勘違いで生徒会に入りました   作:匿名P

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送れてすいませんm(_ _)m


真の強者

「公式…戦?」

家畜に与えられた誰とでも勝負する権利であり、その相手が生徒会役員であれば青天井での勝負が可能であるもの。本来なら自分から申し込むものだが、自分が申し込まれているという事実に動揺が隠せない

 

 

「公式戦に拒否権は存在しない。お前は生徒会役員として青天井の戦いをこいつとしなければならない」

 

 

「そのためにここまで連れてきたんですね」

希実は聚楽が自分をここまで連れてきた理由を今理解した。聚楽はあくまでも希実と沢井が戦う場を作っただけの傍観者である

 

 

「そうだ。お前の実力を直接見たかったからな」

希実は1週間前に聚楽が言っていた言葉を思い出す。嫌な予感は的中してしまった

 

 

「まぁ座れ。立っていては疲れるだろう」

部屋の真ん中に配置された椅子に希実が座る。向かい側には沢井が座っている

 

 

「何のゲームをやるんですか?トランプ?」

机の上置いてあるトランプを指さして希実が聚楽に聞く。

 

 

「お前らにはブラックジャックをやってもらう」

ブラックジャックのやり方はとても単純で面白いトランプゲームであり、カードを引いて21を目指すゲームであり面白いトランプゲームである。だが、今回のように人生が賭かっていなればの話であるが…

 

 

「ディーラーはどうするんですか?」

ギャンブルをやる上において不可欠なディーラーが決まっていない

 

 

「ディーラーならここにいるだろう」

 

 

「え?聚楽さんがディーラーをやるんですか?」

聚楽が自らディーラーをやると思っておらず希実が驚く

 

 

「異議はないだろう」

 

 

「はい…」

希実は聚楽に見られながらギャンブルをするのも緊張するのに、ディーラーをされると監視されているという錯覚を起こしてしまう

 

 

「ブラックジャックのルールは大丈夫か?」

 

 

「はい」「…」

希実は返事を、沢井は首を縦に振るだけであった

 

 

「2人には100枚ずつチップを渡す。1枚10万円だと思って貰えればいい」

計1000万円…希実にとって1000万という額は触れることもない額である

 

 

「ただチップの追加も可能だ。チップは1度に最大900枚まで追加できる」

最大で1億円が動くギャンブルになり、冷や汗が額をつたう

 

 

「ベットタイムはゲームの始まりとゲームの終わりに行う」

 

 

「最低ベットはチップ1枚から、最高ベットはいくらでも構わない」

 

 

「さぁ始めてもらおう」

聚楽がカードを2枚ずつ2人に配る

 

 

「(このカードじゃ勝ち目ないよ…)」

希実のカードは6と7の計13。希実はこれだけでは勝てないと予測する

 

 

「希実からベットタイムだ」

 

 

「チップ1枚」

希実は悩んだ末、最低ベット額の1枚を宣言した

 

 

「沢井のベットタイムだ」

 

 

「………………レイズ、…1000枚」

沢井はしばらく沈黙を貫いたあとチップ1000枚、現状のオールインを宣言した

 

 

「え!?」

予想だにしない額に希実は思わず椅子から立ち上がった。一方聚楽は沢井の宣言に口角を上げた

 

 

「希実、お前の番だ」

 

 

「………なんでお前はそんなことができるんだ!?」

希実は沢井の奇行に声を荒らげる

 

 

「…お前に負けるわけが無い」

これまで沈黙を貫いていた沢井が口を開いた

 

 

「……」

沢井の言葉に希実の中で何かが弾けた

 

 

「コール、1000枚」

沢井が希実の気迫に少し驚いた表情を見せた。両者が本性を見せて来たのを見て聚楽はさらに口角を吊り上げる

 

 

「両者オールインでゲームを始める」

 

 

「希実、ヒットorスタンド?」

 

 

「ヒット」

希実が引いたカードは8で計21、ブラックジャック。希実はブラックジャックであるのにも関わらず笑みを一切浮かべず前を強く見据えている

 

 

「沢井、ヒットorスタンド?」

 

 

「ヒット」

カードを引いた沢井は不気味な笑みを浮かべた

 

 

「では、ShowDown」

お互いに様々な思いを抱きながらカードをオープンする

 

 

「は?ブラックジャック?」

希実はブラックジャック、沢井は20だった。この結果に沢井は思わず席を立つ

 

 

「お前の負けだ。沢井」

希実は沢井に冷たくそう言い放った。希実の目が灰色に変化していたが誰も気づかなかった

 

 

「こんなこと、夢だ!俺がこんなやつに負けるわけない!こんな人でもないやつに!」

沢井は自分の負けが信じられないのか、さっきまでに威勢とは打って変わって取り乱している

 

 

「いや、夢ではない。借金をして家畜に堕ちた生物(ポチ)が何を言っている」

希実の口調がどんどん冷酷に変わっていく

 

 

「ふざけるな!」

沢井が怒りに身を任せ、希実を殴ろうと拳を振りかざす

 

 

「ギャンブルはまだ続いている。暴力は起こすなと言われてるはずだが?」

沢井の拳が希実に触れる寸前で、沢井は力なく倒れた。その隣にはスタンガンを持った聚楽が立っている

 

 

「これではギャンブルの続行は不可能だ。よって勝者は真田希実」

この言葉に希実の肩から力が抜ける

 

 

「勝った…(途中、僕じゃなかったみたい)」

 

 

「面白いものを見させてもらった。こいつを運んでくれ」

希実を運んできたラガーマンが再び現れて沢井を運んで行った

 

 

「真田希実、お前が綺羅莉に選ばれた理由が分かった」

聚楽は立ち上がりラガーマンと共に出ていこうとする

 

 

「お前は()()()

聚楽は最後にそう言い残し部屋を出ていった

 

 

「は?」

希実が言った一言は誰もいない空間に響いただけだった




頑張って完成目指します(ง •̀_•́)ง
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