野生の春河童   作:れべっか

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はるかリセット、コミックス7巻発売おめでとうございます。


ドライブと一人カラオケと駅弁

ストレス解消に自動車で一人ドライブ。

目的地もなく雨中という異界をドライブするスリルを味わったり*1、新潟*2まで雪を見に行ったりしたが、今回は東北自動車道を北へと向かう。

好天に恵まれたので、車間距離を保って安全運転を心がける。するといつの間にか適度な緊張感と非日常感から、心が揺蕩ってきて、BGMをかけているわけでもないのに、自然と音楽を口ずさむ。

 

みちのくひとり旅/山本譲二

♪ここで一緒に死ねたらいいと すがる涙のいじらしさ

その場しのぎのなぐさめ云って みちのくひとり旅♪

 

北方行には丁度良いテーマソングだと思う。

なんでこんな古い歌が春河童の持ち歌なのかというと、社会人になるときに父親が『仕事付き合いでカラオケするとき上司受けする歌』として教えてくれたからだ。嘘だ、絶対に自分の趣味を娘に押し付けただけだぞ。

 

*

 

春河童さんのブラック裏話

カラオケのレパートリーに奇跡/さだまさし、WAになっておどろう/V6、といったテンポの速くない応援歌があるが、OL時代末期のメンタルをやられていたとき休みの日は一日中ベッドから出ずにひたすら聞きまくったので、体に染みついている。

文筆業として社会復帰できて良かったね。

 

*

 

今回の目的は東北本線・黒磯駅の駅弁。JR東日本の湘南新宿ラインや上野東京ラインで黒磯駅に直通できるが、実は黒磯駅に駅弁は売っていない。かつては特急停車駅であり、電気の直流・交流の切替駅として機関車の付け替えがあり列車の長時間停車が発生したために駅弁はよく売れた。だが1982年に東北新幹線が開業した際に一つ隣の東那須野駅(現・那須塩原駅)が新幹線停車駅となって以降、黒磯駅は歳月と共に存在感を失い、2005年に黒磯駅での駅弁販売は終了した。

しかし駅弁を製造していたフタバ食品株式会社さんは、東北自動車道・上河内SA(下り線)で駅弁を継続して販売している。ラインナップは二点、「九尾釜めし」と「九尾すし」。釜めしは横川駅の「峠の釜めし」と同じ窯元の釜を使っており、食べ比べるのもまた一興。

 

何故わざわざ駅弁を買いに行くのかって? それはこれが取材旅行も兼ねているから!

悪役令嬢が大正時代にラブロマンス*3、これの続きを書くのにインスピレーションが欲しかったのだ。

黒磯駅は那須御用邸の最寄り駅であり、昭和天皇が毎年避暑に訪れるたびに駅弁を買ったと言われている。また黒磯駅には貴賓室が設置されており、今回は貴賓室を遠くから眺めることしかできないが、イベントの際には貴賓室が一般公開されることもあるのでチャンスがあれば再訪したい。

 

お召列車から降りる天皇陛下とご親族の青年皇族が駅の貴賓室に立ち寄ってティーブレイク。御用邸の近くには貴族の別荘もたくさんあり、もちろん陛下の避暑にスケジュールを合わせて皆がこの地に集まる。

ロケーションを田舎に移してひと夏の想い出、キーアイテムは駅弁。駅弁売りの地元の一家をギミックにするのもありか?

……脳内イメージから創作意欲が湧いてくるなら、遠出した甲斐があったというものです。

 

 

お終い

*1
第71話

*2
第35話

*3
第50話

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