仮面ライダー刀   作:ボルメテウスさん

31 / 57
「君は、刀磨君達の事をどう思うかい?」
そう言いながら、橘は目の前にいる広瀬義人が尋ねていく。
「俺達の頼れる仲間です。
これまでも、何度も一緒に戦ってきた」
「本当にそうかい?
ならば、なぜ彼らは正体を隠していた」
「それは、何かから、俺達を守る為に」
「では、これを見て貰おうか」
その言葉と共に義人はパソコンのデータを見せる。
そこには年の離れた兄弟が遊んでいる写真だった。
「これは一体?」
「志村純一、そしてその弟の志村刀磨君だ」
「志村刀磨だって!?」
その一言に驚きを隠せなかった。
「これは、一体どういう意味なんですか」
「それは未だに分からない。
けど、果たして、本当に信じて良いのか。
君の目で確かめると良いよ」


Kの本音

 キングとの共闘が確定してからの動き。

 

 それはキングへの監視が大きかった。

 

 フェンリルを倒すまでの間だけの共闘だが、キングを放っておけば、どんな事が起きるのか分からないからだ。

 

 だからこそ、俺と剣崎さんはキングを見張っていた。

 

「まったく、そんなに睨まなくても良いじゃないか。

 

 カテゴリーキングとは仲良かったんだろ」

 

「お前と嶋さんを一緒にするな」

 

 その言葉に剣崎さんは嫌悪感を示すように、キングを睨む。

 

「まったく、アンデット差別はいけないのになぁ」

 

 言いながら、キングは俺達を見ようとせず、携帯電話の操作を止めなかった。

 

「さっきから携帯から、目を離さないんだ」

 

「そんなのお前達のせいで止まった更新を見ていたんだよ、たく」

 

 そう言いながら、キングは一切、剣崎さんを見ようとしなかった。

 

「刀磨、本当に大丈夫なのか」

 

「強さは保証できます。

 

 性格面はなんとも言えないですが、気になる事はあります」

 

「気になる事?」

 

 先程から携帯を一切目を離さない様子のキングに俺は近づく。

 

「なんだい、刀? 

 

 僕に何か用か?」

 

「まぁね。

 

 少し前から気になっていたけど、キング、お前、その携帯って何時から始めたんだ?」

 

「何時からって、復活してからしばらくだよ。

 

 これ一つで、結構騒ぐから面白いんだよねぇ」

 

 そう、性格悪そうに呟くキング。

 

 それに剣崎さんは立ち上がろうとしたが

 

「キング、お前って、実は寂しがり屋じゃないのか」

 

「……はぁ」

 

 俺は思わず思った事を呟いてしまった。

 

 それと共にキングは呆れたように言う

 

 それは剣崎さんも同じなのか、思わず首を傾げる。

 

「どういう事なんだ、刀磨?」

 

「だって、お前。

 

 ネットで投稿して注目を集めたりするのは、お前は1人で過ごすのが嫌いだったからだろ」

 

「何を言い出すかと思えば」

 

「お前、言ったよな。

 

 ほとんどの人間が何も知らず、のんびり暮らしているのに、自分達だけが戦わなければならないなんて、バカバカしいって。

 

 それは、お前自身が誰かに知られたいからじゃないのか」

 

 俺の言葉を聞き、キングはニヤリと笑みを浮かべた。

 

「だからどうした? 僕の気持ちなんて、誰も分からないだろうさ。

 

 いいや、誰も理解できないね」

 

 そう言いながら、キングは呟くが

 

「誰かに気づかれたいから、その携帯を通して、人間と繋がったんだろ。

 

 まぁ、別に良いけど」

 

「勝手に言ってろ。

 

 それよりも、お前達の方は大丈夫なのか」

 

 そう言いながら、キングはようやく俺の方を見る。

 

「ああ、問題ない。

 

 そっちも、あのフェンリル・アンデットとの戦い、期待しているぞ」

 

「だったら、良いけど」

 

 その言葉にキングはそのまま携帯を見る。

 

「まぁ、でも、僕が勝ち残って、僕の種族が繁栄しても、これは作れないしね」

 

 そう言いながら、携帯を見る。

 

「人間の味方になるつもりはないけど、人間の作る物の為に戦うよ」

 

「そういうところだけは素直だな」

 

