『人類は今、滅亡の危機に瀕しています。
1万年前から復活した不死の生命体アンデット。
彼らを復活させ、それを操る者達、仮面ライダー』
『仮面ライダーは元々はアンデットを封印する為に作られたシステムでしたが、現在はその力を使い、アンデットを操り、悪事を働いています』
『我々は、彼らに対抗する為に、アンデットの情報を元に開発した存在、トライアル。
そして、彼らの持つライダーシステムを元に新たに作られたグレイブ、ランス、ラルクで対抗します』
『皆様、今こそ、人類の為に、立ち上がりましょう!』
「まさか、すぐにこんな事になるとはっ」
迫り来るトライアルの集団に対して、俺は瞬時にキングフォームへと変身すると共に、その両手にブレードラウザーとジェネラルラウザーの二つの剣で二刀流のように構える。
量産型という事もあってか、トライアル達は一体ずつはそれ程の脅威ではないが、奴らが厄介なのは、多少は付加されている事もあって、1度切り落としてもすぐに回復し、襲い掛かる。
何よりも、奴らはこの街の中で、どれほど被害が出ても構わないように、その腕と一体化している銃で攻撃を続ける。
キングフォームとなった事で、俺自身の鎧の装甲は厚く、余程の危険な場合は目の前に黄金を生成し、それを壁にして、防ぐ。
それでもやはり物量の差は厳しい。俺は必死でトライアルを倒そうとし、剣を振るうが、奴らの数が多過ぎる為、どうしても時間が掛かってしまう。
しかも、先ほどから街の方でも何か騒ぎが起こり始めているのか、街中の至るところから悲鳴や爆発音が聞こえるようになった。
恐らくは、他の仲間達がトライアルと戦っている事で、街の住民達がパニックになり始めたのだろう。
しかも、俺達仮面ライダーが原因であり、トライアルは街を守るという間違った情報を知って、自分達も守ってくれると勘違いをしてしまっている。
仮面ライダーの事については、本当に噂程度であり、真実を知らない人々は逃げ惑う。
無知故に、間違った情報で罠によって、普通の人々が傷つく。
だけど
「動けなくなる前に動き出す!!」
それと共に、再度、両手にある武器を構える。
トライアル達は、そんな俺を見て、銃による攻撃を一斉に放つが、既に俺は黄金の壁を作りだしていた為に、それを防いだ。
だが、それと同時に別の方向から、光弾が迫ってきた。
すぐに俺はその攻撃を避けた。
「あれはっ」
そこには、トライアルとは違い、俺達と同じ仮面ライダーの姿だった。
全員、共通した姿なのか、頭のマスクや様々な箇所にはAという文字が刻み込まれていた。
そして、そのライダー達の事は俺は知っている。
「ランス、ラルク、そしてグレイブ」
3人の姿を見て、驚きしかなかった。
「あいつがこの騒動の原因か」
「さっさと倒すわよ」
「行くぞ、三輪、禍木!」
それと共に聞こえてきた声は、間違いなく、俺の、過去の時代に生きている兄である純一だった。
『ケルベロス、これは』
『たぶん、未来の知識だと思う。
私達がこの時代に飛ばしてきた奴がどういう目的か分からないけど、本格的に私達を潰す為に行動に移したんでしょ』
『それで、どうするつもりだ?』
『兄さん達を傷つけたくない。
トライアル達を片付けながら、兄さん達から逃げる』
『了解!』
そう、俺と融合したアンデット達の意見を聞くと共に、再び構える。
それと共に三輪さんがその手に持つボウガンをこちらに狙いを定めて、放ってきた。
瞬時に俺は手に持ったジェネラルラウザーで、その攻撃を弾き飛ばす。
そして同時に三輪さんに向けて飛び込むと、ジェネラルラウザーを振りかざすが、彼女はそれを咄嵯に避けると、今度は彼女が手に持っているボウガンで攻撃を仕掛けてくる。
「はぁぁ!!」
そうしている間にも、禍木さんは、その手に持つ槍で、俺に襲い掛かる。
聞こえた叫び声に対して、俺はその一撃をジェネラルラウザーで受け止めると同時に、ブレードラウザーを瞬時に合体させると共に薙刀モードに変えて、受け止める。
槍と薙刀では、リーチの長さが違う為、俺は素早く禍木さんの懐に入ると、斬りつける。
だが、彼の方も即座に後ろに下がる事によって避けていく。
すると、彼だけではなく、他の二人も俺に向かって攻撃を仕掛けてくる。
それをすぐに避けて、反撃するが、向こうも俺の攻撃を避けると共に、兄さんが瞬時にに接近する。
「お前に、これ以上好きにはさせない!!」
「っ!」
聞こえた声と共に、俺は少し苦い顔をしながら、なんとかその攻撃を受け止める。
向こうは事情を知らないとはいえ、死んだはずの兄さんとこうして戦うのはつらい。だからこそ俺はジェネラルラウザーを握る力を強くして、一気に振り払うと共に距離を取る。
