四季映姫・ヤマザナドゥの苦難   作:島田愛里寿

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大変お待たせしましたぁ‼️

会談と言っていいのかわからない内容になってしまいましたがご了承ください!!

感想お待ちしております!!


第十六話 会談?です!

さて、そんなこんなで悪魔達の支配地域であるキリスト系地獄に列車で到着した四季と小町だったが四季は頭と胃を抱え続けていた。

 

「‥‥」

 

「あ、あの。大丈夫ですか?」

 

そりゃそうだ。

 

悪魔たちの横暴さには慣れた四季だったが、それでも各地からの苦情の書類が大量に届きかつそれらは裁判総長である四季のサインと判子が必要なので小町が能力で四季の部屋まで戻って書類を取りに戻ってソーナ・シトリーの手配で止まっていたホテルの部屋で仕事の処理をせねばならず四季は悟ったような眼をしていた。

 

 

翌日

 

「若手悪魔たちの会合ですか‥‥」

 

「はい。集まるのは次期魔王になりえる者が集まり、意気込みや夢などを言ったり上層部からの目を付けてもらうような感じですね。できれば悪魔の次世代を担う彼らを見てから会議を行いたいとのことで…」

 

「ほう…ところでソーナ・シトリーさんは「ソーナで結構ですよ?」そうですか。ではソーナさんの夢を聞いてもよろしいでしょうか?」

 

「私としてはこの冥界の地にレーティングゲームの学び舎を建てる事が夢ですね」

 

「学び舎…学校ですか?そう言った物はこの冥界にはなかったのですか?我々の是非曲直庁には小町がいた死神養成所がありますが…」

 

ちなみに四季は元地蔵なので中途採用され正規採用された他の閻魔よりは出世しにくいという事情があったが成績がかなり良かったので閻魔の地位では今のところ最上である裁判総長の地位にいる。

 

「ええ。あるにはあるのですが現在ある学校は上級悪魔と一部の特権階級の悪魔のみが入学する事が許された学校なんです」

 

「それは…かなり偏りがありますね」

 

「はい、そこで私は下級悪魔や転生悪魔も関係無く通う事が出来る学び舎を建てたいんです」

 

その言葉を聞いて四季は初めて悪魔に感激した。

 

「素晴らしいです!非公式ではありますが私はあなたの方針を支持します!」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

四季は地蔵であった過去からそう言う被差別民の嘆きを昔多く聞いてきたのでソーナの夢を大いに支持したのだ。

 

 

数時間後

 

「‥‥‥」(# ゚Д゚)

 

 

(うわぁ‥‥四季様怒ってるぅ‥‥‥)

 

 

四季と小町は会合にゲスト扱いで参加することになったが四季にとっては、はらわたが煮えくり返る案件ばかりであった。

 

 

まず禍の団への対応も楽観的で不安が残るが若手はどこも一緒なのでそこはいい。

 

だが夢や目標を語るときになって問題が生じた。

 

サイラオーグやリアス、シークヴァイラ、ディオドラ、グラシャラボラスの目標はまあ貴族らしいという内容で聞いていた老人たちも機嫌がよかったがソーナ・シトリーの夢を聞いた老人たちは‥‥

 

「「「ハハハハハハハハハハハハハッ!!!」」」

 

「よりにもよって、あのような者達の為の学校を作ろうなどとは!」

 

「これは実に傑作だ!」

 

「夢見る乙女とはよく言ったものだ! ハハハハハッ!」

 

(‥‥は?)

 

「いやはや、無知であるとは実に悲しいな! よもや、あのシトリー家の次期当主ともあろう者がそんな夢を語ろうとは! ここがデビュー前の顔合わせの場で本当によかったな! もしも大衆の前でそんな事を言った暁には、シトリー家のいい恥晒しになる所だったぞ!」

 

「ソーナ・シトリー殿。下級悪魔や転生悪魔は上級悪魔である主に仕えて、その才能を見出されるのが世の常であり、それはこれからも変わりは無い。貴殿のような立場の悪魔がそのような養育施設を作ってしまったら、間違いなく伝統や埃を重んじる旧家の顔を潰す事に繋がりかねんぞ?」

 

「その通り。確かに、今の冥界が変革の時代に入っているのは我等も認めよう。だがな、世の中には変えるべきものと変えてはいけないものがあるのだ」

 

「矮小な下級悪魔や元人間の転生悪魔如きに教育などと、なんと愚かな事か」

 

という散々な評価でソーナも顔を伏せて涙がこらえているのが目に見えていた。

 

 

「小町、流石にいっていいですよね?言っても内政干渉になりませんよね??」(#^ω^)

 

「は、はい‥‥」(怖い…)

 

そうして四季の我慢が限界に達した。

 

 

 

 

「あなたたちは何を言っているのですか?」

 

四季による老害への説教が始まった。




次回 四季の怒りと持論

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