地球人類が最初に接触した異星起源知的生命体が、全裸系パッキン幼女だった件について   作:ヤマトとトマトはなんか似てね?

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これまであまりにも女っ気が少なかったので、今回は女の子しか出てきません。
一人だけですがw


今回は、どちらかと言えばシリアルがしばし蟄居閉門食らったので、ギャグ系ですかねー。




第08話:”ゲシュ=タム・フィールドとゲシュ=タム・ウォールの違い(この世界線限定)。ワープ・グリッドとか、遭難者はザンネンパッキンとかそういう話”

 

 

 

 

天の川銀河、地球・テレザート間の航路に程近いとある惑星……

 

 宇宙はただただ空虚に広く、暗くて冷たくて寂しい場所だという。

 まあ、確かに彼女がいる状況も、それに当てはまると言えば当てはまる。

 

 

「くらいよー、さむいよー、こわいよー」

 

 ただし、魔法は尻から……もとい。ただし、緊張感は無かった。

 というか、何か無駄に懐かしい言い回しをしている気もする。

 

 さて、ここに居るのはどこぞの青肌の王様とよろしくやってるパッキン女王……とよく似た顔立ちだが、大分幼い印象のパッキン少女だ。

 特に身長(タッパ)と胸部装甲がスケールダウンしている。

 強いて言うなら金剛型戦艦と高雄型重巡洋艦の差だろうか? 艦これ的な意味ではない。

 

 さて、彼女の名は”ユリーシャ・イスカンダル”……立派な原作のキーパーソンだ。

 彼女がなぜ地球からまだ遠く離れたこんな場所にいるかと言えば、

 

「いきなり叩き起こしてお船に押し込んで打ち出すなんて、お姉さまも無茶苦茶だよぉー。わたし、今の世の中のこととか全然知らないのにー」

 

 とまあそういうことらしい。

 少し補足すると……

 

 このユリーシャ、マジにスターシャの血のつながった妹で、イスカンダル式VRで日々楽しくあらゆる世界を旅し、ちょうど六神合体したときにクソゲーっぷりに定評あるリアルに引っこ抜かれた。

 ちなみにこの世界のイスカンダル人=リアルに絶望した廃人VRゲーマーと思うとだいたいあってる。

 

 本人曰く、「世情は知らない」と言っておくが、ガミラス視点で見た「可能な限り客観的な情報」は、航海中にVR学習システムでインストールされており、知識としてはかなりあるが、感覚として追いついていないようだ。

 

 それはそうだろう。

 リアルに引っ張り出されたら、久しぶりに会った(ユリーシャ本人は久しぶりという感覚は無かったが)実の姉には青肌の彼氏がおり、半分寝ぼけていたせいもあるが、

 

『お姉さま、いつの間に若いツバメひっかけてきたの? 自分のお歳、考えたこと、ある?』

 

 と素直すぎる感想を口にしたら、グッドモーニングな錐揉み落下式(イスカンダル)フィッシャーマンズ・スープレックスを食らった。

 相変わらずの姉の技のキレにちょっとサンクテルに戻りかけた。イスカンダルの女王はキレッキレだった。

 

 

 

 そして前述の通り、ツイン・ゲシュ=タム・ドライブが自慢のステルス・フィールド(弱)装備の超最新鋭(シミュレーションのみでリアルでは試験航海もしていない出来たてホヤホヤ)金ぴか宇宙船に押し込まれ、推定地球連邦(テロン)領域へ射出された。

 ちなみに金ぴかの表面は、間違ってもイスカンダル女王の趣味とか自分の髪色/瞳の色に合わせた結果ではなく、れっきとした防御装備、ビーム反転コーティングという実用的な物。

 基本的にガンダムSEEDシリーズの”ヤタノカガミ”と似たようなものだが、330ミリ陽電子ビーム/陽電子カノン砲ぐらいまでなら180度反転させて撃ってきた相手に意趣返しできるが、490ミリ陽電子ビーム砲や480ミリ陽電子カノン砲とかになると少し厳しく、分光拡散させるのが精いっぱいというところだろうか?