それに反応して、ラルクとランスが動くが、それよりも早く俺は5枚のラウズカードを手に取る。
【スペード2・スペード3・スペード4・スペード5・スペード6! ストレートフラッシュ!】
「っまずい、皆、伏せろっ!!」
「はああぁぁ!!」
その音声と共に、両手に持った剣にエネルギーを纏うと共に、その場を一回転する。
俺の叫び声に異常を感じた兄さんは、その場にいた2人に指示を出した。
それによって、俺の斬撃は周りにいた量産型のトライアル達は真っ二つに切り裂かれ、倒される。
「こんな奴とっ、本当に戦えるのかよっ」
「諦めるなっ、こいつを倒さないとっ」
そうしている間にも、こちらに迫る音が聞こえる。
見ると、それはブラックファングであり、俺の元に近づく。
「っ!!」
それを見ると、俺はすぐにブラックファングに乗る。
同時にTELEPORTの力を込めると共に、ブラックファングを走り出す。
「逃がさないっ!」
そう言い、ボウガンの攻撃がこちらに向かって襲い掛かる。
しかし、TELEPORTの力によって、一瞬だけ消滅し、また出現するという状況を引き起こし、あらゆる観測から逃れ、攻撃を無効化する。
それによって、それらの攻撃は完全に逃げ、そのまま彼らから無事に逃げる事ができた。
今月、8月より、ついに風都探偵のアニメが放送されます。
昨日は掲載できず、申し訳ございませんでした。
今回の話からオリジナル展開になっていきます。
これからも、よろしくお願いします。
そして、ここからは何時ものように連載予定のない短編です。
仮面ライダーWで人気であり、もしも本編で登場するならば、こんな形でもあり得るのではないかという妄想で書かせて貰いました。
『それで、これからどうするつもりだい、少年君』
その言葉と共に、俺の横には黒いスーツを身に纏った人物が話しかける。
血が滲んだような赤い模様が入ったスカーフが特徴的な、その人物は、数日前から、どういう訳か俺の隣にいる謎の幽霊である。
「やっぱり、これ、呪われているか?」
そう言いながら、俺は懐にあるUSBメモリを見ながら言う。
そこにはNという文字が刻み込まれている謎の物であり、正直に言えば、捨てたかった。
いや、何回も捨てたはずだった。
だけど、幾度もの偶然で、俺の元に返ってくる。
『メモリと人は惹かれ合うという言葉だ。
しかし、これは結構厄介な事になったね』
「既に俺のプライバシーも何もないけど、厄介な事って、なんだよ」
『いや、組織から狙われるという事だ』
「はぁ、組織って」
そうして、俺が疑問に思うよりも早く、それは、確かに襲い掛かってきた。
それは、まさに怪物と言える存在だった。
『ドーパントが襲い掛かってきたようだね。
さて、どうする少年』
「あぁ、もぅ、やれば良いんだろ!!」
そう叫びながら、俺は懐から取り出したドライバーを腰に巻く。
数日前、このメモリと共に送られてきたドライバー。
いずれ来る戦いに備えろと謎の言葉。
それは何なのかよく分からないが、今はこれに頼るしかない。
【ナスカ】
「変身!」
鳴り響くメモリの音声とドライバーから流れる音。
それを聞きながら、俺の変化する。
青いボディに、様々な模様が刻み込まれているマフラー。
変身と同時に、機械的な剣が俺は掴む。
『さぁ、行きたまえ!仮面ライダーナスカ!』
「なんか、お前、凄いノリノリだな」
少年
どこにでもいる普通の少年。
だが、ナスカメモリの相性は高く、何度手放してもすぐに戻ってくる程に相性は良い。
それを見たシュラウドによって、ロストドライバーと共に送り込まれ、戦いに巻き込まれる。
園咲霧彦
ナスカメモリの前使用者。
街を守りたいという思いがナスカメモリに宿ったのか、幽霊として少年の元にいる。
未だに経験の少ない少年をアドバイスや、数々のガイアメモリを売ってきた事もあり、その知識量は多い。
ドーパントから街を守る為には少年の力が必要だと感じながらも、同時に少年を戦いに巻き込んでしまった罪悪感がある。
仮面ライダーナスカ
ナスカメモリを使い、変身した姿。
見た目は仮面ライダージョーカーのボディを青くし、ナスカドーパントを思わせるバイザーとマフラーが特徴的な姿。
ナスカメモリの力を十全に発動する事ができるが、あまりにも強い力は暴走する為、使用者の力量次第では、大きく戦闘能力が異なる。
専用武器であるナスカブレードにナスカメモリをセットする事によって、ナスカの地上絵がモチーフになった動物を再現した必殺技を放てる。