にこは、輪島へやって来た。
「こうてくだぁー。」
と、威勢のいい声がした。
にこは輪島朝市に来ていたのだ。
「これは美味しそうだわ。」
と、にこは魚を食べていた。
「中々いい味だね。」
そして、輪島を観光した後は金沢から北陸本線に乗り富山へ向かった。
「もう富山か、行って見るか。」
と、富山駅で下車した。
にこは、富山キラリと池田屋を見物し、駅へ向かった。
「富山を過ぎると、糸魚川か。」
そう言って、にこは北陸本線に乗り込んだ。
富山を過ぎると、そこは日本海、富山から新潟へ入るのだ。
糸魚川
「ここが、糸魚川か。」
と、にこは海岸へ向かった。
「海はいいね、にこは飛び込みたい気持ちにこ。」
そこへ、1台の車がやって来た。
「お嬢ちゃん、どこへ行くのか。」
「糸魚川駅まで。」
「乗りなよ、送ってやるから。」
「はっ、ありがとう。」
そう言って、にこは車に乗り込んだ。
と、その時。
国道8号線に2台のパトカーがサイレン鳴らして、走り去っていった。
赤いスポーツカーは、糸魚川駅に到着した。
「どうも、ありがとう。」
「いいんだよ、気を付けてな。」
「ありがとう。」
にこは、糸魚川から列車に乗り終着の直江津へ向かった。
なおえつー、なおえつー、なおえつー。
と、駅のアナウンスが流れた。
「ここが、直江津か。」
にこは富山から北陸本線に乗って直江津で下車し、海の見える場所へ向かった。
直江津駅で、向こうから金沢発の特急「かがやき7号」が入線し、ホームに到着した。
「かがやきに乗るのも楽しいわね、ずら丸。」
「でも、一度は乗って見たかったずら。」
「そうよね、あれ、にこじゃないか。」
「本当だずら。」
「おっ、善子に花丸。」
「にこ、善子じゃなくてヨハネ。」
「それで、花丸と善子も旅していたの。」
「そうよ、女の旅はいいかなって。」
「3人で行くのも、いいんじゃないか。」
「そうよね、その方が安心ずら。」
「じゃあ、行くわよ。」
と、言って3人は直江津駅で下車した。
「あっ、あのスポーツカーは。」
「やぁ、君たちはどこへ行くんだ。」
「ええ、ちょっと3人で旅していてね。」
「そうか、じゃあ乗りなよ。」
「えっ、いいの。」
「おう。」
そう言って、にこと花丸と善子は赤いスポーツカーに乗って直江津駅のロータリーを走り去っていったのだ。
「えーっ、うそ。」
「本当、俺たちは大学生だって。」
「何なの、この人達は。」
「さぁね。」
「善子ちゃんとにこちゃんは、この人は知ってるずらか。」
「そうよね。」
「うーむ、ちょっと知っている人かもしれないわ。」
と、にこは言った。
そして、事件が起きようとしていることは誰も知らない。