仮面転生者ΑGITΩ 〜人類審査のオーヴァーロード〜 作:ただのファンだよ。
ルビコン焼いて、解放して、賽を投げて、Sランク埋めて、江戸で英霊連れて斬り回って、ネバネバエイリアンからニューヨーク救って、名を捨てた男としてエージェント活動して、北欧の地で元戦神の過去を振り返ったりしてました。凄く楽しかったですデス。
それではどうぞ。
迎えろッ! それからの日常!!
「がうがう!」
「くるるぅ」
「よく食うな」
がつがつ、と二つある餌皿(ペットの犬用)にそれぞれの頭を突っ込む
「がうぅ!」
「わふ、クゥーンクゥーン」
「あぁ、コラ。ケンカするな」
自身の餌皿が空になった気の強い方の頭がもう片方の頭を押し退けて餌皿の中の餌を食べるのを首根っこを掴んで引き留め、餌皿二つ共にドッグフードを追加で入れてから首を放す。再び自身の皿の餌を貪る姿を見つめて溜息を一つ。
するとそこに、歩み寄ってくる一つの人影が。
「ショースケさん!」
「……アーシア」
アーシアだ。
アーシアにはオースラスについて説明してある。……というか問い詰められた。
『あの女の人は誰ですか!?』
と言った感じで。
僅かに涙目になりながらも矢継ぎ早に問い掛けてくる様子は鬼気迫るものがあった。最終的にはペット兼使い魔みたいな感じだと説明して、疑い気味ではあったが納得してくれた。
そんな事がありつつも先日の事件から数日間、比較的平和な時間が過ぎていた。オースラスの今後についてもウチで飼う事となったが、どういう訳か姉さんが居る時には消えていて、姉さんが離れると現れる不可思議な現象が起きている。
その事に疑問に思っていたらカミサマから『この者には私から指示しています』との事。どうやら“ 次元の狭間 ”と呼ばれる領域にカミサマ……テオスや配下のマラーク達が自身の棲まう楽園と俺達が存在している地上界を繋ぐ回廊があるらしく、其処に潜んでいるのだとか。*2『仮面ライダーアギト』でも
「わっふぅ!」
「がうぅぅ!」
「ん?」
アーシアと話し込んでいるとオースラスにズボンの裾を引かれる。
「どうした?」
「わふっ!」
「わんわん!」
「……わからん」
「どうしたんですか〜?」
オースラスの意図がわからない俺に代わってアーシアが接する。
屈んで優しく撫でながら笑みを浮かべるアーシアに初対面時と違って甘える様に戯れるオースラス。
初対面時はヤバかった、アーシアに警戒して噛みつこうと飛び掛かった時は心底焦った。咄嗟に動けなかった俺の代わりにカミサマが制止してくれたおかげでアーシアは助かったけど、もしもの場合の事を考えると暫くの間は誰かに会わせるのはやめた方がいいな。小型化してはいるものの下手すると死傷者が出る可能性がある。アーシアも、アーシアで襲われかけたにも関わらず自身からオースラスに接してその日のうちに懐かれた。アーシアの好かれやすさは天性のものだと改めて感じた。
っと、そろそろ時間だな。
「アーシア」
「よしよし、……あ、ショースケさん」
「学校行かないと」
「え? あっ、もうこんな時間! ご、ごめんなさいオースラスさん。私達行かないと」
「「クゥーン」」
「あぅ〜、学校が終わりましたらまた遊びましょう。ね?」
アーシアにオースラス、両方共に渋々といった様子で離れる。
オースラスはちらちらと此方を窺いながらも姿を消えた、初めから居なかったかの様に。アーシアも去っていったオースラスを見届けて名残惜しそうに溜め息を溢すも頭を左右に振って切り替えて俺の隣に並んで学園に向かおうと促してくる。
これがここ最近の光景、平和だと感じる日常だ。
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教会からの使者の来訪、木場の過去、使者との同盟、バルパーの陰謀にフリードとの再会、首謀者のコカビエルとの決戦。……そして白龍皇との対面。
短い期間で怒涛の事件に巻き込まれた俺こと兵藤 一誠と仲間達、“ オカルト研究部 ”の一部メンバー……教会の使者との共同作戦に参加した俺、木場、小猫ちゃんの三人は部長の指示で反省文を書かされていた。
「ひぃ〜〜!」
「……イッセー先輩、五月蝿いです」
小猫ちゃんキビしぃ〜!?
