朝が来た。今日も元気に学校へ行こう。私こと、
神ヶ原恵(かがはらメグ)は高校1年生です!高校に進んだら楽しい楽しい学生生活が待っていると思っていたのに、まだ私は友だちができていません!まぁ心当たりが無いわけじゃないんだけど。学校生活初日の自己紹介で急に「一緒に世界を変えましょう!!」なんて言ったらみんな距離取りたがるよね。やっぱり初日に言うべきじゃなかったかなぁ?まぁ過ぎたことを考えてもしょうが無い。今日の目標は話せる友達を1人作るで行こう!そうこう考えているといつの間にか学校の前まで着いていた。やっぱりバスは楽だねー。別に自転車で行けない距離では無かったけどまぁ外は暑いし。学校の敷地内に入った瞬間に空気が一気に気持ちよくなった。「あー爽やかなにおいー。」1人言のように呟いてみる。「それな!!めっちゃ空気美味しいよね?」何処かから返事が聞こえてきた。後ろを向いてみるとギャルがいた。服装、言動、雰囲気すべてがギャルだった。ここ空波(からなみ)東高は校則が厳しいで有名のはずなんだけどなー。不思議に思って聞いてみる。「そんなスカートの丈短くて大丈夫なの?あと爪のネイルとか。」
「まー大丈夫っしょー。」適当な返事が返ってきた。
まあいっか。この子とは仲良くなれそうと思い名前を聞いてみることにした。「私神ヶ原メグって言うの。あなたの名前も教えてよー。」「あたしー?あたしは浪川芽衣(なみかわメイ)っーの。よろーメグみん。」メグみんと言うのは私のあだ名だろうか。あだ名なんて付けられたのは小学生以来だ。メグみん、悪くない響きだ。「メイちゃんは何組ー?私3組なんだけど。」「んー4組だったはず。」4組ということは隣のクラスだ。同じクラスが良かったけれどまあいいだろう。「じゃあまたね。メイちゃん。」「うーん。」クラスに着いた。クラスでも友達を作れるように頑張らないと。自分の席に座ると隣の子に話しかけてみた。「おはよー。今日はいい天気だねー。」「そうだねー。まだ4月なのにもう暑いぐらいだよ。」横にいる男の子はそう言いながら下敷きでパタパタ仰いでいた。良く見るとめっちゃイケメンだった。絶対クラスで奪い合いが起きるだろう。私も自分の顔には絶対の自信がある。可愛く産んでくれた親に感謝しかない。そんなことを考えていると今度は隣の子の方から話しかけてきた。「神ヶ原さんは何か趣味とかあるの?」よくぞ聞いてくれました。私はどーんと答えた。「世界を変えようと努力することかな!!」「自己紹介の時もそんなこと言ってたよね。世界を変える?具体的にどういうことなの?」真顔で返された。具体的と言われましたも。「世界の全ての人が幸せに生きられるようにするんだよ。」「へー。じゃあ将来は政治家とかになりたいんだ。」まあ正しく世界を変えようとするならば政治家などが賢明だろう。だが正しい手段で世界なんて変えられない。そんなことはず〜っと前から、あのときから知っている。私なら世界を変えられる!!ずっとそう言い聞かせてきた。そのためならどんなことだってするつもりだ。「政治家もいいけど、色々めんどくさそうだしねー。」「そっか。がんばれ。」「うん。ありがと。これからよろしくね。相原くん。」そう言って、私は隣の席である相原雨音(あいばらアマネ)くんとの会話を終わらせた。もうすぐ授業が始まってしまう。あーあ授業いやだなー。まだ学校生活2日目だと言うのに、もう勉強が嫌になってきた。まぁ空波東高はそんなに偏差値が高くはない高校だから、そこはかとなく勉強しとけば大丈夫だろう。私天才だし!!