仮面ライダー刀   作:ボルメテウスさん

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ダークローチが目の前に迫っていた。

SATもすぐに対応する為に、活動していた。

だが、目の前に迫っていた奴らに対して、有効だったのは、仮面ライダーだけだった。

そして、俺もまた狙撃手として、現場の対応をしていたが、その集団に危機的状況に陥っていた。

「もぅ、駄目なのか」

そう諦めかけた時だった。

俺の目の前に迫っていた。

だが

「大丈夫か!」

そう言いながら、めのまえに迫っていたダークローチを切り裂いた誰かがいた。

そこにいたのは

「あなたは」

「今は、良い。
早く逃げろ!!」

それが、俺と橘さんとの出会いだった。

未知の存在への恐怖は確かにあった。

それでも

「助けられた恩は、決して忘れない」

それが、俺の意志だった。


第40話

 ギャレンに変身した橘とギグスに変身した巧は瞬時にその手に持つ武器を目の前にいるギラファアンデットに向けて、銃弾を放っていく。

 

 数え切れない程の物量と目で追いきれない程の弾丸の嵐は、確かにギラファアンデットに向けて、放たれていた。

 

 だが

 

「この程度か、ライダーシステムは」

 

「っ」

 

 ギラファアンデットには、それらの弾丸は一つとして当たっていなかった。

 

「やはり、奴の持つバリアの能力は厄介すぎる」

 

 既にギラファアンデットの事情を事前に知っていたからこそ、その能力に対して、巧は舌打ちを行いながらも、両手に持つ銃での攻撃を止めなかった。

 

「無駄な事を」

 

 そう言いながら、ギラファアンデットは両手に持つ双剣を構えると共に、橘と巧に襲い掛かる。

 

 瞬時にその手に持つ銃で、その攻撃を受け止めながら、反撃を行うとした2人だったが、ギラファアンデットの斬撃を受け止めた巧の腕には想像以上の衝撃が発生してしまう。

 

 その結果、腕だけではなく、足にも痛みが発生した事に気づいた巧は咄嵯に後ろに下がり、橘も攻撃を中断するしかなかった。

 

「ほら、まだ、戦いは終わっていないぞ!!」

 

 そして、そんな隙だらけとなった巧達に、ギラファアンデットは容赦なく、追撃を行っていく。その斬撃をどうにかして、避けた橘だったが、再び発生したダメージに表情を変えずにはいられなかった。

 

(やはり、あのバリアの力は厄介だ)

 

 橘は改めて、ギラファアンデットの能力を確認できた事は幸運だと考えたが、同時に、その状況が非常に不味いものである事にも気づかされる。

 

(それにしても、これほどの威力があるとは予想外だった)

 

 ギラファアンデットが持つ力に対し、橘は冷静に分析をしながら、ゆっくりと体勢を整えながら、睨む。

 

「橘さん、俺がなんとか抑えます」

 

「抑えるって、何か手があるのか」

 

「キングフォームを使います」

 

「なに!」

 

 その言葉に橘は驚きを隠せなかった。

 

「人造アンデットを作成する際に、俺達にもそれぞれに確かにキングフォームの準備はできていました。

 

 だけど、剣崎さんや、刀磨とは違い、俺達の場合、キングフォームになれば、1日は戦いに参加できないぐらいの体力を消耗します」

 

「っ」

 

 未だにトライアル達との戦いがある中で、戦力が1人でも減るのは危険すぎる。

 

「だけど、ここで奴を封印しないと、どちらにしても奴らは戦えない。

 

 ならば、ここで使わない手はない」

 

「巧!」

 

 そうしている間にも、巧はその腕にあるラウズアブソーバーを構える。

 

【アブソーブクイーン!】【エボリューションキング】

 

 鳴り響く音声と共に、巧が変身するギグスに大きな変化が起きる。

 

 それはこれまでになかった腰元から伸びる6つのレリーフのついたホルスターがあり、各々に封印されたアンデット達が刻み込まれた。

 

 同時に巧が手に持つ二つの武器もキングソードガンラウザー、キングガンナーラウザーへと変化する。

 

「ふぅ、行くぞ!」

 

 その叫びと共に、巧の腰にある6つのレリーフは宙に浮かぶと共に、ギラファアンデットを囲い込むように、ビームを放ち始める。

 

 縦横無尽に動き続けるレリーフからの攻撃にギラファアンデットは驚いている様子を見せながらも、その身に纏っているバリアを突破する事はできない。

 

「なるほど、同じカテゴリーキングの力のようだが、まだまだ甘すぎる!」

 

 そう叫ぶと同時にギラファアンデットは剣を振り払い、その攻撃だけで6枚のビームを吹き飛ばしてしまう。

 

「やはり、この程度か!!」

 

 ゆっくりと、ギラファアンデットはさらに接近する。

 

