ヴィクトリアの元軍人兼傭兵   作:Mrミステル

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こんにちは、ミステルです。

皆様残暑の中いかがお過ごしでしょうか。
花粉症が辛い時期になったそうですね。作者は花粉症になった事がないので、その苦しみはわかりませんが、薬飲んで頑張っていきましょう。


幕間

 

「うぉらァ!!」

 

「ハン!こっちががら空きだなぁ!?」

 

「なっ?!」

 

はい、どうもカゲロウでごぜぇやす。今はね、ズィマーと1VS1で模擬戦をやってるところですね。

 

「フゥ....イースチナ、今何戦目だっけ」

 

「100と42戦目です。結果はカゲロウさんの全勝です」

 

「チッ...クソが...」

 

「まぁキリは悪いが休憩しよう。てかホント無理。俺が死ぬ。ウルサス人はパワーもそうだが、スタミナもヤベェな...」

 

「...アンタのそんなヤツら相手に狩りをしてたんだろ」

 

「いやぁそれを言われるとなんともなぁ..」

 

「ソニア、はい、あなたのドリンクです」

 

「ん...」

 

 

言い忘れていたが、ここはロドスのトレーニング施設。基本的には何をしても(スカジのフルスイング以外)壊れない(はずの)強度を持っていて、模擬戦や演習にはもってこいなのだ。

ここで、先程から俺はずっとズィマーと模擬戦を行っている。

 

事の発端はこうだ。

 

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カゲロウ君がロドスに来たばっかりの頃...

 

「...で、こっちが訓練室で、あっちに行くとトレーニング施設があるよ。...うん、これで大体まわったけど、気になることとかあるかい?」

 

「強制的にロドスに連れてこられたことに関しては気になってるな」

 

「HAHAHA、なさそうだね!」

「は?」

「うん、なら私はケルシーに案内が終わった旨を伝えて仕事に戻るとするよ。...早く仕事を終わらせないとアーミヤが寝かせてくれなくなるからね」

 

「...アンタも案外苦労してんだな」

 

カゲロウがドクターからロドスを案内されて、一通りまわった後、1度自室に戻ったカゲロウは、トレーニング施設に行ってみることにした。そして、自室の扉を開けると...赤髪のウルサス人がいた。

 

「...?えーっと?」

 

「おい、お前」

 

「...なんでしょ」

 

「ウルサス狩り、だな?」

 

「...どうしてそれを?」

 

「そんな事はどうでもいい。今、アンタの目の前にいるのはウルサス人だ。アンタが殺す対象だ」

 

「いやちょっと待てよ俺は別に一般j「だから私はアンタを殺す」...なぁんか話が飛躍してんなぁ?」

 

「こい。こっちでケリをつけてやる」

 

「はぁ」

 

着いて行った先は先程も来たトレーニング施設。自分の前を歩くウルサス人の少女は常に後ろの俺を警戒しているようで、ロドスに来て早々にめんどくさいことになったとカゲロウは嫌でも自覚するのであった。

 

「アンタにここのウルサス人を殺させる訳にはいかない」

 

「いやだから俺はウルサス軍を殺してる訳であっt「勝利か!死かだ!」アブねぇ!?」

 

いきなり斧を振りかぶってくる少女がいてたまるかよ!

 

「話を聞けよぉ!」

 

「うるせぇ!アタシ達は今必死に立ち直ろうと努力してんだ!アンタにぶち壊されてたまるか!」

 

「ロドスのウルサス人は殺す気ねぇよ!」

 

「信用できるかそんな言葉!」

 

「俺はよっぽどロドスが信用できねぇよ!」

 

ふざけんな!(ブチ切れ)

なんでトレーニングしようとしたら斧持った女の子にケツ追い回されなくちゃなんねぇんだよ!ニェンって奴が脚本書いたホラー映画みたいじゃねぇか!

ロドスってのはどうなってんだよ!戦闘狂しか居らんのか!倫理観どっかに吹き飛ばしてんじゃねぇぞ!?教えはどうなってんだ教えは!