 いずれにせよ、イスカンダルの謎技術なのは間違いない。

 

 加えて、金ぴかの前に”ゲシュ=タム・フィールド(船外にコクーン状に展開する防御フィールド)”と”ゲシュ=タム・ウォール(船体表面に展開するエネルギー・シールド)”という二段構えの波動防壁亜種が揃ってるのだから鉄壁も良いところだろう。

 ちなみに二種類の波動防壁を併載する船は人類史上初かもしれない。

 武装を付けてない分、防御特化にした設計思想なのだろう。

 

 ここまで技術があるのなら、現行艦だと一部の大型艦以外は紙装甲呼ばわれしてしまうガミラスに技術供与してやれと言いたくなるが、実は装置現物は渡していないが、理論やら何やらはだいぶ前(エーリク・ヴァム・デスラー統治時代)に渡しているのだ。

 だが、ガミラスはまずゲシュ=タム・フィールドの艦船に搭載できるほどの小型化に失敗し、浮遊大陸などの大型構造物のデブリ対策装備などにとどまっている。

 つまり、装置は大きく(それこそ現状は最小サイズでもゼルグート級並み)、広く薄く防壁を張るのには向いているが、狭く堅牢に張るのには向いていない。

 ゲシュ=タム・ウォールにいたっては、装甲素材との干渉を防ぐエネルギー・クリアランスの算定が上手く行っておらず、グリッド制御で活路を見出そうとしてるが、今のところはエネルギー・シールド自体が装甲を傷つけてしまうために実用化には至っていない。

 

 それだけイスカンダルの技術の高さが垣間見えるが、おかしな所に落とし穴があった。

 やはり波動防壁の豪華ダブル搭載は技術的な無理があったのか、あるいは次元跳躍門(バラン・ゲート)を使わず100日足らずでここまで来れるイスカンダル・コアのツイン・ドライブがピーキー過ぎたのかはわからないが、エンジンと波動防壁が奇妙な干渉を起こして機関故障。

 不時着を余儀なくされたユリーシャは、頭と膝を抱える羽目になった。

 

「だからあれほど、機関周りはワープ・グリッドで疑似次元的に独立・安定化させておけと……」

 

 このアイデア、実は後によりによって地球で実用化されることになるのだが……それはまた別の話。

 

 

 

 とはいえ、「こんなこともあろうかと」という訳ではないかもしれないが、急ぎすぎたことを自覚していたどこぞのパッキン墓守も、不具合が出る可能性を考慮していたのか、ガミラスで回収されこっそりイスカンダルで修理されていた地球式の救難信号発信機を積み込んでいた。

 焼くならマグカップ、たまに行くならこんな店、拾ってもらうなら地球連邦にという事だろう。

 そもそも、彼女に託された()()()は、地球連邦、それも要人に接触しなければ話にならないのだから当然であった。

 

 幸い、救難信号は少し動作が怪しいが発信自体はされてるようだ。

 なぜ地球(テロン)人が自分たちと接触する前にイスカンダル式超光速通信機を持っているのか謎だが、おかげで同じ方式のイスカンダルで修理できたし救難も呼べる……多分、呼ばるはずだからユリーシャ的には文句はない。

 むしろ文句をつけたいのは、やっつけで仕上げて性能だけはすごいが信頼性に問題のある船で送り出した姉にだ。

 

「とりあえず、今は大人しくしてるしか無いかなぁ……」

 

 とポリポリ非常用宇宙食をかじる金髪の妹君……なんというかその姿、そこはかとなく残念臭がするのは気のせいだろうか?

 

「それにしても……」

 

 ユリーシャは小さくため息を突き、

 

「わたしに”和平の使者”をやれとか、お姉さまも無茶振りしてくれるよぉ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




暑い。死ぬ。というわけでやや短めです。

しばらくはショートジャブかな?

この世界線のユリーシャは、腹黒系ペット志願Mとかではなく、残念パッキンです(断言
ちなみに姉は割と肉体言語を使います。見かけで騙される隠れグラップラーです。
イスカンダル式喉輪落としとか、イスカンダル式シャイニング・ウィザードとかも得意技ですw
女王の座には、実力(物理)で選ばれた?
そういや、そんな感じのサブミッション使いヒロインの母親がいたっけか……(何もかも皆懐かしい風



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