 俺達はそんな会話をしながら、会話を遮る。




連載予定のないSS『仮面ライダーエグゼイド✕ソウルハッカーズ2』

未知のウイルス、バグスターウイルスに対抗する為に戦う宝生永夢は黒いエグゼイドとの戦いに勝利した。
それによって、その手にはゲキトツロボットが確かにあった。
「ならば、次の相手をさせて貰おうか」
「良いぜ、相手になってやるよ」
その言葉と共に、その先には黒いエグゼイド達と共にいたグラファイトだった。
それと共に永夢もまた、構える。
その瞬間
「いやぁ、やっと隙ができたよ」
「っ」
聞こえた声。
それと共に、グラファイトの手にあった ガシャコンバグヴァイザーを誰かが奪った。
そこには白いコートを身に纏い、緑色の髪が特徴的な赤目の少女だった。
「誰だ、お前は」
「私はリンゴ。
Aionの未来予測でちょっと先のビジョンを見て、来たよ」
「リンゴって、まさかソウルハッカーズ2の。
という事は」
「ご名答。
バグスターだね、ただし」
その言葉と共に、奪ったガシャコンバグヴァイザーを腰に装着する。
「ちょっとした事情で君達の敵だよ」
【ソウルハッカーズ2】
鳴り響くのは、リンゴが主人公であるゲームだった。
その手に持ったガシャットをそのままガシャコンバグヴァイザーにセットする。
「変身」
【バグルアップ!Avoid the future of tragedy(ジェノサイド!)ソウルハッカーズ!(TWoooo!)】
鳴り響く音声と共に、その姿は変わる。
大きな白いコートが特徴的な仮面ライダーであり、リンゴの特徴が確かにあった。
「名前は、そうだなぁ。
仮面ライダーソウルとしますか」
それと共に腰にあるガシャコンバグヴァイザーを腕に装着する。
「ふんっ、良いだろ!!」
その言葉と共にグラファイトがその手に持つ牙を思わせる薙刀型の武器であるグラファイトファングを構える。
それに対して、仮面ライダーリンゴは腰にあるガシャコンバグヴァイザーを腕に装着し、構える。
チェンソーモードへと変えて、そのままグラファイトと打ち合う。
刃を交え、何度もぶつかり合いながら、お互いの実力を確かめていく。
迫り来るグラファイトの攻撃に対して、リンゴはまるで未来予知をしたように、その動きを余裕で避けながら、カウンターを放つ。
その動きは確実にレベルの高いものだというのが分かる。
対して、グラファイトも負けじとその攻撃を回避して、攻撃を繰り出す。
お互いに引かない攻防。
その中で先に動いたのは、やはりというべきか、仮面ライダーリンゴであった。
一気に接近してくると、そのまま回し蹴りを放ち、その身体を飛ばす。
そして、すぐさま、永夢の元へと行く。
「やぁ、永夢先生。
ごめんだけど、少し借りるよ」
「えっ何を」
そう言っている間にも、リンゴはアタックラッシュパッドをエグゼイドの胸元を押し込む。
同時にそのパットには、マイティアクションエックスとゲキトツロボットが表示される。
「さてっと、とどめと行きますか」
そのまま、ガシャコンバグヴァイザーを再び腰に装着すると共に、A・Bボタンを同時に押す。
鳴り響く待機音と共に、そのままAボタンを押す。
「イッツショータイム!!」
【クリティカルエンド!】
その音声が鳴り響くと同時に、リンゴの周りに現れたのはマイティアクションエックスの操作キャラであるマイティとゲキトツロボットのロボットゲーマが現れる。
2体はそのままグラファイトに突撃し、各々が蹴りや殴りを次々と行っていく。
「ぐっ」
「はあぁぁ!!」
同時にグラファイトに向けて、リンゴはそのまま蹴り上げる。
「ちっ、今回はここまでかっ」
その言葉と共にグラファイトはその姿を消した。
「あぁ、逃がしちゃった。
まぁ、今は良いか」
それと共にリンゴもまた、その場から去ろうとする。
「待ってくれ、君は一体」
「さっきも言ったよ。
私はリンゴ。
今の永夢先生には用がないから、また今度」
それと共に、リンゴはそのまま仮面ライダーの姿のまま、去って行った。
やがて、彼らが目の届かない所で、そのままガシャコンバグヴァイザーを外し、座る。
同時に変身は解除される。
「ようやくだ。
あとは、データを揃えば」
『んっ、あれ、俺は』
「やぁ、起きたかい、相棒」
同時にリンゴの姿は徐々にオレンジ色の光に包まれ、その姿は変わる。
先程までの現実離れをした少女から、どこにでもいる普通の青年へと変わっていた。
「リンゴ、俺、どれぐらい寝ていた?」
『さぁね。
まぁ、少しの間、借りていたけど良いよね』
「まぁ、お前がいてくれて助かったよ。
にしても、お前、なんか無茶したか?
少し身体が痛いけど」
『激しい運動をちょっと。
良いじゃないか、恋人同士なんだから』
「それを言われると、少し恥ずかしいけど」
そう言いながら、青年もまた照れるように言う。
「こうやって、近くにいるのに、話せないのは、少し嫌だけどね」
『それでもいつかは会えるさ。
それまで、浮気なんて、駄目だよ』
「浮気も何も、何時も一緒にいるから、分かるだろ」
『そうだね、一緒にいる。
けど、それだけで、触れあえない』
(だからこそ、私は実体化する。
彼を犠牲にせずに、完全体に)
「あぁ、それよりも飯にしようぜ。
腹が減ったし」
『そうだね』

設定
青年
どこにでもいる普通の青年ではなく、ソウルハッカーズ2に出てくるリンゴが初恋の相手である主人公。
ゲームのヒロインに没頭しており、彼女と会いたいと思っているやばい奴。
バグスターウイルスに感染した事によって、ソウルハッカーズ2に出てくるリンゴが彼に感染した。
ヒロインであるリンゴの声が聞こえ、彼女と一緒にいられる為、ストレスがなく完全体にする事はできない。
だが、身体を乗っ取られる事はあるが、それは許容範囲であった。

リンゴ
ソウルハッカーズ2に出てくるメインキャラ。
バグスターとして青年に取り憑いたが、彼との交流の中で、青年に本気で恋心を抱き、共にいる。
バグスターの特性故に、青年にストレスを溜めて、犠牲にしないと実体化できない為に苦しんでいた。
だが、偶然見た仮面ライダーの戦闘を見て、その変身アイテムであるガシャットのデータを利用すれば、青年を犠牲にせずに実体化できるのではないかと思いつく。
以降はゲンム達が持つガシャコンバグヴァイザーを狙い、そのまま仮面ライダーソウルへと変身する。
仮面ライダー達が持つガシャットのデータを自身のガシャットである『ソウルハッカーズ2』に溜め、自身の実体化を望む。

ソウルハッカーズ2に出てくるサバトに、仮面ライダーエグゼイドに出てくるゲーマー達が攻撃するのが面白そうだと思い、思わず書いてしまいました。
劇中では、ありませんでしたが、感染された人間と、感染したバグスターとの恋愛も面白そうだと思い書かせて貰いました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。