仮面ライダー刀   作:ボルメテウスさん

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現在、刀が使用するラウズカードに関しては確定しました。
それ以外に登場するライダーに関してのカードはまだ募集しておりますので、皆様の応募、お待ちしています。
また、それに合わせて、刀が使うラウズカードでのコンボ、そしてまだ未登場ですがトライアルシリーズの募集も行っています。
皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=282482&uid=45956


幻のように

「これは一体何が起きているんだ」

 

 剣崎が現場へと、向かうと、そこには奇妙な光景が広がっていた。

 

 それはおそらくアンデット同士の争いだろう。

 

 ジャガーの祖であるジャガーアンデットが人々を襲うとしていたのは、分かる。

 

 だが、そのアンデットと対峙している小鬼を思わせるアンデットは、まるでジャガーアンデットから人々を守るように戦っていた。

 

 アンデットが人を守る為に戦う。

 

 それに奇妙な違和感を持つ剣崎だったが、剣崎の存在を感じ取ったのか、2体のアンデットが剣崎を見つめる。

 

 同時に先程まで争っていたアンデットはすぐに剣崎に向かって、走り出した。

 

「どうなっているんだっ、これはっ、変身!!」

 

【TURNUP】

 

 同時に剣崎はすぐに仮面ライダー剣へと変身し、目の前に迫るアンデット達に攻撃を仕掛ける。

 

 ジャガーアンデットは、その素早い動きで剣崎を翻弄するように動く。

 

 それと共に小鬼を思わせるアンデットは、手に持った短剣で剣崎に斬りかかる。

 

 剣崎はその攻撃を何とか防ぐものの、正面からはジャガーアンデットが迫ってきていた。

 

 そして、小鬼のようなアンデットも剣崎の背後に回ろうとする。

 

 二体を相手にする形になってしまった剣崎。

 

 だが

 

「変身」

 

【TURNUP】

 

 鳴り響く音と共に聞き覚えの声。

 

 それと共に背後から襲い掛かろうとしていた小鬼のアンデットの攻撃が弾かれる音がする。

 

「刀」

 

「遅くなって、すいません」

 

 それは剣崎にとっては正体が分からないが、それでも信頼できる仲間である刀だった。

 

 刀はその手に持ったブレードラウザーで、小鬼のアンデットを吹き飛ばし、そのまま剣崎と背中合わせになる。

 

「剣、一気に終わらせよう。

 

 合図をしたら、跳ぶ。

 

 同時にThunderのカードを使ってくれ」

 

「何か考えがあるんだな。

 

 分かった」

 

 刀の言葉を聞いて、剣崎はすぐに行動に移す。

 

 剣崎は、ジャガーアンデットの動きを見ながら、タイミングを図る。

 

 ジャガーアンデットが攻撃してくる瞬間に合わせて、刀は動き出す。

 

 剣崎もそれに合わせるように、刀と同時に飛び上がった。

 

 そして、ジャガーアンデット達は上を見る。

 

【WATER】

 

 それと共に刀の手に持つブレードラウザーから大量の水が辺り一面に広がる。

 

 それはジャガーアンデットと小鬼のアンデットが被る。

 

【Thunder】

 

 同時に剣崎もまたサンダーのカードを使い、地面に向けて放つ。

 

 その電撃は、水を被っている2体のアンデットに強烈なダメージを与える。

 

【SLASH】【CUT】

 

 その音声が鳴り響くと共に2人はそのまま手に持った武器を目の前にいるアンデットに向けて、振り下ろす。

 

 電撃を受けて、身動きが取れない2体のアンデットは、なすすべもなく斬られるしかなかった。

 

 2人の攻撃を受けたアンデット達は、その場で崩れ落ちていく。

 

 そして完全に動かなくなった事を確認すると、すぐに二人は同時にラウズカードを投げる。

 

 それによって、封印される2体は各々の手に取る。

 

「助かった、刀」

 

「いや、俺もだ」

 

 そうして、ゆっくりと戦いを終えて、落ち着きながら、同時に以前の戦いでは聞けなかった事を剣崎は聞く事にした。

 

「なぁ、刀。

 

 この前、お前と一緒にいたギグス。

 

 あいつは、お前の仲間なのか」

 

「あぁ、俺の仲間です。

 

 けど、再会した時に、誰かに操られていた」

 

「それって、今の橘さんみたいに。

 

 なぁ、そのギグスと同じように、橘さんの洗脳は解けないのか?」

 

「それは、たぶん無理です。

 

 あの時の事例は特殊でした。

 

 何よりも、それを解くには、俺達では解けません」

 

「だったら、どうすればっ」

 

 そう言いながら、剣崎は頭を掻きむしる。

 

「俺達では解けません。

 

 だけど、剣崎さん。

 

 橘さんの心を変える事ができる人が1人だけいます」

 

「それは一体っ」

 

「深沢小夜子さん。

 

 彼女を、守れば、きっとあの人が変えてくれます」

 

「それって、一体」

 

「……」

 

 それだけ言うと、刀はすぐに手に持ったラウズカードをスキャンする。

 

 それに一瞬だけ、警戒する剣崎だったが

 

【MIRAGE】

 

 鳴り響く音声と共に、ゆっくりと刀の姿が消えていく。

 

「どうか、彼女を、守ってやってください」

 

「刀」

 

 だが、すでにその姿はなく、ただ声だけが響いていた。




「それで、その刀が言っていた事って、本当に信用できるの?」
「分からない。
けど、これまでだって、あいつは助けてくれたんだ。
そんなあいつの言葉を、俺は信じたい」
「けど、一理あるかもしれないわ。
橘さんを救うとしても、その手掛かりがない以上、刀の言葉に乗るのも一つの手だわ」
「けど、問題は、その深沢小夜子さんが誰かも謎なんだよなぁ」
「そこは探すしかないだろ。
何よりも気になるのは」
「守ってあげて、だよね。
それってつまり」
「伊坂が狙う可能性がある。
とにかく急いで探そう」
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