前回で1章が終わったので、今回は幕間です。
ロドスにいても災難が降りかかるカゲロウ君を見て鼻で笑ってあげてください。
それではどうぞ
とある一日の昼下がり。カゲロウは食事を終えてロドスをブラブラと散歩していたところ、ジェイとたまたま出会い、少しお話をしていたところ...
「いやぁジェイ!お前んとこの魚団子は絶品だな!」
「ありがとうごぜぇやす。ところでカゲロウさん、レパートリーを増やすために魚の種類を増やそうと考えてんですが、極東の方でなにかいい魚、ありやせんかね?」
「極東?まぁ確かに魚を食う文化はあるが...お前んとことはほぼ別モンだぜ?生で食べるし」
「あぁ、聞いた事ありやす。刺身ってんでしたっけ。魚をほぼそのまま食べるんだとか」
「あぁそれだ。これがまた美味いんだよな。素潜りして取ってきたりとか、やっぱり魚は鮮度が命だからな」
「他にもスシってのがあるぞ。ほとんど刺身と似たようなもんだが、白いご飯の上に刺身を乗っけるんだと」
「他にも卵を乗っけたりするんですよね」
「そうだな!プチプチの食感が癖になるんだよな〜。あ、そういえば出汁にも魚が使われてるらしいぞ」
「へぇ、そりゃ初耳ですね。どんな魚なんです?」
「なんでも飛ぶらしいんだ。見た目は普通なんだが、飛ぶことができるらしい。その魚から出汁が取れるんだと」
「飛ぶ魚ですか?面白いですね」
「さては信じてねぇな?ホントだぞ?ほら、この動画見てみろ」
「うわっ!本当に飛んでやすね...」
「だろ?あとは...そうだな、家のジジイ達は水底の植物を食べてるらしい。花だか草だかは知らんがどうやらスシにも使われてるらしいぞ」
「ほへ〜。そんなモンまであるんですねぇ。いやぁやっぱり水の中ってのはよく分かりませんねぇ」
「また今度行ってみようぜ。素潜りで魚捕まえ(ドグワッシャァァァァン!!)...は?」
------------------------------
ロドスの廊下を1人の美女が闊歩していた。
ロドスの最高戦力が一、ココ最近はどこぞの民族衣装を着て戦場に出ているスカジである。今日は久しぶりに青を基調とした普段のスタイルで過ごしていたのだが、聞き逃せない会話が聞こえてきた。
『極東?まぁ確かに魚を食う文化はあるが...お前んとことはほぼ別モンだぜ?生で食べるし』
(魚を生で食べる!?)
ここからスカジはカゲロウとジェイの話を盗み聞くのであった。
何を隠そうこのスカジ、『魚』は全てイベリアに居たような物だと思い込んでいるのである。
『あぁそれだ。これがまた美味いんだよな。素潜りして取ってきたりとか、やっぱり魚は鮮度が命だからな』
(素潜りで!?私たちアビサルですら苦戦する海の魚を極東では素潜りで取るの!?)
『他にも卵を乗っけたりするんですよね』
『そうだな!プチプチの食感が癖になるんだよな〜』
(なんてことしてるの極東は!!クローラーを食べるなんて!....そもそもアイツらって美味しいのかしら?)
『なんでも飛ぶらしいんだ。見た目は普通なんだが、飛ぶことができるらしい。その魚から出汁が取れるんだと』
(ドリフターじゃないの!...出汁!?出汁って言ったかしら!?じっ...じゃあ今まで食べたスープには...)
『だろ?あとは...そうだな、家のジジイ達は水底の植物を食べてるらしい』
(今度はリーパーじゃない!!道理で極東出身のオペレーターから少し海の匂いがすると思ったら...これは問い詰める必要がありそうね...)
------------------------------
そしてスカジは剣を放り投げてカゲロウとジェイの話を遮ったのである。
「えっと?スカジさん?いきなり剣投げられると危ないんだけど...」
「あなた達...今の話は本当かしら?」
「え?剣にはノータッチ?...いやまぁ本当ですけど」
「あ、スカジさんも海の近く出身ですよね。一緒に魚取りに行きやせんか?極東の海」
「辞めておきなさい。海は危険なのよ」
そしてここからスカジのコミュ障っぷりが発揮されるのである。
「それと...(海の生物を取り除くために)あなたたちの腹を斬らない(手術)といけないわね...」
「なんか物騒なこと言ってる!?」
「ほら、(手術のためにケルシーの元へ)逝くわよ」
「え?は?マジで言ってます!?おい!なんだか知らんが逃げるぞ、ジェイ!」
「もちろん!」
「ちょっ...どうして逃げるの...!」
「なんで腹かっ裂かれないといけないんですか!」
「それは...!魚を食べるのは危険だからよ!」
「いや普通食べるでしょ!ジェイとか料理魚メインですよ!?」
「...彼は頭も見てもらいましょう」
「散々な言いようですね!?」
カゲロウはダッシュで逃げた。ジェイとは別の方向に走り、曲がり角を曲がったところで、事態はさらにめんどくさい方向へ進み始めた。
「あっ!グレイディーアさん!ちょっとあれどうにかしてくださいよ!!」
「...あなた、何したの?」
「...カジキ...彼が魚を生で食べたらしいのよ」
「はぁ....あのねシャチ...」
その後はグレイディーアがスカジに事の顛末と勘違いについて丁寧に説明してくれた。
「ごめんなさいね。怖がらせるような真似をして」
「いえいえ!まさかスカジさんがそんなに恐れるとは...イベリアの海ってどんなモンなんですかね」
「魚と言うよりはバケモノが悠々と泳いでいますわ。不容易に近づかない方がいいと言うのは私もシャチと同意見ですわ」
「なるほどねぇ...」
「その...今回のことなんだけど、お詫びとして...」
「え?いやぁスカジさん!お詫びなんて要らねぇっすよ!大体、お互いに知識が足りn「私と組み手をしましょう」マジで要らねぇなぁ!?」
この後しっかりぶちのめされたカゲロウ君。治療を担当したケルシーに「お前スカジと組み手したの?バカか?」とありがたい説教を受けて、休暇が消えました。
「なんでだよチクショォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
というわけでいかがでしたでしょうか。
アークナイツでネタに走るの、ムズいね!
もうひとつくらい幕間を書いて、次の章に進みたいと思います。
ではまた次回