前回は世界が止まったところで終わりましたね。(パワーワード)
今回は世界を止めた人とご対面します。
...そろそろここに書くネタがありません。
それでは、どうぞ
静止した世界の中で、意識だけがその動きを認知できた。そして、こちらに向けられた濃厚な殺意が2つ、...なんで味方から殺意向けられてんだ俺。
「いやいやいや!!滑稽だねぇ!カゲロウ?!どうだい?火の玉に黒焦げにされそうになってる気分はさぁ!」
...すげぇムカつく。時間止められてるからあいつしか動けねぇし話せねぇ。それをいいことに言いたい放題じゃねぇか。...あ、こっち来た。
「ふふぅん...いやいや、大変だねぇカゲロウ。こーんな大量の攻撃を盾も持たずに防がなくちゃいけないなんてねぇ...」
分かってんのならどうにかしてくれよ。と言ってやりたいところだが、あいにくコイツに伝える手段がねぇ。視線すら動かせねぇし。
「君は...私とケルシーにボコボコにされたすぐ後にまーたエクシアにちょっかい出したのかい?!ええ?!」
いやそれに関してはマジで知らんぞ。エクシアに手を出したのは安魂祭の時だけだ。それっきり。
「帰ったらもう1回ボコボコにしてあげるから覚悟しなよ...」
いやホントに知らねぇんだっての!!
「ただぁ、このまま時間を止めておくのも私のアーツが持たないからね。いいかい?3...2...1...ほら!」
途端に世界が再び動き出した。止まっていた火球や光線がまた俺を狙って走り始めた。
「いや急だよ!!危ねぇ!?」
急には避けらんねぇよ!?と被弾を覚悟したが、大きな影が立ち塞がり、敵の攻撃を全て防いでしまった。
「...ふむ、こんなものか。大丈夫か?カゲロウ。...隊長!今です!」
「閃ッ!」
「ホシグマ!チェン!」
「全く...なぜお前と会う時は必ず事件に巻き込まれるんだ...」
「ははは...全くです」
「お前ら!久しぶりだなぁ!龍門にいた時以来だから...2年振りか?」
「2年と3ヶ月だ」
「...よく覚えてますね?」
「何をゴチャゴチャとォ!!」
「くたばりやがれください!!」
クシュマフの何人かがまた攻撃を仕掛けてきたが、ホシグマが全て防いだ。
「久方ぶりの再開なんだ。邪魔しないでくれよ?」
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「とは言っても...さすがにここまで多いと面倒ですね」
「ここら辺お前らに頼みたいんだけど、いいか?A6がちょっと心配だ」
「うん、ここら辺のはどうにかするから君はそこから1歩下がることをオススメするよ。いやホントに。早く動け」
「はぁ?今後ろに下がったら他の奴らがあぶねぇだろうがよ。攻撃が止んだら動く」
「もうサイレンスのドローンが来たから大丈夫。てか早く動いて!3秒以内に!」
コイツは何をそんなに焦ってんだ?そんなタマじゃねぇだろ。なんかヤバい奴でも居んのか?(フラグ)
「...はい、下がりましt(ガッシャァァァン!!!)...は?」
あぶねぇ...下がっていなければ即死だった...。てか何コレ?上から降ってきたのか?土煙がすごくてよく見えな.......あっ
「..........」
なんか廃墟の上にいらっしゃいますねぇ!目の前に刺さってんの軍旗だし!嫌な予感しかしないぜ!!バフはありがたいし、なんか敵が何人か串刺しになってるような気がするけど!!
誰が戦場で旗を武器にしてんだよ!?()
「あーっ!やっと来た!」
「モスティマ!来てくれたのね!」
「サイラッハまで!」
「大丈夫か?スポット?」
「ホシグマか...助かる」
こちらは援軍が到着して士気が大幅にアップしている。
しかし、俺は気が気でない。だって絶対アイツ怒ってるもん。なんでか知らんけど。
アーツの雨の中で俺は恐る恐るモスティマに聞いてみた。
「なぁモスティマ!なんでアイツ怒ってんの?!」
「自分で考えろーって言いたいけど、一生分からなさそうだから教えてあげるよ。君、なんで基地に女連れ込んでるんだい?君の女好きは猿並みなのかい?」
「....」
やっべぇ
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時は遡り、サイラッハがカゲロウ達に合流する前、サイラッハ達は1度通信基地に来ていた。
「えっと...あ、あった。ここだね」
「こんな分かりずらい所に...」
「久しぶりにカゲロウに会えますね?隊長?」
「あぁ、まさかまた顔を合わせることになるとはな...」
そして、やけに分かりずらい入口を開け、中に入ると...
