ヴィクトリアの元軍人兼傭兵   作:Mrミステル

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ココ最近忙しくてマトモに投稿できないミステルです。

なんもかんも全部アークナイツとかいうゲームが面白いのが悪い。


予選

 

俺とモスティマ、フィアメッタにシュヴァルツは海岸線沿いを走りながら今回の大会の話をシュヴァルツに聞いていた。

 

「そもそも予選って何やるの?決闘?」

 

「毎年内容は違いますが...まぁ30チームになるまで絞り込むのは同じですね。大体はバトルロイヤルです」

 

野蛮すぎんか(ドン引き)。死傷者ってほぼ予選で出てんじゃないの?やってる事地下闘技場とかその類なんだけど。

 

「この予選の結果で本戦のハンデが決まるんです。ですから予選も大事なのですよ」

 

「なるほどねぇ。お、見えてきたかな」

 

多くの人が集まっている。大体は観光客だろうが、その奥には屈強な体をした男や、暗器を手に持ち笑う女など、おそらく対戦相手となるのだろう人たちも見えた。

それと『受付あと10分』という看板も見えた。

 

「あと10分だってよ。受付はセイロンが済ませてくれてんだよな?」

 

「はい、私たちは会場に入るだけです」

 

というわけでセイロンからもらった用紙を受付に見せて会場に入った。会場といっても砂浜に木の板を上から乗っけたようなもので、そんなに豪華ではない。あ、チェンもいるやん。

 

「おいチェン!」

 

「ん?あぁ、間に合ったのか」

 

「おう。...というか、まぁお前がチーム組むって時点でこのメンツだとは思ってたよ」

 

「なんだ、まるで私に友達がいないみたいな言い草じゃないか」

 

「そう言ってるからな」

 

チェンのチームはチェン、ホシグマ、スワイヤー、リン・ユーシャの4人。前衛職ばっかやん、バランス考えろよ()

 

「カゲロウ殿も参加されるのですね」

 

「あぁ、お手柔らかに頼むよホシグマ」

 

「それは無理な相談ね。優勝は私たちがいただくわよ」

 

「気合い入ってんなスワイヤー。やっぱり金か?」

 

「金はどうでもいいのよ。単純に優勝って肩書きが欲しいだけ」

 

「....鼠王の娘か?こりゃまた手強いな」

 

うわぁ手強い(小並感)。

 

「あ、そうだ。お前ら予選がどんなもんか知ってたりしない?」

 

「それが小官たちにも分かりません。さっぱりです」

 

お前らも分からんのかい。俺の中でこの運動会がどんどんバイオレンスなイメージになっていくんだが?

 

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『会場の皆様ァ!長らくお待たせしましたァ!!』

 

「「「ワァァァァァアアアアア!!!」」」

 

『これより!第‪✕‬回!シエスタ大運動会を開催しまァす!!』

 

「「「ワァァァァァアアアアア!!!」」」

 

すごい盛り上がりだ。平日の昼間なのに。仕事はどうした、仕事は。

あ、セイロンの親父さん出てきた。

 

『今年もこの大会を開催できたこと、嬉しく思う。選手諸君はどうにか五体満足...いや、精神も含めた六体満足で大会を終えて欲しい』

 

「シュヴァルツ?」

 

「なんでしょう」

 

「五体満足ですらない人間が出るってこと?」

 

「五体どころか一体も残らない参加者も出ますよ」

 

「どうなってんだよ...」

 

恐ろしいわ。シエスタ大運動会。

 

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『では!予選の内容を発表しまァす!!』

 

「お、ようやくか。お偉いさんの話は長くてやってらんねぇな」

 

「カゲロウ半分以上寝てたじゃないか」

 

「あ、バレた?」

 

「...ちょっと待って立ちながら寝てたってこと?」

 

『予選は....出ました!「水鉄砲バトルロイヤル」!!』

 

なるほど、クジで決めるのね。そりゃ情報がないわけだわ。にしても「水鉄砲バトルロイヤル」ってなんだ。

 

「簡単です。持参もしくは大会側から支給される水鉄砲でバトルロイヤルするだけです。比較的怪我人も出ない平和的な予選のひとつですね。幸運です」

 

「え、マジか。俺水鉄砲なんて持ってないぞ」

 

さすがに水鉄砲なんか持ってきていない。そもそもこの旅行は一人旅の予定だったのだから、大の大人が海で1人水鉄砲なんて持ってくるわけが無い。

 

「あれ?そうなのカゲロウ。私たちは持ってきてるよ」

 

そういうとモスティマとフィアメッタは懐から水鉄砲....水鉄砲?