 

「喰らえ!」

 

「テメェこのアマぁ!後悔すんなよ!」

 

あんまりにも危なっかしいので(フツーにムカついたので)闘ってやろう。

 

結果としては俺の圧勝。刀を抜かずして殴打でズィマーを気絶させた。そしてその顛末をドクターに話して、ズィマーを医務室まで運んだところで、今度は別の女の子と出会った。

 

「...あなたがソニアをこんなにしたんですか」

 

「そうだが。勘違いしないで貰えんか?仕掛けてきたのはコイツだ」

 

この女の子ソニアって言うのか...なんてカゲロウが考えていると、白髪の女の子はカゲロウの隣に座って、

 

「あなた、ウルサス狩り、ですよね?」

 

と質問してきた。別に隠すほどのものでもないのだが、さすがにウルサス人からそれを言われると、カゲロウも警戒されてるのか?と勘ぐってしまう訳である。

 

「...無言は肯定とみなします。...安心してください。私はあなたの事を警戒している訳ではありませんので」

 

「...それはそれでどうなんだ?」

 

「いやまぁ、ソニアをここまでボコボコにする人は警戒するに値しますね。で、なぜあなたはウルサス"軍"を襲うのです?」

 

なんだ、軍だけを襲うってこの子は分かっているのか。

 

「復讐。ただそれだけだ」

 

「...なるほど。そうですか」

 

カゲロウとイースチナの間に沈黙が流れる。イースチナは手に持った本を読み始め、カゲロウは太刀の手入れを始めた。

 

「...別にあなたがここにいる必要はないのでは?」

 

イースチナは本から目を離さずに問うた。

 

「バカ言え。俺が怪我させちまったんだ。面倒を見る責任がある」

 

カゲロウも太刀から目を離さずに答えた。

 

「...そうですか。あなたはそんな人には見えませんが」

 

「生まれ育ちはヴィクトリアだが、これでも元は極東の血筋なんだ。筋は通すよ」

 

「ソニアが起きたら暴れるのでは?」

 

「そんときはそんときだ」

 

そして再び二人の間に沈黙が流れる。重苦しくもなく、かと言って気持ちのいい沈黙かと言われると首を横に振るような、微妙な沈黙。

先に沈黙に耐えられなくなったのはカゲロウだった。

 

「なぁ嬢ちゃん、その本「イースチナです」...イースチナ、その本面白いか?」

 

「ええ、面白いですよ。貸しましょうか?」

 

「え?いいのか?」

 

「はい、私はとうに読み終わっているので」

 

「じゃあ借りようかな。どこが面白い?」

 

「犯人が1番最初に出て来た男であるというところですね」

 

「...うん、ありがとう。やっぱり返すよ」

 

「あら?いいのですか?」

 

そりゃね。何が悲しくて初めから犯人知ってる小説を読まなアカンのや。

その後、ズィマーが目を覚まし一悶着あったが念願のトレーニング施設に1人で(ここ重要)来ることができた。ちなみに、これ以降ズィマーは暇さえあればカゲロウに闘いを挑むことになる。冒頭が正にそれである。

 

------------------------------

 

「クソが...」

 

「まだ言ってんのかよ...」

 

「ソニアは負けず嫌いですから」

 

冒頭よりまた数戦やって俺の全勝。通算成績が150勝まで伸びてしまった。途中でグムちゃんが差し入れとして色々持ってきてくれたので、それをつまみながら休憩中である。

 

「なんで(ムグムグ)テメェに(ムシャムシャ)勝てねぇのか(ゴクン)さっぱり分かんねぇ!」

 

「...喋るか食うかどっちかにしてくれ」

 

「はい、タオルです」

 

「ん...(ゴシゴシ)、なぁ〜んで勝てねぇかなぁ。こんな女たらしに」

 

「誰が女たらしだ」

 

「どうやったらお前に勝てるか、教えろ!」

 

「俺、術攻撃に弱いんだよね」

 

「よし!アンナ!加勢しろ!」

 

「嫌です。ボコボコにされそうなので」

 