リアス部長や
ま、まぁ、下手したら千年前の大戦が再開してた可能性はあったし、教会の使者と共に活動してたとか悪魔側からすれば裏切りと捉えられてもおかしくはないからこうしてカタチが残る方法で罰せられてるってのは理解出来るんだけど。
「いや、だからって反省文10枚はキツすぎやしませんかね!?」
「五月蝿い」
「へぶっ!?」
小猫ちゃんに殴り飛ばされて倒れる俺。
とほほ、と涙を流していたら部屋を出ていた木場が戻ってきた。
「んっしょ、どうだった木場」
「あ、あはは、ダメだったよ。やり直しだって」
マジかよ。
実は俺達は既に何回か反省文を書き終えて部長に提出している。……が、結果は不合格。反省、及び今後の対策書として不十分としてやり直しをくらっている。
これから悪魔社会を生きる者としての自覚、下僕悪魔である自身の行動は眷属仲間並びに主人悪魔の評価に繋がる事、後から考えてどうすればよかったかを思考する事。他にも多数の意味合いがこの反省文にはある様で部長と朱乃さんの二人が吟味して認められるまで書き続けないといけないのだ。この反省文に加えて普段の学業に、更に悪魔業は悪魔業で熟さなくてはならない。
反省文が終わるまでペナルティも課せられている。
例えば小猫ちゃんならお菓子禁止。
俺は部長や朱乃さんとのスキンシップ及びスケベ活動禁止。
木場は、よくわからないけど尋ねたら顔を青くして苦笑いしてたから木場もなかなかヤバいペナルティを課せられているみたいだ。
もしもペナルティに反しているという連絡が入れば反省文を+5枚を言い放たれている。
く、くぅ〜ッ!
同じ家に住んでる部長もスケスケネグリジェで同じベットで寝て、起きたら抱きつかれているのに此方からお触り禁止だなんて!? これじゃ生殺しだぁー!!
朱乃さんも左腕の龍の気を散らす行為*3も手早く済ましてしまう。以前は口に含んだ左腕の人差し指をじっくりねっとり時間を掛けて丁寧に舐めて吸って……ぐぉぉ! 想像したらスケベ欲求が凄まじく……うごご!
「(それとは別に、なんか辿々しいだよなぁ朱乃さん)」
コカビエル決戦以降から、なんか龍の気を吸ってくれる時に躊躇? してる様な感じがするんだよなぁ。初めは罪悪感を感じてる未亡人風かな? とか思ってちょっと興奮したけど……それからもずっと続くと心配の方が勝ってくる。
「(もしかして……イヤになった、とか?)」
前に部長から朱乃さんは男嫌いの節があるって雑談なんかの話の中で聞いた事がある。それにコカビエルの言ってた“ バラキエルの娘 ”って言うのも関係あるのかも知れない。コカビエルが言った時に朱乃さんが滅茶苦茶怒ってたから俺から話す事はしなかったけど。
「………わっかんねぇ」
バカな俺じゃ女心ってのは理解出来ない事の一つだった。寧ろ学業の勉強なんかよりもずっと難しい。
「……終わりました。見てもらってきます」
「うん、いってらっしゃい小猫ちゃん」
と、俺が関係無い事で悩んでる間に小猫ちゃんが反省文を書き終えて部長達に確認しに向かった。
そして小猫ちゃんと入れ替わる様に部屋に入ってくる二人。
「ただいま戻りました」
「失礼するよ」
一人はアーシア。そしてもう一人が、
「やはり広いな此処は」
「私も入学したばかりの頃はよく迷子になっていました」
アーシアと同じく駒王学園の制服に身を包んだ緑のメッシュが入った青髪の女子───ゼノヴィアだ。
「うっ」
教会の使者であるゼノヴィア。
ああ、いや。元教会の使者であるゼノヴィアが学園に居る事に未だに慣れずに反応してしまう俺とは真逆で、それなりに適応しつつあるゼノヴィアがアーシアと仲良く話している。
先日*4、ゼノヴィアは堂々と部室に現れて動揺する俺達に対して言った一言。
『今日からこの学園に通う事になった。後輩
そう言ったゼノヴィアの背中には蝙蝠の様な黒い翼が広がっていた。
話を聞いたら、“ 神の死 ”という教会側の禁忌を知ってしまったが為に追放扱いになったらしい。聞いた時はアーシアに続いてゼノヴィアも、と怒りを抱いたがゼノヴィア本人が思っていたよりも気にしていない様子だったので取り敢えずその場では収めた。
以後、ゼノヴィアはこうして俺達が反省文を書いている間にアーシアに学園を案内してもらっている。ゼノヴィアもアーシアとは初対面時の印象が最悪だったから誰よりも仲良くなりたかったみたいで、優しいアーシアの性格上すぐに二人は友人になった。二人共教会で育っていた為に話も合う様で俺達からしても二人の関係は“ 親友 ”に見える。
「───揃ったわね」
「あらあら、ふふふ」
「………」
部長、朱乃さん、そしてむすっとした表情の小猫ちゃんが部屋に入ってくる。……どうやら今回もやり直しをくらったみたいだな。
「はぐれ悪魔討伐の依頼が届いたわ」
「……はぐれ悪魔、ですか? 久しぶりですね」
「そうね。ただ、この町じゃないのよ」
……? 木場の問いに部長が答える。その顔はやれやれと言った困った様な自慢する様な顔だった。
「依頼対象はぐれ悪魔自体は隣町に現れたのだけれど、その町の管轄の者じゃ手に負えないからと私達が指名された訳。まったく、コカビエルとの一件があったばかりだというのに困ったものね」
なるほど。
本来なら管轄外の依頼に呆れつつも自身や自身の眷属達が頼られた事は嬉しい……って感じなのかな?