 

「それホントに水鉄砲か?」

 

「もちろん。私のはセミオートのアサルトライフル型で、フィアメッタのはいつものやつだね」

 

「ちょっと待てや」

 

どういうことだってばよ。水鉄砲ってセミオートとかフルオートとかあんの?あといつものってなんだ。爆発するんか?死人が出るぞ?

 

「安心なさいな。水風船を詰めて射出するだけだから」

 

「そんなのもOKなんだ」

 

「はい、基本的に水を飛ばせるなら全部水鉄砲と大会規定にも書いてあります」

 

「そういうお前もいつものクロスボウなのね」

 

なんだそのガバガバ規定は。

ちなみにシュヴァルツはいつものゴツイクロスボウであった。なんじゃそりゃ。水飛ばせんのかそれ。

 

「大丈夫です。鉄板くらいなら貫けます」

 

「もう1回聞くけど水鉄砲だよな?」

 

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結局俺は大会側からちゃっちい水鉄砲を借りた。子供用のピストル型のやつだ。

 

「滑稽だね、カゲロウ」

 

「うるせぇよ。そもそも水鉄砲使うことになるなんて予想つくかよ」

 

「まぁ、精々生き残ってよ。戦闘は私たちに任せて」

 

やだ惚れそう。何この堕天使。顔が良すぎる。

 

「にしても随分と範囲広いのね。まさかシエスタ全域が予選会場なんて」

 

「先程運営から配られた端末を持っているのが参加者です。毎年観戦者からも怪我人が出るので、新しく作られたようですね。レイジアン工業の賜物です」

 

運営から参加者にはブレスレット型の端末が配られた。これを使って連絡、管理等ができるらしい。スリーサイズまで測られたらしく、フィアメッタがブチ切れていた。

 

『参加者の皆さァん!!聞こえますかァ!?』

 

「ん?あのドローンからか」

 

『開始は30秒後です!準備は終わってますね!?』

 

準備させる気ねぇじゃん。

 

『ではスタートです!皆さんの健闘をお祈りします!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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結果から言おう。俺たちは2位だった。

いや、大健闘したと思う。なんか他のチームもゴツイ水鉄砲持ってるし、俺は早々に退場した。なんか知り合いに何人かあった気がするが、そんなことに気を取られている暇もなかった。ステージはシエスタ全域と言えど、結局ドローンによるパブリックビューイングによってすぐに位置がバレてしまうので、そこら中でドンパチやり合うこととなり、結果的には3時間と経たずに終了した。

 

ちなみに怪我人は2桁ほど出たらしい。...なんで?

 

「私たちの相手には怪我人はいないでしょう」

 

「嘘つけ、お前のクロスボウで何人撃ち抜いたと思ってんだ」

 

「それよりもあの龍人さんは何なの?とんでもない威力だったんだけど」

 

ちなみに優勝はチェンのチームだ。いやてかあれはズルいわ。うん。

チェン→訳分からんほどの高火力バズーカ。多分怪我人はほとんどコイツが出してる。

ホシグマ→「般若」がスプリンクラーと盾の2役

スワイヤー→モーニングスターの鉄球が水風船

ユーシャ→おおよそ透明になれる

 

ズルいじゃん。勝てるわけがないYO。チェンのバズーカはなんなんだ。アスファルトの地面が陥没してたんだけど。俺が頑丈なオニ族じゃなかったら死んでたかもしれない。

 

ただ、ドローンが飛び回って写真を撮りまくっていたらしく、すごくいい笑顔のチェンやフィアメッタ。楽しそうなシュヴァルツの写真を貰えたから満足です。

 

明日はどうやら本戦らしいから早く帰って寝よ!(盛大なフラグ)

 




というわけでいかがでしたでしょうか。

皆様10章楽しんでますか?ワタクシはサリア(完凸済)がすり抜けて泣きそうです。異格スペクターまで時間ないのに...。


ではまた次回
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