『ヒーロー社会の妖怪の山』の作成で忙しくて…
是非曲直庁の裁判総長にしてもっとも優秀と言われる四季映姫は三大勢力に対する不満も是非曲直庁内でももっとも高いことで有名だ。そんな彼女は今…
「さてさて小町!殴り込みしますよ!」
「四季様が壊れた!」
ウッキウキであった。
彼女は前閻魔王からのいじめに近い量の仕事を振られてからずっと落ち込んだ顔しかしておらず被告である魂たちからも心配されるほどであった。そんな社畜の鏡みたいな映姫がウキウキしているのなんて何百年ぶりかというぐらい珍しいので是非曲直庁の職員らは気が気じゃない。
『明日は槍が降るんじゃないか?』『いや、核戦争でも起って業務が増える前兆じゃないか?』
なんて話が蔓延しているほどに。
「そ、そんなに三大勢力の会合に殴りこむのが楽しみだったんですかぁ!?」
「無論です!そのためにこれまでの被害総額や修理費・施設の勝手な使用その他もろもろを昨日のうちに集計しておいたんですよ!」
「相変わらずすげぇ!」
そうしてあらゆる内容をまとめた書類を持った四季は小町とその後輩ら十数名を権力を問答無用で行使して動員して駒王町の駒王学園にて届け出なしで行われている三大勢力の和平会談の会場に乗り込んで行った。
職員会議室
「ま、もう和平結ぼうぜ!」
ここでは和平会談が日本神話勢力に届け出なしに行われていた。届け出なしに!(重要なことなので二回言いました)
「そうですね」「ああ」
そうして和平が結ばれそうになった瞬間‥‥
「おやナイスタイミングでしたかね?」
「「「「「!!!???」」」」
四季たちが殴り込みしてきたのだ。
「なんだい君たちは?」
そうサーゼクスは問いかけたが…
「相変わらず蝙蝠は無能なようですね?地主の許可もなくこんな会談をしていたんですから問い詰めに来るのは想定できたのでは?」
「相変わらずの堅物だなぁ?日本神話の四季ちゃんよ?」
実はこの場にいる三大勢力の要人のなかで彼女を知っていたのはアザゼルだけであったのだ。
「あなたもあなたですよ?黒鳩の長のアザゼル。大体あなたは長としての自覚が…」
「四季様四季様!脱線してます!」
「っは!いけませんね」
まぁ四季は彼に説教をかまそうとしていたがすぐに小町に正された。
「で?日本神話の方々が何の用でしょうか?」
一応笑顔でミカエルが迎えたが…
「貴方方、三大勢力すべてに対しての日本神話からの通告を言い渡しに来たんですよ」
「「「「「通告?」」」」」」
その場にいた者たちは全員頭をかしげたが四季はお構いなしに通告を読み上げ始めた。
「『日本神話は以下のことを要求する。
一つ。今後一切日本国内での眷属化禁止
二つ。神器強奪のための殺人行為の禁止
三つ。これまで三大勢力が持ち去った日本神話の神具すべての回収ならびに返還
四つ。これまでの殺人行為などの一切の謝罪といまだ残っている遺族に対して半永久的に被告人。またはその家族からの慰謝料の支払い。もし死亡していた場合は各政府に支払いを要求するものとする。(なおはぐれ悪魔による被害はそのはぐれ悪魔を悪魔化させた貴族に責任があるものとする)
五つ。勝手に使用してきた建物・土地の使用料の全額支払い。
六つ。損害賠償の支払い。
七つ。これまでに拉致された・もしくは眷属化された者たちの速やかなる返還。もちろん悪魔化していても。
八つ。これまで是非曲直庁の職員らが受けた人的被害に関する慰謝料の支払い。
九つ。悪魔の駒の日本国内での使用禁止。ならびに開発者の速やかなる引き渡し。
十つ。日本関係者に対する悪魔化を行った者たちの速やかなる引き渡し
十一つ。日本国内での活動の際には是非曲直庁の裁判総長四季映姫・ヤマザナドゥの許可状が必ず必要となるものとする。
十二つ。はぐれ悪魔に関する詳細かつ真面目な対策案の即刻なる提出。
十三つ。はぐれ悪魔の中でも生きる為に逃走してきた者も確認されている、亡命を希望してきた者に対する侵害行為の禁止
十四つ。妖怪はもとより日本国民への侵害・内政干渉の禁止
十五つ。禍の団との争いは各冥界や天界などで行うように
これら以上のことが守られない限り日本神話は三大勢力活動が日本で活動することを認めない。
なお上記の項目はもちろん天使・堕天使にたいしても同じく要求するものであり、現時点での要求はこれであるがのちのち追加されることも考慮せよ』
以上ですね」
問答無用な内容であった。
次回 四季様ご乱心