ヴィクトリアの元軍人兼傭兵   作:Mrミステル

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年明け前だってのにホントいいストーリー追加しますねYostar。
いいぞもっとやれ。

回想は前回で終わりです。


再開―身を滅ぼす

 

「あなた、私を『隊長』なんて呼んた事、ないでしょ?」

 

「あん時は世間を知らないガキだったもんで」

 

今、俺の目の前にはテンペスト部隊隊長のコードネーム『ホルン』が仁王立ちしている。俺がテンペスト部隊に所属していたのは少しの間だけだが、この人にはかなりお世話になった。主に戦闘の後始末とかな。

軍学校を卒業してすぐの俺とバグパイプはいきなりこの遊撃隊である部隊にぶち込まれた訳だが、まぁこの人バケモンだよ。おかしいもん。なんで重装なのに前衛の人より撃破数多いんだよ。なんだよ照明弾って。それってかなり昔の極東の海軍が使ってた砲弾ちゃうんか?なんで人間が撃ってんだよ。などといった疑問が尽きない人だった。

 

「そういえば、君も運動会に参加してるんだって?」

 

「えぇ、まぁ...。隊長もですか?「なんか気持ち悪いから敬語は抜きでいいわよ」...気持ち悪いってなんだよ」

 

「そうそう、それでいいわ」

 

そう言うとホルンはその整った顔をへにゃりと崩し、懐かしさに浸かりながら口角をあげ、クスクスと笑った。今まで軍にいた時には見たこともない表情だ。美しい、とか綺麗、とかそんな形容詞では到底表せないような、そんな表情だった。

 

「なんだ、そんなメスみたいな顔できたんだな。彼氏の1人や2人できたのか?」

 

「殺すわよ」

「なんでだよ!?」

 

どうやら地雷を踏んだようだ。

 

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「え!?未だに処女なの!?そんな薄着で出歩いといて!?」

 

「うるさい!」ガンッ

「痛ぇ!」

 

マジで言ってる?彼氏...はまだしもこの人まだ未経験ってマジ??

 

「見てくれはいい女なのになぁ...」

 

「...敬語抜きは許したけど、侮辱は許したつもりはないけど?」

 

「褒めてんだろ。ナンパくらいはされんだろ?」

 

 

 

「えぇ、それはもう沢山されてたわよ」

 

「......」ダッ!

 

「どこへ行くんだぁ?」

 

「HA☆NA☆SE!!」

 

「ふふっ、久しぶりだね?カゲロウ」

 

クソっ!ここに隊長が居るんだから警戒しとくべきだった!!そりゃ居るよな!!

 

「...っ!......ふっ!」

 

「あぁん。逃げようするなんて酷いわカゲロウ。...別に取って食うつもりだけどそんなに悪いようにはしないよ」

 

「お前そんな話し方だったか!?ジェニー!!」

 

金髪超ロングの美女、サイラッハ。

この小説を頭から読んでくれている方は分かっていると思うが、コイツ、ヤンデレである。

 

「てか取って食うつもりなのかよ!ふざけんなお前!ここはラブホじゃねぇんだよ!(特大ブーメラン)」

 

「いいじゃない。別に迷惑がかからなければいいの。丁度隊長もバグパイプもいるし、仲良く4〇(ピー音)といこうよ」

 

そう言うとサイラッハは腕を絡ませ、その豊満な恵体をカゲロウに押し付け、上目遣いで誘惑し始めた。

「儀仗隊のサイラッハ」を知る人間はサイラッハが「美しい」事は知っているだろう。しかし今、目の前にいるこの「妖しく、艶めかしき、官能的なジェニー」を知るのは幼馴染である俺くらいなものだろう。

そんなくだらないことに少々の優越感を得ながら、モスティマ達から逃げるべく必死に腕を振りほどこうと藻掻くのだが、コイツ力強ぇ!

 

「うふふ。ほらカゲロウ。バグパイプも待ってるよ」

 

「やめろ!お前達とヤると破滅しろうな気がする!」

 

これは実際そう。何されるかわからん。怒った女の子って怖いからね。仕方ないね。

 

「そもそも4人チームなのにお前は3人じゃねぇか!あと1人いんだろ!」

 

正直そのあと1人を1番警戒してる。この3人に着いてくるんだぞ?絶対ヤバいやつじゃん。

 

「あぁ、あと1人はマンドラゴラだよ。ほら、救出したあの子」

 

「え!?あのクソメスガキと組んでんの!?あんなに敵対してたのに!?」

 

マンドラゴラはヒロック郡でその時はまだロドスに加入していないサイラッハやホルン隊長と大規模な戦闘を行い、ヒロック郡をほぼ壊滅させたクソガキだ。なんでも元々本人が所属していた組織から蹴られたらしく、ロンディニウムでマンフレッドに殺されそうになっていたところを(ヒロック郡での因縁を知らなかった)俺が救出した。その後散々言われたが一度保護した感染者を荒野に捨てるのはロドスのポリシーに反するとしてそのままロドスに加入した(させた)。

 

「あいつも少しは丸くなったのか?」

 

「確かめるために私たちの部屋、行こ?」

 

くっそあざとい。可愛いのは間違いないが、ここで1歩間違えると既成事実を作られかねないので黙って逃げよ。

腕に生えている原石クラスターにアーツを流して...。

 

「ん...あっつい!?」

 

「ハッハッハ!あばよ!俺は高飛びさせてもらうぜ!」

 

「ふーん。逃げるんだ、カゲロウ」

 

「あたぼうよ!お前らに捕まると何されるか分かんねぇからな!」

 

「そっかぁ。カゲロウ」

 

 

 

前、よく見た方がいいよ

 

 

 

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...はっ!?

