(別名:ケルビンインパルス・エンジン)

防御装置
コクーン型波動防壁(艦周囲に紡錘状に展開するフィールド型防壁。通常航行時にも対デブリ用に展開し、戦闘用のコンバットステータス=高出力モードを持つ)
位相変調装甲(敵エネルギー兵器の逆位相のエネルギーを当てて相殺する表面装甲。特にビーム兵器に有効)
エネルギー転換装甲(エネルギーを硬度や靭性に変換する内部装甲素材。特に実弾兵器に有効)

搭載機
・空間艦上戦闘機×8機
・空間偵察機×2機
・内火艇×2艇(脱出艇兼用)

超光速航法
イスカンダル式ワープ航法(安全マージン込で24時間で3回のワープが可能。計算上600光年/日の速力。2199年当時は機関強化が施され750光年/日となっている)

備考
ガミラスとの開戦当時、地球連邦軍最大の純粋戦闘艦。当初は戦艦区分だったが、後継の八雲型が就役し始めた2194年以降は機関などに小改良がほどこされ装甲巡航艦に艦種変更された。
2191年4月1日、ガミラスとの最初の接触→戦闘のとき、沖田十三准将が座乗していた船。
イメージ的にはほぼ原作2202後半に登場する金剛改Ⅱ型宇宙戦艦準拠の性能を持っている。ワープを含めた機動力で勝り、艦首に波動砲を持たないことと主砲がショックカノンでないことで攻撃力でやや劣り、防御力は位相転調装甲やエネルギー転換装甲の導入で上回る模様。

1番艦の就役が2171年と比較的古い船ではあるが、2191年当時には大半の同族が第一次近代化改修を終えて上記の仕様になっていたようだ。
2194年以降は前出の通り第二次近代化改修が順次実行され、ワープでの航行距離が八雲などの世代と同等になり、また随時コスモ・ゼロ、100式偵察機などの新型機運用能力を得た。
また、何やら”あるはずのない(オーパーツ)技術”も混入しているようだが……いずれ理由は明らかになるだろう(ただし、重くもなければ深くもない理由)。
また一部の船は四番砲塔(船体下面背負式2基の砲塔のうち、後方の砲塔)を撤去し、”コスモシーガル”も搭載できる大型カーゴスペースと原作ヤマトに似た艦底面装甲ハッチを増設した”揚陸仕様”に改装されている。
これは2194年の”死の支配者(オーバーロード)作戦”以降、ガミラスの拠点制圧や占拠の必要性が再認識され、宇宙海兵隊や空間騎兵隊の展開能力拡充が急務とされたための対応である。
その為、当時は人が装着できるほど小型化されてなく、人が乗り込んで操縦するタイプの大型装備を含む完全編成1個増強小隊(戦闘隊のみならず整備隊などを加えた自己完結性の高い小隊)程度の運用が可能となっている。

なお、三連装陽電子収束砲の一部が艦橋砲塔になっているわけではなく、砲塔は全て同じデザインで艦橋機能を持つCICは、現代の軍艦のように艦内最深部の重防御区画(ヴァイタル・パート)内にある。






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