仮面ライダー刀   作:ボルメテウスさん

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現在、あとがきにて書いてきた短編に関しては、龍騎、555、W、オーズ、フォーゼ、ゴースト、エグゼイド、セイバーの8作品となっています。
今回のあとがきにて書かれる予定の響鬼を含めて9作品となりますが、ここで一応おしらせしておきます。
この9作品以外にも、活動報告にて、もしも仮面ライダーを原作にした作品でこんな作品を見たいという人がいましたら、今日限定で募集する仮面ライダー作品募集に応募、お待ちしています。
募集作品に関しては、下のURLで募集していますので、皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=284023&uid=45956


第38話

目の前にいるパラドキサアンデットの戦闘能力は、虎党が想像していた以上にも非情に高かった。

 

それは、これまでだったらほとんどのカテゴリーキングの情報が知られている中で、ハートのカテゴリーキングの情報だけが、未だに不明という事もあったが、何よりも厄介だったのが、パラドキサアンデットが使用するトライアルを封印したラウズカードだった。

 

単体での戦闘能力の高さは既に知っている事もあるが、封印する事が不可能だったトライアル達を封じたそのカードに関しては、未知数な能力が多くあった。

 

さらには、どのような組み合わせであっても、コンボを発動する事ができる為、その能力に虎党と始は追い詰められている。

 

「悪いが、君達を相手をしている時間は勿体ないからね。

早く、君達のカードを寄こしたまえ。

勿論、ジョーカー、お前はカードに封印させて貰うがね」

 

そう言いながら、パラドキサアンデットはその手を始に向けていた。

 

同時に風の刃を始に向けて放ってきた。

 

だが、始はすぐにその手に持っているカリスアローでなんとか防ぎながら、ゆっくりと構える。

 

「やはりっ、なるしかないのかっ」

 

そう言いながら、始は目の前にいるパラドキサアンデットに勝つ為の手段を考えていた。

 

だが、その手段はあまりにも危険だった。

 

「よせ、今のお前がジョーカーになったら、元に戻る可能性は低い」

 

「だがっ」

 

「本来の歴史では存在しない2人のキングフォーム。

それは、お前のジョーカーとしての本能を呼び覚ますのに十分だった。

これまでは、ジョーカーの姿にならない事で、それを防ぐ事ができたが、今、なったらそれこそお前は暴走を止められない」

 

「だったらっどうするつもりだっ」

 

「簡単だ、この状況を打開するには、俺とお前の2人で倒す」

 

「何の冗談だ?

現状でも、押されている私にか?」

 

そう言いながら、取り出したのはラウズアブソーバーだった。

 

「こいつは本当にとっておきだ。

むしろ、ほとんど何もないあいつらが可笑しいだけだからな」

 

【アブソーブクイーン】【エボリューションキング】

 

鳴り響く音声、それと共に、虎党の姿は徐々に変わっていく。

 

それまでのカリスを思わせる姿はそのままだが、全身はまるでキングフォームを思わせる黄金の輝きを放つ。

 

同時にまるで皇帝を思わせるマントを背中に装備したその姿。

 

それこそが、仮面ライダーシルフィムのキングフォームだった。

 

「キングフォーム、まさか貴様もか」

 

「ライダーシステムも進化している。

けど、やはり元々13体の融合は想定していないからな」

 

そう言いながら、虎党の身体から僅かに制御ができていないのか、電気が迸る。

 

それでも、虎党はその手に持つ剣型武器であるエンペラーラウザーを構えながら、ゆっくりとパラドキサアンデットに近づく。

 

「無駄な事を!!」

 

それと共にパラドキサアンデットはその腕にエンペラーラウザーを叩き込む。

 

衝撃波は、周りで大きく広がりながら、その衝撃は始に届く程だった。

 

「なっ、ぐぅ!!」

 

それと同時に、苦しみ始めたパラドキサアンデットはそのまま床に膝をつく。

 

「何が起きた」

 

疑問に思いながら、始はすぐに眼を向ける。

 

「衝撃を直接叩き込んだ。

あらゆる衝撃を操る事ができるからなぁ!!」

 

同時にそのままパラドキサアンデットの胴体に、エンペラーラウザーを突き刺す。

 

「この程度の痛みでぇ!!」

 

「悪いが、俺は医者だ。

何よりも、誰よりもジョーカーを研究した男だ。

だからこそ!!」

 

同時にパラドキサアンデットの身体が1度痙攣すると共に、飛び出したのはハートのカテゴリーキングのカードだった。

 

「お前がどうすれば、変身が解除されるかもな!」

 

「ぐぅ!!」

 

同時にパラドキサアンデットの姿からアルビノジョーカーへと変わる。

 

「貴様ぁ!!」

 

「始!!」

 

同時に、ハートのカテゴリーキングのカードはそのまま始の元へと届く。

 

手に持ったハートのカテゴリーキングを見ると共に、そのまま始はすぐに自身のベルトにスキャンする。

 

【EVOLUTION】

 

同時に始の姿は、基本カラーが赤、複眼の色が緑へと変化し、アーマーなどの形状も変わったほか、胸部にはパラドキサアンデッドの紋章が刻印されたワイルドカリスへと変わる。