 ギラファアンデットを覆うバリアに攻撃を阻まれている為に、巧にはそれ以上に攻撃を仕掛ける事ができなかった。

 

「このままでは、何もできずに終わるぞ!」

 

 だが、それらの攻撃は、無駄ではなかった。

 

「そこかっ!!」

 

 橘は走り出す。

 

 それが、何を意味をするのか分からないギラファアンデットだったが

 

【ダイヤ10・ジャック・クイーン、キング・エース! ロイヤルストレートフラッシュ!!】

 

 鳴り響く音声と共に巧が操るレリーフは黄金の輝きを放ちながら、先程以上の極太のレーザーを放っていく。

 

「ぐっ」

 

 その高い威力に対して、ギラファアンデットはすぐにバリアで防ぐように構える。

 

【BARRETT】【RAPID】【SCOPE】

 

 だが、それよりも早く、橘は3枚のカードをスキャンすると共に、その手に持つギャレンラウザーの引き金を引く。

 

 その狙いは一点集中であり、放たれた銃弾は

 

「なっ、馬鹿な!!」

 

 ギラファアンデットのバリアを突き抜けた。

 

 同時にギラファアンデットの手に持つ双剣は吹き飛ばされる。

 

「お前のバリアが僅かに脆い所が分かれば、十分だ。

 

 あとは、頼んだぞ!」

 

 同時に橘はその場を引くと共に、二つの銃を合体させ、巨大な狙撃銃を思わせる武器を手に持った巧が構えていた。

 

「狙い撃つぜ!!」

 

 巧の声に合わせて放たれたのは巨大な弾丸。

 

 それはレリーフから放たれるレーザーの嵐と言える程の物量と速さを持ってギラファアンデットに向けて襲い掛り、最後の弾丸によって、貫かれる。

 

「ぐっ、これはっ」

 

 そう言いながら、ギラファアンデットのバックルは開かれる。

 

「ふぅ」

 

 それと共に、橘はそのまま、その手にあるラウズカードを投げる。

 

 投げられたラウズカードはそのままギラファアンデットを吸い込み、そのまま封印されていく。

 