あれ...。俺は...ここは...?

鎖に繋がれてて動けねぇ!

 

「おや?目が覚めたかい。カゲロウ」

 

「モスティマ!お前これなんだよ!」

 

「何って...私は知らないよ?これ、サイラッハさん達がやったやつだし」

 

「は?」

 

「そうよ。彼女達がホテルの近くにあったロドスの駐在所にこんなところを作ってたみたい」

 

「フィアメッタ...お前まで...」

 

てか、個人の都合で一企業の駐在所を改造すんなよ。

 

「まぁ、そろそろ彼女たちも来るだろうし、朝まで期待して待ってなよ。...あ、そういえば1日余裕があるんだったね。良かったねカゲロウ。朝から晩まで酒池肉林だよ」

 

「全くもって良くねぇよ!?」

 

「ガチャ」と暗い部屋に一筋の光が差し込んだ。普段から平和な世界に住んでいる人間ならば、光が差し込む描写は救いの象徴だと感じることだろう。しかし、カゲロウにはただの絶望でしかなかった。

 

「あ、おはようカゲロウ♡」

「おぉ、見事な縛り具合だべ♡」

「...♡」

「またアンタと会えるなんて...♡」

 

上から順にサイラッハ、バグパイプ、ホルン、マンドラゴラである。4人は個人の所有物であろう水着を着込み、そのプロポーションを余すことなく存分に醸し出している。

道行く男は2度見し、女はその恵体の差から羞恥を覚えるような美しさだ。

 

「あぁ、やっと来た」

「待ちくたびれたわよ」

 

「ごめんね、モスティマさん、フィアメッタさん。私たち以外にも誘っててさ」

 

そしてもう一度、扉(と思われる箇所)が開き、そこには、金色のクランタ。

 

「遅れて済まない...あぁ、師匠...♡」

 

「ううん。まだ味見もしてないよ」

 

てかやばくね?ここどこ?ロドスの駐在所にこんなところ無かったと思うんだけど。地下か?地下なのか?てかヤバいって。

 

「なんだおめェら!はよこれ外せ!」

 

「あーあー暴れちゃって。いいの?カゲロウ。据え膳だよ?」

 

「うるせぇ!その膳毒入りじゃねぇか!」

 

「それは私たちが毒婦って事かい?酷いよカゲロウ...」

 

「心にも思ってねぇこと言ってんじゃねぇぞ!?あと嘘泣き止めろや!」

 

「もう諦めろ師匠。あなたは私たちに喰われる運命なんだ」

 

「マーガレット!お前騎士だろ!?こんな事して...騎士の誇りはどうしたんだよ!」

 

「騎士よりも女の幸せを追いかけたということだ」

 

くっそ!味方が居ねぇ!

 

「ふふふ...♡」

「じゅるり...♡」

「...アハッ♡」

 

「オ、オレは、何回ヤるんだ!? 次はど・・・どこから・・・い・・・いつ「襲って」くるんだ!? オレは! オレはッ!」

 

「オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーーッ」

 

その時、一筋の金色が暗い部屋を切り裂いた。その金色は今にも俺に襲いかかって来そうな女性たちを襲い、俺の目の前に君臨した。

 

「ふむ、君でもここまで苦戦するか」

 

「ムリナールさん!!」

 

ムリ伯父ィ!信じてたぜ!!

 

「...気づいているか?このシエスタ全域で今日は強姦が多発している」

 

「え?いや今日のニュースは運動会一択...もみ消されてるのか」

 

「そうだ。そして強姦と言っても、被害者は男のみだ。何故か女性が男性を襲うという普段とは逆の事態になっている」

 

なるほど...ジェニー達がやけに積極的だったのはこの流れに乗ったのか?いや仮にも一企業のオペレーターだぞ?働きにくくなるような行動に衝動的に移るか?

 

「なにか外的要因が...?」

 

「そうだ。それを突き止める為に君に協力してもらう。そして外に市長がいるからサッサと出るぞ」

 

「いや、鍵...」

 

「なんだ?傭兵だった時に手錠抜けを経験しなかったのか?」

 

その後ムリ伯父に手錠抜けに関して色々教えてもらった。てかなんでアンタがこんな事知ってんだよ。おかしいだろ。仕事の机に縛り付けられてんのか?

 

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「やぁカゲロウ君。久しぶりだね」

 

「どうも。今は長ったらしい口上垂れてる場合じゃないでしょう?」

 

「ふふ、相変わらずだね。よし、では私の部屋に行こう。何やらきな臭い事になっていてね。我々も手を焼いているんだよ」

 

そして俺、ムリ伯父、市長(セイロンの父)は市役所へと向かっていった。

 

 




いかがでしたでしょうか。

この小説でのロドスには基本死んでしまった人物はほとんど生きている設定で進めたいと思います。(今更)

「人は死ぬからこそ美しい」という方、よろしい、ならば戦争だ。

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