 

「カリスがっ」

 

「俺は、否定する。

俺自身のジョーカーの本能も、お前のような存在も!!」

 

同時にワイルドカリスは両手に醒鎌ワイルドスラッシャーを構えて、走り出す。

 

アルビノジョーカーへと元に戻ると共に、その手には大釜であるデスサイズを構える。

 

だが

 

「はぁ!!」

 

「ぐっ!!」

 

ワイルドカリスとなった始のその一撃はアルビノジョーカーの腕を容易く切り裂いた。

 

驚きに眼を見開く隙を狙うように、虎党もまた追撃を行うように攻撃を行う。

 

「身体が思うようにっ」

 

「アンデットの身体をよく知っていると言っただろ。

お前らの細胞をどの程度の衝撃で、止められるかなんて、既に知っているんだ」

 

同時に始はそのまま構える。

 

それに合わせるように、その手の中には13枚のハートのラウズカードが合わさった一枚のラウズカード、ワイルドが収まった。

 

それに合わせるように、虎党もまた5枚のラウズカードを取り出す。

 

手にはエンペラーラウザーで、アローラウザーに合わせて、巨大な大弓モードへと変わる。

 

【WILDE】

 

【ハート10・ジャック・クイーン・キング・エース!ロイヤルストレートフラッシュ】

 

鳴り響く音声と共に始は弓矢を構える。

 

それに合わせて、虎党の身体も、5枚のカードが吸い込まれると共に、その手に持つアローラウザーには巨大なエネルギーが集まっていく。

 

二つのエネルギーが、合わさりながら、その狙いは真っ直ぐとアルビノジョーカーに向けて、放たれる。

 

その衝撃波に、アルビノジョーカーはエネルギーの中へと吸い込まれるように消えていく。




時は大正時代。
既に人の世と夢の世界が、僅かに混じる程度にある不思議な時代。
この物語の幕開けは、そんな時代の東京を舞台に行われた。
歌が舞い上がる歌劇団を始め、様々な夢が集う帝都。
帝都の空には今宵も美しい月が出ていた。
そして、その帝都を一望できる場所にて、1人の青年がいた。
その格好を一目で見れば、かなり派手なのがよく分かり、獣を思わせる風貌のあるその青年は帝都の夜の景色を楽しんでいた。
「流石や帝都。
師匠からやないちゃーやっさーと、聞いていたが、夜やてぃんくままで煌びやかねぇ光景やなんとぅちまやてぃん見飽きないやぁ」
そう、一癖のあるしゃべり方をしながらも、その青年はまるで都会に憧れた田舎者のように目を輝かせながら夜景を見ていた。
しかし、そんな笑みもすぐに止まった。
その目線の先には、米粒程度の動きだが、女性が逃げているのが見える。
女性の後ろには、まさに摩訶不思議な生き物が迫っており、女性の頭から生える髪飾りを欲しているようだ。
それに気づいた青年は舌打ちをした。
せっかくの夜なのに、と。
だが青年はすぐにその顔を引き締めると、青年は建物からすぐに飛び跳ねる。。
そしてその何かが飛び出た直後、女性に迫ろうとしていた生き物が弾け飛んだ。
生き物の肉片を浴びた女性は唖然としている中で、青年が立っていた。
「貴様は」
「魔化魍んかい名乗る名やないっと、言あがー所やしが、後ろんかいやうきゃくがいるくとぅやっさーし、うっぴーねぇ名乗らせて貰おうか」
その言葉と共に青年は、懐から取り出した鬼の顔が刻み込まれた音叉を足に当て、そのまま額に当てる。
それと共に青年の身体はゆっくりと桜吹雪に包まれながら、その姿は徐々に変わっていく」
「聞かれたからんかいや、名ぬりびら!
生まれやうちなー、遙か彼方より、師匠響鬼んかい教えを受け、クヌ都市を守る任を預かりましちゃん」
その言葉と共に桜吹雪の中での、青年の身体は徐々に変わっていく。
左右非対称で緑・赤・金色の派手な身体へと変わっていく。
何よりも、その額には、角が生えており、まさに鬼を思わせる姿へと変わっている。
「歌いながら舞う鬼と書ちゅん我が名や歌舞鬼。
いざ、お見知りおきを!!」
歌舞鬼と名乗った青年はそう宣言する。
「えっと、これって、助かったの」
そう、女性は呟くしかなかった。

歌舞鬼
戦国時代に存在した歌舞鬼の生まれ変わりと言われる程に容姿が似ている青年。
幼い頃に、師匠である鬼の響鬼から修業を受け、鬼となる。
その際、彼から戦国の7人の戦鬼の話を聞く。
自身が裏切りの鬼の名を受けても良いか悩むが、響鬼から先代の歌舞鬼決して悪人ではなかった事を聞き、彼が本当になりたかった人を守る鬼を目指すように戦う。
帝都に来た際に、演劇に魅了された事もあってか、戦いの中で芝居を思わせる動きで戦うが、様々な武器を使いこなす事ができる為か、その名の通り、まるで歌舞伎で魅了するような戦い方をする。
また、沖縄語で話す為か、帝都ではわりと浮いており、現在は標準語を学んでいる所。
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