「ゼノヴィアは悪魔になってから初の討伐依頼ね」
「ああ、任せてくれ。なに、悪魔狩りは慣れている。聖大剣の切れ味を存分に味合わせてやるさ」
ゼノヴィアは不敵な笑みを浮かべて部長の言葉に応える。
うっ、デュランダルの聖なら波動を思い出して体が身震いする。味方だとわかっているけど恐ろしい。
「それに、私には夢があるからな」
ゼノヴィアが遠くを眺めて手を伸ばす。
「強くなって武勲を立てて、少しでも早く上級悪魔になるんだ。そうすれば私も眷属を持てる。そうだな、部長殿?」
「………ええ、上級悪魔になれば
「ふふ、一層やる気が湧いたぞ。さぁ、善は急げだ!」
やる気を出すゼノヴィアに部長が「頼もしい事ね」と呟いて苦笑いを浮かべている。
ゼノヴィアは上級悪魔になる事を望んでいる。俺と同じで下僕悪魔の眷属が欲しいんだと。ま、俺と違って眷属悪魔によるハーレムじゃなくて今の所眷属にしたい相手は一人って言ってたけど。
その時の顔が俺でもわかるくらい“ 恋する乙女 ”って顔だったから男みたいだ。……いつの間にそんな事に。くぅー! 性格や強さは兎も角、こんなオッパイのデカい美少女を惚れさせた相手はどいつだ! その惚れさせテクを俺にも教えてください。
「さ! 行こう!」
「あ、ちょっと、待ちなさい!」
部屋を飛び出したゼノヴィアに部長が呼び止めるけどゼノヴィアは話を聞かずにどっか行った。
頭を押さえて溜め息を吐く部長に俺達は小さく吹き出した。
新しい日常は平和だけど刺激的です!
津上 翔介
姉には内緒でペットを飼い始めた系主人公。
アギトでペットに犬がいる。ふむ、何故か既視感が? ミラージュ……的な? ま、いいか!
フレイムフォームに変身してからもう一つの形態の練習するべきかと考え始めている。刃の様な青い嵐の力を。
アーシア・アルジェント
想い人がライダー少女感の強い犬マスクの女の人と一緒に居た事に強い危機感を抱いた嫉妬系シスター悪魔っ娘。
ゼノヴィアから意中の相手が居る事は聞いていたがゼノヴィアが名前も知らないので相手が翔介である事には気付いていない。
気付いてはいないので応援している。
ゼノヴィア
「彼」の言う通りにやりたい事は沢山あるけど出来る環境を作る事から始めようと町の管理者のリアス・グレモリーの元へ直交渉。協力関係を結ぶ代わりに生活する拠点を求める算段で向かい、話を聞いてるうちに転生悪魔でも眷属悪魔を持てる事をしり路線変更、眷属入りを志願した。
学業についても興味があったので割と転生した事を好意的に受け取っている。将来的には「彼」を眷属にして結ばれたいと思っている。
その為にもまずは「彼」を探さないと!
リアス・グレモリー
デュランダル適合者を新たな眷属に迎え入れた、これだけ見たらなかなかに豪運の持ち主。だけど新しい眷属がまたもやアギトに激重感情向けてる。………まぁ、ええやろ(慣れ)
ゼノヴィアから意中の相手を探すのを手伝ってくれと頼まれてOKした、ので使い魔に片手に創作させてる。名前もわからない、写真もない、歳が近い男性ぐらいしか情報がないのにわかる訳ねぇだろ!
兵藤 一誠
スケベ禁止
塔城 小猫
お菓子禁止
木場 裕斗
知らない方がいいわ⭐︎