「これで、キングを封印できたか」




今回は人見知りさんがリクエストしたウィザード短編です。
どちらを希望したのか分からなかったので、ソーサラーの方を書かせて貰いました。

俺と王族であるマヤは親友だった。
偶然知ってしまったマヤの秘密。
それはあいつが魔法を使えない事だった。
それは、ごく一部の奴しか知らなかった。
けど、それはある意味、俺と似ていた。
俺はどういう訳か、魔法を使おうにも、使用した指輪が破壊されてしまった。
そうした事もあって、俺とマヤは魔法が使えない者同士と言う事で、すぐに親友となった。
だからこそ
「なぁ、マヤ。
これは、一体どういう事なんだ」
それと共に、目の前には「タナトスの器」と呼ばれる不気味な像を睨む。
「君も分かるはずだ!
魔力を使えない私達の苦しみを!!」
「だとしても、てめぇは間違っている!!」
そう叫びながら、俺はマヤを思いっきり殴る。
それを受け入れながら、マヤは驚くように眼を見開く。
「例え、魔法が使えなくても、いや、お前は使えないからこそ、民の事を第一に考えた政治をやってきたはずだ。
どうすれば、良いのか、そう必死に王として考え、誰かの弱い所を受け入れたんだろ」
「そんなの押しつけだ、本当の私など「俺がいるだろ」っ」
そう言いながら、マヤの肩を掴む。
「魔法が使えない俺達だからこそ、その絆は強かった。
それは、俺だけの思い込みだったのか」
そう必死に俺は伝えるように見つめる。
「私はっ「まったく、茶番もここまでとは、笑えないな」オーマっ」
それと共に聞こえた声に見つめた先には、オーマの奴がいた。
昔からどうも気に入らなかった奴だが、もしかして
「てめぇか、これを作らせたのは」
「その通りだ。
それにしても、まさかここまで侵入するとはな。
まったく、王子の子守になるから、放っておいたが、ここまでやるとはな」
「オーマ、私は、もぅこれ以上は「あぁ、もう遅いですよ、既に装置は作動した。ファントムを生み出す為の」なにっ」
「まさか、てめぇ」
「えぇ、ファントムですよ」
その言葉と共に、奴のオーマの姿はファントムへと変わる。
「楽しかったですよ。神である事を隠して王に支えるのはね
壮大で、運命的で、実に美しい。これこそが私の見たかった悲劇だ」
それと共にファントムは笑みを浮かべる。
「さて、貴方も用済みだ。
あとは、私、タイラントが全て、なんとか「させるかよっ」なっ」
奴の一瞬の隙を狙って、俺は奴の持つ指輪を奪う。
「貴様っ何をっ」
「俺も魔法は使えないからな!
だけど、指輪を壊す才能はあるようだからな、ここでてめぇの指輪をぶっ壊してやる!!」
「なっ」
俺はそのまま奴から奪った指輪をそのまま自身のベルトに読み取らせる。
すると
【チェンジ!ナウ!】
「えっ」「なに!」
その音声に俺達は驚きを隠せなかった。
同時に俺の身体は魔方陣に包み込まれ、その姿を変わる。
見れば、これまで見たことのない金色の魔法使いと思わせる姿だった。
「これって」
「まさかっ、貴様はっ魔力がない人間ではなく、魔力があり得ない程にある人間だと言うのかっ」
「あいつが、魔法を使えないのは、指輪が注ぎ込まれた魔力に耐えきれなかったからなのか」
「へぇ、これは良いぜ」
そう言いながら、そのまま構える。
「マヤ、これが終わったら、民に謝ろうぜ。
そしたら、今度は一緒に民を守ろう」
「私を許すのか」
「許すもなにも、ここまで追い込んだのは俺達の責任だ。
だったら、俺がお前の魔法になる。
俺達二人だったら、王国を平和にするぐらい、簡単だろ」
そう言いながら、俺はいつもの調子で、マヤに言う。
「・・・あぁ、そうだな。
だったら、我が友、ソーサラーよ」
それと共にマヤもすぐに王としての顔を見せる。
「我が国の敵であるファントムを倒し、王国の危機を救え!!」
「仰せのままに」
それと共に、俺はタイラントの奴を構える。
「さぁ、始めようぜ、お楽しみはここからだぜ」
【コネクト!ナウ!】
その言葉と共に、俺はベルトを操作し、その手元に専用武器であるディースハルバードを召喚し、そのまま掴む。
人1人分はあるだろう、その巨大な長斧だが、ソーサラーへと変身した影響もあってか、軽々とそれを持ち上げる事ができる。
そうして、手に取ったディースハルバードを肩に置きながら、ゆっくりとタイラントの野郎を睨んでいた。
「私の指輪を奪ったぐらいで、調子に乗るな!」
そう、俺に向けて言うと共に、奴も腰にある剣を手に取り、襲い掛かってくる。
強靱な肉体から出てくる身体能力は高く、その剣は勢い良く俺に振り下ろす。
だが、ディースハルバードでその攻撃を受け流しながら、そのままカウンターを行うように蹴り上げる。
勢いのまま、前へと向かうタイラントだが、すぐに体勢を整えて再び構えていた。
やっぱりこいつらは頑丈だな。人間よりも、よっぽど。
まぁだからこそ、やり甲斐があるんだがな。
そのまま俺も構え直しつつ、ディースハルバードを構え直す。
ディースハルバードを両手に持ち、柄の部分を回転させるように動かした。
そしてそのまま一気にタイラントに向けて走り出し、攻撃を仕掛ける。
俺の攻撃に対し、タイラントは先程と同じように受け止めるが、そこで俺の体が大きく仰け反った。
タイラントはその事に驚く様子を見せた直後、俺は左手でディースハルバードを掴みながら、右足を上げ、その足を力強く踏みつける。同時にディースハルバードは回転し、それにより威力を増した一撃がタイラントを襲った。
大きく吹き飛ばされるタイラントだが、何とか受け身を取ろうとしたが、それすら許さず、追撃を仕掛ける為に、ベルトを操作する。
【ライトニング!ナウ!】
鳴り響く音声と共に、俺はすぐにタイラントに向けて、魔方陣を向ける。
【ルパッチマジックタッチゴー!イエス!FINALSTRIKE!!アンダスタン!?】
鳴り響く音声と共に、俺の左足に魔力が集う。
それと同時に、タイラントに向かって一直線に飛び上がる。

そして右足を大きく突き上げ、飛び蹴りを放った。
俺の跳び蹴りをまともに受けたタイラントはそのまま地面へと転がり、その体は火花を散らす。
「そんなっ馬鹿なぁ!!」
響き渡るタイラントの絶叫と共に、爆風が舞い上がる。
「ふぅ、よし、やったぜ、マ」
そう叫ぼうとした瞬間、世界は一変する。
周りには、虹の嵐に包み込まれる。
それと共に、世界は一変する。
「何が、どうなって」
そう、疑問に思いながら、周りを見る。
そこには、俺が見覚えのない光景ばかりが広がっていた。
「・・・ここは、別の世界なのか」
そう疑問に思いながら、見つめた先には、マヤの姿があった。
だが、そこには王族としてのマヤではなく、一般人であるあいつの姿だ。
そして、魔力がない事で苦しんでいる奴の姿ではなく、どこまでも普通の奴の姿だった。
「・・・そっか、ここは俺がいた世界じゃないのか」
それと共に、どこか寂しさがあった。
だけど
「さて、だったら、これからどうしようかな。
まぁ、魔法がない世界というのは、興味があるしな」
そう言いながら、俺は魔法のない世界を旅を始めた。
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