仮面ライダー刀   作:ボルメテウスさん

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「・・・まさか、ここに」
そう言いながら、その男はとある場所に辿り着く。
長い間、放浪しているのが、多少ボロボロとなっている衣服を身に纏いながら、ゆっくりと目的地に向かっていく。
その道中、襲い掛かるのはアルビノローチ達だった。
そんなアルビノローチに対して、男はヘラクレスオオカブトを禍々しく変質させた外見に変わると共に、そのまま切り裂く。
それと共に、目的地に向かって行く。


第48話

 アルビノジョーカーから逃げるように、彼らは走っていた。

 

 道中で襲い掛かってくるアルビローチに対して、始、禍木、三輪の3人がなんとか対応している。

 

 だが、その数は多く、対応は難しかった。

 

「この数は、明らかに異常だっ」

 

「先輩は無事なのかっ」

 

 そうしながら、戦っていると共に、三輪の目の前に現れたのはアルビノジョーカーだった。

 

「なっ、きゃぁ!!」

 

「三輪っ!」

 

 三輪が吹き飛ばされ、すぐに禍木は受け止める。

 

「貴様っ」

 

「まったく、本当に面倒な事をしてくれた。

 

 まずは生け贄の確保からしないとな」

 

 その言葉と共にアルビノジョーカーはゆっくりと近づく。

 

「その子に近づくなっ!!」

 

 同時に始がすぐにアルビノジョーカーに斬りかかる。

 

 だが

 

「ジョーカーの力を失った貴様に、俺は倒せない!!」

 

「っがぁ!!」

 

 それと共に始は吹き飛ばされ、そのままブレイドバックルは外され、変身が解除される。

 

「さて」

 

「っ!!」

 

 だが、そんな天音の前に刀磨が立ちはだかる。

 

「なんだ、貴様」

 

「逃げろっ刀磨君!!」

 

 すぐに始達は刀磨を逃げるように促す。

 

 だが

 

「俺はっお前をっ絶対に許さないっ!!」

 

「ちっ、まったく、あの時は見逃したが」

 

 その言葉と共に、その手に持った鎌を真っ直ぐと刀磨に振り下ろそうとした。

 

 だが

 

「これはっ」

 

「えっ?」

 

 そんな刀磨の言葉と共に、アルビノジョーカーの鎌が襲い掛かる一瞬。

 

 その鎌を止めた存在が立っていた。

 

 凶悪な犬を思わせる顔をしており、3つの顔が特徴的なその存在は、アルビノジョーカーは確かに知っていた。

 

「ケルベロスだとっがぁ!!」

 

 驚きを隠せないアルビノジョーカーに対して、ケルベロス・アンデットはそのまま爪を振り上げて、攻撃を仕掛ける。

 

 その攻撃に驚きを隠せず、そのまま吹き飛ばされる。

 

 そして、ケルベロス・アンデットはそのまま刀磨に近づく。

 

「お前が、ずっと俺を呼んでいたのか」

 

『そうだ、我が名はケルベロス! 

 

 人造アンデットにして、貴様と共に歩む存在だ』

 

 そう、ケルベロス・アンデットはそのまま刀磨に手を重ねる。

 

「なんで、俺を助けてくれるんだ」

 

『我にも分からない。

 

 だが、貴様は天王寺やあのアルビノジョーカーとは違い、何か暖かいのを感じた。

 

 奴と、一体化していたからこそだ』

 

「暖かい」

 

 そうケルベロス・アンデットの言葉を聞いて、疑問に思うように見つめる。

 

「始、ケルベロスは一体、刀磨君に」

 

「分からない。

 

 正直に言えば、俺もこの状況に戸惑いしかない」

 

 そうしている間にもケルベロス・アンデットの手にはラウズカードがあった。

 

『我自身はおそらくはアルビノジョーカーの洗脳には次には耐えれない。

 

 だからこそ、我は貴様に、力を託す』

 

「ケルベロス」

 

『共に征こう』

 

 その言葉と共にケルベロス・アンデットは自身にラウズカードを差し込み、そのまま封印する。

 

 同時に刀磨の腰には、グレイブバックルが装着されており、そのままケルベロス・アンデットを封印したラウズカードは真っ直ぐとグレイブバックルに装填される。

 

「アンデットが自身の意志で封印される」

 

「あぁ、だが、スパイダーアンデットの時のような邪悪さは感じない」

 

 グレイブバックルを装着しながら、ゆっくりと目の前にいるアルビノジョーカーに向かって走って行く。

 

「変身」

 

【OPENUP】

 

 鳴り響く音と共に、刀磨の姿は仮面ライダーグレイブへと変わる。

 

 その腰にあるグレイブラウザーを手にしながら、真っ直ぐとアルビノジョーカーに向かって、戦いを挑んでいく。




「まさかっ刀磨君が」

「とにかく、すぐに向かわないと」

「っ」

「どうかしたのか、始?」

「この気配っ、それにっ!!」

「なっブレイドバックルが、飛んでいったっ!
一体どこにっ」

「まさかっ!!」
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