「四季さま。呼び出しって何ですか?」
四季に新しき与えられた執務室に突然呼ばれた小町は少し困惑気味だった。なにせ、訳も分からず直ぐに来るようにと言われたのだ。
「ええ、貴方にはある人物の魂の回収をお願いします」
「ある人物?」
「シスター“アーシア・アルジェント”。駒王町に堕天使の策略で送られてきた少女で、数日以内に死亡するとでました。なので彼女の魂の回収を命じます」
「はぁ。しかしあたいが行く必要があるんですかい?」
「その駒王町に新しく着任した領主が現魔王の娘でして・・・」
「ああ。なるほど・・」
リアス・グレモリーはある意味有名であるらしい。
「と、いうわけでシスターの魂の回収を命じます。ただ、悪魔の駒を入れられそうになったら即撤収しなさい」
「分かりました」
駒王町 廃教会
「なんだってこんなとこにいるんだよ・・・・」
小町はアーシアの回収のために駒王町に到着したはいいのだが、なんでか廃教会の地下に彼女の魂の反応があったのでいやいやながら教会に向かってきたのである。
「さてさて、なんかイヤーな予感がするんだがねぇ・・・」
教会の地下ではオカルト部のメンバーたちとアーシアがそろっていた。
堕天使のレイナーレに神器を奪われたアーシアは人間としての死を迎えてしまうが、リアスにより眷属の悪魔として転生することができたのだ。
(是非曲直庁からすれば『ふざけんな!』といったところであるが・・・)
「アーシア!よかった!」
「はい!」
「あ~、感動シーンに水を差すようで悪いんだけどねぇ?」
「「「「!?」」」」」
「アーシア・アルジェントってシスター知らないかい?」
「え?私ですけど??」
「ああ!やっぱりかい!いやはや面倒なことになったなもう・・・」
「なによあんた。ここは私の領地よ?野良悪魔狩りは許してないのだけど?」
「あんたは呼んでないよ、リアス・グレモリー。アーシアちゃん?」
「は、はい」
「日本神話の是非曲直庁のあたいの上司である四季裁判総長様からあんたの魂の回収命令が出てんだ。一緒に来てもらおうか?」
「ええ!?」
さすがにアーシアも混乱気味だ。
「ふざけんな!いきなり来てなんだよあんた!胸は大きいからいいけど!」
「先輩最低です」
一誠も反発したがエロ坊主の気質はぬけてない模様。
「あんたは確か一誠とか言ったかい?あんたにも出頭命令が出てんだ。あんたらは一度死んだ、なら是非曲直庁で魂を裁いて、輪廻の輪に戻すか地獄で浄化させてから、輪廻の輪に戻さなきゃならんのさ。それを勝手に眷属化されるなんて困るんだがねぇ」
「なにわけわからないことを言ってるのよ!ここは私の領地!それに眷属に害を与えるのは許さないわよ!」
そういってリアスとその眷属たちは小町を取り囲んだ。
「はぁ。やっぱり言っても無駄だったかい、仕方ない。上司にはあんたらの言葉をそのまま伝えとくよ、あ、そこの猫又」
「な、なんですか?」
「あんたの姉が心配してたよ」
「な!」
「それじゃぁね」
「ま、待ちなさい!」
そういってリアスたちは攻撃したが、小町の能力の距離を操る程度の能力には意味がなく、彼女は悠々と是非曲直庁に帰っていった。
次回 エクスカリバー