仮面ライダー刀   作:ボルメテウスさん

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燃える炎の中で、僕の手を引っ張る人がいた。
住み慣れ、思い出のあった家が燃えている。
そんな中で聞こえる悲鳴の中で、その人は僕を地下へと押し込んだ。
「ここはもしもの災害の時に備えていた。
火事があっても、隠れていたら大丈夫なはずだ」
「兄さんっ、嫌だ、僕も」
「お前と一緒にいられてっ本当に幸せだったよ」
その言葉と共に、兄さんは僕を地下へと入れた。
それと共に聞こえてきたのは兄さんの悲鳴だった。
「まぁ身分としては丁度良いだろ。
それにしても、まだ子供がいると思ったけど、まぁ良いか」
聞こえたのは、兄さんの声だった。
けど、それは普段は優しい兄さんの声ではなく、どこまでも怪物のような声だった。
燃えさかるような熱い炎の中で僕は凍えるような恐怖が身体を支配した。
やがて、火事は収まっただろう。
僕は非力な力で、なんとか押し上げた。
ドアの上には何かが重なっていただろう。
それは、無残に真っ二つに切り裂かれ、炎で焼かれていた。
けど、僅かに残っていた手には、僕とおそろいのリングが付けられていた。
「兄さんっ兄さん!!!」


第47話

「それにしても、なぜ天音ちゃんが狙われているんだ?」

 

 そうしながら、始達は襲われた天音を護衛する形で、そのままBOARDの研究所へと向かっていた。

 

 現状、アンデットが襲い掛かってきたとしても、ライダー達全員で対処する為である。

 

「理由に関しては、少し心当たりがある」

 

「心当たり?」

 

 そうしている中で、橘は彼らと共に話し始める。

 

「古代のバトルファイトにおいて優勝したアンデットに得られる万能の力。

 

 それは邪神とも言われる。

 

 この邪神を目覚めさせるには、この邪神を封印した石板に触れ、封印を解く切っ掛けとなった者の血族を生贄に捧げる必要がある」

 

「石版、まさかっ」

 

「始さん、何か心当たりが?」

 

「始さん?」

 

 それと共に、始が思い出したのは、天音と出会うきっかけとなった戦う。

 

 その戦いが行われた山は確かに橘が言う場所で間違いなかった。

 

「3体目のジョーカーの目的は、おそらくはその力だろう。

 

 そして、ジョーカーもまた最後のキングのカードを狙っているのは間違いないだろう」

 

「だったら、ジョーカーはなんでわざわざアンデットを操るような真似を」

 

「キングのカードは、操る事は難しかったから」

 

「君は、なんでそこまで知っているんだ。

 

 まさかっ」

 

 そう言うと共に、純一はそのまま警戒するように少年を見つめる。

 

「おいおい、どうしたんだよ、純一」

 

「まさか、君は、いやお前はジョーカー」

 

「なっ何を言っていやがるんだ!」

 

 その言葉に禍木は思わず叫んでしまう。

 

「これまで、不可解な言動。

 

 見た目は子供だから、油断していたけど、まさか3体目のジョーカーだったんじゃ」

 

「いや、けど」

 

「だけど、純一の言葉には結構納得できるかも」

 

 そう言いながら、三輪は少年を睨み付ける。

 

「この子、知らないはずなのにレンゲルの名前を言っていた。

 

 だったら、最初からそのつもりで動いていた可能性もあるじゃない」

 

「それは」

 

 その事に、禍木は反論する事はできなかった。

 

「橘さん、すぐにでもこの子を「その前に純一」はい」

 

「一つ質問する。

 

 その子の名前を知っているか」

 

「名前ですか?」

 

「んっ、そう言えば、名前聞いていなかったけど」

 

「それが、何か関係しているの?」

 

「あぁ、勿論だ。

 

 言ってくれないか」

 

 その言葉と共に、少年はゆっくりと息を吸いながら、告げる。

 

「志村、刀磨」

 

「志村」

 

「刀磨?」

 

「……」

 

 その言葉を聞くと共に禍木も三輪も疑問に思いながら、その視線は純一へと向けていた。

 

「俺と同じ名前」

 

「同じ名前なのは、当たり前。

 

 兄さんの名前は志村純一。

 

 けど、なんで、僕の名前を知らないんだ」

 

「その答えは簡単だ」

 

 同時に始はそのままラウズカードを投げる。

 

 それによって、純一の頬は僅かに切れ、そこから流れ出たのは、緑色の血。

 

「純一っお前っ」

 

「上級アンデットはカテゴリーキングを残して、全て封印した。

 

 ならば、人間の姿になれるのはっ」

 

「……いつから怪しんでいた?」

 

「禍木が刀磨君を連れ出す前に、家族写真を見せてくれた。

 

 そこから俺はすぐに情報を集めて、それを見つけ出した」

 

「一ヶ月前、とある家族の一軒家が謎の火災が起きる。

 

 その火災はあまりにも激しく、家族全員は長男を除き、亡くなったと思われた」

 

「けど、刀磨君は生き残っていた」

 

 同時に刀磨は真っ直ぐと見つめている。

 

「……まさか、こんな事でバレるとはな」

 

 そうしている間にも、純一は薄ら悪い笑みを浮かべると共に、その腰にバックルを巻く。

 

「変身」

 

【OPENUP】

 

 鳴り響く音声と共に、純一はすぐにグレイブへと変身する。

 

「っ変身!!」

 

 それと共に睦月もまたレンゲルへと変身し、そのままグレイブを押し出す。

 

「こいつはっ俺がなんとかします! 

