あくまで趣味でやってるので投稿間隔は諦めてください。何ならこの存在忘れ…そんなことないな!うん、そうだよ
(赤城優夜)
「さて、自己紹介をしようか。俺の名前は赤城優夜。楓の兄だ」
さて、どうしようか。固まってますね。死後硬直?水ぶっ掛ければいいのかな。
すると突然スキマが現れる。
「空間の歪みが見られたのだけど霊夢、知らない?」
八雲紫か。久しいな。
「紫か。久しぶりだな」
「何でここにあなたがいるのかしら。入れた覚えは…あなたが原因ね。心配して損した。…あなたもしかして…」
そんなことを言う紫に対して俺は
「察しの通りだ。あまり気にしないでくれ」
「そう言うわけには…いえ、わかったわ。それじゃあね」
そういうとスキマに帰っていった。
「紫と知り合いなの?」
霊夢が怪訝そうな目で聞いてくる。
「ああ昔、ここのことでちょっとな」
「昔って何十年前の話よ」
「明治ごろの話だな」
「100年も昔の話じゃない」
そんな怪訝そうな目で見ないで欲しい。俺は特に怪しいものではないんだから。
「あんた本当に人間なの?」
「少し長生きなだけだ」
「その割には10代前半のような体してるけど」
「気にするな」
そんな話をしていると楓が
「はいはい、この話は終わり。お兄ちゃん、怜は?」
「呼ばれてるぞ、怜」
俺がそう影に問いかけると
「幻想郷に来たの?」
影から少女が現れた。彼女は赤城怜、実の妹だ。嘘を現実にする能力を持っている。だから影に入るなんていう芸当が当たり前のようにできる。
「久しぶりね、怜」
「久しぶり、楓」
なんて放置していると
「どういうことなんだ?」
「紫と知り合いで100年は生きてる人間…?」
「明治って言ったら博麗大結界ができた頃よね」
「博麗神社もその頃だろ?」
あまり詮索しないでほしいな。まあ100年前に少しいた程度だし詮索してもあまり知らないだろう。
「あ、そうだ。楓は今どこに住んでるんだ?博麗神社なのか?生活の跡がなかったが」
「紅魔館だよ」
紅魔館…?どこだそこ。
「最近、屋敷ごと別世界から来たのよ」
「屋敷ごと?それはまた素っ頓狂なことが起きたな」
屋敷ごとっておかしなことをする奴もいるな。なんでそんなことをしたのやら。
「悪かったわね。素っ頓狂で」
紫髪の少女、吸血鬼か。ここで見るとは珍しいな。
「ああ、お前だったのか。なんでそんな手間のかかることを、神社じゃあるまいし」
神社は建物が変わると意味がなくなる。元々の素材を一部でも使っていれば意味が時間経過でついてくるが全て新しい素材だとその神は死ぬ。そして新しい神が生まれる。
その力は初期値に戻るため、信者の信仰が途切れていってしまう。普段の倍、神主や巫覡が宣伝するのはこのためだ。そのため神社はいちいち手間のかかることをしないといけない。面倒くさいな。
「フランのことでね」
そういう吸血鬼はどこか悲しげな表情を見せているように感じた。
「お嬢様?これはどういうことでしょうか?」
吸血鬼の隣に突然現れるメイド服の少女。瞬間移動系か時間停止か。ただの人間だから瞬間移動系だろう。時間停止は人間には重すぎる。形見のようなものがあれば話は別だが。
「霊夢の勘違いよ」
「ちょっと私が悪いみたいじゃない」
「事実でしょ」
紅魔館の主は誰だろうか。お嬢様なんだから主人もいるはずだ。親の1人や2人はいるだろう。
「楓、紅魔館の主は?」
「お兄ちゃんが今話してた少女、レミリアよ」
そう言いながら霊夢と言い争っている吸血鬼に目を向ける。が、せいぜい見積もっても750歳ぐらい。吸血鬼だとまだまだ子供だ。人間で言う12ぐらいか。幺すぎる。訳ありか?
「何かあったのか?」
「詳しくは知らないけど。訳ありなのは間違い無いよ」
いつか一悶着起きそうだな。保護者が生きてるかは知らないが、生きているとしたら異世界から吸血鬼が来ることになる。面倒くさいな。
「なあ、レミリアって言ったか?紅魔館に住みたいんだが部屋は空いてるか?」
「ん?ええ、部屋は空いてるわよ。そうね。楓の家族なら一緒に住みたいわよね。咲夜、部屋を準備しておいて、出来るだけ楓の近くで」
別に楓の近くではなくてもいいが。まあ怜と離れることになるのは嫌というか面倒くさいことになるのでそこだけ避けてくれればいいか。
◇◆◇
紅魔館は霧の上の湖の畔にある洋風な館だった。とても立派な館だとは思うのだが…。
「なんで門番なのに寝てるんだ?」
「いつものことよ。気にしないで」
気にしたいとまずいと思うのだが。
「後で処分しておきますね」
「そうしてちょうだい」
物騒な言葉が聞こえたが気のせいだろう。
「ちょっ…やめてください!起きてました!起きてましたから!」
そんな言い訳通ると思ってるのか?明らかに寝ていたが。
「前科があるからその分もしておいて」
「わかりました」
レミリアにそう言われ、絶望の顔へと切り替わる。骨は拾ってやろう。
「ぎゃああああ!」
悲鳴が聞こえた気がしたが気のせいだろう。そう思いつつ門をくぐり、屋敷に入っていった。