最果ての日本海 疑惑の旅   作:新庄雄太郎

7 / 8
そして、にこ達は庄内へ来ていた。


第7章 庄内

次の日、にこと善子と花丸は新潟駅から新潟発8時43分の羽越本線経由の特急「いなほ1号」青森行きに乗った。

 

「とにかく、庄内に逃げ蹴れば大丈夫だよ。」

 

「おってはもう来ないみたいだわ。」

 

「うん。」

 

ファーン!ピィーッ!。

 

と、特急「いなほ1号」は新潟駅を発車した。

 

新潟と庄内と秋田と青森を結ぶ、特急「いなほ1号」はその名の通り、ヘッドマークに稲の穂が描かれている。昭和57年11月のダイヤ改正により上越新幹線の連絡特急である。新潟を8時43分に発車し、途中停車駅は新発田、中条、坂上、村上、あつみ温泉、鶴岡、余目、酒田、象潟、羽後本荘、秋田、東能代、終着青森へは14時56分に到着する。

 

「これに乗ると庄内へ行くのね。」

 

「そうよ。」

 

「ここへ行けば、奴らには見つからないわよ。」

 

「でも、マルは怖いずら。」

 

「ずら丸、殺されるわよ。」

 

「えっ。」

 

10時50分、特急「いなほ1号」は山形県の酒田駅に到着した。

 

「やっと、庄内に来たのね。」

 

「うん。」

 

「ここなら、誰も来ないずら。」

 

「これで、一安心ね。」

 

にこは、南に電話した。

 

「あっ、にこちゃん、どうした。」

 

「助けて、達仁、私たちは今狙われているの。」

 

「えっ、にこが狙われている。」

 

「うん、新潟から逃げてきたの。」

 

「今は何処にいるんだ。」

 

「山形県の酒田って所よ。」

 

「そうか、俺たちで助けに行くからな。」

 

「うん、来てくれよ。」

 

と、電話を切った。

 

「どうしたの。」

 

「にこちゃん、見つかった。」

 

「ああ、今にこ達が狙われているって。」

 

「えーっ、それ本当なの。」

 

「うん、今山形県の酒田にいるらしい。」

 

「それ、本当。」

 

次の日、南と希と真姫と彼方は東京発7時36分の上越新幹線「あさひ1号」に乗り込んだ。

 

「庄内へ行くにはどうするの。」

 

「東京から新潟までは上越新幹線に乗って、新潟からは特急「いなほ」に乗れば庄内へ行くんだよ。」

 

「へぇー。」

 

「上越新幹線「あさひ」と特急「いなほ」に乗れば3時間33分で庄内に行けれるんだ。」

 

「新幹線に乗ったら便利になったな。」

 

上越新幹線「あさひ1号」が新潟に到着するのは9時16分、新潟からは9時24分発の特急「いなほ3号」酒田行に乗って庄内へ向かった。

 

南と希たちが乗った特急「いなほ3号」は11時22分に到着した。

 

「大丈夫か、にこ。」

 

「うん、怖かったよ。」

 

「一体どういうことなの、にこっち。」

 

「にこが送ってもらうからと車に乗せてもらうって行ったら、乗せてもらったの。」

 

「それ、本当か。」

 

「そうよ、そしたらその男たちは私たちを拉致して殺そうとしたのよ。」

 

「なるほど、それで逃げ回っていたのね。」

 

「にこっちも、大変だったわね。」

 

「うん。」

 

そして、にこと善子は又狙われることは誰も予想はしなかった。

 

「くそー、どこへ行きやがった。」

 

「ここにも、居ないか。」

 

「手分けして探せっ、捜すんだ。」

 

と、男たちはにこ達を追っていたのだ。




次回、にこと善子と花丸の運命は

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。