 

 皆は、避難をっ」

 

「頼んだっ」

 

 睦月の言葉を聞くと共に、すぐに始もまた剣へと変身し、襲い掛かるダークローチを倒していく。

 

「お前如きが、俺に勝てると思っているのか」

 

「あぁ、俺だけでは勝てないかもしれないっけど!!」

 

 同時に押し出しながら、睦月はその手に装備されているラウズアブソーバーを操作する。

 

【アブゾーブクイーン】【エボリューションキング】

 

 それと共にレンゲルの姿が変わる。

 

 その姿はこれまでのレンゲルと比べても、蜘蛛の要素が強く、背中には蜘蛛の足を思わせるパーツが6本を生えていた。

 

 それこそが、レンゲルのキングフォームであり、その手にあるダガーでグレイブを攻撃を仕掛ける。

 

「カテゴリーキングの力かっ!!」

 

「はあぁ!!」

 

 手に持ったダガーで牽制を行いながら、もう片手にあるレンゲルラウザーで追い込む。

 

 二つの武器での攻撃で追い込まれていき、やがてその手には5枚のカードをダガーにスキャンする。

 

【クラブ10・J・Q・K・A! ロイヤルストレートフラッシュ!!】

 

 鳴り響く音声と共に、その背中にある蜘蛛の足を思わせるパーツの先端に光が集まり、同時に手に持ったダガーを真っ直ぐとグレイブに向けて投げる。

 

 投げられたダガーを中心に光が集い、そのままグレイブを真っ直ぐと貫く。

 

「キングフォームっ確かに強いっけど!!」

 

「っ!!」

 

 一瞬、グレイブの装甲が解けると共に、その中から出てきたその正体、アルビノジョーカーが現れ、睦月の腕に装着されているラウズアブソーバーを奪い取る。

 

 同時に、その中にあるキングのカードを奪う。

 

「待てっ!!」

 

 すぐに睦月は追うとしたが、その前にダークローチ達が立ち塞がる。

 

「くそっ」

 

 その様子を見て、舌打ちをしながら、すぐに追うとした。

 

 その中で、アルビノジョーカーが捨てたグレイブバックル。

 

 それが、蜃気楼のように消えていった。




[既に潰れているだろう廃工場で、その存在は立っていた。
先程まで襲い掛かろうとしていた蝙蝠の怪人であるバットイマジンに対して、アーマーは赤く、頭部の赤い複眼と触角が2つに割れた桃を模している戦士はそのまま構える。
「俺、再び参上!!」
それと共に、その戦士はそのまま名乗ると共に襲い掛かってきたバットイマジンに対して、手に持った武器をそのまま切り裂く。
「お前、我々の使命を忘れたのか!!」
「そんなもん知るか。
さっきは凹んだけど、こっちの方が面白そうだぜ。
ていうか、俺はこういうのをやりたくて来たんだよ、相手は関係ねぇ」
「はぁ、馬鹿か」
「言っておくが、俺は最初からクライマックスだぜ!!」
その言葉と共に、その戦士はそのまま戦い始める。]
それが、この漫画の冒頭での始まりでもあった。
俺は、この世界で言う所の転生者であるが、残念ながら、この世界は特に何も無く平和な世界である。
現代ではそう変わらない内容であり、現在は2008年。
しかし、この世界には決定的にない物があった。
それは、仮面ライダーである。
どういう訳だが、この世界では仮面ライダーはヒットせず、変わりにメタルヒーローがスーパー戦隊と共に現在も放送が続いている。
その為か、本来ならば2007年に放送されるはずだった電王が、この時代では放送されなかった。
その事は大きくショックである。
だからこそ、俺は自分でできる形で、電王を、この世界に広める。
「にしても、電王の力はやっぱり偉大と言うべきかな」
それと共に、俺はその雑誌の表紙を見る。
少年ジャックと呼ばれる雑誌に去年から連載されている事によって、連載1周年という事で堂々と俺参上のポーズをしている電王。
しかし、現在は1年連載しても、やっとゼロノスの影が現れた程度だ。
「とにかく、やるしかないよな!」
その言葉と共に、俺は電王の完結を目指すように、再び書き始める。

今作は、仮面ライダー電王✕バクマン。をテーマに書かせて貰いました。
バクマン。を読んでいて、もしも仮面ライダーの漫画が出るとしたら、どれが面白そうなのか。
そんな事を考えながら、該当したのが、仮面ライダー電王だと思いました。
そして、ここで、ここまで平成・令和ライダーの中でクウガ・ディケイド・ジオウ・リバイスを除いた短編作品が投稿されました。
なので、ここからは次回の連載作品をどれにするか、アンケートを行っていきたいと思います。
アンケートは仮面ライダーの放送順と共に、その作品にある雰囲気や関係のある作品の単語を()の中に記入しています。
アンケートの締め切りはMISSINGACE編が終了までとさせて貰います。
皆様の応募、お待ちしています。
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