にこは、善子は花丸と一緒に直江津から新潟へ向かった。
「新潟へ送ってやるぜ。」
「ここは、上越辺りだよね。」
「そこを過ぎると長岡だから、新潟はもうすぐだ。」
「そうか。」
にこ達が乗った、赤いスポーツカーは糸魚川インターから北陸自動車道に入って新潟へ向かった。
その頃、南はにこの行方を追っていた。
「うーむ、にこは北陸へ行く時はどうやって行くんだ。」
「そうやな、上野から寝台特急「北陸」に乗って金沢へ行って、金沢から輪島へは七尾線の急行「」に乗って輪島へ行ったって。」
「これはちょっとあり得ないけど、金沢から福井へ行ったって事は。」
「ああ、そう言えば、福井へ行ったら東尋坊かな。」
と、彼方は言う。
「彼方、希、東尋坊へ行ったことあるのか。」
「ええ、一緒に行ったよ。」
「その時に、にこは男と一緒に福井へ行ったのを覚えているわ。」
「希、それいつ何だ、いつ逢ったの。」
「去年の11月頃よ。」
「なるほど、金沢の兼六園へ行った後に温泉で一緒だったんだな。」
「ええ、そうよ。」
真姫は南に言った。
「何処で泊まったか。覚えているか。」
「確か温泉は、山代温泉だったわ。」
「なるほど。」
「そして、にこっちはそこから車に乗って福井へ行ったのか。」
「うん。」
「そして、ウチらは金沢から福井へ行ったから。」
「金沢から福井へ行ったって事は、やはり列車か。」
「そうよ。」
と、南は推理してみると。
上野から夜行に乗る。
上野発22時44分 寝台特急「北陸」金沢行に乗車
金沢着6時33分 下車
金沢市内観光
「待てよ、金沢だったら東京から上越新幹線があるじゃないか。」
東京発7時36分 上越新幹線「あさひ1号」に乗車
長岡着8時57分 下車
長岡発9時04分 北陸本線特急「かがやき2号」に乗車
金沢着11時34分 下車
「あっ、それに乗って金沢へ行ったよ。」
「本当か、それ。」
「うん。」
金沢から福井へ
金沢発8時26分 特急「加越4号」に乗車
福井着9時18分 下車
「福井から米原経由で東京へ帰ったんだね。」
「ええ、そうよ。」
「確か、名古屋行の「しらさぎ」だったわよ。」
「なるほど。」
福井発15時21分 特急「しらさぎ10号」に乗車
米原着16時28分 下車
名古屋着17時25分 下車
「新幹線に乗って帰京したから。」
米原発16時35分 東海道新幹線「ひかり260号」に乗車
東京着18時56分 下車
名古屋発17時33分 東海道新幹線「ひかり118号」に乗車
東京着19時28分 下車
「でも、にこは福井じゃないから、能登へ行ったんじゃないのかな。」
「きっと、そうだわ。」
「能登から新潟へ行ったって事は。」
「それも考えられるわ。」
「きっと、そこだわ。」
「ああ、間違いないな。」
そして、3人は事件に会うとは予想もしなかった。