小町が任務である地縛霊になりかけていた姫島朱璃の魂を三途の川の岸にしっかり向かわせたあとに彼女はお使いの薬をかった帰りにある黒い猫又を保護した。
その者の名は黒歌
「・・・・で?そのまま流れで連れてきてしまったと?」
「うう、はいその通りです」
「にゃぁ・・」
四季映姫・ヤマザナドゥからすればいくら妖とはいえ悪魔化した者を是非曲直庁に入れるのは気が進まないのだ。
「で?あなたの名は?」
「黒歌です」
「え~と・・ああ、いましたね。“黒歌”あなたは故郷を襲撃した悪魔から妹を守るために眷属化に同意したが、悪魔は妹さんも悪魔にしようとしたのでその悪魔を殺して悪魔政府に手配されたと」
「な、なんでそんなにわかるの!?」
「ああ、四季様が見てるのは浄玻璃の鏡っていってね。罪人の人生なんかを全部映し出すのさ」
「ふ~む。やはり私だけでは判断できませんね。これは月初めの会議に上げます」
会議場
「四季!!どうなっておるんだ!!なんでこうも毎回毎回死者の魂が合わないのだ!!」
「で、ですから!悪魔どもの開発した【悪魔の駒】のせいでそもそも死神での回収自体が厳しくなっているんですよ!!」
ここは日本神話勢力が保有している会議場。ここでは毎月月の初めに各地の神々や妖の代表たちが集まって会議を行うのだが、そこで映姫は毎度のごとくパワハラを受けていた。
(い、胃が・・・)
「ま、まぁまぁ落ち着きなって閻魔王。四季ちゃんに怒っても仕方ないじゃないn」
「天照様は静かになさっていてください!!これは是非曲直庁の問題なのです!!」
「はい・・・・」
(((役に立たねぇ!!)))
「いいか!!来月にも合わなかったら貴様を首にするからな!!」
「え、閻魔王さま!お待ちください!」
「そ、そんなことをされては我々の負担が!!」
バタン!!
そう言い放って閻魔王は会議場を後にしていった
「・・・四季ちゃんごめんね。いっつも閻魔王が好き勝手いって」
「い、いえ(#^ω^)」
まぁさすがに毎度毎度理不尽に怒られている四季も限界だったが精神力で耐えていた。
「で?何かお願いがあるんだったね?」
「ええ、実は・・・・」
数日後
「黒歌、貴方への処分が決まりました」
「は、はい」
「あなたは私の部下としての扱いになります。今すぐに大国主命様のところに出向き、悪魔の駒の摘出手術を受けてくるように」
「・・・え?」
黒歌は信じられないような顔をした。
「あ~四季様、もしかして」
「ええ、ここはいつも人手不足な上に悪魔社会に詳しいものもいません。そこであなたのような人材が必要なんです」
「は、はあ」
「安心しなさい。悪魔の駒の摘出を行えばあなたは普通の猫又に戻りますし、身の安全も保障します。妹さんの捜索も手が空けば行ってもいいです」
「!!」
「分かりましたか?」
「はい!!」
こうして黒歌の妖生はよりよい方向に向かうことになった。
次回 四季様キレる
次回はプロローグの数日後という設定です。