今回は二日市とふろうさんの「エロ河童蕩遊録」に強く影響を受けています。
横着して、これを正式な発売記念とします。(2024/6/20追記)。
作家に限らずクリエイターというものは、無意識のうちに当人の信条・思想や嗜好・性癖、個人的経験などが作品に出力されてしまうもの。
ときに自らを売文家業と卑下するわたくし春河童も、その例に漏れません。
自身の中にあるものをアウトプットする以上、インプットもまた必須です。本を読んだり映画を見たり、取材旅行に行ったり、ときに街並みをぶらぶら歩いて駅や通りで人間観察をしたり噂話を収集したり。ビジネスの相方であるマリコと他愛ないおしゃべりをするのもその一環です。
話は変わりますが、わたくし春河童は、親元を離れ西武池袋線沿いの西東京で一人暮らしをしています。自宅は一軒家、お勝手・風呂・トイレの水回りは最新式ですが、それ以外は和風の──平たく言えば畳敷きの部屋と縁側のある──造りになっています。
私は畳部屋に布団を敷いて寝起きするのが当たり前ですが、マリコにとってはそうではありません。
マリコは二駅ほど離れたところで旦那と暮らしていてここには通勤というか通いで来てくれるのですが、彼女の家はマンションの洋室タイプで、彼女はベッドで寝起きしています。
一泊二日の短期取材旅行*1を終えて自宅に戻ると、ふわりと漂う異質な匂い。
普段は嗅ぎ慣れないこの匂い、これは…… 成人男性の臭いです。私とマリコしか出入りしないこの家に紛れ込んだ異分子。
実家暮らしだったときにはまったく意識していなかったのに、今の男っ気のない暮らしを始めてからは、実家に帰省するたびに『男性の』臭いが感じられるようになって、大いに困惑したところを母親にそれは父親の存在だと諭されたことを思い出します。
犯人はマリコで間違いありません。私が取材旅行で留守にしているうちに、この家の合鍵を持つマリコが旦那を連れ込んで、普段と異なるシチュエーションを大いに楽しんだのでしょう。いつものことです、家を汚しっぱなしにするのでなければ、私も咎めるつもりはありません。
むしろ、マリコにインタビューして根掘り葉掘り聞きだすチャンス。とにかくインプットのネタになることを逃してはいけません。
マリコは旦那のことをあまり私に話してくれないので、素直に聞き出せそうにないのが難点ですが。それにせっかくだから、私自身も新しいことを体験して売文のネタにしたいんだけどね。
「そうね…… 例えば、私とマリコがお楽しみの最中に旦那が混じってくる、通称『百合に挟まる男』プレイとか、どうかな~~」
たぶん却下されるであろうけど、駄目元で頼んでみますか。
マリコいわく『あんたのような少しだらしないくらいの熟れた悩殺ボディは旦那にとって毒だから』だそうです。失礼な、単に男性読者が主流の漫画で主役の美女に男の影を近づける必要はないという制作側の都合でしかないのに(メタな視点)。
(本作にはR-18タグをつけていないので)ここから先は省略されました。全てを読むには(二日市とふろうさんの方に)わっふるわっふると書き込んでください。