「...あなた、何者?」
「ひぃっ!ち、違うの!私は味方よ!」
当然ローザに会う訳でして、
「...味方って言ってますけど、どうします?」
「そういえばドクターが、基地に女の子がいるって言ってなかったっけ?」
「あぁ、そういえば。問題なさそうだぞ、サイラッハ....サイラッハ?」
「....ない」
「は?」
「許さない!カゲロウ!また違う女の子と一緒にいるなんて!...帰ったらしっかりお話しなきゃ...」
「....」
目のハイライトは消え、髪の毛は逆立ち、手に持つ軍旗はミシミシいっている。
声をかけたホシグマはすぐに肩にかけた手を引き、チェンは顔を青くした。モスティマはこれからカゲロウに起こるであろう修羅場を想像して吹き出し、サイレンスは関わりたくないと全力で存在感を消していた。ローザはまたロドスの人間に殺されるとガタガタ震えていた。
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廃墟の上に立つご立腹のサイラッハを見て、俺はともかく、クシュマフも手を止めた。
「なんなんですかァ?あの女」
「おい、マジで悪いことは言わないから投降した方がいい」
「はァ?!する訳ないでしょォ!?テメェらをぶっ殺して私は軍と合流するんですよォ!」
「うるせぇ!俺はお前のために言ってんだよ!ほら見ろ!あの軍旗!またあの女が構えてんだろ?!野球選手顔負けのフォームで!!」
「ハッハッハ!!戦場で旗を武器にするなんて聞いた事もありませんよォ!」
いいから黙って逃げろやコイツぅ!!マジで旗で死ぬんだってば!!さっきの一投見てないんk(グッシャァァァァァン!!)...あーあ。
「....は?」
「....5人は逝ったか」
そんで、バフばらまいてるし。
「....カゲロウ?」
うわ、ついに話しかけてきやがった。
「...なんでしょうか」
「あの女の子、誰?」
「あ?ローザの事か?味方だよ。多分アイツロドスに来るぞ。普通に有能だし、可愛いし。すぐにお前とも仲良くなるよ」
隣でクシュマフが呆気に取られている間にこの問答を済ませたのだが、モスティマは額に手を当て、チェンは「相変わらずだな...」とひとりごち、ホシグマは苦笑いし、オーキッドはドン引きし、バグパイプはなんでサイラッハが怒っているのかよく分かっていないようだった。サイレンスは全力で気配を消した。
「カゲロウ。私が聞きたいのはそういう事じゃないんだよ?分かってるよね?な・ん・で、女の子を連れ込んでるの?私という女がいながら」
「捕虜なんだから仕方ねぇだろ!?大体なんでアイツはダメでオーキッドさんはOKなんだよ!」
「ちょっと待ってカゲロウ、こっちに飛び火させないで」
ごめんね!オーキッドさん!死にたくないから身代わりになって!(クズ)
「...とにかく、カゲロウ。「あ、話しそらした」....あなたの隣には私がいるの!もう決定事項なの!浮気なんて許さないから!!私の処女だって貰ってもらうよ!!」
「テメェマジでとち狂ってんのかよ!?」
なんで戦場でこんな会話してんだろ(冷静)。アイツホントに頭おかしいよ!どうなってんだよ!誰が俺のジェニーをこんな風に...ドクターか?(疑問)ドクターだな(確信)。よし、
「ほらジェニー!話は後で聞くから!今はコイツら殺るぞ!」
「え?私もう2桁は殺ってるけど」
「....」
「....?」
そうだったわ。コイツ旗で殺してたわ。怖すぎんだけど。なんかテレビとかで流れそうだよね「変死!狂気は旗!」とか言って。なんかサルゴンの奥地に向かってそうだな。てかどうなってんだ腕力。ゴリラか?
「....なんか言った?」
「いえ、なにも?」
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「君たちには悪いけど、生きるとはそういう事さ」
「ぎゃぁぁぁぁああ!!」
「ぐはぁっ!?」
増援によって一気に形勢はこちらへ傾き、俺たちは勢いそのままにクシュマフを殲滅した。そして今、モスティマが最後に残った2人にトドメを刺しているところだ。
「ふぅ...これで全部かい?」
「....見える範囲では、殲滅完了って感じか?」
「アッハハハハ!!呆気ないねぇ!!」
「お怪我はありませんか?隊長?」
「あぁ、ほぼ無傷だ」
「スポット、大丈夫かい?」
「あぁ、サイレンス達が来てくれて助かったよ」
「....zzz」
「あら?サイレンス?...立ったまま寝ちゃってるわね...」
「小官がおぶりましょう。どうしますか?基地に戻ります?」
「うん、戻ってドクターに報告しよう」
バグパイプの一存でとりあえず基地に戻る事が決定した。
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「えへへぇ〜カゲロ〜」
「...おいジェニー、あんま引っ付くなよ...皆いるんだぞ?」
「うるさい」
「..ハイ」
ジェニーはご機嫌斜めなのかそうでないのか全く分からん。腕を組みながら頬ずりしてきたと思ったら、めちゃめちゃドスの効いた声出して来たんだけど。
「...いっつもあんな感じなんです?」
「...彼、ここに来たばっかりだから私も知らないわよ」
「それであんなに...?」
ローザがオーキッドに質問していたが、まぁ当然だろう。バグパイプは仲良いなーとニコニコしているし、チェンはため息ばっかりだ。
「あ!ところでカゲロウ!ドロシーは?」
「死んだ」
「...え?」
「死んだ。アイツらのどれかがドロシーだ」
「...は?」
「....」
「...は、はは。...そっか。そうだよね。助からなかったかぁ...そっかぁ...」
そういうとローザはその場で歩みを止め、背を向けて肩を震わせた。ここは危険地帯だ。いつ他の奴らが来るとも限らない。
「俺が残る。先戻っててくれ」
「...うん、分かった。気をつけてね」
こういうところでは素直に引いてくれるから
やっぱりジェニーはヤンデレじゃないな(盛大なフラグ)!!
というわけでいかがでしたでしょうか。
ようやく増援が到着。
一応予定より早い到着ですが、モスティマが時を止めたおかげですね。
止まった時の中は別にモスティマ1人という訳では無いので、車を動かして飛ばしてきました。
ではまた次回