「ハッハッハ!振られちまったなぁ!ズィマーさんよぉ!次も俺の勝t「では、私が加勢しますわ」...お?ロサか」

 

トレーニング施設の扉が開き、そこから長い白の髪をたなびかせる長身の美女と形容するのがふさわしい女が入ってきた。ズィマーやイースチナとチェルノボーグ事変に巻き込まれ、ロドスに保護された学生の1人、ロサである。

 

「ごきげんよう御二方、それとカゲロウさん」

 

「あぁ、ごきげんよう」

 

「...お前が加勢してくれんのか?」

 

「えぇ、もちろん。どうやら手ごわい相手のようですし。アンナはいいのかしら?」

 

「...あなたがやるなら私もやります」

 

「いきなり3対1かぁ...」

 

「ハン!アンタにはこれくらいがちょうどいいだろ!」

 

こうして唐突に始まった3対1の多勢に無勢マッチ。

序盤はイースチナの妨害やロサの重い一撃を対処しながらの闘いになったため、カゲロウが押され気味となった。

 

「オラオラァ!さっきまでの威勢はどうした!」

 

「3対1はフツーにキツいって!...危ねぇ!」

 

「チッ...外しましたか」

 

なんかイースチナのガラ悪くね?舌打ちするような子だったっけ?

 

「よそ見してる暇あんのかよッ!」

 

「...正直ある」

「なっ...んだとォ...!」

 

ズィマーに関しては見てなくても対処可能だ。斧の威力は分かりきってるし、小型攻城兵器持ってるロサの方がよっぽど怖い。

 

「ハァ...まずは戦術マニュアルどおりに...」

 

「あぶなァい!」

 

ズィマーは片手間に捌きつつ、ロサが射出してくる矢に最大限警戒する。イースチナのアーツにもある程度気を配っておかないと本当に痛い目を見そうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところが闘いは予想外の形で決着を迎える。

 

 

 

「...え?まさか故障...きゃっ!」

 

ロサの小型攻城兵器が暴発した。イースチナには特に影響はなかったが、無数の矢がズィマーとカゲロウに向けて飛んできていた。

さすがにアーツなしでは捌ききれねぇ...!

 

「ズィマー!危ねぇ!こっち来い!」

「えっちょっ...」

 

ズィマーを引き寄せ、刀を鞘から抜いた。

 

「焼き払え!」

 

刀にアーツを伝道させ、膨大な量の炎を生み出し、矢に対して振り抜く。

すると矢は炎の中で速度を失い、カゲロウの足元に数本が刺さった。もう数本は炎をモロに受けて、蒸発したのだろう。

 

「ズィマー、大丈夫か」

「...」

 

「ズィマー?」

 

余程怖かったのだろうか、ズィマーが喋らなくなっちった。ロサは暴発の反動でひっくり返っていて、イースチナは「これは恋愛小説で読んだ...!」とか言って震えている。え、どうすればいいのこれ。聞こえてなかったかもしれんし、もっかい聞いとくか

 

「おいズィマー、大丈夫か?」

「...す」

 

「す?」

 

「...スっ、スキありィ!!」

「ぐべらぁ!?!?」

 

ズィマーは顎に強烈なアッパーを叩き込んできた。ウルサスの全力でアッパーはダメよ...。

 

こうして俺の通算成績は150勝1敗になった。納得いかねぇ....

 

この怪我治しにケルシー先生のところに行った時に「暇なの?ちょっとMon3trと闘ってくんね?」みたいなこと言われたから全力で拒否っといた。後日Mon3trにボコボコにされた。解せぬ。

 




という訳でいかがでしたでしょうか。

ちょっとアンケート機能を使ってみたいので、この後書きはこれだけにしときます。
皆様にこの小説を読んで頂いて、大変喜ばしいのですが、ギャグ調で進むのか、シリアス調で進むのかの方針を決めたいと思います。

これからの話の進め方

  • ギャグ調(幕間のような感じ)
  • シリアス調(第1章のような感じ)
  • その他(要望ありましたら感想まで)
  • 結果が見たい人用
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